お客さんとお店とスタッフの3つの笑顔が重なって〜第7回川越パンマルシェ〜

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取材・記事 白井紀行   今年で第7回となる川越の5月を代表するイベント「川越パンマルシェ」 回を重ねるごとに出展者、来場者が増え、様々な企画も充実してきました。 このイベントを支えるのに欠かせないのがボランティアスタッフ。 記者も毎年、スタッフとして参加しています。 何ヶ月も前から打ち合わせを重ね、準備し、会場を設営して、当日を迎えるまで。 いわば、裏側から見たもうひとつの「川越パンマルシェ」をご紹介します。   4月15日…

ふらりと立ち寄ってちょいと一杯が楽しめる新スポット誕生!〜ききざけ処 昭和蔵〜

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取材・記事 白井紀行   明治・大正・昭和に建てられた旧鏡山酒造の3つの蔵を改修した小江戸蔵里。 観光客にはお土産や食事処として、地元民にはイベントを開催する場として。 平成22年のオープン以来、川越観光と地域交流の拠点として親しまれています。   一番奥の昭和蔵は「くら市場」と名付けられ、総菜や地元野菜を販売していました。 記者も弁当やお茶なんかをよく買っていました。   その「くら市場」が今年の1月末に閉店してリニューアル。 明日、3月10日(土)から新たに「ききざけ処…

悔しさをバネに願いを果した〜小江戸蔵里キャラクターまつりRevenge 「妖屋河岸の逆襲」〜

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取材・記事 白井紀行   2月10日〜11日の2日間に渡って開催された「小江戸蔵里キャラクターまつり」 記者も11日(日)にPA担当で参加してきましたので、当日の模様をレポートします。 ニャンコ大集合! 10時過ぎから準備のできたキャラクターたちはグリーティング。 お客さんに声を掛けられると写真撮影にも応えてくれます。 後ろの列は福祉戦隊ワコレンジャー、ミケ(兄)、うさぎのどんちゃん。 おやすみくまプーディー、カンフーキャット・ゴロちゃん、ハティーくん。   ミケ・クロの兄弟写真。お兄さんのミケ・ランジェロはビデオ係としても活躍。 弟のミケ・ローニャーとそっくりなのに性格は正反対。礼儀正しい紳士な猫です。   「お〜い、猫ども集まれぇ!」ミケさんの掛け声で集まったのはネコキャラクター にゃん吉、兄ミケ、笹郎、ミケ、ゴロちゃん、クロミ、ネコ忍者☆かげ丸、イチプラくん。 キャラクターまつりはミケ兄弟を筆頭に猫派閥が席巻するのでしょうか!?   キャラクター祭りでは史上最少キャラクター「チビウサヒ」。 山形のPRキャラクター「桃色ウサヒ」さんになる事を夢見るキャラです。   小江戸バットマンとの2ショット。体は小さくとも熱意は大きい「チビウサヒ」 みんなに一番可愛がられました♪   てるてる坊主たちも2日間の天気を守ってくれた小さなヒーローでした。 ローカルヒーロー大集合! ローカルヒーローが同じフレームに収まるのもキャラクター祭りならでは。 左は、TOKYO-MX2毎週土曜日あさ7:30より絶賛放送中‼ 妖怪をテーマにしたオムニバスドラマ「妖ばなし」から赤鬼と覚(さとり) 真ん中は、武蔵国地域を舞台とした特撮テレビドラマ「武蔵忍法伝…

地元の農産物と人気店が集結した農のテーマパーク〜川越Farmer's Market〜

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本日は川越Farmer's  Marketです! 1月21日、朝の寒さを吹き飛ばすかのように熱気が漲るウェスタ川越のにぎわい広場。 そう、今日は年に2回開催される川越Farmer's Marketなのです。 この日のための準備してきた川越中の農家、飲食店、雑貨屋などのお店が集結。 記者もボランティアスタッフの一員としてお手伝いしてきました。 次々と搬入口にやってくる出店者の車。 それを捌くのもボランティアスタッフ。 電源が必要なブースには、電気ドラムをテントまで伸ばします。 ふくはらファームとブログでいつもお世話になっている耕福米の高梨さんが出店。 10時半のスタートに向けて準備に大忙しの各店。 ずいぶんとテントが立ち並んで来ました。 ボランティアスタッフは、会場を回りつつテント設営などのヘルプに回ります。 こちらはウニクス川越前に設けられた「お菓子マルシェ」ブース。 ウニクス川越の支配人の呼びかけで円陣を組んで「がんばろう!」と気合を充填。 こちらは川越のパン屋さんが集結したコーナー そして、川越農産物。並び終えるとすぐさま野菜を買い求めるお客様の姿も。 色とりどりの美しい野菜が目でも楽しませます。 「すじの」の真っ赤なイチゴは並べた瞬間にほぼ無くなる大人気。 記者も写真を撮っただけ(笑) こちらの一角では、尚美学園大学がライブステージを担当。 川越Farmer's…

2017年を振り返る(後半)〜7月から12月の話題〜

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毎週月水金に絶賛更新中!のキャッチフレーズで川越の様々な話題をお届けしたこの1年。 どんな話題があったかを振り返ります。月曜日に続き、後半(7月〜12月)の話題です。 注)日付は記事を配信した日(号)です。イベントの開催日とは異なりますのでご注意下さい。   7月…

2017年を振り返る(前半)〜1月から6月の話題〜

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毎週月水金に絶賛更新中!のキャッチフレーズで川越の様々な話題をお届けしたこの1年。 どんな話題があったかを振り返ります。まずは、前半(1月〜6月)の話題です。 注)日付は記事を配信した日(号)です。イベントの開催日とは異なりますのでご注意下さい。   1月 人材発掘オーディション 晴天とともに2017年が始まりました。 川越七福神巡り、出初式、南大塚の餅つき踊り、筒粥の神事と新年イベントを中心に取材。 カワゴエ・マス・メディアでは、NHK朝ドラ「つばさ」のセット※の引越しを行いました。 ※セットの一部は、現在「ラジオぽてと大東支局」に設置されています。 また、1月23日、27日号の記事で取り上げた川越市人材発掘公開オーディション。 来年は1月14日(日)10時から川越市南文化会館(ジョイフル)で行われます。 →…

まろやかなコーヒーを飲みながらゆったりアート観賞はいかが?〜喫茶&ギャラリー いも膳 一乃蔵〜

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川越西郵便局と道路を挟んで向かい側。いも懐石で知られる「いも膳」の敷地内。 蔵をイメージした道路沿いの建物が「喫茶&ギャラリーいも膳 一乃蔵」です。 1Fにはちょっとしたカウンターもある物販エリアとキッチン。 いもうどん、いもけんぴ、いもせんべい、いもなっとう、ほしいも。 サツマイモを使った色んな商品が並んでいて、ついつい手が伸びてしまいます。 こちらには洋服や小物などの雑貨が並んでいました。 2Fに上がるとテーブルが並んでいてゆっくりと落ち着ける喫茶室&ギャラリー 今は、11月3〜23日の会期で開催されている「蔵と現代美術展」の会場の一つです。 料理が来るまでの間、あるいはコーヒーを飲みながら鑑賞できます。 喫茶&ギャラリーなのでメインはドリンクと手作りのいもを使ったスイーツ。 ランチメニューは「紫いもサラダうどん」があるとのことなのでお願いしました。 麺の上にたっぷりと盛られた野菜サラダ。 中からは紫色のうどんが出てきました。 細めで弾力のある歯ごたえ。酸味の効いたドレッシングがよく合います。 トマトもふんだんに使われているのも嬉しい。 生豆を洗ってから焙煎したという一乃蔵の特選コーヒーはとてもまろやか。 ちょっとしたデザートが付いてきて、食後を豊かにします。 今度はゆっくりとケーキをいただきに来ようかな〜。 いも膳の敷地にあるギャラリー「呼友館」。こちらも「蔵と現代美術展」の会場です。 オーナーさんはとても話好きで、いも膳の社長さんも顔を出すことも。 この日は、10月13日のいも供養の話のときの様子などを話題にしました。 取材・記事 白井紀行 INFORMATION 喫茶&ギャラリー…

挑戦し続ける、創業140年の老舗酒屋~長堀 真一さん(「川越角屋酒店」店主)~ 

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    「酒屋は当然、継ぐものだと思っていました。」と話すのは創業140年の川越角屋酒店5代目店主 長堀真一さん。 川越角屋酒店さんは、西川越駅からほど近い地にあり、酒のディスカウントショップ「酒のマルケイ」として営業していました。 長堀さんが店長になり「ここちよいお酒。ここちよい時間。」をコンセプトにイベントスペースを併設した角打ちもできる酒屋、として生まれ変わりました。 長堀さんの家業を継ぐ意思は、かなり早い時期からはっきりしていたと言います。 大学を卒業する頃、ちょうど田崎真也さんがソムリエ世界一を取ったというニュースが世間をにぎわせていました。   「それを見てこれからはワインに違いないと、安易に思ってしまいました。(笑)それでフランスに留学したんです。どうせ将来は酒屋を継ぐのだからという気持ちもあり、就職活動にも身が入らないでいました。」   フランスでは、学生が働きながら学べる「スタジエ」という制度を利用して、ボルドーのワインショップで働いていました。しかしここで事件がおきます。   「いよいよワインスクールに入学!という直前に怪我をしてしまい、帰国を余儀なくされたんです。フランス語がちょっと上達しただけで、ワインの専門知識も得ることなくただ飲んで帰ってきたっていう感じでした」   断腸の思いで帰国後、フランスの食材商社に就職。当初はワイン部門を希望していたそうですが、製菓・製パン食材の営業を担当することになりました。 仕事は思いのほか楽しく、稼業はいずれ継がなければいけないという頭はあったものの、このままでいい、とすら感じ始めましたと言います。活躍の場がないと感じたワインとは少し距離を置くようになりました。 「30で結婚したんですが、うちの社長(父親)が、会社の人達の前で『(息子は)戻ってきて酒屋をやるんだ』と結婚式でカミングアウトしちゃったんです。あー、言われちゃったな~と思いました。そこから気持ちの整理をつけて一年ほどで会社を辞めました」   しかし、その当時から酒屋の売り上げは芳しくない状態。会社は40年も前からコンビニエンスストアも経営しており、まずはコンビニで店長として働くことになりました。   「本当はすぐにでも酒屋がやりたかったのですが、まずはコンビニで責任のある立場として経営の勉強しようと決心しました」   そこから約10年間、コンビニで誰にも文句を言われないように死に物狂いで働いたとしみじみ語ります。店舗数も増え、任せられる人もでてきたので、もういいだろうという思いが募ってきました。   「酒屋がなんとなく厳しいのはわかってはいました。ここ(酒屋)に来てみると、お客さんは全然来ていない、これはまずいんだろうなというのが手に取るようにわかりました。ただ、社長はまだ健在だし、自分はコンビニで責任ある立場上、勝手にコンビニで働くのを辞めて酒屋をやるとは言えなかったんです」 そんな折、二店目のお店の話が持ち上がりました。社長曰く、今の時代酒屋だけでは生きていけないということで、酒と同じで発酵させて作るパン屋もやろうという話になりました。   「猛反対しました。 僕はパン業界にいたので色々見てきたし、素人がすぐに初めてできるものじゃないです。機械にもお金がかかるし、借金も背負うことになる。職人さんがこだわってパンを焼くのではなく、売らんかなの商品のパンなんてすぐにお客さんにあきられて終わりだと思ったんです。もう任せてられないと思い、それがきっかけで酒屋に入りこみました」   そして、今年の2月、いよいよ本格的に角屋酒店の経営と店舗リニューアルにのりだしました。ディスカウントショップから脱却すべく、大きな店舗は半分にしてワイン売り場メインの新しい店舗デザインですでに話は進み始めていました。 しかし、これから自分で舵取りをしていかなければならないのに、自分の意見が入らないまま進められていく、その状況に違和感を覚え始めていました。残った半分の倉庫のようなスペースはイベントスペースにしたいと漠然とした思いもあったものの、誰にどう依頼していいのかもわからず、はっきりとしたイメージが浮かばないまま時間は過ぎていくばかり。そんな長堀さんに意外なところで転機が訪れます。   「うちはネット通販にも参入していたのですが、全く売れていませんでした。その状況を改善すべくネット通販会社に呼ばれて品川まで打ち合わせに出かけました。打ち合わせが終わって時間があったので、駅の構内の本屋にぶらっとはいったんです。そのときに何げなく手に取った雑誌をパラパラっとめくると、あっ!自分が探していたのはこれだ!と衝撃がはしりました」   それがその「ソトコト」の2月号「特集 地方のデザイン」 ここで取り上げられていたのは長野にあるReBuilding…

大正浪漫夢通りで「らしさ」を見つけるゆったりスペース〜マドモアゼル ルゥルゥ〜」

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今回は大正浪漫夢通りにある、「マドモアゼル ルゥルゥ」さんをご紹介します。 本サイトの今年の5月17日付の記事で取り上げた、不思議パワーの犬「プリア」ちゃんのいる『川越陣力屋』さんの隣にある刺繍雑貨と手作り帽子のお店です。 このお店は、大正浪漫夢通りにお店を構えていた、帽子と雑貨の店「ブルーフェアリー」さんと刺しゅう教室と雑貨店「iroiro」さんが一緒になったお店です。 刺繍雑貨のシマヅさん、手作り帽子作家の松本さんからお話を伺ってきました!   -川越でお店を開こうと思ったきっかけはなんですか? (シマヅさん)今まではネット販売しかしたことがありませんでした。しかし、山久(やまきゅう)さん(商工会議所の隣あたり)のところがちょうどあいていて、「やってみようかな?」と軽い気持ちではじめました。 (松本さん)もともと都内に住んでいたのですが、そこは住宅街だったために(お店を持つのは)あきらめていました。川越に家を購入、そして、大正浪漫夢通りを見たときに「絶対にここでやりたい!」と思いました。川越市の企画でチャレンジショップというものがあり、最初はその企画で始めました。   -なぜ、帽子のお店を開こうと思ったのですか? (松本さん)洋服などの平面ではなく、帽子の立体的な部分に惹かれました。 「かぶる」ではなく「みせる」。見ている人もかぶっている人も楽しめる、夢のあるものを作りたいと思いました。   -今までにも帽子や洋服など作っていたのですか? (松本さん)小学校では劇で使用するかつらを作ったり、中学校の自由研究では洋服をとりあげました。高校ではバンドをやっていたのですが、その時の衣装を作ったりしていたので、ずっと好きでした。   -誰かに影響を受けたり、個性なども出てきますよね? (松本さん)母の影響ですかね。「上品ね」と言われるのが好きで、嬉しいです。カジュアルなものでも上品さを残し、少しスポーティーなものでも、お店のらしさを残したいと思っています。 -素材、形、色づかい、ワンポイントなど、このお店ならではの「ブランド」というものはありますか? (松本さん)一人で作って販売し、世の中に出ていることが、‘らしさ’だと思っています。   -保育園の園帽子もつくっていますよね?子供の帽子の販売予定はありますか? (松本さん)作りたいとは思っているんですが、なかなか作れずにいます。   これは保育園の女の子用の帽子。   これは男の子用の帽子。かわいいですよね。 -素材にはどんなこだわりがありますか? (松本さん)生地選びは簡単なようで難しいんです。子供用の帽子に関しては、汗を吸い、乾かしてもしわにならないような…暑すぎず、寒すぎない綿素材のものを使っています。販売しているものも、生地で変えたりして、負けない生地、へにゃっとならないような生地を選んでいます。   -刺繍をして販売をするきっかけはなんですか? (シマヅさん)元々グラフィックデザインをしていました。パソコンで作成していましたが、お客様からの提案で、もっと手作り感のあるものを作れませんか?と言われて始めたのが刺繍でした。 -刺繍教室を始めたきっかけはなんだったのですか? (シマヅさん)元々ワークショップはやっていました。しかし、自分で作りたいという方がいたのが、始めるきっかけとなりました。ワークショップでは男性の方もいらっしゃいました。 -刺繍教室はいつ開催していますか? (シマヅさん)日曜日、月曜日、火曜日の13時から15時までやっています。 来れるときに来てもらうという感じです。中には忙しい方もいるので、途中からの参加でも大丈夫です。 左の写真はここからリボンで作るバラがはいるそうです。 右の写真は洋服に刺繍をして着ていました。どれも生徒さんがご自身で作ったものです。   -今後はどのようにしていきたいですか? 今は作ったものを販売したり、刺繍教室をやっていますが、ただ話にいらっしゃるだけでも歓迎です。ゆくゆくはお茶を飲みながら、お菓子を食べながら、ゆっくりできるスペースを作るのが『夢』なんです。ですのでそんな場所にしていけたらなと思っています。   そして、お店にはこんなお菓子も♪ 皆さんは「なるきやき」というものをご存知でしょうか? お店で焼いているお菓子なのですが、ルゥルゥの前に営業していた空想工房というお店の時からあるお菓子です。今は注文があれば作っているそうです。 普段は「喫茶 梅の木 十条店」におろしているとのこと。「かねのなるきやきセット」ではコーヒーとのセットのようです。添加物は使用していないので、お子様にも安心ですね! 私もひとついただきました。スポンジ生地でお芋の餡を挟んでいます。甘さも控えめになっていておいしかったですよ。よかったら皆さんもぜひ、召し上がってみてはいかがでしょうか? お店には松本さんが作った数々のおしゃれな帽子、シマヅさんが作った刺繍の入ったかわいい小物。 どれも手にとりたくなる素敵なものばかりです。そして松本さんもシマヅさんも本当に優しくて気さくな方で、とても話しやすかったです。 お店に行った時には、松本さんやシマヅさんともお話してみるのもいいかもしれませんね。そして、手芸教室の取材もさせていただき、私もやってみたくなりました。ぜひ、時間を作り私も行ってみようと思います。 9月23日には「マドモアゼル…