ふらりと立ち寄ってちょいと一杯が楽しめる新スポット誕生!〜ききざけ処 昭和蔵〜
取材・記事 白井紀行
明治・大正・昭和に建てられた旧鏡山酒造の3つの蔵を改修した小江戸蔵里。
観光客にはお土産や食事処として、地元民にはイベントを開催する場として。
平成22年のオープン以来、川越観光と地域交流の拠点として親しまれています。
一番奥の昭和蔵は「くら市場」と名付けられ、総菜や地元野菜を販売していました。
記者も弁当やお茶なんかをよく買っていました。
その「くら市場」が今年の1月末に閉店してリニューアル。
明日、3月10日(土)から新たに「ききざけ処 昭和蔵」としてオープンします。
3月8日に内覧会が開催されましたので、中の様子を一足早くお届けします。
埼玉県内の35蔵元から40種の日本酒をのみくらべ
右手にずらりと並ぶのは「ききざけ処」の顔となる「のみくらべマシン」
埼玉県には35の蔵元があって、日本酒生産量は全国第4位。
「のみくらべマシン」には純米酒を中心とした10種の日本酒をセット。
それが4台あるので、40種類の日本酒を飲み比べることができます。
瓶の前には名前・蔵元・種別・甘辛を指す日本酒度・酸度・特徴の説明書き。
それらを日本語と英語で一覧にした紙も用意されています。
とは、いえどんな日本酒を飲めばいいか迷うときありますよね。
そんな時に頼りになるのが、日本酒ナビゲータの認定証※を持つ酒井さん。
唎酒師には及びませんが気軽に相談ができます!
※日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会が認定する資格です。
では、のみくらべをしてみましょう
のみくらべマシンを利用するには、まずメダル販売機でメダルを購入します。
ワンコイン500円でメダルが4枚。1枚でお猪口一杯の日本酒が楽しめます。
のみくらべマシンにお猪口をセット。
マシンにメダルを1枚投入。
試飲したい日本酒を選んでボタンを押します。
お猪口一杯分の日本酒が注がれます。
注ぎ終わったら、お猪口を取り出して楽しみます。
今月のお酒やおつまみもあるよ♪
今月のお酒やおつまみもメダルを使って購入できます。
カウンターでおつまみを注文したら、
こちらでいただくスタイル。
メダル2枚でおつまみ1皿とお猪口2杯を組み合わせて500円はお手頃な値段ですね。
甘酒またはバニラアイスに松本醤油のみたらしのソフトクリームはメダル3枚。
試食した甘酒のソフトクリームは舌触りがとても滑らかでした。
お土産コーナーも充実です
写真では十分伝えきれませんが、蔵の中は黒を基調とした大人の雰囲気。
奥の方では埼玉県内の日本酒がずらりと並んで購入することができます。
こちらのショーケースにはお手頃サイズ日本酒がずらり。
ふっかちゃんやコバトンが描かれたワンカップはさらにお手軽。
3本、5本、12本のセットは、ちょっとしたお祝いごとに喜ばれそう。
こちらは醤油や味噌などを集めた「発酵グルメコーナー」
お味噌やお漬物などは、味噌汁やご飯のお供に買って帰りたい。
松本醤油商店、笛木醤油、弓削田醤油の3社が並ぶ醤油棚。
醤油やもろみを使ったお菓子は、お茶請けにぴったりですね。
この「もろみかすてら」が気になったのでオープンしたら買いに行きます!
こちらはお酒に関連するグッズのコーナ
瓶に入っているのは入浴用の日本酒。横には酒造生まれのハンドケア製品。
一番街商店街「陶舗やまわ」からはききざけ処オリジナルのぐい呑み。
川越唐桟を贅沢に使った風呂敷なども販売していました。
入り口横には日本酒に関する小冊子やチラシ、パンフレットなど。
日本酒について色々な情報が入手できます。
雛壇のように並んだ日本酒の瓶。この前で写真を撮れば「インスタ映え」!?
インテリアも工夫を凝らしているので、そちらにも注目です。
埼玉県内にある35の蔵元を一堂に集めてのみくらべできる施設。
そのコンセプトをぶれることなくまとめあげて完成した「ききざけ処 昭和蔵」。
本格的に腰を落ち着けるのでなく、ほんの一口日本酒を味わいたい。
食事やお茶をするほどではないエアポケットのような時間に気軽に立ち寄れるところ。
そんな、川越の新しいスポットがいよいよ明日オープンです!
INFORMATION
小江戸蔵里 ききざけ処昭和蔵
【住所】川越市新富町1-10-1
【営業】11:00〜19:00
【電話】049-229-6110
【HP】http://www.machikawa.co.jp/
【FB】https://www.facebook.com/koedo.kurari/
【TW】https://twitter.com/_koedokurari