きらきらと光る時の鐘と仲間たち

子供達の視点で見た街の風景〜川越百景絵画展 児童・生徒の部 第1回展〜

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市役所通りを国道254号の方に向かって行くと右に野球場、左に市立美術館と博物館が並びます。 市立美術館のアートホールで、「川越百景絵画展 児童・生徒の部 第1回展」が開催されています。 これは、平成24年に選定された川越百景をテーマとした小・中学生による絵画展です。 http://www.city.kawagoe.saitama.jp/www/contents/1364888598536/   入り口から壁に沿って小学1年生〜中学3年生までの作品が展示されています。   小学校1年生 なぜか、ザリガニの絵が多い。楽しくて印象に残ったことが描かれているんでしょうね。   「みんなしゅうごういっしょにあそぼう」は、ザリガニが空を飛んでいるように見える光景。   「山王塚」は、ブログ「川越古代史ロマン探訪」でも訪れた所、雰囲気を良く掴んでいます。   小学校2年生 川越のシンボルである時の鐘や川越まつりが題材で選ばれています。   「きれいなゴルフコース(霞ヶ関カンツリー倶楽部)ジュニア選手権大会にて」 2020年のオリンピック会場予定を題材としています。   「きらきらと光る時の鐘と仲間たち」 全ての作品の中で、この時の鐘がもっとも印象的でした。   小学校3年生 小学校3年生。喜多院をモチーフにした作品が出てきました。   「みんなのきたいん楽しいな」家が近所なのでしょうか? 喜多院が遊び場として親しまれている感じが伝わります。   「山王塚」は小学校2年生の作品にも1点有りましたが、小学生に人気のスポット?   小学校4年生 川越まつり、花火大会、氷川神社の縁結び風鈴など催し物の作品が多いですね。 時空を越えたような不思議な作品も見かけます。 「鳥がでてくる時の鐘」森の中に時の鐘や蔵造り、そして、大きな時計。   「かねをならせば動き出す川越の夜」は、不思議な世界に吸い込まれそう。   小学校5年生 川越まつりが中心ですが、心象スケッチっぽい作品になっています。   「楽しい山車祭り」は紙の大きさにとらわれない発想に驚かされます。   「夜の川越祭」は、印象に残ったシーンが走馬灯のように散りばめられています。   小学校6年生 抽象画を思わせる作品も見られます。   「秋の川越」は、時の鐘を見上げる人と紅葉。そして、バラの花でしょうか?   「ラケットに乗って川越をひとめぐり」 真ん中の新河岸川(?)を挟んで、川越の現代と未来を表しているのでしょうか?   中学校1年生 小学生とはガラリと雰囲気が変わります。 小学校と中学校といえども1年の差はこんなにも大きいのでしょうか?   「夏の時の鐘」上からの俯瞰と通常の目線を合わせたような独特の遠近法が目を引きます。   「大正路漫夢通り」は、誰もが心に描く大正時代への通りへの思いが重なったような作品。   中学校2年生 写実的な作品が並びます。   「時の鐘通り」切り絵の丁寧な作品。 川越の雰囲気は線画の方が伝わる気がします。   「赤いポストと川越と」赤いポストが画面を引き締めます。   「夏の氷川神社」サァーと木々を揺らす風が聞こえてきそうな境内の雰囲気がが伝わってきます。   中学校3年生 そろそろ受験で忙しいのかな?4作品が並びます。   「夕暮れ時の時の鐘」 観光客も帰途につき、静けさを取り戻した通りの様子が描かれています。   静けさと凛とした空気感まで伝わってきそうな「喜多院五百羅漢」 今回は第1回ということですが、川越の街を子供の視点で見ることができて新鮮でした。 こういう企画は今後も続いていって欲しいですね。 なお、コメントは個人の感想で、解釈が間違っているかも知れません(^^;) WRITER…
白石美穂

秋晴れの空の下、君に見守られながら〜かわごえ産業フェスタ2014〜

平成26年11月15日、16日の2日間。 秋晴れの空の下、川越運動公園でかわごえ産業フェスタが開催。 カワゴエ・マス・メディアも、中央ステージをメインにカワゴエフードコート、復興都市南相馬通信、 アーティストによる物販ブースを出店しました。 テーマは「ラジオぽてとwith…
造形菊

週末にいかが?今年は特に見応えのある秋の風物詩〜小江戸川越菊まつり〜

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小仙波にある喜多院は、徳川家所縁のお寺。 境内には仙波東照宮や家光の誕生の間などが移築されています。   喜多院では、11月になると菊まつりが開催されます。 これを見ると秋になったのだなぁと実感する季節の風物詩です。   最初に目に飛び込んで来るのが正面にある天守閣の造形。 ここは菊まつりの顔であり、今年は何かなといつも楽しみにしています。   会場内はT字状の通路になっていて天守閣の右側からぐるりと巡回ができます。 Tの字の縦棒の右手は「だるまづくり」と呼ばれる背の低い3本縦の菊が並びます。   とても可愛い印象を受けますね。この3本が天地人を表します。   そして、通路の左側は「千輪仕立て」。かなり大きいものなのでひときわ目を引きます。     その先は「3本仕立て」が並べられています。   まるで花火のような「管物(くだもの)」は個人的にとても好きな菊です。   ここからはT字型の横棒にあたる通路となります。 2020年のオリンピックが川越にある霞ヶ関カンツリークラブが会場になる予定。 それにちなんで、五輪や聖火の「造形」が見られました。 撮影したのは11月2日なので、右手の五輪も今頃は彩られているでしょうね。   「懸崖づくり」は、小菊を滝のように崖から垂れ下がった形に仕立てるものです。   宝船に乗った七福神を小菊で表しています。   大木に小菊を仕立てた「木付け」。   この他にも色々な仕立てがあって、このコーナは目を楽しませますね。 これは、幾つかの仕立てを組み合わせて作る「総合花壇」   顔を出すと菊人形になれますよ。記念にいかが(笑)   出口に向かって右側には、大輪の3本仕立てがずらりと並びます。 やはり菊と言えばまっさきに浮かぶのがこれですね。   「小江戸川越菊まつり」は毎年訪れているのですが、今年は特に見応えがあります。 他にも沢山の菊が飾られていて全部は紹介しきれません(>_<)! 天守閣に目を奪われてその前にあったことを気付きませんでした(^^;) ずらりと立派な盆栽が飾られていて思わず声を上げてしまいました。   小江戸川越菊まつりは毎年11月1日から23日に開催されています。 今週末の連休なら喜多院の紅葉も見頃でしょうから、晩秋の川越を楽しんではいかが? WRITER …
川越唐人揃い

市民の力が結集して作り上げる国際交流イベント〜川越唐人揃い〜

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取材・記事 白井紀行   雨模様の天気の中、第10回目の「川越唐人揃い」が開催。ボランティアで参加しました。   9時過ぎの境内では既に出店の準備が着々と進んでいました。 各国のグルメが味わえたり雑貨、音楽の演奏や踊りを見るのも楽しみのひとつ。   蓮馨寺でテントの設営を終えて幸町駐車場へ。ここでは、大宮北高校の生徒が頑張っていました。   天気は何とかもちそうで、国際交流パレードは予定通りやることが決定! 成功に向けてボランティアスタッフ全員の士気が上がります。 ボランティアはそれぞれに役割が割り当てられています。 私は所沢から来た韓国の女性と一緒に蓮馨寺前でパンフレットを配布。 受け取った人に道を尋ねられたりもし、日々の川越散策が役立ちました(笑)   その後、一番街商店街にある郵便局に移動。 札の辻がパレードの折り返し地点になっていてここでお茶を配ります。   ここでもパレードの列が来るまでパンフレットを配布。 やがて、遠くから賑やかな演奏とともにパレードの集団がやってきました。   蓮馨寺からここまで演奏や踊りをしながらのパレードで喉が乾いたのでしょう。 このあと、次から次と手が延びてコップのお茶を飲み干していきました。   目の前で様々な国の人々が鮮やかな民族衣装を身につけて集う様子。 国際交流パレードをお手伝いしているだなと実感する瞬間でした。   その後、一番街の3ヶ所に分かれて歌や踊りのパフォーマンスが繰り広げられます。   「ラジオぽてと一番街局」でもお馴染みの赤い狐さん。 11月30日は小江戸蔵里で「狐宵祭」をやるそうなのでぜひお立寄下さい♪ URLはこちら…
大道芸

ノスタルジックな昭和の香りを味わう日〜呑龍デー&呑マルシェ〜

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本川越駅から一番街商店街へ進むと懐かしい雰囲気の商店街が広がります。 川越中央通りは昭和8年に開通し、当時建てられた建物が今も数多く残される。 そして、今、昭和の街と名づけて街を活性化する取り組みが行われています。   蓮馨寺では昔ながらの縁日「呑竜デー」 川越中央通り商店街のシンボリックな存在が蓮馨寺。 こちらでは、毎月8日に「呑竜デー」という縁日が開催されています。 この云われについては、蓮馨寺今昔物語に詳しく書かれています。 http://kuwabara03.blogspot.jp/2010/03/blog-post_9673.html サーカスや大相撲も行われた事もあり、当時の賑わいが目に浮かぶようです。   11月8日の11時頃の境内は、沢山の店が並び多くの人で賑わっていました。   参道に並ぶ屋台がハレの場に来たことを実感させます。   売られているものは古着や小物が中心ですが、時計や電化製品も見られます。 丹念に探せば思わぬ掘り出し物も見つかるかもしれません。   特に何かを買うという目的も無しに来たので、品々を眺めているだけでしたが、 川越唐山の名刺入れを発見!今持っていたのが擦り切れたので探してました。 しかも、その擦り切れた名刺入れを見せると、そのお店の方が裁縫したものとのこと。 こういう出会いが楽しいのかも!?   境内では大道芸も行われ、往時の賑わいを味わえます。   手作り作家の作品が並ぶ「呑マルシェ」 この呑竜デーと同じ日に、今年の6月から「呑マルシェ」が開催されています。 「呑マルシェ」は、中央通り商店街の店先に手作り雑貨や小物が出店されます。 この日は、スタンプラリーもあったので参加してきました。   野尻洋服店前では、雑貨の4つ葉のクローバー(CLOVER…
川越ハンドメイドの雑貨市

作家さんと作品とお客さん三位一体で作る世界〜川越ハンドメイドの雑貨市〜

4周年を迎える小江戸蔵里(こえどくらり)。 川越の名産を集めたお土産処、食事処、グルメ処が人気。 週末には小さな催しから大きなイベントと必ず何かやっています。 今回は「川越ハンドメイドの雑貨市」をお手伝いしてきました。   9月14日朝9時。 空はすっかり晴れ渡り、作家さん達が三々五々集まりブースの設営を始めます。 私たちボランティアはテントを設営したら、作家さんの受付。 そして、作家さんが提供するスタンプラリーの景品を受け取ります。 イベント開始は11時からですが、10時半頃には大体設営も完了。 お客さんも訪れ始め、ゆるゆるとハンドメイド雑貨市の開幕です。 小江戸蔵里のブースは広場、ギャラリー、会議室の3ヶ所。 ひとつひとつのスペースに作家さんの世界が凝縮されています。 こちらは会議室の様子。 この会場もしばらくすると人で一杯になりました。 作家さんの思いやメッセージを作品が発信しています。 小江戸蔵里から少し離れてみましょう。 主催のしろつめ雑貨店さん。小江戸蔵里から歩いて直ぐのところです。 そして、その先にもブースがあります。 羊達が笑顔でお出迎え♪ モコモコしていて可愛い(^0^)。 大学いも「いわた」さん横のスペースにもブースが並びます。 今回のスタンプラリーは小江戸蔵里、しろつめ雑貨、大学いものいわた。 直ぐに回れるせいか、受付前は常に混雑していました。 特に小学生の子供が興味津々だったのはフィルムケース。 今は写真を撮るというとデジタルカメラかスマホですもんね。 こんなことからも時代のギャップを感じます(笑) 開始から終了まで終始賑わっていた感じ。 帽子をかぶっている人の後ろにある大きな家も売れました! 秋の気配を感じる会場の中で…。 お気に入りの作家さんとの会話を楽しみ また、新たな作品との出会いがあり 作家とお客さんが一体となって作り上げるイベント。 この記事からもその雰囲気が少しでも伝われば幸いです。 次回開催も予定されているそうですので、分かり次第お知らせします♪ WRITER…
アイスティー

海外の雑貨&明るい店内でゆったり時間〜雑貨とカフェ ピースピース〜

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市役所通りを博物館・美術館の方へ向かうと一目で分かる黄色い建物。 「Zakka&café」のしゃれた看板が掲げられた「雑貨&カフェ ピースピース」です。 訪れたのは8月24日。まだ夏真っ盛りの頃です。   知っていても入ったことがないお店に行くきっかけを作るのも、ランチポケットの魅力の一つ。 そう、毎度、おなじみランチポケットシリーズです♪ ランチポケットのメニューは、ピザセット。 「エビピザ」「タコピザ」「なすミートピザ」「ベジピザ」の4種類の中から 「R18」という文字も気になる「エビピザ」を選びました。   料理を待つ間、このお店のもう一つの顔である雑貨を見てみましょう。   こんな感じでディスプレイされていると、一つ一つ手に取ってじっくりと眺めたくなる。 世界各国のちょっといいものが取り揃えられているというのがお店のコンセプトです。   商品が並べてあるというより、まるで、店のインテリアみたい。 カフェスペースは、明るい窓際に沿って椅子とテーブルがレイアウトされています。   そうこうしている間にサラダが運ばれてきました。   よく見るとフォークが笑っています。 こういう遊び心、大好きです♪   いつもなら、アイスコーヒーを頼むところですが、今日はアイスティ。 実はこちらのお店は紅茶にもこだわっているのです。 写真では分かり難いのですが、グラスも下はラグビーボール見たいな楕円形。 グラスの「ふち」は円形という面白い形をしています。   熱々の焼きたて「エビピザ」の到着♪ それでは、いただきましょう。   エビピザはクレオール風(米ニューオリンズ)ということでハーブ&スパイスが利いています。 だから、ちょっと大人向けなんですね。肉厚なので食べ応えも十分。 「ピースピース」には、2Fにもテーブルやテラス席もあるし、 メニューを見るとパスタやパニーニ(ホットサンド)にスィーツも充実。 落ち着ける雰囲気で自分好みの店なのに何で今まで来なかったのか不思議です(^^;)   こんなカップでコーヒーを飲んだらそれだけで気分が高揚しますね。 今度は2Fのテラス席でゆっくりと秋の素敵な時間を過ごしてみようかな! WRITER…
COEDOビール

昭和の面影が残る川越中央通りが面白くなって来てた〜昭和の街の感謝祭〜

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駅から一番街に向かう道中。 (「あなたはどちらから?ようこそ川越へ!~川越駅・川越市駅・本川越駅」もご覧ください。) 連雀町の交差点から仲町交差点に至る通りに連なるのが中央通り商店街。   仲町交差点を過ぎると蔵造りの街並みですが、今日は中央通り商店街に着目します。 中央通りには、子育て呑竜で有名な蓮馨寺(れんけいじ)があり、   足踏み健康ロードや輪投舎、12月3日の酉の市が行われる熊野神社があり、   そして、どこか懐かしい昭和のお店が連なる街並み。 中央通り商店街は、昭和8年の道路の開通から80年の歴史を持ち、 当時の面影を残す建物がそのまま残っています。   その中央通り商店街の最近盛り上がっています。 毎月8日に蓮馨寺の呑竜デーといって、境内で縁日フリーマーケットが開かれていますが、 今年の6月8日からは、これと連動して手作り作家市「呑マルシェ」が始まり、 9月13日には「昭和の街の感謝祭」が開催されました。   これは、蓮馨寺境内を中心にライブや中央通り周辺を巡るツアー、全種類のCOEDOビールと それに合うおつまみを提供するなど商店街を上げてのお祭りです。   通りには、「昭和の街の感謝祭」とプリントされたTシャツや垂れ幕が掲げられ、 裏には昭和の流行語が書かれていて雰囲気を演出。 12時に大黒屋食堂の岩澤さんの挨拶に始まり、川合善明市長、小宮山泰子衆議院議員、 中野英幸県会議員の祝辞をいただいて、ゆるゆると開幕です。   COEDOビールが全種類飲めるので、それに合うおつまみを買い出しに。 スタンプを3つ集めるとオリジナルTシャツも当たります!   蓮馨寺の門前通り(実は昔はここも境内だったそう)の立門前通りにある 肉の東屋さんで焼き鳥を1本(100円也)   おむすびとワッフルのテイクアウトの福々スタンドでは、 2種類あったキッシュから黒こしょうベーコンをチョイス(200円也)。 もう1種類は、塩レモン&オーロラソースでした。   前々から気になっていた居酒屋タコばぁ。 店内を初めてみましたが、不思議な統一感のある落ち着けそうな感じ。 ここで、もつ煮(200円也)を買い込みました。   COEDOビールは全種類に加えて、秋期限定のパラドキシカルIPAが ありましたので、迷わずこちらを注文しました(500円也)。   というわけでの本日セレクション。 今日は久しぶりに暑くキリッと冷えて程よい苦みのビールに、これらのおつまみがピッタリ! ちょっとアルコール度数も高めですっかり良い気分に♪   おやどこからか心地よい音楽が…。ジャンゴリズムの生演奏が始まったようです。 北床宗太郎さんはジャズバイオリニストとして活躍されています。   境内ではCOEDOビールや川越抹茶スムージー、トシノコーヒー。 そして、常設のまことやさんの太麺焼きそばの香りも漂いいい感じ♪   一角では、昭和の遊びということでベーゴマや輪投げのコーナもありました。 個人的にはファミコンやゲームウォッチが、今の子供には新鮮かも(笑)   境内はまったりとした空気が流れていていい感じです。 蔵の会による昭和の街のツアーにも参加したのですが、 1時間の予定が2時間とあまりにもディープすぎるツアーになったので、 今回だけでは書ききれません(^^;)。また、改めてご紹介します♪   (おまけ) ゲームコーナで超吉が当たって、何十年か振りにプラッシーを飲みました。 昔はお米屋さんが配達してくれて、ビンもリターナブル(回収)でした。 ビンが異なるせいか、味は同じでもどこか違う気がしました。 昭和も遠くになりにけりかな? 子供の頃の思い出に浸れる中央通り。これからの動きにますます注目です! WRITER…
花屋Nest

見つけた!隠れ家的お花屋さん~fiore-Nest(花屋Nest)~

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住宅街にひっそりとたたずむお花屋さん、それがfiore-Nest。 連雀町の交差点から西に行ったところの左手、川越中央小学校のそばにあります。   お店の外には看板もなければ、華やかなディスプレイもない。 木々の鉢植えたちと、多肉植物が並べられているだけでそこが花屋だとは一見分らないし、 窓越しからでも中の様子もちょっと分らない。   少しだけ開いた茶色の雰囲気のある扉の取っ手に「Open」とかかれた木の札がかかっています。   お店入口はアジサイのこんもりとしたドライフラワーが飾ってあります。 ここだけ見るとまるで時が止まった森の一軒家に迷い込んだ感じ。   店内中央にはおおきなオブジェのような花たちがお出迎え。 決して広い空間ではありませんが、リビングのような温かさを感じます。   大きなテーブルの上にはかぐわしい花々がさりげなく並んでいます。   おもわず、これは何?この花はなに? と聞いてしまいたくなるユニークな花々たち。   たずねたときは小さなトックリのような形の実を付けたユーカリの枝と エキゾチックなランの仲間の赤紫色のモカラがありました。   お店の奥の木製の壁には存在感たっぷりのドライフラワーが飾ってあります。 向こうに見えるのは店主の大野篤史さん。 お店を出して3年目。 「見たこともないようなお花との出会いがあってくれれば良いですね~」とのこと。 さっきのユーカリの実なんてまさにそう!ですね。   その人その人のオーダーに合わせて完全オリジナルな花束を作ることを なによりも大切にしているとの言葉。 花好きな私としては嬉しくってワクワクしてしまいます。 窓辺には手作りの小物達が並んでいます。 小さなベンチもあるので、ここに座って花をながめつつ、 店主の大野さんとあれやこれや会話をしながら花束をオーダーしたらきっと楽しそうです。 お花を贈りたいけどなんだか照れくさいんだよなぁーなんていうお父さん世代! お祝いの席や日頃の感謝の気持ちに、こんな隠れ家的花屋さんでオーダーした とびっきりセンスのよい花束をプレゼントしてみてはいかが? WRITER…