美しい中庭を眺めながら美味しいお食事を…『料亭 山屋』

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本日は、川越蔵の街の料亭、山屋さんをご紹介します。   美しい中庭を眺めながら… 幕末の豪商であった横田五郎兵衛の別邸を1868年に譲り受けて創業。現当主は5代目…

「ラジぽて縁結び」ナナコライブリーエフエムにて2020年5月7日(金)より放送スタート!

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  お知らせ NPO法人カワゴエ・マス・メディア(本社:川越市)は、各市町村にある地域メディアと連携して川越の情報を発信していく取り組みを進めるため、株式会社コミュニティシェアFM(本社:朝霞市)が運営するコミュニティFM局ナナコライブリーエフエム(周波数77.5MHz)をサテライトとしたFM放送による情報発信を始めます。 これにより、現在、当法人が運営しているインターネット放送「ラジオぽてとYouTube」(https://radipote.com…

鶴川座の意志を引き継ぎ新たなコミュニティと賑わいの創出の場が誕生〜旅籠小江戸や〜

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取材・記事 白井紀行   川越市連雀町にある蓮馨寺は、室町時代に創建され歴史ある浄土宗のお寺。 呑龍上人の像が安置されており地元では「子育て呑龍さま」と呼ばれ親しまれています。 ※戦国時代から江戸時代の僧で子どもを手厚く保護したことから「子育て呑龍」の異名を持つ   蓮馨寺の山門から東にまっすぐ伸びる参道「立門前通り」。 江戸時代から栄え、昭和30〜40年代には市内で最も賑やかな通りだったそうです。   その通りにはかつて「旧鶴川座」という明治時代の芝居小屋がありました。 関東圏では唯一残る貴重な木造建築の芝居小屋なため、その保存・活用方法を長らく議論。 しかし、2019年に惜しまれつつ解体が決定しました。   そして、1年後。2020年7月にオープンしたのが「旅籠小江戸や」 4F建てで1Fがフードホール、2〜4Fがホテルエリアとなっています。   入り口にある旧鶴川座のことを説明した案内板。 その面影を頭の隅に入れてから館内を巡ってみましょう。   1Fはフードホール(縁結び横丁) 1Fは「縁結び横丁」と名付けられたフードホール   フードコート形式の広々としたホール。 美味しいランチを食べたり、コーヒー片手におしゃべり、昼飲みを楽しむ。 いろんな交流が生まれることが期待できるスペースです。   フードホールを通り抜けたホテルの裏手。 天気のいい日には心地よい風に吹かれながらくつろぎの時間が過ごせます。   その先は、開運・縁結びのご利益がある「熊野神社」 境内には、川越銭洗弁戝天(宝池)、運試し輪投げ、足踏み健康ロードなど。 参拝で運気が上がること間違いなし!   2F〜3Fはドミトリーを中心とした宿泊エリア 「旅籠小江戸や」のもう一つの顔がホテル。 1Fフードホールの一角にはフロントがありお客様を出迎えます。   宿泊者専用のエレベータで上がったところが宿泊スペース。 2Fと3Fで合計108名が泊まることができます。   こちらは最大10人が泊まれるドミトリー形式の部屋。   バンクベッド(2段ベット)には自社開発の体圧分散マットレスが使われています。 記者の年代だと寝台列車を思い起こさせてワクワクしてしまいました。   部屋から熊野神社の境内を眺められます。   こちらは8人が泊まれる女性専用のドミトリー。   女子旅応援として駄菓子や追加のアメニティを用意したプランです。 ※女子旅応援プランの期間や詳細は、ホテルにお問い合わせください   ドミトリーだけでなく1〜2名向けのセミダブル、キングダブルも部屋もあり。 みんなでワイワイ、小さなおこさま連れ、ビジネスと用途に合わせた利用ができますね。   白が基調の広々とした空間の女性向けパウダールーム。 椅子に座ってゆっくりとお化粧。2wayのヘアーアイロンも用意してあります。   こちらはシャワールーム。シャンプー・コンディショナー・ボディソープなどを設置 お手洗い、パウダールームとともに共有空間となっています。   4Fは宿泊者が集うコミュニティエリア 4Fは宿泊者向けのラウンジで、キッチン、ランドリー、自販機コーナーを設置。   宿泊者同士がおしゃべりして仲良くなる。新たな出会いが生まれる場です。   キッチンルームが併設されていて、IHコンロ、電子レンジ、冷蔵庫を完備。 食器やコップ、お鍋、箸などもあるので食材を買い込んで調理もできます。   イベントの多い川越ですから準備のための打ち合わせやキッチンを利用して前夜祭。 大きなモニターに写真や動画を投影しての打ち上げも盛り上がりそう。   ラウンジからテラスに出ることもできます。 なかなかこの高さから街を見られませんので宿泊者ならでは特典です。   木所社長インタビュー 旅籠小江戸やはTKM株式会社が管理運営しています。 代表取締役の木所裕幸様に、当法人の代表理事…

川越オシゴト女子の力が結集!自分たちも大変だけどまずは川越に元気に!〜川越PR動画完成披露〜

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取材・記事 白井紀行   空からの柔らかな秋の光が降り注ぐ大きな天窓。 川越プリンスホテルの最上階(9F)にある会場「スカイバンケットホール」。   その会場にずらりと並んだ着物姿の12名の女性たち。 「川越女子オシゴトノ縁結びコミュニティ(以下、『川越オシゴト女子』)」のメンバーです。   この日(9月29日)、『川越オシゴト女子』制作の川越PR動画の記者発表会が執り行われました。   新郎新婦入場!? 本日の司会進行を務めるのは『川越オシゴト女子』主宰のヴェソラスキー阿里耶さん。 川越のイベントの司会のほか、最近は体験ツアーの企画・運営・ガイドにも取り組んでいます。   結婚披露宴で人気の会場ということで披露宴風の演出も取り入れ。 『川越オシゴト女子』のメンバーも新郎新婦のように拍手で迎えられての入場です。 入場曲は阿里耶さんのオリジナルソング「キュンとしに来て!川越」   『川越オシゴト女子』ってどんな集まり? もう一人の主宰、荒井由佳さんによる『川越オシゴト女子』の立ち上げについて紹介。 荒井さんは川越霞ヶ関で仲間とともに設立した合同会社の役員。 居場所づくりを合言葉にカフェやイベントの企画・運営を行なっています。   川越出身の荒井さんは30歳を越えたあたりから川越で何かできないかと活動をスタート。 川越で仕事しているたくさんとの女性との出会い。 それは、自分の持つスキル、魅力、夢を生かして頑張っている女性の発見でもありました。 孤軍奮闘するのではなくお互いをうまく結びつけられないか? 個々の力を掛け算していき、一つにまとめられれば、すごいパワーが生まれるはず。 そうすれば、川越はもっとすごい街になるのではとの思いがありました。   そんな時に出会ったのがヴェソラスキー阿里耶さん。 二人とも観光とインバウンドに力を入れて川越を盛り上げたいと同じ目標を持っていました。 たちまち、意気投合して外人を招いての川越ツアーを企画・運営。   これをきっかけに、川越のためにあれもやってみたいこれも実現できたらと話が膨らみます。 自分達だけでできなければ、あの人に相談してみよう。 いろんな力を合わせれば、行動範囲や視野が広がり、人生が楽しくなっていく。 この経験を他の川越の女性にも味わってもらいたい。 そう考えて2019年11月に開催されたのが「川越女子オシゴトの縁結びパーティ」でした。   都内ならいざしらず川越で。しかも、女性限定のビジネスの話。 50人が集まるのかと不安の中での挑戦でしたが、蓋を開ければたちまち満席に。 キャンセル待ちが出るほどの大盛況は、コンテンツとしてのニーズがある証でした。 さらに盛り上げようと第2回、3回を考えていたところに影を落としたのが新型コロナ。 みんなが集まって何かするということができなくなりました。 そこで、このご縁を繋げようとオンラインにしたのが『川越オシゴト女子』です。 https://www.facebook.com/groups/555220148513814/ グループはプライベートなので中身はクローズドです。   自分達も大変だけどまずは川越に元気になってもらいたい 続いて、阿里耶さんから川越PR動画の制作に至った経過と動画についての紹介です。   きっかけは、5月の緊急事態宣言による自粛期間中のオンラインミーティング。 コロナ禍でどのようにビジネスを進めていけば良いか意見交換会が行われました。 その中で上がったのが「自分も大変だけど、まず、川越に元気になってもらいたい」という声。 対面不可能な中で、みんなを元気にできる楽しい企画はないか?   そこから生まれたのが、この日公開された「川越PR動画」だったのです。 みんなが集まってというわけにはいかないため、各々がパートを分けて動画を撮影。 メッセンジャーで共有し『川越オシゴト女子』内のプロがの編集者が一本にまとめました。   さて、前置きが長くなりました。 まずは、その動画を見ていただいてから話を続けることにしましょう。 それでは、ご覧ください♪   PR動画の見所は3つ 動画の見所は「自分以上に街想い」「太っ腹な協賛」「文化的な気づき」のズバリ3つ。 メンバーの強さ、ポジティブな発想力、新しい視点と古典の融合。 それぞれの想いが込められた作品に仕上げられています。   見所その1 自分以上に街思い 「店舗をいくつも経営しているので家賃が大変、店を畳もうかと考えている」 そんな、切実な悩みを抱えているながらも、街を盛り上げたい元気にしたいという発想が浮かぶ。 『川越オシゴト女子』のメンバーが自分のこと以上に街のことを思う気持ちの表れです。   見所その2 太っ腹な協賛 動画には「着物に馴染みのないメンバーにも参加してほしい」 そんな思いに応えレンタル着物ショップやプロのヘアメイクが協賛に名乗りをあげました。 これによって、日頃着物に手が出なかった参加者も加わり総勢23名の出演となりました。   見所その3 文化的な気づき 日頃、着物が着たことがない人が着物を着て動画を撮影するとどうなるか? 日本文化の素晴らしさ、着物文化の素晴らしさに気づくのは想像がつくでしょう。 では、着物姿で走り込みの大ジャンプは?着物姿で芋を抱えてサツマイモ畑を歩くのは? 着物の概念を覆す新しい視点、斬新なシーンが取り入れられているのがこの作品です。   街の人の協力で川越愛の詰まった作品 撮影では神社仏閣、店舗の方々がこの企画に賛同して快く場所を提供。 参加者と街の人の協力で出来上がった川越愛の詰まった川越PR動画となっています。 「ぜひ、そんな思いを組んでもう一度動画をご覧下さい」 と結び、趣旨・経緯が紹介されました。   質疑応答から 記者発表に参加したメンバー15名の紹介が行われた後、質疑応答です。   Q.…

困難を乗り越え、前を進もうとしている市民の姿を発信したい〜「越えていこう、川越」〜

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取材・記事:マツモトケイコ 編集: 白井紀行   新型コロナはこれまで人類が経験したことがない感染症。全世界に多大な影響を与えています。 川越市でも市民生活や市内経済・観光は自粛・制限を余儀なくされ、大きな打撃を受けました。   大昔に「川」を「越」えて築き上げた大地に築かれ発展・繁栄してきた川越。 長い歴史の間には、大火、戦争、大震災など、幾度とない困難もたくさんありました。 それでも、先人たちは決してくじけることなく、何度も立ち上がり越えてきました。 蔵造りの町並み・時の鐘・川越まつりなど今私たちが目にしているのはその復興の証です。   そして、今、私たちにこの現況を乗り越えて、次代へと繋げることが課せられています。 困難を乗り越え、前を進もうとしている市民の姿を発信したい。 人々の笑顔,風景、名産品、川越に携わる人々の真剣な表情を形として残し復興の証としたい。 「越えていこう、川越」はこうしたコンセプトでスタートしました。   市内各地の店舗や事務所では、事業や活動をPRするポスターが貼られている。     「越えていこう、川越」ポスタープロジェクト プロジェクトは小江戸川越観光協会が主催し、川越市と川越商工会議所が共催しています。 市内に住所を持つ企業や団体、個人なら誰でも参加でき、合計1,000社・者を目指して募集。 写真やイラスト、絵ととともに申し込めば、A2サイズのポスターが1枚作成されます。   すでに目標の半数近いポスターを制作。1,000社・者の達成まで引き続き募集が行われています。 現在、川越駅自由通路には展示コーナを設置し、120枚の縮小版ポスターを展示。   第一弾が9月4日〜22日、第2弾が9月23日〜11日、第3弾が10月12日〜30日に展示。 その後、川越市中央図書館へと移されて展示されています。   ポスターを見れば元気になる 「自分の住んでいる人たちを思い出して元気が出た」と話すのは仕事で川越に来たサラリーマン。 一息の心のリフレッシュとなったようです。 ポスターにある食べ物や写っている場所にも行って見たいとも言ってました。   友達がポスター出ているからと見に来た地元の夫人。 他のポスターを見て「この人もこの人も知り合いだぁ」と元気でいることを確認。 嬉しそうに話す様子を見ていると私もパッと気持ちが明るくなりました。   メッセージ 「越えていこう、川越」には、こんなメッセージが添えられています。   みんなそれぞれの気持ちを抱えながら生きている。明日を夢見て頑張ってる。 一枚一枚のポスターからはそんな思いがひしひしと伝わってきます。 今の状況をただ嘆いていても仕方ない、私も川越市民の一人として越えていこう! ふと、自分の心に優しい前向きな風が吹いてきた気がしました。   追記 10月28日(水)にコンセプトムービーが公開されました。 Information 「越えていこう、川越」ポスタープロジェクト 【主催】公益社団法人 …

風鈴をSNSに乗せて街の美化を考えよう〜川越一番街商店街のゴミ回収イベント〜

取材・記事 白井紀行   8月29日(土)お昼前の川越、天気は快晴。蔵造りの町並みが続く一番街。 暑さとコロナ禍で外出を控えているせいか人影はまばら。   観光客は食べ歩きグルメを楽しみ、自販機で冷たい飲み物を買い求めています。 食べ終えたり、喉を潤した後に手に残るのは、串や包み紙、空のペットボトルや空き缶。 ところが、一番街にはゴミ箱を見かけることがありません。 自販機の周りにも空き容器を回収するリサイクルボックスが見当たりません。   目立つのはポイ捨て禁止の張り紙ばかり。 これはこれで、美観を損ねている気が...(^^;)   あるいは、マナー違反を訴える張り紙。   川越だけでなく「ゴミ箱不足」と「ポイ捨て」は日本全国の観光地で大きな課題です。 これは、単にゴミ箱を置けば解決するものではありません。 ゴミが溢れて美観を損ねないよう見回り、回収するには人手が必要でお金もかかります。 街の美化を考える第一歩になればと、この日、ゴミ回収のイベントが開催されました。   イベントのルール イベントの拠点となったのは、旧埼玉りそな銀行横にあるポケットパーク。   当時は、疫病退散風鈴と称した風鈴棚が設けられていました。(現在は撤去)   各店にはゴミ袋が配布されます。 参加店舗とルールが記載されたカードが添付されています。   店頭や店内にはルールを説明をパウチしたカードも貼られます。   お店で買い物をするとお客さんにはゴミ袋が手渡されます。   飲食を終えたら渡されたゴミ袋に入れて旧埼玉りそな銀行のポケットパークへ。 スマホで風鈴の写真を撮ってインスタグラムやTwitterにハッシュタグをつけて投稿。   そうすると、冷たいドリンクがプレゼント(先着100名)されます。 配布しているのは、日本たばこ産業(JT川越支店)のボランティアスタッフ。   結果はこのように集計。配布されたゴミ袋以外のゴミもカウントしていました。   イベント参加店舗 今回のイベントに参加したのは9店舗。北から南へと順に紹介します。 一番街商店街の北端、札の辻の一角にある狭山茶専門店 「長峰園川越札の辻店」   カウンターの前にルール説明のカードとゴミ袋のサンプルが貼り付けられていました。   ハムソーセージ工房「ミオ・カザロ川越蔵の街店」   天明3(1783)年創業の老舗和菓子店「亀屋…

🎥 川越観光を支えるイーグルバス社長が、日本初!電気ボンネットバス導入への思いを語る。

川越市の観光を支える小江戸巡回バスを運行するイーグルバス株式会社が、2020年6月に日本初となる電気ボンネットバスの運行を開始しました。 カワゴエ・マス・メディアでは代表取締役社長…

ひだまりのように人が集いつながる場所に〜泊まれるリラクゼーションサロン『ゆきき』

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取材・記事 白井紀行   令和2年6月20日(土)「泊まれるリラクゼーションサロン『ゆきき』」がオープンしました。 蔵造りの街並みがある一番街を抜け、札の辻を東に折れた市役所通りの並びです。   「ゆきき」の開店を心待ちにしてきた皆さんからのたくさんの祝い花が飾られていました。   カワゴエ・マス・メディアからも観葉植物(バキラ)を贈らさせていただきました。   2Fの店内を内覧しました オープニングセレモニーまで、少し時間があるので、先に2Fの店内を内覧します。 ちなみに1Fは別のテナントが入るのだそうです。   正面右手にある白い壁に挟まれた階段を登る。   踊り場で振り返って見ると、何やら謎の扉が!?   この扉は以前1Fがスナックだった頃に取り付けられていたもの。 ドーム型の屋根と長いカウンターが特徴でしたが、耐震補強工事で止む無く撤去することに。   そこで、アーティストの福島英人さん(右)が昨年12月30〜31日にライブペンティングを実施。 1Fの記憶をこの建物の象徴だったアール扉に残しました。 写真(左)は、代表の岸善昭(きしよしあき)さん   1Fのスナックの面影を残す「ラウンジ」 階段を上がったところはお客様を出迎えるラウンジ。 白を基調に壁に埋め込まれたダークブラウンの棚が落ち着いた印象を与えます。   そして、こちらのベンチ、見覚えありませんか? なんと、1Fにあった銅板のカウンターをカットして利用しているのだそうです。   タイル状の板を並べて作り上げた天板も、1Fの壁に貼られていたのを剥がして磨き上げたもの。   トイレの照明もスナックの名残。貝殻風のデザインが素敵ですね。   1日1組限定のプライベートルーム「宿」 ラウンジから奥へ向かった先にあるのが宿泊スペース。 途中にはキッチンカウンターが設置され宿泊者は自由に使うことができます。   棚にサービスとして置かれてドリップバックは近くにあるお店からの選りすぐり。 目覚めてすぐに川越の珈琲店巡りが楽しむことができます。   冷蔵庫や電子レンジも完備。気のおけない友達とのお喋りのお供作りに。   部屋はスクエアな畳敷き。い草の香りが鼻をくすぐります。 天井を剥がして出てきたドーム型の屋根と梁はそのまま見せて、天井をより高く感じる効果も。 白い壁や天井は全て自分たちで塗り上げたのだそうです。   部屋の片隅にちょこんと置かれた昭和レトロなちゃぶ台と収納棚がホッとした空間を演出。   振り返ってみたところ。左手の扉は押入れになっていて布団が収められています。。 中は贅沢な鳥取産の杉の内張で、ふとんの湿気を吸い取り、杉のいい香りを与えます。   さらにその奥は「パウダールーム」 その奥は白くて丸い洗面台があるパウダールーム。海外メーカのおしゃれな壁紙が目を引きます。   さらにその先はシャワールームとなっています。   アメニティグッズも取り揃えられていて快適に過ごせそうですね。   その人に寄り添って施術を提案する「リラクゼーションルーム」 道路側に面した部屋は、岸さんが施術するリラクゼーションルーム。   施術の前にカウンセリングを行い、その方の悩みに合わせてコースを決めていきます。 話しや体を触った情報だけでなく、立っている仕草やカバンの色なども観察。 岸さんが気づいたことも盛り込んだオーダーメードの施術が「ゆきき」の特徴です。 施術を受けた方からは楽になっただけでなく楽しかったという意見もいただいているそうです。   オープニングセレモニーが始まりました 開始時間になりセレモニーに招待された関係者が着席。 新型コロナ禍のため密にならないようにするなど配慮がされています。   代表の岸善昭(きしよしあき)さん。事業内容の説明に入る前に2人の方が紹介されました。   一人目は銀座よしえクリニック都立大院院長の青木晃先生。 岸さんとは15年来のお付き合いがあり、セラピストとして師匠と仰ぐ方 この方との出会いが「睡眠」という「ゆきき」のコンセプトに繋がったのだそうです。   岸さんのもう一人の師匠が市野さおり先生(写真左)。 足の甲や指先からストーリーを読み、その人の思いを引き出すトウリーディングを学びました。   ゆききのコンセプトは泊まれるサロン お二方の紹介が終わって、次は、本人の自己紹介。 臨床検査技師とは、医療機関でレントゲン以外の検査を行う仕事。 我々も病気や健康診断の時には尿や血液の検査でお世話になるし、昨今だとPCR検査もその一つ。 臨床検査技師では本人に直接情報を伝えられないので、セラピストを目指したのだそう。   「ゆきき」のコンセプトである「サロン」と「宿」との組み合わせ これは、施術中に寝てしまう人もいて、そのまま泊まってもらえればとの思いから生まれました。   一日のうち3〜4分の1を占める睡眠。その質は生活習慣が大きく関わってきます。 睡眠コンサルでは、宿に泊まってもらい、朝起きた時や寝ている状態の脳波などを計測。 深い眠りが分かるので、それを良い方向に持って行けるよう改善に繋げていきます。 その人に合わせて1週間に1回、あるいは、3日連続、1ヶ月の間で何回か来てもらう。 施術だけでなく、運動も兼ねて観光地である川越を散策してもらえればと提案しています。   事業の説明の途中で、開店を祝ってCOEDOビールで乾杯も行われました。 音頭を取るのは川越市三久保町にあるゲストハウス「ちゃぶだい」の田中明裕さん。 ゆききの宿の運営管理は「ちゃぶだい」に依頼しています。 「ゆきき」の物語は街の記録に 続いて、映画監督の一ノ瀬晃さんが制作した「ゆきき」のドキュメンタリー映像が流されました。 一ノ瀬監督はプロジェクトを始めた頃から岸さんを追いかけていて、今も継続中です。 また、その間に、元町一丁目を舞台にした短編映画「おわりはじまり」を制作。 これは、第3回キテミルかわごえショートフィルム大賞で大賞を受賞しました。 リノベーション前の建物の様子なども収められているので、ぜひご覧ください。→…