困難を乗り越え、前を進もうとしている市民の姿を発信したい〜「越えていこう、川越」〜

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取材・記事:マツモトケイコ 編集: 白井紀行

 

新型コロナはこれまで人類が経験したことがない感染症。全世界に多大な影響を与えています。

川越市でも市民生活や市内経済・観光は自粛・制限を余儀なくされ、大きな打撃を受けました。

緊急事態宣言が発令される前、2020年4月4日11時20分頃のクレアモール。人通りはすでにまばらな状態。

 

大昔に「川」を「越」えて築き上げた大地に築かれ発展・繁栄してきた川越。

長い歴史の間には、大火、戦争、大震災など、幾度とない困難もたくさんありました。

それでも、先人たちは決してくじけることなく、何度も立ち上がり越えてきました。

蔵造りの町並み・時の鐘・川越まつりなど今私たちが目にしているのはその復興の証です。

2020年10月17日、18日に予定されていた川越まつりも中止に..

 

そして、今、私たちにこの現況を乗り越えて、次代へと繋げることが課せられています。

困難を乗り越え、前を進もうとしている市民の姿を発信したい。

人々の笑顔,風景、名産品、川越に携わる人々の真剣な表情を形として残し復興の証としたい。

「越えていこう、川越」はこうしたコンセプトでスタートしました。

 

市内各地の店舗や事務所では、事業や活動をPRするポスターが貼られている。

 

 

「越えていこう、川越」ポスタープロジェクト

プロジェクトは小江戸川越観光協会が主催し、川越市と川越商工会議所が共催しています。

市内に住所を持つ企業や団体、個人なら誰でも参加でき、合計1,000社・者を目指して募集。

写真やイラスト、絵ととともに申し込めば、A2サイズのポスターが1枚作成されます。

詳細については、このページのInformationをご覧ください。

 

すでに目標の半数近いポスターを制作。1,000社・者の達成まで引き続き募集が行われています。

現在、川越駅自由通路には展示コーナを設置し、120枚の縮小版ポスターを展示。

通行人の姿が足を止めて眺めている様子を見ることができます。

 

第一弾が9月4日〜22日、第2弾が9月23日〜11日、第3弾が10月12日〜30日に展示。

その後、川越市中央図書館へと移されて展示されています。

10月17日〜22日は川越まつりの山車ポスターを展示。

 

ポスターを見れば元気になる

「自分の住んでいる人たちを思い出して元気が出た」と話すのは仕事で川越に来たサラリーマン。

一息の心のリフレッシュとなったようです。

ポスターにある食べ物や写っている場所にも行って見たいとも言ってました。

 

友達がポスター出ているからと見に来た地元の夫人。

他のポスターを見て「この人もこの人も知り合いだぁ」と元気でいることを確認。

嬉しそうに話す様子を見ていると私もパッと気持ちが明るくなりました。

 

メッセージ

「越えていこう、川越」には、こんなメッセージが添えられています。

小江戸川越観光協会からお借りしました

 

みんなそれぞれの気持ちを抱えながら生きている。明日を夢見て頑張ってる。

一枚一枚のポスターからはそんな思いがひしひしと伝わってきます。

今の状況をただ嘆いていても仕方ない、私も川越市民の一人として越えていこう!

ふと、自分の心に優しい前向きな風が吹いてきた気がしました。

 

追記

10月28日(水)にコンセプトムービーが公開されました。


Information

「越えていこう、川越」ポスタープロジェクト

【主催】公益社団法人  小江戸川越観光協会 【共催】川越市、川越商工会議所

【担当】根岸・藤本(小江戸川越観光協会)

【電話】049-227-9496

【Mail】koekawa.project2020@gmail.com

【申込】Googleフォーム  or   申し込み用紙

【HP】https://koe-kawa-project.jimdofree.com/

【FB】https://www.facebook.com/koekawaproject/

【IG】https://www.instagram.com/koe_kawa/

      SNSでは応募者からのメッセージを読むことができます。

 

【謝辞】本記事の作成には、小江戸川越観光協会 根岸様、川越市観光課にご協力頂きました。