川越で会津を味わう「手打ちそば百丈」〜川越そば商組合スタンプラリー参加その⑤〜

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川越市役所前の交差点。 向かい合うような位置にある木造3階建てのレトロな建物。 緑青の色も美しい銅板ぶきの看板建築の店舗。 湯宮釣具店として1930年に建築され、国の登録有形文化財となっています。 そんな貴重な建物で美味しい蕎麦が頂けるのが「手打ちそば百丈」です。 会津山都町産の「会津のかおり」という蕎麦粉を使った蕎麦。 看板の謳い文句にに期待が高まります。 会津といえば赤ベコ。愛らしい造形についちょんと頭を触りたくなりますね。 蕎麦そのものを味わいたかったのでもりそばを注文。 会津の郷土料理という「こづゆ」を付けて♪ 里芋、人参、椎茸、しらたきなど具たくさん。 「こづゆ椀」という小さく浅い会津塗の朱色の専用の器で提供されます。 食べやすい大きさに切られた里芋。薄目に仕立てた上品な味付け。 蕎麦はざるに盛られているので深さがあって見た目よりも量があります。 では、頂きましょう。 喉越し良く、ふくよかな甘みを感じる蕎麦。 蕎麦湯で蕎麦つゆも残さずお腹の中へ。 いよいよ、スタンプラリーも残すところあと2軒。 参加していることを伝えると、そば茶をいただきました! 聞くところによると既に十数人がコンプリートしたそう。 皆さんすごいなぁ…

駅から1分ついつい足が向いてしまうカレーの魅惑〜タージマハル〜

本川越駅からクレアモール商店街へと向かう通り。 まもなく、クレアモール商店街というところにあるのが、今回紹介するお店。 5月26日にオープンした「インドレストラン…
日乃出

優しさと親しみ「日乃出」〜川越そば商組合スタンプラリー参加その④〜

川越と日高を結ぶ県道15号線。 日高方面に向かって走り「かすみ野入り口」交差点を左折。 ほどなく右手に見えてくるのが「おそば 日乃出」の看板。 (向かい側はファッションセンターしまむら) 間口の広いクリーム色のお店です。 格子の扉や窓枠が落ち着きと親しみを感じさせる外観となっています。 入り口には、オススメの「鴨汁そばと舞茸の天ぷらセット」 一応、ワザとらしくメニューを眺めるもオススメを注文。 看板を見たら、もう頭の中にインプットされてました(笑)。 石臼挽きの自家製粉とあったお蕎麦。 鴨の脂が浮き、キノコも入った鴨汁。 濃いめの鴨汁にたっぷりとお蕎麦を浸していただきます。 弾力のあって脂の甘みのある鴨肉が美味しい。 添えられている山椒を一振りして、風味の違いを楽しむのも乙なものです これからの季節にぜひとも頂きたいのが舞茸の天ぷら。 ちょっと塩を付けて揚げたてを口に運びます。 蕎麦湯を加えて、鴨汁も最後まで堪能しました。 注文を待つ間、年季のある店内もじっくり眺めておきたいものです。 (次から次へとお客さんが来たので、遠慮してこの角度で撮影しました。) 和風似顔絵工房結の鈴木正道さんが描いた優しさのある看板。 せっかくなので、しばし立ち止まって鑑賞しましょう。 これで4店舗制覇。いよいよ、スタンプラリーも後半です。 ‖…

温かでゆったりとした時が流れる昔ながらの定食屋さん〜宿場食堂〜

新河岸川に掛かる養老橋。この辺りは、かつて川越舟運の河岸場。 こちらは福岡河岸のあったふじみ野市側の土手。 養老橋を渡れば川越。 この辺りが古市場河岸だったのですが、今は、その面影はありません。 養老橋を渡ってすぐのところにあるのが「宿場食堂」。 趣(おもむき)のある地元密着の食堂です。 店内は広く、右手にカウンター、真ん中がテーブル。左手が座敷という作り。 店員さん、いや、ここは親しみを込める意味でおばちゃんと呼ぼう。 「いらっしゃいませ」とおばちゃん達が愛想良く迎えてくれます。 一人だったのでカウンターに。ここからは厨房がガラス越しに良く見えます。 時には5〜6人がテキパキと調理や盛り付けをする様子も。 言葉を交わさずとも意思が通じ合う、おばちゃん連携プレーに見とれます。 おっと、注文を忘れるところでした。 メニューを開くと大衆食堂らしいメニューが並びます。 常連らしき隣の席の人は焼きそばと一品メニューを何点か注文。 セットメニューというのがあったので尋ねてみました。 壁に貼ってあるように、好きな組み合わせでおかずを2つ選ぶシステム。 A+Cでマグロブツとアジフライのセットにしてみました。 日本料理の刺身とはまた違った魅力の定食屋さんのマグロブツ。 お昼ご飯のおかずには嬉しい一品です。 そして、定食屋さんの人気メニューといえばアジフライ。 サックリとあがったアジフライにソースを掛けて箸を入れる。 辛子をちょっと乗せた熱々の揚げたてを口に入れ、白いご飯で追っかける。 背後では近所からのお客さんの会話や注文を受けるおばちゃんの声。 温かでゆったりとした幸せな雰囲気、この感じ良いですねぇ。 小鉢のかぼちゃの煮物もどこかホッとした味。 「ありがとうございましたぁ」と声に見送られ店を後に。 看板犬らしいワンちゃんも顔を出してくれました。 通路で寝ていた大きな犬もムックリと起き上がってカメラ目線。 二匹のワンちゃんの名前は、なんと「ランチ」と「ライス」 帰る時にも笑顔にしてくれる素敵な定食屋さん「宿場食堂」でした。 取材・記事 白井紀行 INFORMATION 宿場食堂 【住所】川越市古市場341-13 【電話】049-235-0389 【営業】11:00~15:00/17:00~21:00 【定休】水曜日・第3木曜日 【HP】http://r.gnavi.co.jp/19xp1u230000/

風情ある古民家「はすみ」〜川越そば商組合スタンプラリー参加その③〜

県道15号を大宮方面へ、左手に東京電力の建物が見えてきたらすぐ近く。 駐車場の看板が右手に現れます。 大通りから小径に入ったところ、住宅街の中に「はすみ」があります。 暖簾がかかり、思わず襟を正してしまいそうな門をくぐる。 風情のある庭園を眺めながらお店に入ります。 お店の中は古民家風の落ち着いた雰囲気。 座敷に通されて蕎麦茶でほっと一息。 2、3品のつまみをあてに日本酒。そのあと、蕎麦をたぐってさっと帰る。 そんな格好いい大人の蕎麦屋の使い方に憧れますね。 もり蕎麦ともう一品は「からせんじゅ」、カラスミ風のおつまみです。 ちなみにこちらは鴨焼きや鴨汁もオススメなので、次回は鴨汁そばと決めてます。 オレンジ色も鮮やかに適度な塩味とカラスミの独特の風味が広がります。 もり蕎麦は細めで見るからに喉越しが良さそう。 からせんじゅの塩気も効いているのかより甘みを感じます。 この組み合わせ、なかなかいけます! 蕎麦を食べたあとの密かな楽しみがこの蕎麦湯♪ トロリとして滋味があって、この蕎麦湯美味しい! そのまま頂いてみました。まるで、葛湯のような優しい味わいです。 スタンプラリーはこれで3軒目。次でいよいよ折り返しです。 取材・記事 白井紀行 INFORMATION 手打ち蕎麦…

「松茸と鴨を食す会」で秋の味覚とおもてなしを堪能〜料亭山屋〜

蔵造りの町並みが連なる一番街、埼玉りそな銀行近く。 行傳寺へと向かう路地に入ると、ふと落ち着き見せるたたずまい。 小江戸川越の老舗料亭「山屋」 中に入ると武蔵野の風趣豊かな庭園が目に映ります。 こちらで、秋の食味会「松茸と鴨を食す会」が催されると聞き、参加してきました。 真っ白なナフキンの上に置かれた筒状の紙。 本日の献立。字面を見ただけで期待が高まります。 食前酒は、山屋自家製梅酒(3年もの)。 梅の爽やかさと円(まろ)やかさが口の中に広がります。 飲み物はCOEDOビール。瑠璃と紅赤を頼みました。 まずは、「瑠璃」からお飲みくださいと中居さんのさり気ない心遣い。 先附:川越産自然薯、焼き松茸、飛び子 松茸のシャキシャキ、自然薯のフワトロ、飛び子のプチプチ。 三位一体となった食感...。 前菜:栗利休和え、一本占地鴨巻き、秋刀魚南蛮漬け、細身寿司、タラバ蟹砧巻き、鯨西京焼き、二身椎茸、たたき梅。 お皿に丁寧に盛り付けられた前菜はまるで完成されたひとつの作品のよう。 箸を付けるのが勿体無いないくらい。 鯨の西京焼きは柔らかくさっぱりとした赤身肉。 一本占地鴨巻きは、しめじと鴨の旨味が渾然一体となった味わい。 吸物:土瓶蒸し(鱧、地蛤、松茸、銀杏、三ツ葉、スダチ) 松茸料理といえばこれ。「土瓶蒸し」は外せません。 スダチをチュッと絞って松茸の香りの溶け込んだだし汁を味わいます。 造り:熟成鯛の昆布巻き、縞鰺、生鮪、あおり烏賊、妻芽物一色 ドライアイスの白い煙とともにやってきたお造り。こんな演出も料理を引き立てます。 透明感があって見るからに新鮮なお造り。 鯛は熟成させた分、もっちりとした歯ごたえと甘みが生まれます。 煮物:菊蕪三元豚包み、蝦夷鮑、友地庵、針絹さや 蓋を取ったときにどんな料理が顔を出すのか。それも和食の楽しみのひとつ。 素材を活かした上品な一品です。 焼八寸:かます一夜干し、伊勢海老雲丹焼き、鴨ステーキ、栗金団、はじかみ 桜色も美しい絶妙な焼き加減の鴨肉を味わう。 替り鉢:松茸茶碗蒸し すっと抵抗なく口の中に滑り込んでくる茶碗蒸しとシャキシャキとした松茸。 食事:鴨入り松茸御飯、香の物、止め椀…

実直スタイルの「川越藪蕎麦」〜川越そば商組合スタンプラリー参加その②〜

川越そば商組合のスタンプラリーの2軒目は「川越藪蕎麦」 場所は県道39号(川越坂戸毛呂山線)を坂戸方面へ上寺山交差点すぐのところ。 緑の暖簾に「藪」と白く染め抜かれた一文字。 その飾り気のなさが、いかにも蕎麦の正統派であることを感じさせます。 スタンプラリーの用紙は入って右手に置かれていました。 清潔感のある白い壁に無駄なく配置されたテーブルと椅子。 訪れたのは9月25日。マコモダケのことを切り出すとまだ入荷してないとのこと。 安定するのは10月に入ってからですが9月の天候不順の影響を受けています。 確実にマコモダケを食べたいなら、お店に電話して確認をお勧めします。   というわけで頼んだのが「もりそば」と「田楽」。 左下は未だ試食段階ですがと出してもらったマコモダケの漬物です。 細麺で美味しそうな蕎麦。 喉越しとともに仄かな甘みも感じられる良い蕎麦です。 味噌をたっぷりと纏った三色コンニャクの田楽。 甘辛の味噌とコンニャクの歯応えを楽しめます。 一瞬、沢庵かと思ったマコモダケの漬物。 柔らかい筍のようなマコモダケの食感と甘み。 お酒のおつまみにも合いそう♪ 自分でも作ってみたくなりました。 これでスタンプは2つ揃いました♪ あと5つです。 取材・記事 白井紀行 INFORMATION 川越…

川越のはしっこから発信する音楽への愛〜音喫茶 一乗〜

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上福岡駅を降りて西北方向に徒歩8分ほど。 地図を片手に探し、あっ、ここなんだという感じ辿り着いた「音喫茶一乗」 ネイビーブルーの窓枠が凛とした雰囲気で入る前からワクワクします。 店内に入るとまず左手にあるピアノが目に入り、棚にはアフリカの打楽器。 ここが音楽を楽しむ空間であることを肌で感じます。 奥の方に目を向けると、白い壁にはギターがディスプレイ。 ランチを待つ間、店内を眺めながら心地良いBGMに心もリラックス。 音楽を愛するオーナー夫婦は、毎週土曜日にプロを招いてライブ&イベントを開催。 店内に置いてあるチラシにも、音楽愛が溢れています。 演奏もされるんですか?と聞いてみると。 「良く聞かれますが、夫婦とも音楽を楽しむ方です」と笑いながら話されました。 タコライズ、アボカドスパムライス、アボカドネギトロごはん、さぬき焼うどん生たらこのせ。 ランチメニューはどれも魅力的ですが、一番のオススメ「グリーンカレー」を注文しました。 素朴な可愛らしい容れ物に入ったグリーンカレー。 スプーンで掬(すく)うと鶏肉、ナス、オクラが顔を出します。 まずは、ルーをそのまま、食べてみる。 おっ、マイルドな味と思ったら時間差で辛さが追いかけてきます。 あとは、正当にご飯に掛けて頂きました。 「辛かったらどうぞ」とミルクピッチャーのココナッツミルクを加える。 辛さが大人しくなって、その分、味に奥行きがでる気がします。 ドリンクとデザートのセットにしてもらいました。 数種類あるチーズケーキなどにも惹かれる中、いちじくのコンポートにしました♪ 上品な甘さにプチプチとした歯触り、幸せです。 音楽に浸りたくなったときに、ふと、立ち寄りたい素敵なお店です。   ‖…

世界のKAWAGOEにしていくには?〜小江戸川越初雁フェス〜

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雨降りしきる中、「小江戸川越初雁フェス」の開催決定と知り初雁球場へ。 三芳野神社近くまで来ると肉が焼ける良い匂いが漂ってきます。 「小江戸川越初雁フェス」は青年会議所主催するまちづくり事業。 こちらは、川越で肉料理を提供する人気店による肉の祭典エリア。 テントが設営され、出店者らはお客さんを迎える準備を済ませています。 匂いを嗅いでいると思わずお腹が「グゥーっ」と鳴ります♪ 音楽ステージ、フリーマーケット、子供縁日も企画されていましたが雨で中止。 晴れなら初雁球場を活用した大きなイベントになっていたのに残念。 青年会議所では、1年前から準備を進めて来たと聞き、ますます、この天気が恨めしい。   ‖…