世界のKAWAGOEにしていくには?〜小江戸川越初雁フェス〜
雨降りしきる中、「小江戸川越初雁フェス」の開催決定と知り初雁球場へ。
三芳野神社近くまで来ると肉が焼ける良い匂いが漂ってきます。
「小江戸川越初雁フェス」は青年会議所主催するまちづくり事業。
こちらは、川越で肉料理を提供する人気店による肉の祭典エリア。
テントが設営され、出店者らはお客さんを迎える準備を済ませています。
匂いを嗅いでいると思わずお腹が「グゥーっ」と鳴ります♪
音楽ステージ、フリーマーケット、子供縁日も企画されていましたが雨で中止。
晴れなら初雁球場を活用した大きなイベントになっていたのに残念。
青年会議所では、1年前から準備を進めて来たと聞き、ますます、この天気が恨めしい。
‖ 開会式典
開会式典とシンポジウウムは川越立博物館で開催されるとのことで移動。
川越青年会議所 沢田理事長による開会の挨拶。
「観光に加え、川越は工業生産が県内1位、商業、農業のバランスも良い。
2020年にオリンピック会場、その2年後は市制施行100周年を迎えます」と川合市長。
「事業で川越を世界に発信するきっかけにしたい」と山口社会開発委員長。
‖ 心躍るまちづくりシンポジウム第1部
第1部のテーマは「川越の今後の可能性を感じるような夢を語る」
ケーブルテレビJ:COMの「ちょっ蔵お出かけ」でお馴染みのみかねぇが仕切ります。
「昨年の川越の観光客が664万人で、海外から一昨年7.7万人が12万人に。
特に台湾、中国、そしてタイの方が増えてきました。
平成23年から始めた着物の日も定着し「着物を着るなら川越」と言われるように」
と川越の観光の現状を話すのは、川越唐桟が似合う川越市役所観光課 飯野課長。
「特に男性が増えて来てますね。」とみかねぇ。
「川越には一番街の江戸・明治、大正浪漫夢通りの大正、中央通りの昭和がある。
「時薫る街川越」のキャッチフレーズ通りタイムスリップを楽しんでもらえれば。」
と昭和の街の会 岩澤会長。
「昭和の街では、若い方、格好いい店が増えてますね」とみかねぇが付け加えます。
川越青年会議所 社会開発委員会 齊藤副委員長は霞ヶ関で学習塾を経営。
「地元にある河越館跡や800年以上の歴史を持つ寺社をPRできれば」と話す。
川越市広報室 間仁田室長が「キテミル川越ショートフィルム大賞」を案内。
「川越は東西南北10kmという広い面積があり多くの潜在的な魅力がある。
それを25分以内のショートフィルムで表現して、川越に来てもらえればと。」
詳しくは、こちら →
http://www.city.kawagoe.saitama.jp/shisei/kochokoho/kohokawagoe/shortfilmaward.html
みかねぇから「ちょっ蔵お出かけ」でショートフィルムの作り方を紹介すると告知も。
東京国際大学3年 伊藤直美ゼミ 大谷ゼミ長。
「オリンピックに対して体制を整え、来日した外国人に愛してもらえれば。
ゴルフ企画をVR(仮想現実)の技術を使って街を盛り上げたいと考えている。」
ここからは30秒で自分の意見をまとめて下さい。
さまざまな意見が飛び交います。
「皆(みんな)が川越を発信する担い手であることに気づいて欲しい。」
山口社会開発委員長の言葉で締めくくり、第1部は終了です。
‖ 肉の祭典会場へ
シンポジウム第2部までは時間があるので、肉の祭典会場へ。
大粒の雨が降っている中、あちこちのブースで行列ができていました。
雨に打たれるバットマン発見!まさか、この姿で再び登場するとは(^^;)
すき亭 吉虎
川越市役所の近くにある明治10年創業の「すき亭 吉虎(よしとら)」
特選黒毛和牛の冷しゃぶを提供。
六軒町バル MISMO
川越市駅の近くにある「六軒町バル MISMO」
鉄板で焼かれているのは、肉バルのBBQスペアリブ。
ばぁーぐばーぐ
川越丸広百貨店駐車場(本川越側)入口のすぐそばにある「ばぁーぐばーぐ」
松坂牛とA4ランクの黒毛和牛を使ったパテなど拘りのハンバーガーに長蛇の列。
Bistro Cache Cashe(ビストロ カシュカシュ)
本川越駅スクランブル交差点近くのBistro Cache Cashe。
炎を上げて調理しているのはイベリコ豚。
マッシュポテトを添えは、COEDOビールにぴったりでした。
北風と太陽
三井病院近くにあるのが「Cafe+Kitchen 北風と太陽」
絶品!炙りステーキのメキシカンステーキを提供。
和牛炭火焼 金虎
本川越駅から川越駅に向かって少し進んだところにある「和牛炭火焼 金虎」
牛タンねぎ焼きや牛ハラミステーキに加え、牛すじカレーも人気でした。
時代屋
川越市駅から川越市駅入口交差点へ向かったところにある「時代屋」
同店人気のとんこつモツ鍋。唐揚げも美味しそうに揚がっていました。
ハム・ソーセージ工房 ミオカザロ
一番街、札の辻近くにある「ハム・ソーセージ工房 ミオカザロ」
子豚を一頭まるまる使った「小江戸黒豚「コブタハム丸焼き」」
J:COMディリーニュースでも告知され話題となっていました。
Te’PAN Le OMUS
一番街、まつり会館前の明文堂の中にある「Te’PAN Le OMUS」
炭火焼ローリングローストビーフは目の前で切り分けてくれます。
COEDOビール
ビール片手にお肉を頬張る姿があちこちで見られました。
炭火串焼 鶏ジロー
NHK文化センター川越教室前にあるのが「炭火串焼 鶏ジロー」
ジュージューと音を立てるのは大山鶏の鉄板焼き。
平田屋精肉本店
埼玉川越総合地方卸売市場内にある「平田屋精肉本店」
むさし麦豚の炭火焼ステーキやフランクなどが次々と焼かれていきます。
新羅ガーデン
川越市志多町、新河岸川沿いにある「新羅ガーデン」
A5ランク黒毛和牛の炙り肉寿司は、市内のイベントで人気のメニュー。
会場にいた知り合いが買ったので一口食べさせてもらいました。
お肉が口の中で溶けるくらいの柔らかさ。
さぁ、滅多に見れないよ!と元気な呼び込みで焼くのは、5,000円のサーロイン。
‖ 串焼Dining串らら
クレアモール商店街、本川越駅近くに位置する「串焼Dining串らら」
炭火焼鳥の三本盛り合わせ。
肉巻きおにぎりもあったので買いました♪
ふと気づくと雨もほとんど止んだようです。
グラウンドを使ったイベントは面白そう。ぜひ、何かの機会に企画して欲しい。
‖ 心躍るまちづくりシンポジウム第2部
第2部が始まる前に、時の鐘マンが富士山頂上にJCの旗を立てた報告がありました。
川越青年会議所の今年のテーマは「惹きつける力」
意外性、話題性、ストーリー性を目指して、8月27日に富士山登山に成功。
時の鐘マンが外人に写真に撮られ、世界に発信できたと成果を紹介。
濃いメンバーが並ぶ中、みかねぇの仕切りでシンポジウムが始まりました。
テーマは「川越の魅力を世界へ発信するために」
NPO法人川越蔵の会 広報部塩成副部長は、まず、蔵の会の発足のきっかけを紹介。
「ハード(建物)からでなくソフトで川越を発信できるか?
それを、オリンピックを契機に考えたいと続けます。」
東京国際大学3年の留学生、ユンジョンさん。
「川越はインフォメーションやホームページで外国語対応が足りない。
言葉が通じ難いので、オリンピックに対応できないのでは?」
世界一周を経験し、かすみがせきを元気にする会の高橋さん。
「中心市街地でなく周辺市街地にも遊びに来て欲しい。
日帰りでなく飲んで、泊まって、長期滞在、さらには川越へ暮らすと繋げたい。
それが、自分の考える街づくり人づくり夢づくり」と話します。
飲食店を経営するTA-KEさんは、東京から来て5年、その前は海外にいました。
わざと観光客として来てみることもあるそう。
「川越は日帰りで泊まるイメージがない。空き家が多いのでそれを活用。
閉店時間を延ばすなど夜の川越や参加型の観光もこれから必要」と話す。
川越八幡宮の子供相撲やハーフマラソンといった参加型イベントもあるとみかねぇが補足。
バットマンの格好で川越のあちこちのイベントを手伝う武井住建の武井さん。
「各団体がイベントを開催しているが横の繋がりや連携がないのが気になる。
ネットを使わない層にもイベントをどう周知させるのかが課題」と話します。
その後は、30秒トーク。様々な意見が飛び交いました。
テーマの通り色んな問題提起やヒントが散りばめられています。
最後はみんなで記念撮影!お疲れ様でした!
※文章は記者のメモから書き起こしたものです。
シンポジウムの内容を一言一句伝えたものではないことをご留意下さい。
取材・記事 白井紀行
INFORMATION
小江戸川越初雁フェス in HATSUKARI STADIUM
【開催】平成28年9月22日(土)10:00〜18:00
【場所】川越市郭町2-13-1
【HP】http://www.kawagoe-jc.or.jp/2016/?p=968