サワディーカップ!国際豊かで盛り沢山な内容でタイを満喫〜ソンクラーン(水かけまつり)〜
取材・記事 白井紀行 & kawa
タイの旧正月を祝う「ソンクラーン(水かけまつり」が4月22日に開催。
記者は音響のスタッフとして、もう一人のスタッフは踊り手で参加しました。
盛りだくさんあった1日のイベントの様子をギュッと凝縮してお届けします。
準備や練習に大わらわ
まもなく受付が開始されお客さんが入場してくる時間。
バーンバムタイ舞踊団の皆さんは、ステージの広さや踊る位置を確かめています。
受付が始まりお客さんがどんどん来場してきます。
テラスでは、ソンクラーンの目玉のひとつであるタイ料理づくりに大わらわ。
ガパオライスに乗せる卵を次から次へと焼いています。
楽しそうに食事を作っている皆さん。
傍らには仏像が祀られた祭壇が設けられていました。
ジャスミンの花が浮かんだ器から、銀色のカップで水をすくい仏像にかけます。
また、一角にはタイの民族衣装を着るコーナーも用意されていました。
準備の合間に記念写真。タイの方はとても写真好きです。
開会式
名細市民センターの多目的室は満席となり盛況の中で開会式がスタート。
ソンクラーンのお祝いや日本とタイの交流がさらに深まることを願いました。
①ナッティヤ・スチンダー公使(在京タイ王国大使館商務担当)
②川合善明 川越市長
③小宮山泰子 衆議院議員
④原敏成 埼玉タイ王国友好協会会長
①タイ人クラブ顧問 スジンダ先生
②時間の都合でその場での来賓挨拶
③日本とタイの友好を記したプレゼント交換
④スタッフ紹介(青木さん、パッタイさん、スパタラー会長(埼玉県在住タイ人クラブ))
来賓やスタッフの皆さんによる記念写真
微笑みの国タイ。手を合わせて「サワディカップ」と笑顔で記念写真。
ソンクラーンの儀式
ソンクラーンとはタイランドの旧正月のこと。
仏像や仏塔に水をかけて清め、年長者の手に水をかけて敬意を示します。
バームラバム・タイ舞踊団
タイの伝統舞踊の保護と普及に努めるバームラバム・タイ舞踏団によるタイダンス。
優雅なタイ音楽をバックに観客の幸せを願う踊りが始まりました。
2曲目はソンクラーンの楽しさを盛り込んだ賑やかな音楽に乗せてのダンス。
保育園の子どもたちも竹製の楽器を演奏して盛り上げます。
さらに背後では子どもたちによる民族楽器の演奏。
観客の手拍子や掛け声も加わりってお正月ムードに包まれる会場。
本日、最後のタイダンスでは、カワゴエ・マス・メディアのスタッフの一人も出演。
そのダンスの振りを考え、指導してくれた先生が踊る姿に、
「手先までの細やかさ、1つ1つの振りの空間の美しさ、間の取り方、さすが先生」
と、美しさに見惚れてしまったとか。
プミポン国王歌(沼田浩正)
福島県棚倉町の観光親善大使であり、昨年はタイへも進出した沼田浩正さん。
日タイ修好130周年記念で開催したチャリティライブが評価されアワードを受賞。
昨年、崩御されたラーマ王国9世(プミポン国王)が作曲したH.M BLUES。
国王即位後5曲目でタイ王国の国民的楽曲をその圧倒的な声力で熱唱。
会場から大きな拍手が巻き起こりました。
子供の民族衣装ショー
煌びやかなタイの民族衣装でめかし込んだ子ども達が壇上に勢揃い。
タイシルクで出来たエキゾチックな衣装がよく似合います。
紹介されると手を合わせて挨拶する様子も愛らしい。
頑張ってくれた子ども達へプレゼントが配られました。
中身は秘密ということで、気になる子は早速、バックを覗き込んでいます。
ランチタイム
ソンクラーンの中で、記者も楽しみなランチタイム♪ 長蛇の列ができました。
クーポンを購入すると、4種類のタイ料理が食べられます。
それぞれが小ぶりなのでタイ料理をたっぷりと堪能できます。
とくに右上のタイラーメンは絶品で「旨っ」と思わず声に出てしまうほど。
この他、グリーンカレーもあったのですが、3つでほぼ満腹でした。
晴天の下で食べるタイ料理はさらに美味しい。
デザートもあって、皆さんお腹いっぱいランチを満喫していました。
S.C Hurrays(チアリーディング)
リメンバーミーの曲に合わせてHurraysによる演技が始まりました。
「サワディーカップ」「インディトンラップ・ニッポン!」とタイ語を交えた演技。
空高くジャンプするたびに会場からは拍手と歓声が巻き起こりました。
続いては、チアリーディングの体験コーナー。
掛け声に乗せて誰かを応援するコールと組体操のようなスタンツの二つの演技。
テッペンからお母さんに向けてポンポンを振って嬉しそう!
明るく元気いっぱいのチアリーディングの演技に観客は釘付けでした。
暑い中練習に励んでいたチアリーディングを気遣い、昼食も準備いただきました。
「スパイスが身体に沁みます!」
横浜在住タイ人クラブ(タイダンス)
急遽、プログラムに追加されたのは横浜在住タイ人クラブのダンス。
ヨガとバレエを融合させた珍しい舞踊でした。
多摩アミーゴス
南米アンデスの民族音楽を演奏する多摩アミーゴスさん。
ソンクラーンを始め、埼玉在住タイ人クラブのイベントではレギュラー出演。
素朴なサンポーニャーの音色が、昼下がりのまったりとした時間に耳に心地良い。
タイ舞踊「タリキバス」
軽快なリズムに乗せて踊るのはタイ南部のタリキバス(扇子踊り)
両手に持った扇子をゆらゆらと揺らし、仰いだりする優雅な舞。
ホープカエカラー(ハワイダンス)
目の覚めるようなコバルトブルーに身を包んだ少女達によるフラダンス。
今にも波の音が聞こえてきそうな錯覚を覚えます。
ラストはココナッツの楽器を使ったフラダンス。
コッ、コッ、カカカと軽快な音に合わせた踊りにすっかりリゾート気分。
武風庵(タイボクシング)
鴻巣にあるタイボクシングジムの武風庵。
はじめに披露されるのは、試合前に行われる感謝の演舞「ワイクルー」。
サワディーカップと挨拶とともに始まった子ども達による演舞。
続いては、渡辺プロによるスパークリング。
ミットにキックが当たるたびにバシッ、バシッという音が伝わってきます。
2年生ながらもするどいキックが炸裂!
この後も、生徒らによるデモストレーションが披露されました。
渡辺プロと上級者による試合さながらのスパークリング。
テクニックをぶつけ合う迫力ある戦いが繰り広げられました。
最後は「サワディカップ」と手を合わせて全員でお礼の挨拶。
タイ民族衣装コンテスト(大人)
ゆったりとした音楽とともに美しい蛍光グリーンの民族衣装で登場。
タイ民族衣装コンテストの大人部門のスタートです。
タイの衣装って気品があってエキゾッチクでどれも素敵ですね。
色鮮やかで細かな刺繍が施されているのにも注目です。
観客による人気投票は首にかけられたレイの数で決められます。
さあ、審査員による結果発表です!
5番目に登場したサクライさんが審査員投票で一位を獲得。
埼玉在住タイ人クラブより素敵なプレゼントが贈られました。
GRUPO FOLKLORICO CHIEL(チリダンス)
チリの国旗のデザインの衣装とハンカチを振りながらのチリダンス。
リズミカルで陽気な踊りです。
情熱的で勇壮な音楽に合わせて目の前の籠を取り替えていく踊り。
記念写真を撮影させていただきました。
時刻は午後3時、あまりの暑さに氷をねだる子ども達。
民謡
我が国からは三味線や尺八の演奏で民謡を披露。
「目出た目出たあ〜の」と花笠音頭を踊ります。
各国のダンスを見てから改めて聞くと味わいがあってまた良いもんです。
日タイの人々が輪になって踊るのは炭坑節。
踊り好きなタイ人のこと、一周で振りを覚えてタイダンス風にもアレンジ。
短い時間で皆んなで踊れる盆踊りは国際交流にも一役買いますね。
タイダンス「フォンカボー」「クローン・ヤーウ」+メドレー
本日最後の演目は、両手にココナツを持って踊る「フォーンカポー」
カワゴエ・マス・メディアの一人もメンバーとして参加しました。
軽快なリズムに、カッ、コツッとココナツを打つ音が重なる。
フォーメーションを巧みに変えながら踊っている顔もとても楽しそう。
ラストは寝てしまった皆んなを起こして回る仕草もあるユニークな踊りでした。
タイ衣装に慣れないスタッフの髪型や身支度にも付き添った皆んなと一緒に!
何度も練習を重ね、直前まで自主練をした成果が実り、笑顔で終わりました。
練習風景の様子はスタッフブログでもご覧いただけます。
https://ameblo.jp/koedo-info/entry-12369951206.html
いよいよフィナーレ
名残惜しいですがフィナーレーの時間となってしまいました。
ラストは「ソンクラーン」の曲に合わせて皆んなで踊ります。
心ゆくまでソンクラーンを楽しんでいました。
最後は出演者やスタッフ全員で記念写真「サワディーカップ」
また、来年もこの素敵なイベントのお手伝いをさせてください。
スタッフの皆さん、お疲れ様でした!
INFORMATION
ソンクラーン(水かけまつり)
【開催】平成30年4月22日(日)10:30〜16:00
【主催】埼玉在住タイ人クラブ
【HP】https://www.facebook.com/埼玉在住タイ人クラブ/