130年を経てもっと広がる国際交流の輪〜日タイ修好130周年 in 埼玉〜

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130年前の9月26日「日タイ修好と通商に関する宣言」という条約に署名が行われました。

これにより両国の正式な外交関係が開始され、日タイ関係は大きく発展し、今日に至ります。

川越にも観光客が多く訪れ、市内にも数多くのタイレストランがあって身近な国のひとつ。

このブログでも小江戸タイフェスやソンクラーンなどでしばしば取り上げさせてもらってます。

今回は、名細市民センターで開催された「日タイ修好130周年 in 埼玉」の模様をお届けします。

 

記念式典の準備

天気が良くて一安心、皆さん朝7時から記念式典の準備に取り掛かりです。

肖像は昨年崩御されたラーマ9世(プミポン国王)

綿密や打ち合わせをする司会の平野さんら。

記念セレモニーということで、いつものイベントとは違う緊張感に包まれます。

 

記者は音響スタッフとして参加し、その傍らでの取材。

リハーサルや舞踊や演武の中で流すCDの曲やタイミングを確認していきます。

 

開会式の時間が近づき、多目的室は関係者やお客さんでいっぱいに埋まりつつあります。

 

開会式

埼玉県在住タイ人クラブ会長のスパッタラさんの挨拶。

これまで関係を続けられてきたのは両国の国民性によるもの

在東京タイ王国大使館 公使参事官 スチャダ・チーチャローン様

川越での記念イベントに参加できることの喜びや主催者への労いの言葉など。

イベントを通して日タイのカルチャーに触れる機会となります

川合市長による挨拶

今後とも国際交流イベントを通じてお互いに理解を深めていけることを願います。

 

日タイ修好を記念して泡盛と鏡山とのプレゼント交換が行われました。

 

来賓の紹介がされた後、全員が壇上に集合しての記念写真。

 

パフォーマンス

パーンラバムタイ舞踏団

フォーンというタイ北部のダンス。ゆったりとしたほほえみながらの動作が優雅で神秘的

 

タイ古典舞踊。古代史からの史実をもと創作したもの

 

男女二人をメインにした踊り

 

大きな拍手とともにタイダンスを楽しみました。

 

津軽三味線 敏篤会

撥を叩きつけるように弾く三味線。日本人ならその音色は頭のどこかに根付いているでしょう。

 

そのスピード感と躍動感で観客を魅了しました。

津軽三味線が始まってから130〜40年と日タイ修好と重なるのも何かの縁でしょうか?

 

全日本空手道剛新会による空手道演武

まずは、基本の型の演武、そのキレの良さは圧巻!

ひとつの型を演じるたびに道着が風を切るズバンという音が響きます。

 

型の意味を紹介するため2名による組手の演武。

 

タイ人クラブ会長のスパッタラさんも空手をされていて、板割りを披露。

 

個人型の披露。全日本空手道剛新会には、様々な賞を取った生徒がいてレベルはピカイチ。

 

武風庵によるタイボクシング

子供たちによる型の実演。

 

スパークリングではミットにヒットするとビシッという鋭い音。

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最後は試合のデモンストレーション。すごい迫力でした。

 

と、写真と言葉では限界があります。Youtubeに動画が上がってましたのでお楽しみ下さい!

ランチタイム

12時30分を過ぎ、テラスでのランチタイム♪

今回はバイキング形式でなくブースごとにパックになったものを取っていく形式。

こちらは記者がタイ料理で一番楽しみなソムタム。唐辛子で辛いんですがそれが美味しい

今日の辛さに驚いていると、まだこれは序の口ですって(^^;)

タイラーメン、こちらはその場で麺を茹でてくれ好きな味付けをしていただきます。

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カオマンガイ、柔らかく煮込まれた鶏肉が美味しい♪

この後、デザートまでいただきました

日タイ文化体験コーナー

会場には日タイ文化を体験できるコーナーが設けられていました。

こちらはタイのイベントではおなじみの石鹸を使ったタイカービング。

 

弥生機工房によるコースターやタベストリ作り体験

 

このほか、トゥクトゥクやアロタイによるマッサージコーナーやお茶入れ勉強などありました。

また、タイの暮らしやこれまでの交流を記録した写真コーナーも。

 

タイ王国ラーマ9世国王を偲んで

昨年10月に崩御したタイ王国ラーマ9世(プミポン国王)を偲んでタイ舞踊が捧げられました。

 

総勢99名の女性による祈り。9というのはタイではとても縁起の良い数字なのだそうです。

 

タイの発展に尽力したプミポン国王に愛、尊敬、悲しみを捧げる踊りです。

 

踊りに参列した99人の皆さんによる記念写真。

 

タイの踊り、日本の踊り

最後のパフォーマンスは民謡で、花笠音頭を披露。

 

炭坑節の振り付けを伝授。

掘って掘って、また掘って、担いで担いで、後戻り

振り付けが難しいと声をあげていたタイ人ですが、すぐにコツをつかみました。

 

もうひとつの踊りも振り付けも伝授して会場は盆踊り大会。

余りにも当たり前で見過ごしていましたが盆踊りも日本文化の一つ。

振り付けは誰でも覚えられるので輪になって踊れば国際交流のツールにもなりそうです。

 

閉会式

たくさんの方に来ていただいて感謝しますとタイ人クラブ顧問のスジンダさんの感謝の意。

 

こうして、日タイ修好130周年 in 埼玉は大盛況で終わりました。

 

これからも川越でも日タイ両国が良好な関係が継続できるよう取り組んでいきたいですね。

異文化に触れるチャンス!ぜひ、このような催しがありましたらお越しください。

 

取材・記事 白井紀行


INFORMATION

日タイ修好130周年 in 埼玉

【開催】平成29年10月8日9:00〜16:00

【場所】名細市民センター(川越市大字小堤662-1)

【主催】埼玉県在住タイ人クラブ

【HP】http://site.thaiembassy.jp/jp/news/announcement/5690/

【FB】https://www.facebook.com/aoysu (Supattra Rattanasuksri)

川越市大字小堤662-1