落ち着く空間でエスプレッソはいかが？～HILL PINE’S ESPRESSO～

取材・記事　武井香梨

大正浪漫夢通りに10月7日にオープンしたエスプレッソのお店。

木の温かみが感じられ、コーヒーのいい香りが漂う素敵なお店にうかがってきました。

—　コーヒーのお店（エスプレッソの）を開こうと思ったきっかけをおしえてください。

「10年くらい前からエスプレッソ専門店をやりたかったんです。山小屋をコンセプトに、仕事などに疲れてしまった人や、新しいことを始めたい人を送り出すような仕事、そんな場所を作りたかったんです。そういった思いを込められる飲み物にエスプレッソは合うなと思い、あまり大きく広いのは嫌だったので小さいのを作ろうと思ったんです」

—　コーヒーはもともと好きだったのですか？

「元々すごく好きでした。都内ではエスプレッソを出してくれるお店をまわったりしていて、おいしいエスプレッソを作りたいなと思いました」

—　川越で開こうと思ったのは、どういうきっかけがあったのですか？

「最初から川越でと決めていたわけではなかったんです。大宮や浦和なども見ていましたが、よく行くお店の方に『川越なんてどう？』と言われて来てみました。その時に前のお店が閉店セールをしていて、そのあとすぐに行った不動産屋さんで『今日からだそうと思ってたんです』と言われて、決めました。始めてみて思ったのですが、人通りもあり文化もある、カルチャーの発信源になりそうだなと感じました。同じ年代くらいの人で盛り上げられそうな地域だったんだと思いました」

— 　営業時間を教えてください。

「8時半から18時半までの営業です。でももしかしたら開店時間を少し早くするかもしれません」

※10月26日からは、火〜金曜日 8:30-17:00/土日祝 10:30-18:30/毎週月曜日（祝日でもお休み）

この通りでは、比較的早い時間から空いているお店になります。

取材した当時（10/14）には、

「オープンしてまだ１週間くらいで、認知が低いので、まだまだ早い時間はお客さんはいません。地元に人には朝早い時間など、ゆっくりしにきてもらいたいですね」

とおっしゃっていましたが、徐々にお客様も増えてきているようです。

ー　軽食もおいてありますが、手作りですか？

「クッキーなどもおいてますが、手作りではなくアメリカのメーカーのものです。今は少しだけおいてますが、やめてしまうかもしれません。来店いただく方はだいたいごはんなども済ませた後にいらっしゃることも多いので、なにか食べないと飲めないという方のためにチョコレートなどちょっとしたものに変えていこうかなと考えています。サンドウィッチは手作りです。朝、出そうだなと思う分だけ、生ハムをカットしておき、注文いただいてから作ります」

ー　これからどのようにしていきたいですか？

「チェーン店にすることは考えていません。川越に一度きてもう来なくなるのはもったいないので、ここのお店があるから、川越に行ってみよう・・そんな発信の場所にできたらいいなと思っています。あとは、地元の人にエスプレッソの概念を変えていきたいなと。だいたいの方が、エスプレッソは『にがい』『濃い』『強くて眠れなくなる』そう思っている人が多いようです。でも、実は苦くなくて、ちゃんとおいしいところだけを抽出した飲み物だということを知ってもらいたいなと思っています」

☆　☆　☆

今回店主の松岡さんにお話を伺いましたが、とても気さくで優しい方でした。店内も山小屋をコンセプトにしているということで、木をつかっていて温かくてとても落ち着く雰囲気で、私は好きです。

お店の本当に近くに私の職場があることもあり、出勤前や仕事終わりにも行きたいなと思いました。もともと私はコーヒー好きで、基本ブラックで飲むのですが、こちらのお店で松岡さんに勧められて最後に少し砂糖をいれてみたのですが、香りも味も変わり、とてもおいしかったですよ。

またラテアートはむずかしいそうなのですが、♥の形はできるとのことで、もしかしたらやってもらえるかもしれません。ぜひ観光やお出かけにいらしたときやゆっくりしたいなと思った時には是非、ヒルパインズ・エスプレッソへ行ってみてはいかがでしょうか？