駅前にできた我が家のもう一つの部屋〜泊まらない宿 いちのま、〜

, , ,

西武新宿線本川越駅前の交差点から歩いて30秒ほどのところにあるビル「カシーラ彩食館」

 

ビルの1Fには手書きの「いちのま、泊まらない宿」という文字。

いったい何ができるんだろうとSNSでも話題になっていました。

9月29日・30日のプレオープンに内覧させていただきました。

 

エントランスを抜け目に入ってくるのは「いちのま、」と書かれた掛け軸。

これは、お城で来客を最初に迎える大切な場所「一之間」から名付けたのだそうです。

 

そして、右手にあるのが共用スペース。

地元の事業者などにマルシェやチャレンジショップ的に使ってもらえればとのこと。

写真の右の窓が正面入り口なのでここから販売もできる

 

無機質なグレーの壁はアート作品を邪魔しないので展示スペースとしての活用もできます。

 

「いちのま、」は、もうひとつのプライベートルーム

さて、「いちのま、」のコンセプトは「泊まらない宿」

どんな使い方ができるかや狙いを部屋を見ながら探っていきましょう。

 

「いちのま、」は ” 凵 ”  のように左右に通路がある構造になっています。

右側の通路には、1〜2人で利用できるボックスの個室が6つ並びます。

 

個室の予約はスマホのアプリで行い、ロックもアプリで解除できる仕組み。

なので、24時間いつでも利用することができます。

 

 

一番手前はカウンターバー風の「つむぎの間」。

部屋ごとにそれぞれテーマが設けられています

 

奥にある小さな扉は受け渡し口。

スマホアプリを使ってオーダーするとここから食べ物や飲み物が提供されます。

また、「いちのま、」では、飲み物や食べ物の持ち込みもOK。

テイクアウトでお弁当やおつまみを買ってきて一人呑みの贅沢時間を味わえます。

地元酒造との提携や厳選したグルメを楽しめるように充実させていくそうです

 

コロナ対策もバッチリな完全個室

「いちのま、」は、天井まで壁で仕切られた完全個室となっています。

そうなると今のご時世、換気が心配になりますが抜かりはありません。

コロナウィルスを不活性化させる空気除菌装置を各部屋に完備。

 

フローリングの床は「たまゆらの間」と名付けられた一人用の個室。

置かれている椅子は北海道旭川市の職人が作ったもの。

各部屋は日本のメーカーや職人さんの家具を紹介するショールームの役割も果たしています。

 

 

個室にはモニターが完備してあるのでゲームや映画を楽しむという使い方も。

HDMIケーブル、USB TYPE-C変換アダプタは無料貸し出し

 

「うつせみの間」のテーブルは、スタンディングワークができる高さ。

集中して仕事をしたい時に利用すれば作業効率アップは間違いなし!?

背後にはソファーがあるので疲れたら一休みもでできます

 

オフィスチェアが置かれた「ちとせの間」は、まるで、自分の書斎を確保したよう。

急遽、オンライン会議を開催するようなときにも助かりますね。

 

畳敷の「しののめの間」でキーボードを叩けば、売れっ子の文豪気分に!?

 

こんなふうにそれぞれをコンセプトを持った個室が6部屋用意されています。

 

我が家のもう一つの部屋として

手作り料理を持ち寄ってパーティや自分の特技を生かしたプライベートセミナーを開きたい。

だけど自宅に招くのはちょっと..という人にぴったりなの部屋も用意されています。

凵 ”  のように左右に通路がある構造の左側の通路に中部屋と大部屋が計8つ並びます。

 

3人が使える中部屋は4部屋。左は畳敷の「はなえみの間」、右は「まつよいの間」

共用スペースで展示会を行ってこちらではワークショップを開催する。

自分専用の個室を確保できるので色々な使い方が考えられます。

 

こちらは8人までが入れる大部屋で、会社や団体でのミーティングにも向いています。

完全防音なのでどんなに議論が白熱しても心配ありません。

いいアイデアが出たあとはビールでちょっと乾杯してクールダウンを図るのもいいですね。

あるいは、小さな子供を連れて居酒屋は..というママ友同士のパーティにもぴったり。

 

ちなみに今回、縦写真が多いのは照明へのこだわりも一緒に見てもらいたかったから。

こちらも職人さんの作品で柔らかい明かりが落ち着きを与えます。

 

川越を皮切りに、全国に「いちのま、」を!

プライベートな空間を提供する「いちのま、」。

今後はフランチャイズ形式でまずは、5年間に100店舗の全国展開を考えているそう。

そうなれば、出張先でちょっと時間が空いてしまったときに利用できる。

いわば、日本中に自分の書斎や企業にとってはサテライトオフィスがあるようなものです。

 

また、「いちのま、」のもう一つの狙いが「体験価値」の提供

職人さんが作った家具を実際に使ってもらうことで商品の良さを知ってもらう。

あるいは、地元の名店や国内から厳選した食べ物や飲み物を味わってもらう。

こういった体験を通じて購入のきっかけへとつなげていきます。

単に部屋を提供するのではなく、さまざまな事業者とつながり互いに発展していく。

そこが「いちのま、」の目指すところです。

川越から始まる新たなビジネス、今後の展開に注目です!

 

Information

泊まらない宿「いちのま、」

【住所】川越市中原町1-2-6 カシーラ彩食館 1階

【電話】049-299-4805

【営業】24時間営業・年中無休

【予約】スマホアプリを使った事前予約制

    iPhone:https://apps.apple.com/jp/app/fixu/id1552989871?l=en

    Android:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.fixu&pli=1

【HP】https://ichinoma.jp/

【TW】https://twitter.com/ichinoma_01