ひとりひとりの力が集まって商店街を活性化!〜角栄祭〜
東武東上線の霞ヶ関駅南口から歩いて10分位の処にある角栄商店街。
ここで9月20日(土)に角栄祭りが行われました。
川越青年会議所、東京国際大学、角栄商店街と住民による手づくりのお祭り。
祭りのプログラムのひとつに東京国際大学のシンポジウムがあったので、
まずはそちらに足を運びました。
テーマは、「実行力を持ったチームが地域をつくる〜これからの川越を見据えて〜」。
地域活性プロデューサー「木村俊昭」氏の講演とパネルディスカッション。
講演中の写真は撮れませんでしたが、木村氏の話しが精力的で面白い。
30分の中にこれまで活動して来た経験というエキスが詰まっていました。
書き出すと凄い量になるので印象に残ったことをメモから拾います。
まず、漠然とした人口流出を数字で具体化。
1年で1,000人の人口が減ると経済に与える影響は1億2千万円。
こう云われれば、人が減ると町が寂れることを実感します。
次に、コンセプトの重要性について。
饅頭を名物にするのなら、まず川越をイメージし、商店街の役割を考え、
それに沿った饅頭を考案するといったように部分最適化でなく全体最適化。
商店街の役割は、コミュニティとコミュニケーションの場の提供。
空き店舗に休み処を作れば、それでシャッターは開く。
商店街の活性化は一気にやるのではなくひとつひとつ進めて行く。
その中で、そこに関わる人材を育成する。
こういったことを下敷きにして、角栄祭は開催されているのです。
角栄祭の会場に繰り出した
あれ?どこかで見かけたような人が…。
祭りの盛り上げる「仲 真弘」さんの路上ライブ。
そして、TAKE COLORSのケンヤさん。
新曲「カワゴエシティで遊ぼう」の2番は、角栄商店街バージョンで歌いました。
この路上ライブは、霞ヶ関を盛り上げる立役者「スマイリーのぶ(写真左)」さんが企画。
のぶさんは、この後も会場であちこち精力的に動き回っていました。
角栄祭の会場では様々な催しが企画されていました。
目玉のひとつは巨大な熊手づくり。飾り物を取り付けて行って完成させます。
水、洗濯糊とホウ砂、そして絵の具をコップに入れてかき混ぜていました。
何を作っているかと聞くと、これでスライムができるそうです(驚)。
提灯に色づけをしたり
3D万華鏡を作ったりと、ワークショップには笑顔で楽しむ子供達で溢れていました。
角栄祭に参加してみた
さきほどの講演で、「お楽しみクーポン」なるものをもらったので、
これを使って祭りに参加することにします。1つで100円分です。
オーロールさんのバター風味の塩パン。程よい塩味が美味しかった♪
シャロンさんのアンパン。こしあんと粒あんをそれぞれ買いました。
東京国際大学の近くには「ベッカライ0044」もありますね。
スーパーエコス内にもあるので、このあたりは何気にパンの激戦区ではないでしょうか?
そうそう、この付近にはインド・ネパール料理も4軒あるんですよ。
屋台を始めゲームコーナでも東京国際大学の学生さん達が頑張ってました。
ボールを穴に落とさないようにゴールに運ぶゲーム。
カボチャをボールにしたボーリングゲーム。
見事にストライクで歓声が上がり、みんなが思い思いに祭りを楽しんでます。
インターネットやSNSと騒いでいる昨今。
でも一番大切なのはこういった人々のコミュニケーションですね!
出来上がった巨大な熊手。
お祭りの成功と人々の思いを詰め込んだ姿に、この商店街の明るい未来が見えます。
おまけ
角栄商店街を見て行くと看板や店構えのユニークさに気付かされました。
これは、じっくりと商店街を歩いて探検してみなくては!
次回、乞うご期待!
WRITER NORI
INFORMATION
角栄商店街
【HP】http://www.ne.jp/asahi/kakuei/shinkoukai/