これからが見頃の季節の風物詩〜小江戸川越菊まつり(喜多院)〜
徳川ゆかりのお寺、川越大師 喜多院。
お正月の初詣を皮切りに春夏秋冬折に触れて訪れる場所です。

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春は桜、夏は蛍鑑賞、そして、秋は小江戸川越菊まつりが開催されます。

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毎年、11月1日〜23日の会期で開催されています。
訪問した11月3日も多くの人が訪れていました。

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会場は |‾ のようになっていて、右手から反時計方向に回る順路。
まず、右手に小菊盆栽が目に入ります。

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では、ゆっくりと菊を鑑賞していきましょう。

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まずは、毎年どんなテーマかが楽しみな正面花壇。
今年は、NHK大河ドラマにちなんで「真田城」でした(見頃にはちょっと早い)。

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奥まで並べられた3本仕立てのダルマ作りと福助作り。

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振り返って入り口付近に向かって撮影してみました。

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|‾ 状の会場の|の中央部は、千輪作り、管物、競技花が並びます。

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見頃は11月の第2週あたりからとのことなので、そろそろ見頃でしょうか?

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記者が好きな管物の菊。

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花火のような花弁が特徴的です。

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|‾ の折れ曲がる位置の内側には、部門別最高賞が展示されていました。

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川越市市長賞と川越市市議長賞

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埼玉県知事賞

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川越商工会議会頭賞。

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右に曲がって長年の風格を感じさせる盆栽作りが並びます。

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ぜひ、一鉢、一鉢、実物をじっくりとご覧ください。

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|‾ の形状の横棒のあたる部分。まだまだ、見ごたえのある菊が並びます。

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枝振りの良い木に小菊苗を植え込んで仕立てた木付け。

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枝に雪が積もったかのような笹の雪。

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富士山を模した花壇、これから日を追うごとに満開になります。

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こちらの花壇は、千輪作りが見事です。

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通路を挟んで断崖作りと木付けが向かい合わせになっています。

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花を滝のように崖から垂れ下がった形に仕上げる懸崖作り。

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ダイナミックな印象が魅力的。

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喜多院賞を取っただけあり、堂々とした印象を与えます。

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杉の木の形に仕立てた杉作り。

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|‾ の形状の|の外側には、霞ヶ関中学校の作品が並びます。

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しっかり、指導を学んだ成果がでていてなかなかのものではないでしょうか?

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あとは、この直線部で順路はおしまいです。

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顔だし懸崖も、毎年、工夫が凝らされているので楽しみのひとつ。
今年は、ウサギをモチーフにしているようです。

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こちらの直線部がもっとも菊らしい3本仕立てが連なり圧巻です。

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今日から立冬、まもなく、境内の紅葉も美しい彩を魅せます。
菊まつりの会期は11月23日までで、ここでは全て紹介しきれていません。
喜多院の境内は見所もたくさんありますので、ぜひ、お出かけください。

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取材・記事 白井紀行
INFORMTION
小江戸川越菊まつり
【会期】平成28年11月1日〜11月23日 9:00~16:00(最終日は15:00まで)
【住所】川越大師 喜多院(川越市小仙波町1-20-1)
【HP】http://www.kawagoe.com/kitain/information/annual-events/1101.html