3年ぶりの川越まつりをライブ配信!~街角レポートに密着!

3年ぶりとなる川越まつりが10月15~16日の2日間にわたり、川越市の中心市街地で開催されました。

2016年にユネスコ無形文化遺産で国指定重要無形民俗文化財に登録された祭礼は、新型コロナウイルス感染拡大のため、昨年と一昨年は中止となりました。

今年は市制施行100周年を記念して全29台の山車が引き回され、小江戸の街を盛り上げ、街は久々に熱気に包まれました。

全29台がそろうのは市制施行90周年の2012年以来10年ぶりのことです。

2019年、コロナ禍前の川越まつりの様子(元町1丁目付近)

 

そしてこの記念すべき年に、カワゴエ・マス・メディアが川越市公式チャンネルのライブ配信(①仙波町山車カメラ②街角レポート③連雀町交差点)を担当させていただきました。

今回の記事では②街角レポートに密着したいと思います。

16日夜、札ノ辻交差点付近の様子。8台の山車が集まり壮観!

 

川越まつりとは

1648(慶安元)年、当時の川越藩主の松平信綱が川越氷川神社にみこしなどの祭礼用具を寄進したのが起源です。

約370年の歴史を誇るまつりは、川越氷川神社の例大祭に合わせて行われています。

川越総鎮守氷川神社の「例大祭」と「神幸祭」また絢爛豪華な「山車行事」によって構成される川越最大のお祭りです。

今年度は保存と継承を目的とした川越まつりとして行われました。

神幸祭出発前の氷川神社の様子(10月15日)

 

氷川神社での「神幸祭」出発から市役所到着までを取材!

初日は午後1時から、氷川神社のみこしが町内を巡行する「神幸祭」が実施されました。

さわやかな秋晴れというより、取材には暑いくらいの気温となり、クルーも汗だくになりながら行列を追いかけておりました。

「神幸祭」では3年ぶりに厳かな行列が蔵造りの街並みなどを練り歩き、各町の山車も付き従いました。

市民の方たちの喜びもひとしおです。お囃子の音に安どする人、大きな山車に感動する人など本当にたくさんの人たちが祭りに感動しておりました。

いよいよ神幸祭出御の時が迫り、皆の緊張と期待が入りまじる

「神幸祭」は、氷川の神様が神輿(みこし)に乗られて川越城下の町々を巡行することで、人々はその御神徳をいただき、 幸福と町の繁栄を祈請(きせい)する、という伝統儀式です。

御神幸を迎える姿の整った山車行事の初日の午後1時、氷川神社を出御(しゅつぎょ)する華麗な行列は、志多町坂上 ⇒ 札の辻 ⇒一番街(蔵造りの町並み) ⇒仲町 ⇒熊野神社⇒六軒町 ⇒松江1丁目 ⇒松江町2丁目 ⇒ 大手町 ⇒ かつて西大手門があった市役所前(14時30分)へと 歩みを進め、午後3時30分頃に還御(かんぎょ)する。 これに、今年は、13台の山車が供奉(くぶ)しました。

熊野神社を訪問したのがこれまでの歴史で初めてのことだったようです。

1日目に神幸祭の様子を中継した松本敬子レポーター(連馨寺にて)

 

祭りといえば、屋台

2022年の川越祭では、新型コロナ対策として、残念ながら露天の路上出店はありませんでしたが、市内各所に飲食店が勢ぞろいする「屋台村」が設置されておりました。

また、感染対策として食べ歩きも禁止とされました。

賑わいを見せる屋台村からも、カワゴエ・マス・メディアのレポーターが3か所(MS観光駐車場、連馨寺、まるひろ)から中継を行いました。

人で身動きがとりにくいほどの賑わいを見せる連馨寺の屋台村(10月16日)

2日目の昼間、レポーターは松本敬子(右)から杉本遥へ、連馨寺でバトンタッチ!

 

屋台村の場所は全部で4箇所ありました。

  • 丸広百貨店東側駐車場(クレアモールエリア)
  • 蓮馨寺境内(川越昭和の街エリア)
  • タイムズ川越幸町第2駐車場(一番街エリア)
  • MS観光バス駐車場(市役所周辺エリア)

夜の部でまるひろ屋台村をバックに大野ひろみレポーターがお届け

 

まつりの主役といえば、なんといっても山車!

川越まつりの一番の見どころは、豪華絢爛な装飾と美しいお囃子を楽しめる「山車」。

地元ゆかりの武将や偉人の人形を屋根に頂き、高さは8メートル以上にもなります。

山車は計29台あるのですが、例年は半分程度の数しか姿を見せません。

29台の山車は川越市内の町ごとに特色があり、乗っている人形やお囃子の内容も全く異なっています。

偶然出会えた、三久保町の山車

 

私たち配信クルーは、連馨寺と一番街からの中継を終えて、一番街~蔵の街付近で三久保町の山車を探さなくてはと言っていたところ、なんとなんと!目の前に三久保町の山車が現れました!!!

街中では、ネットの電波も弱くなり、頼みの綱の「川越まつりナビ」アプリも開いては落ちるようなそんな状況で、筆者は三久保町の山車に出会えるのか若干不安になっていたところの出来事でした。

だから目の前に山車が来た時には、本当にホッとしたような、うれしいような気持ちでいっぱいでした。

これは奇跡としか言いようがない出来事でした。

三久保町の山車を取材した奇跡のクルーの後ろ姿

 

三久保町、仙波町の山車を取材した杉本遥レポーター(連馨寺にて)

 

15日夜は「鳶のはしご乗り」が行われ、市民や観客たちを魅了。さらには16日昼間の「市役所前山車巡行」、夜はフィナーレで各所で曳(ひ)っかわせが行われるなど、全29台の山車は2日間活躍し続けました。

 

16日夜はまつりもクライマックス!「曳(ひ)っかわせ」

山車同士が交差点等で鉢合わせすると、山車どうしでお囃子と踊りを競う「曳っかわせ」が行われます。

16日の夜、まつりがクライマックスを迎えた頃、連雀町の交差点には4台、札ノ辻交差点には8台もの山車がそれぞれ集合し、「曳っかわせ」が行われ、多くの市民や訪れた人たちを楽しませていました。

夜の部を担当した大野ひろみレポーター

今年は、新型コロナ対策として、曳っかわせは短時間のあいさつ程度にとどめ、曳き手が歓声を上げたり、周囲に密集して盛り上げる行為を自粛するなど、感染防止策を徹底して行われました。

主な対策として山車の曳き手など参加者に求められたことは、以下の通りとなっています。
●状況に応じたマスク着用
●笛の奏者や踊り手への抗原検査による陰性確認
●原則、1メートル以上の距離確保
●大声での会話を控えること

曳っかわせで8台の山車が集まった札ノ辻交差点の様子(市役所方面より)。コロナ禍で大声は我慢

 

さいごに「スタッフ~」の写真館!

2日間、陰となり日向となり、朝早くから夜遅くまで美人レポーターの3名を支え続けたカワゴエ・マス・メディアのスタッフたちに敬意を表し、一部紹介させていただきます。

16日には朝と夜遅くに東武東上線で事故があり、行き帰りのスタッフの足を直撃したハプニングもありました。

皆さん2日間ほんとうにお疲れ様でした!

クルーからの連絡で2日間カワゴエ・マス・メディアのまつり本部から配信を行っていた「あらいくん」

 

市役所前で、1日目前半のクルー(手前2名)から後半のクルーへの引継ぎの様子

最終日の夜、皆の疲れがピークに達したころに本部で。大野さんが「耳つけて写真とりましょうか」と。癒された~。ひろみん可愛すぎる♡

連雀町交差点中継用の機材を運ぶ白井Dの後ろ姿。いや~「働く男」って感じが超イイね!

配信で使えるかな~と撮影した、あらいくん(左)と代表理事の寺崎がソフトクリームを「いただきま~す!!」お蔵入りはもったいないのでこちらで(笑)

2日間、川越市公式チャンネルの配信を見てくださった皆様、本当にありがとうございました。

そしてカワゴエ・マス・メディアにご協力いただきました皆様全員に心から感謝申し上げます。

 

街角レポートの様子はこちらからご覧いただけます

※中継場所をクリックするとそれぞれのコンテンツがすぐに再生されます。

10月15日(土)  

◎松本敬子レポーター   

◎杉本遥レポーター

◎大野ひろみレポーター

10月16日(日)

◎松本敬子レポーター

◎杉本遥レポーター

◎大野ひろみレポーター