なんとか今週末まで散らないでぇ!〜川越さくら開花速報〜

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取材・記事 白井紀行

 

3月は三寒四温どころか気温の変動が激しかったですね。

3月21日(水)には積もりはしませんでしたが雪まで降ってびっくり!

最近では寒暖差で体調が優れないことを「春バテ」というんだそうです。

さて。「春が来た!」と最も実感があるのが桜の開花情報。

例年なら3月末から4月初旬に満開ですが、この気候で桜も戸惑っているようです。

市内各地の開花の様子を24日と25日に自転車で回れるだけ回ってみました。

 

吉田公園(東洋大学近く)

上戸から県道114号線を鶴ヶ島方面へ。小畔川の側にある吉田公園。

24日の時点では、まだ、3分咲きくらいでしょうか?

 

河越氏所縁(ゆかり)の地を訪ねて

上戸日枝神社

上戸には平安時代末期の武将「河越太郎重頼」に所縁のある場所が数カ所あります。

上戸日枝神社は、河越氏が京都の「新日吉社」を勧請し代々鎮守として崇めた神社。

 

普段は訪れる人も少なく静かな境内が、桜の季節はピンク色に染まります。

 

5分咲きというところですね。

 

国指定史跡河越館跡

河越氏の居館跡。今は一部が公園として整備されています。

 

切り絵作家「百鬼丸」先生の「河越重頼」の作品がはためいていました。

 

常楽寺

河越氏館跡の一角にある常楽寺は、河越氏の持仏堂が基となったとされます。

 

境内には河越重頼、その娘で源義経の正室となった京娘(郷御前)の供養塔。

 

供養塔のそばに見事なしだれ桜があります。

 

山門の入り口、六地蔵が並ぶお堂の上にも桜が植えられています。

 

小ケ谷の桜づつみ

東武東上線の霞ヶ関駅と川越市駅を結ぶ入間川橋梁。

川越市駅側の堤防は「小ケ谷の桜づつみ」として整備されています。

 

こちらは日当たりが良いせいでしょうか?7分咲き位でした。

 

川越大師喜多院

川越でお花見を楽しむなら、筆頭に上がるのが川越喜多院。

 

 

四季を通して美しい景観が楽しめますが、春は格別です。

 

来週が満開だろうと予定を立てていた人がほとんどなのでしょう。

いつもは花見客が一杯の境内もシートを敷く人はチラホラという感じです。

 

しだれ桜はこの日が満開でした。

 

成田山川越別院

喜多院のすぐ近くにある「成田山川越別院」

 

境内には桜が一本植わっています。

 

本堂横の池では、縁に沿ってぽかぽか日差しを受けて亀がのんびりと甲羅干し。

 

池のほとりにある水掛不動尊。お賽銭のおりんが思いがけず良い音がしました。

 

水を掛けると陰影が強調されて怒りがさらにましたように見えます。

 

川越市中央公民館

三久保町にある中央公民館の桜は4分咲きというところでしょうか。

 

ここからは25日の桜の様子です。

六塚稲荷神社

普段はあまり目立たない菓子屋横丁近くの六塚稲荷神社も桜化粧。

 

川越氷川神社・誉桜(ほまれざくら)

川越氷川神社の裏手、新河岸川の誉桜も川越の桜の代名詞。

 

暖かな日差しを受けて7〜8分咲き。

みなさん、橋の上で入れ替わり立ち替わり写真を撮っていました。

 

4月1日に舟遊が行われますが、一足早く、舟が行き来していました。

 

青空をバックにすると、桜のピンクがさらに映えますね。

 

田谷堰

桜並木を眺めながら新河岸川をブラブラと歩いた終点が田谷堰。

レトロな木製のゲートが桜とマッチして美しい景色を作り上げます。

 

新河岸川に沿って初雁公園にやってきました。川岸に桜が連なります。

 

川越本丸上御殿

東日本では唯一と言われる本丸御殿

 

そこにいたる道路の左右に桜並木が出迎えてくれます。

 

初雁公園

川越城本丸御殿から三芳野神社を抜けたところにある初雁公園。

 

大きな枝を広げて桜が咲いていました。

 

伊佐沼の湖畔

市内からちょっと足を延ばす。自転車なら10分くらいで伊佐沼に到着。

こちらの湖畔も桜の名所。

 

初夏には古代蓮が咲くエリアは、水が抜かれていて底が見えていました。

 

仙波東照宮

伊佐沼から再び中心街へと戻ってきました。

昨日、開花の様子を見に来た喜多院と隣接する仙波東照宮。

 

日曜日、祝日は正門が解放され中に入ることができます。

 

川越城主「松平伊豆守信綱」が植えたとされるエドヒガンザクラ。

 

無量寿寺 中院

桜の季節になると話題になるのが中院。境内には樹齢100年を越す見事なしだれ桜。

 

花をたわわに咲かせまさに今が見頃で、大勢の見物客で賑わっていました。

 

精進場橋

川越警察署付近、16号線と並行するように流れる新河岸川。

 

精進場橋からは桜と菜の花の競演が見られます。

例年より菜の花が少ないように見えるのは刈り取られてしまったからだそう。

 

蓮馨寺

中心街の桜の名所といえば、連雀町の蓮馨寺も是非立ち寄りたいところです。

 

満開になると境内がまるで桜の花のドームが覆っているかのよう。

 

川越八幡宮

南通町にある川越八幡宮。境内には夫婦円満のイチョウの木があります。

近頃は、厄除け桃が新たなパワースポットとして注目されています。

 

拝殿のそばに植わっているのがしだれ桜。

 

こちらはまだ蕾の様子。枝垂れ桃と一緒に咲くのでしょうか?

天気予報では水曜日、木曜日と気温はぐんぐん上がり20度越えとのこと。

この陽気に誘われて一気に満開になりそう。

川越春まつりも3月31日から始まるし、この週末までは持って欲しいものです。