野田五町の八幡太郎の山車に2日間密着しました〜川越まつり2017②〜

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川越まつりの1日目、夜が深まるにつれ「曳っかわせ」も盛り上がってきました。

 

少し進めば次の山車に出会うラッシュ状態。

 

ユネスコ無形文化遺産に登録されたことを記念した幟。

 

旧江戸町(大手町)の「鈿女の山車」との「曳っかわせ」

提灯を持った若手らの「ぅお〜、おっ、おっ、おっ」という掛け声がうねります。

 

ますます盛り上がりを見せる川越まつり

 

山車が行き交い、大勢の観客でごった返す中心街。

 

野田五町の山車は、そろそろ戦線離脱。

 

賑やかな街中を後に、帰路につきます。

 

1日目も無事に終えられそうで、どこかほっとした表情。

 

中金前でジャッキアップして90度ターン。

 

中心街ではまだまつりは続く。山車が行き交い出会えば「曳っかわせ」。

そんな熱気を微かに感じながら暗い夜道をソーレ、ソーレと山車は行く。

 

六軒町の会所の前を通り過ぎ、

 

川越市駅入り口まで来ました。

 

帰りも再び難関の踏切渡り。保線区の方も待機されています。

 

お囃子の人も全員山車から降りて踏切を渡るタイミングを計ります。

 

下り電車が通り過ぎ踏切が開いた。すかさず山車を走らせます。

 

山車に搭載しているWebカメラからの映像

 

渡りきったとほぼ同時にカンカンカンと警報機。

 

ソーレ、ソーレ。野田神社が近づくにつれ山車の引き手も増えてきました。

 

山車を待ち構える町内の方々。

 

「お!山車が見えてきたぞ!」と声が上がります。

 

パチパチパチと温かい拍手がさざなみのように広がりました。

 

山車カメラの映像からも町内の人たちが出迎えている様子が伝わります。

 

囃子台をくるりと野田神社へ。神様に無事の到着を報告し、お囃子を奉納。

 

長い1日お疲れ様でした!明日に備えて山車は蔵の中で一眠り。

 

 

2日目 雨の川越まつり

「川越まつり」は、「雨まつり」という異名がある位、秋の長雨に当たることが多い。

昨日はなんとか持ちましたが、この日は朝からシトシト雨。

「山車を出すか出さないか?」野田五町の山車の責任者らが集まって話し合い。

 

山車の前で、これからの決定を待つ。

 

川越氷川神社のお膝元、宮下町からご挨拶。

川越まつりが町同士を結び、川越の連帯感がさらに強くなる。

 

社務所の提灯たちもどうなるかと話し合っているよう。

 

市内引きは行わず、町内引きはお昼に判断しましょうと決まりました。

 

雨降る中でも、山車蔵からは時折、お囃子が聞こえてきます。

 

野田五町も各町内への挨拶を済ませたようです。

 

止む気配の無い雨。協議の結果、今年の山車曳きは中止が決定。

お昼ご飯をみんなで食べて解散することとなりました。

 

野田五町の山車から配信機材を撤収。他の山車も待機中で動く気配がありません。

我々も17時を目処に、札の辻からのライブ配信を停止しようかと検討。

記者も一旦、家に帰ったところ「山車が動き始めた」との情報が入ってきました。

 

透明のビニールシートをかけて曳行される山車。

 

ビニールシートの間に入っての山車を操る鳶。大変そうです。

 

ちょっと寄り道して蓮馨寺。

 

川越まつりの風物詩。

未だ入ったことはなくても、これを見ないと落ち着きません「お化け屋敷」

雨の所為かいつもよりお客さんが詰め掛けているようです。

 

一番街をぶらぶらと歩きながら、今も配信を続けている札の辻のカメラへと向かいます。

 

埼玉りそな銀行前のポケットパークに作られた幸町の山車。

 

ライトアップが反射して、さらに重厚な様相を見せる「陶舗やまわ」

 

街の様子を静かに見守る時の鐘。

 

札の辻の配信システムは順調に動いているようです。

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到着する少し前の映像。アクセス数も上がりお天気カメラとして機能していたようです。

 

菓子屋横丁のある元町二丁目「山王の山車」

3つ車で佇む姿が美しくて格好良くて、歴史の重みを感じます。

 

元町一丁目「牛若丸の山車」。山車蔵の中ではお囃子と舞が続けられています。

 

向こうから六軒町の山車がやってきました。

 

一番街からもう一台、これはもしや!?

 

札の辻に三台の山車が集まっての「曳っかわせ」

 

雨を吹き飛ばさんとばかりにヒートアップ!

 

札の辻のライブカメラからもその熱気が伝わったのでは無いでしょうか?

 

雨もひと段落したので、こちらもしばし待機。

 

先ほど、見かけた元町二丁目「山王の山車」

3つ車の機動性が強みを発揮。90度ターンも前輪をひょいと持ち上げて軽やかに。

 

9時近くになり山車蔵に帰っていく姿が見られるようになりました。

 

先ほどの騒ぎが嘘のように静まり返った札の辻で記念撮影。

山車カメラ搭載にご協力を頂いた野田五町の皆さま。

札の辻のライブカメラの設置場所をご提供いただいた「辻の吉野屋」さま。

USTREAM配信をご覧いただいた皆さま、ありがとうございました。

 

来年もこの取り組みを続け「川越まつり」を全世界に発信できればと思います。

自分の町内の山車からLIVE配信をやってみたい。

うちのお店にカメラを取り付けてみては?という設置場所の提供のお申し出。

店内でまつりの映像を流してみたいというご協力など。

ご興味がございましたら、カワゴエ・マス・メディアにお問い合わせいただければ幸いです。

取材・記事 白井紀行


INFORMATION

野田五町 八幡太郎義家の山車(川越まつりLIVE配信)

【場所】川越市野田町1-11-9

【情報】http://www.kawagoematsuri.jp/index.html (川越まつり公式ページ)

 

川越まつりLIVEちゃんねる

 八幡太郎義家の山車に搭載したWebカメラから臨場感溢れるUSTREAMで生中継

【実施】平成29年10月14日(土)、15(日)10:00〜22:00

【HP】http://tokusetsu.koedo.info

【FB】https://www.facebook.com/川越まつりLIVEちゃんねる

【TW】https://twitter.com/hikkawase

川越市野田町1-11-9