あなたもきっと釣れるよ!〜初めてのさかな釣り(へら鮒釣り体験教室)〜

川越市山田にある「川越フィッシングセンター」

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ここは、へら鮒釣り専用の釣り堀。

3号池と5号池と呼ばれる2つの池があり、105の釣り座が完備されています。

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こちらで10月4日(日)「日本釣振興会埼玉県支部」主催の「へら鮒釣り体験教室」が開催されました。

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「初めてのさかな釣り」とあるように、竿、糸、うき、餌といった道具が教材として渡されます。

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開会式、支部長や釣り堀のオーナーの挨拶。「きっと釣れますよ」と安心させてくれます。

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‖ 釣るための準備あれこれ

釣り堀に入って体験教室の始まりです。

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まずは、教材が全て揃っているかをチェック。

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竿、ウキ、針、糸と指導員が手にしているのと同じ物が揃っているかを確かめます。

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「竿の先を振って伸ばすと戻らなくなってしまうので、手で引き出して下さい。」

知らないとやってしまいがちな、竿の扱い方ですね。

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へら竿の穂先にはリリアンが付いていてここに道糸を取り付けます。

そのままだと、道糸(穂先からハリスまでの糸)を付けても抜けてしまうので先を「止め結び」します。

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こんな風に先に結び目があれば、道糸が抜けることはありません。

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次に「8の字結び」を習います。

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見た目が8の字になるこの結び方は力が分散される特徴もあり、釣りの基本とも云える結び方。

覚えておくとテントを張る時などにも役立つ結び方です。まずは、これをマスター。

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8の字結びすることでできるループをチチワといいます。

これを2ヶ所に作り輪の中にリリアンに通せば、矢印のところを引くだけで道糸が外れます。

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道糸とハリスを繋ぐ丸カン(指導員が手にしている丸い輪)でも8の字結びを使います。

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結び方を理解したところで、これを実際のテグス製の道糸で行います。

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慣れれば簡単なのですが、初めてなので苦戦。指導員さんが丁寧に教えてくれます。

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続いて針のついたハリスの長さを調整します(細いテグスはデジカメ泣かせ、写真では見えません)。

へら鮒釣りでは長短2本のハリスを使いますが、目安はA4の縦と横の長さ。

これで、水中で針同士が絡んでしまうことはありません。

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道糸とハリスのジョイントとなる丸カンがこの位置に来るように考えて道糸の長さを決めます。

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ウキを水深に合わせて適切な位置に調整するためのウキ止め、ウキゴムを道糸に通します。

パッケージを開ける時は完全に切り離さないでゴミを出さないようにする。

そういった釣りをする時のマナーも体験教室で学びます。

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なかなか釣りが始められませんが、今後のためにもここはしっかりと基本を学ぶ。

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ハリスとのジョイントとなる丸カンを取り付けたら板オモリを道糸に巻き付け。

板オモリを使うのは、ウキが適切に浮くように切って微調整するためです。

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ようやく仕掛けが水の中に入りました。

へら鮒は植物性プランクトンを食べる魚なので釣りでは麩を餌に使います。

麩は水に入れると溶けてしまいます。

つまり、ウキの沈み具合は魚の引きだけでなく餌落ちメモリとしての役割もあります。

それを踏まえて板オモリを切っては池にということを繰り返して調整して行きます。

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餌作り。パッケージの裏の説明に従って、餌と水を混ぜ合わせます。

手を熊手にして、ボールを揺らしながらといったコツが伝えられます。

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餌は左手で丸め、針が真ん中にくるように取り付けます。

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水槽で餌が溶ける様子やウキの沈み具合を確認します。

固めだと針に長い時間残るので魚の食いつきに適し、柔らかめは寄せ餌となる。

どんな固さをどのタイミングで投入するのかが釣りの難しくかつ面白いところです。

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最後はへら鮒が釣れた時にどのように網ですくうかの実演。

釣れないといけないので、指導員さんには中々のプレッシャー。

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アタリはあるものの釣れるには、至らなかったのでタオルで代用となりました。

これで釣りに取り掛かれるまでの一通りは学んだのでいよいよ実践です。

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‖ いよいよ釣りタイムのスタート!

仕掛けは竿の延長線上に振込のですが、最初はなかなか思った通りにいきません。

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餌の付け方やウキの沈み具合でアタリのタイミングを指導。

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30分位はアタリがあっても釣れませんでしたが…。

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やがてコツをつかんだのか一枚、一枚と釣れ始めました。

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へら鮒を手にハイポーズ。

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釣れ始めると俄然面白くなり楽しそう♪

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みんな夢中になって次から次へと釣り上げて行きます。

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‖ 後片付け

12時近くになったので教室は終了し、片付けの講習です。

残った餌は池に流すと水が汚れる原因になってしまうのでゴミ入れに捨てます。

エサボウルはさっと洗って良く水を拭き取ります。

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続いて竿を仕舞います。

竿尻を下にしてトントンするのではなくジョイントを緩めて手で竿先を中に納めて行きます。

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ウキを外し針を仕掛けを巻きに引っ掛けて道糸を巻いて行きます。

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最後に講習で学んだように道糸の先に作った輪を引っ張って穂先のリリアンから外します。

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このあと、竿掛けの仕舞い方も説明されて体験教室は一旦終了。

希望者は引き続き3時まで、釣りを続けることができます。

 

‖ 記念写真

秋晴れの空の下のお魚釣り体験、みんなへら鮒を釣ることができてニッコリ♪

お疲れさまでした!

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この「初めてのお魚釣り体験」は、埼玉県内では春と秋の年2回開催されているそう。

指導員が分かり易く丁寧に教えてくれ、また、お互いに気持ちよく釣りのマナーも学べます。

興味のある人はぜひ、参加してみて下さい。きっと、あなたも釣れますよ♪

WRITER NORI


 INFORMATION

初めてのさかな釣り(へら鮒釣り体験教室)

【主催】日本釣振興会埼玉県支部

【HP】http://jsa-saitama.org/

【案内】http://jsa-saitama.org/2015/hajimete3233.html#33

川越フィッシングセンター

【住所】川越市山田275

【電話】049-223-0774

【営業】AM7:00~PM4:00(4〜9月ナイター営業 PM5:00〜PM9:00)

【定休】金曜日(但し、祭日は営業)

【HP】http://www2.tba.t-com.ne.jp/kawagoe-fc/

川越市山田275