川越の魅力をみんなで発信!〜川越の魅力体験ウォークラリー〜
10月4日(日)に川越青年会議所主催の「川越の魅力体験ウォークラリー」が開催されました。
2020年に東京オリンピック・パラリンピックで、川越はゴルフ競技の会場となる予定です。
市民がより街に愛着を感じ、その魅力を世界に発信するきっかけになればと企画されました。
募集人数は100人ということで、60坪という茶陶苑の広い蔵の中はほぼ満席。
親子で参加する姿も多く見られました。
第55代会長の笛木氏(左上)による開会の挨拶。
つづいて、東京国際大学商学部教授の伊藤匡美(まさみ)氏(右上)。
生徒さんは街づくりを学んでおりマーケティングの実践としてこのイベントをサポート。
6つのチェックポイントのコーディネートや説明等を行います。
100名を20名ずつのグループ分けにするために一旦外にでます。
川越青年会議所のキャラクター「時の鐘マン」がお出迎え。
第一班をアテンドしてくれる青年会議所と東京国際大学の生徒さん。
茶陶苑、熊野神社、松本醤油、塩野米菓、川越市役所、初雁公園Pを巡るコースです。
‖ 茶陶苑
嘉永3年(1850)に建てられた「茶陶苑」は川越でも数少ない白漆喰の大きな蔵。
2階建ての造りで1Fはカフェ&ギャラリースペースとして使われ、コンサートも行われます。
ひとしきり見学した後は、外のテーブルでお茶とお菓子のおもてなし。
生菓子は紋蔵庵、抹茶は河越抹茶の時薫(しくん)。
‖ 熊野神社へ
茶陶苑を出て、川越商工会議所を通り過ぎ。
石畳の続く大正路漫夢通りを進む。
ほどなくして「川越熊野神社」へ到着。海外の人に人気の高い神社なのだそうです。
参道の両脇には、石の突起で足つぼを刺激する「足踏み健康ロード」があります。
早速、試して「痛い、痛い」と悲鳴が上がっていました。
まずは、参拝。
撫でると願いが叶うという「撫で蛇様」は、2対となっています。
説明を良く読まずに学業成就や合格必勝のご利益がある「頭」を撫でしまいました(^^;)
多少なりともブログの文章は知的になったのでしょうか?
その隣りにあるのは銭洗弁天。池だけでなく、小さな滝もあって癒されます。
3回投げて、輪が入るとその運気が上がるという運試し輪投げ。
熊野神社では開運指南や毎月第3日曜日は銭洗弁天の縁日でお囃子や神楽も上演。
境内には連雀町の山車蔵もあったりと小さいながらも見どころの多い神社です。
‖ 塩野米菓へ
昭和8年に中央通りの開通とともにできた中央通り商店街は、昭和の面影を感じられます。
仲町交差点を左折。
こちらが蔵造りの構造をじっくりとみることができる「あとひき煎餅 塩野」
屋根の横にある壁は防火の役割も持つ梲(うだつ)。
梲がないとそれほど裕福でないという意味から「梲が上がらない」の語源でもあります。
お茶とお煎餅を試食させてもらった後、昔ながらの急な階段を上がる。
2Fは「蔵乃茶屋・かくれんぼ」というギャラリー。
天井を見上げると上棟祭の棟札。明治27年2月に行われ棟梁らの名前が記されていました。
‖ 松本醤油商店へ
NTT東日本仲町ビルの横を抜けて左手に見えて来る蔵が「松本醤油商店」
この体験ツアーでは醤油蔵の見学ができます。
麹室の前で松本社長が醤油の原料を説明。
醤油作りには4種類の材料を使うとのことで大豆、塩、水、麹と思っていたら答えは小麦。
安全を考えて大豆と小麦は川越産を使っているのだそうです。
また、大量生産の工場では4〜6ヶ月で出荷するのに対して松本醤油商店では1年。
さらに再仕込みをして2年掛けて同社の「はつかり醤油」が出来上がります。
醤油蔵の中に入ると醤油の匂いが漂ってきます。
この桶は蔵を建てた時と同じ時に作られ、180年も前のものだそう。
醤油の種類について解説。醤油には「濃、淡、再仕込み、たまり、白」の5種類があります。
松本醤油商店では、再仕込みの初雁醤油が8割りを占め、レストランに納められています。
大量生産はできず全国のスーパーなどでは販売しませんが通販で購入も可能です。
マツコデラックスの番組で、はつかり胡麻ドレッシングが紹介され問合せが殺到したとか。
原料を発酵させると 「もろみ」ができ、それをこの布で漉して醤油を絞ります。
醤油糟は群馬の酪農家が牛の餌に混ぜて育てているそうです。
少し味見した「もろみ」が美味しかったので購入しました♪
‖ 初雁球場へ
蔵の街が連なる一番街に入りました。
川越のシンボル「時の鐘」がある鐘つき通りを進む。
そして、市役所へ。7階の窓から外を眺めている姿が見えました。
こちらも体験ツアーのコースで、一班の最後の見学場所になります。
市役所通りを東方向へ。途中には川越城中ノ門跡や市立美術館や博物館があります。
初雁球場へ到着
これまで省略してきましたが、体験ツアーでは全てのポイントにスタンプ台があります。
初雁球場駐車場にあるこのモニュメント。その正体は、国旗掲揚台。
1940年に東京オリンピックの開催が予定されており川越も会場の候補となっていました。
しかし、日中戦争の影響から返上され実現されず、この国旗掲揚台は遺構として残されました。
2020年のオリンピックの際には、なんとか日の目を見させてあげたいものですね。
‖ 川越市役所
いよいよ本日の最終ポイント「川越市役所」です。
通用口から中へ。
エレベータで7階へ。このフロアーのほとんどが会議室。そして、傍聴席があります。
窓からの眺め、川越の街が一望出来ます。もう少し右手には時の鐘も見れます。
初めて入る議場、普段は入れないだけに貴重な体験です。
‖ 再び茶陶苑へ
これで全てのポイントを巡りましたので茶陶苑へ戻ります。
まだまだ、知らないこと、訪れていないところが川越には沢山あることを実感しました。
KAWAGOE〼MEDIAでも、微力ながら川越の魅力を発信していければと思います。
‖ お知らせ
「#川越の魅力発信プロジェクト」で川越の魅力をみんなでシェア!
Facebook、ブログ、Twitterのアカウントを持っていれば、自らも魅力の発信人になれますよ♪
INFORMATION
川越の魅力発信事業 〜川越の魅力体験ウォークラリー〜
【主催】公益社団法人 川越青年会議所
【共催】東京国際大学 商学部
【HP】http://www.kawagoe-jc.or.jp/2015/?p=1006