ペットが幸せな一生を全うできるように〜犬猫譲渡会 in 小江戸蔵里〜
ケージの外と中で鼻を摺り合わせる2匹の犬。
一方は飼い主の元で暮らし、一方は飼い主が見つかるのを待っている。
ペットは人に飼われないと生きられない存在で、命の行く末は飼い主に委ねられています。
誰が飼い主になるかによって、彼らの境遇は大きく異なるのです。
4月25日(土)に小江戸蔵里で「犬猫譲渡会 in 小江戸蔵里」が開催されました。
犬猫譲渡会とは、ペットの販売会ではありません
さまざまな理由で行き場を失って保護された犬や猫を迎えてくれる飼い主を探すのが目的。
主催はクレアモールにある「保護猫カフェ ねこかつ」です。
とても人なつこっくて、しかも大人しく全く吠えない、チワワの「ナッツ」
小さくて可愛くても仔犬でなく10歳の成犬。
チワワの寿命は平均15年と言われているので、老齢にさし掛かっているところ
オレンジのスカーフが似合う「ゴン太」もとても大人しく人を嫌がりません。
一頭一頭にプロフィールがあり注射済みや病気に掛かっていないことがわかります。
譲渡会に連れて来られるのは数匹足らず。
他にも多くの犬達が飼い主を待っていますので、ぜひ、こちらにお問い合わせを。
070-6971-5326 松村(彩の國動物愛護推進員)
ケージに入れられた成猫。
気のせいかどこかあきらめたような暗い表情を感じます。
「福島県双葉町」というプロフィールがどのような境遇にあるかを物語ります。
東日本大震災の原発事故で取り残された犬や猫たち。
生まれたばかりの仔猫たち。6人兄弟のなかの3匹で人気をあつめてました。
成猫だと人に慣れず仔猫の方が懐きやすいのでは?と主催の人に聞きました。
そうすると、成猫の方が性格も分かっているのでむしろ飼い易いとの答えでした。
譲渡会でペットを初めて飼う方でも、成犬、成猫は全く問題ないそうです。
‖ 犬猫譲渡会の運用
犬猫譲渡会では、会場で気に入ったからその場で連れて行けるのではありません。
ペットを迎える環境があり、その一生を面倒見る覚悟があるかを丹念に確かめます。
ペットショップだと高齢の方にも販売しますが、猫は15年近くの寿命があります。
最後まで面倒が見られない恐れがあれば、お断りするそうです。
また、自分が希望する猫が譲渡されるかは約束されるわけではありません。
質問には家族構成や現在ペットを飼っているか?住宅環境など多岐に渡ります。
条件をクリアしたらトライアル。
飼い主や家族、既に飼っているペットとの相性を見るのに1〜2週間位をかけます。
トライアルで無事に飼い主や家族、ペットとのマッチングができれば譲渡が決まります。
譲渡の際には、注射や避妊手術の実費は飼い主が負担することになります。
生まれて2〜3ヶ月の仔犬達。
どんな事情があってここにいるのでしょうか?
彼らにできることは救いの手を差し伸べる飼い主をひたすら待つことだけ。
犬猫譲渡会は、これから、5/10(日)、6/14(日)、7/19(日)で予定されています。
クレアモールの「保護猫カフェ ねこかつ」でも飼い主を探している猫がいます。
ペットを飼おうと考えた時に本当にその一生を責任持って見られるのか?
その覚悟ができるかを確かめるために訪ねて見るのも良いかもしれせん。
ペットがその一生を幸せに全うできるように…。
Information
犬猫譲渡会 in 小江戸蔵里川越
【会場】川越市新富町1-10-1
【主催】保護猫カフェ ねこかつ
【住所】川越市新富町1-17-6 3F
【電話】070-5029-8392
【HP】保護猫カフェ ねこかつ