最も盛り上がる時期がやってきた〜タイのお正月ソンクラーン(水かけ祭り)〜
日本では4月の中旬といえば、新年度を迎えた気持ちもそろそろ落ち着く頃。
タイではソンクラーン(水かけまつり)を迎えて最も盛り上がる時期。
ソンクラーンは旧正月で、旧暦の新年にあたります。
仏像や仏塔に水を掛けて清め、年長者に水を掛けて敬う伝統的な風習です。
近年では、非常に暑くなる時期であり、無礼講で水を掛け合う祭りになっているようです。
日本的に言うと「盆と正月が一緒に来た!」というところでしょうか!?
そんなソンクラーンが開催されました。
場所は、御伊勢塚公園の直ぐ近くにある伊勢原公民館。
‖ タイの水かけ祭り
現地に着いたのは11時頃。
最初のプログラムの年長者を敬うために行われる水掛の儀式は終えた時間。
中に入るとホールの中は用意した席がほぼ満席状態。
例年以上に日本人が多く、3月21日、22日のミニタイフェスが呼び水になったようです。
ホールの後ろには、金の仏像が設置してありました。
花びらが浮かべられたジャスミン水を仏像に掛けて清めます。
流石に室内なので、水鉄砲を使った無礼講の水かけは行われませんでした(笑)
早速、華麗なタイダンスを楽しみます。
一段落したところで集合写真をパチリ。
続いては民族衣装を来た子供達によるコンテスト。
司会の人が子供達へ質問。好きな食べ物に対して、「イチゴ」が一番人気でした。
主にアジア圏の衣装を身につけた子供達。日本は着物(浴衣)姿でした。
‖ タイフードバイキング
この日のランチ(800円)も参加者が楽しみにしていたイベントのひとつ。
バイキング形式で本場のタイ料理が思う存分堪能できるシステムです。
たちまち長蛇の列となり、これは、もうありつけないなと半ば諦めながら並びました。
ところが、これは全くの杞憂。
タイ料理はほぼ最後の方でも十分にあって、彼らのもてなしの心に感謝
ワンププレートにあれもこれも載せていたら何か凄いことに(^^;)
タイ料理に舌鼓。すっかり口の中が辛さでフィーバーしたので今度はデザート。
タピオカ入りのデザートはかなり甘くて辛さが吹き飛びました。
‖ タイの水かけ祭り(午後)
お腹が一杯になったところで、午後の部のタイダンスの始まりです。
長い爪を付けて踊るのはタイ北部(チェンマイ)の爪の舞。
半人半鳥の舞フォン・ノック・ギンガラー。
優雅な踊りに見とれていると突然大きな白い動物が現れました!
ギンガラーと同じくヒンドゥー教の伝説の生き物の舞フォン・トー。
中には二人の人が入っているのですが、息の合ったダイナミックな舞を披露。
踊りの後には子供の頭を噛む動作をするので、日本ならさしずめ獅子舞でしょうか?
さて、午前中の子供達による民族衣装コンテストの結果発表です。
しっかりと控えていなかったのですが、確か、黄色い衣装の子が優勝でした。
満面の笑みを浮かべるこの子も賞をもらいました。
全員揃った(?)ところで、記念写真をパチリ。
続いては、国際交流としてフラダンスが披露されました。
フラダンスの踊りにはストーリーがあり、その動きでメッセージを伝えます。
このときの踊りは主に男女の恋愛を描いたものでした。
音楽に誘われて、さっき民族衣装コンテストに出ていた男の子も飛び入り参加♪
タイの遊びコーナー。といっても日本でもお馴染みの椅子取りゲーム。
ルールも全く同じで異なるのは音楽くらいでしょうか?
「ロンドン橋落ちた」と同じルールの遊び。若干グダグダ気味で行われました。
ミニタイフェアで魅せた踊りでオファーが掛かった「アミターユベリーダンス教室」
川越の各種イベントで引っ張りだこですね。
女性を最も美しく魅せることができる世界で最古といわれる踊り。
その舞は何度見ても息を呑む程の美しさで見る人の心を奪います。
いよいよトリを務めるタイダンス。
この曲を聞くと自然に体が動き出すタイの人たち。
最後は、全員が輪になって踊って祭りは最高潮を迎えます。
ベリーダンスとのコラボも見られました!
いよいよ感動のフィナーレ。
タイ版の「蛍の光」が流れると互いに手を繋いで別れを惜しみます。
まるで、NHK紅白歌合戦のエンディングを見ているよう。
もう、お正月なんだか大晦日なんだか分からない状態へ突入していきます。
最後はサワーディークラップの掛け声で全員での集合写真を撮ります。
また、来年会いましょう!
INFORMATION
ソンクラーン(タイの水かけまつり)
【会場】伊勢原公民館(伊勢原町5丁目1−1)
【主催】埼玉県在住タイ人クラブ
【参考】タイ国政府官公庁