笑いとともに思いを馳せる。50年の歴史を刻んだ 〜川越市市民会館〜
川越駅西口にできる新しい施設「ウェスタ川越」がオープンする。
それに伴い、50年の歴史に幕を降ろすのが川越市民会館。
先日、「週末よしもと川越お笑い祭り」観に行ったので、
その姿を記録として、残しておこうと思います。
川越市民会館へ行くには?
市民会館に歩いて行くのなら、鐘つき通りを通って行くのが分かりやすい。
そのまま、まっすぐに進めばいいのだから。
そういえば、この先の雑貨屋さんで、店頭にちょっと見ていたら、
「よしもと観に行くんですか?」と店員さんに話しかけられました。
おそらく、イベントがある度に道を聞かれたのでしょう。
ただ、市民会館に行くとひとことも云っていないのに、
なぜ、それが分かったのかは、未だに謎です。
いつもの景色
すっかり見慣れた景色ですが、いずれ見られなくなると思うと感慨深いものがあります。
本日および今後の催しがガラスのケースに掲示してあります。
今は、モニターに映しますが、手書きにはやはり味がありますね。
川越市市民会館の文字
これも、なかなか見られないフォントが使われていますね。
特に「会」は、じっと見ているとゲシュタルト崩壊を起こしそう(笑)
本日の出演者。
中川家、ピース、NONSTYLE、くまだまさし、ウーマンラッシュアワー、ジャルジャル、天狗。
そして、チラシに載っていなかったニューヨークという若手コンビ。
テレビでよく見るラインアップのため、開場前はずらりと並んでいました。
これも、昔から見られた光景なんでしょうね。
昭和39年というと…
川越市民会館が建てられたのが昭和39年。
この年は、東海道新幹線開業と東京オリンピックが開催された年。
高度成長期当時の日本の面影を残していることになります。
入り口付近には、50年間ありがとう市民会館大ホールと記された看板。
閉館記念として来年の6月末まで様々なイベントが予定されています。
この日は、振り込め詐欺防止というキャンペーンも行われていました。
埼玉県警のイメージキャラクタ「ポッポくん」ですが、コバトンに間違われまくり(笑)
どちらもシラコバトがモチーフなので似てしまうのは仕方がない?
こちらは、女性警官をイメージした「ポポ美」というキャラクター。
背景のクロークという文字も時代を感じさせます。
市民会館大ホール
この日は台風が迫っていましたが、お客さんはほぼ満席でした。
椅子も座りは悪くなく、適度な傾斜で見やすかった気がします。
木彫りのような絵が描かれた緞帳。
川越まつりの気がしていましたが、やまぶき会館の方でした(^^;)。
前説が始まりました(ここまでは写真撮影が許可されています)。
チョッキさんという芸人(本名が一寸木と書いて「ちょっき」なのだそうです)。
公演に当たっての注意や拍手の練習等で会場を暖めて、お笑いライブの始まりです!
1時間30分たっぷり笑わせてもらいました。
天狗→ニューヨーク→くまだまさし→ジャルジャル→
ウーマンラッシュアワー→ピース→NON STYLE→中川家。
お笑いライブを文章で伝えるという器用なことはできないのですが、
会場の雰囲気が笑いを左右するというのが肌で感じられました。
特に天狗の次に出たニューヨークというコンビが、パンフレットにも載っていなくて、
出て来た瞬間に会場がざわつき、微妙な雰囲気で終わったのですが、
くまだまさしさんが登場すると一挙に会場の雰囲気を変えてしまいました。
前の席だったからかも知れませんが、センターマイクから離れると
声が少し聞き取り難くなりました。この会館の特性なのでしょうか?
川越市民と歩んだ市民会館
川越市民会館ではイベント、コンサート、演奏会、発表会、式典などが
これまで数えきれないくらい開催されてきました。
川越市民なら一度は足を運んだり、実際に舞台に立ったこともあるでしょう。
その姿を見られるのも来年の6月まで。
それまで色々な催しが予定されているので、ぜひ、出かけてみませんか?
せめて、自分の思い出と重ね合わせて、記憶に留めておきたいものです。
この看板もやがて付け変わるのでしょうか?
INFORMATION
川越市市民会館(閉館)
【電話】*****
【住所】川越市郭町1-18-7
【営業】*****
【休館】*****
【HP】公益財団法人川越市施設管理公社 http://www.kfp.or.jp/