投稿

今年もカワゴエ・マス・メディアをよろしくお願いします「初日の出と初詣」

取材・記事 白井紀行   カワゴエ・マス・メディアのブログは今日から2019年のスタートです。 今年も川越のヒト・コト・モノを7つの切り口でお伝えできればと思います…
河越流鏑馬

秋深まる川越で郊外散歩〜農業ふれあいセンターまつり&河越流鏑馬〜

, ,
農業ふれあいセンターまつり 伊佐沼のほとりにある川越市農業ふれあいセンター。 田植えやさつまいも掘り取り体験を始め農業に関する様々なイベントが行われる施設です。 こちらで11月18日(土)に「農業ふれあいセンターまつり」が行なわれました。 屋外の会場は販売ブース。江田養鶏場の卵や卵かけ御飯、プリンなどもありました。 採れたての野菜が販売されていました。 広場ではフリーマーケット。この日は気温が低く売り手の人は少し寒そう(><) 10時になり多目的ホールでは記念式典が始まりました。 川合市長は「川越市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の一つ「蔵…
ささら獅子舞

八重桜の咲き誇る境内で奉納された上戸の祭礼〜ささら獅子舞〜

, ,
ソメイヨシノの花が散り、八重桜に主役が移った上戸日枝神社。   ここで4月19日(日)に上戸芸能保存会による「ささら獅子舞」が奉納されました。 (ちなみに同じ日に石原の観音寺でも「ささら獅子舞」が行われていました。)   鎮守御祭禮と祭礼を意味する奉納のぼりも掲げられています。   神主による祝詞の奏上。   上戸日枝神社の獅子は、女獅子、中獅子、大獅子の3頭。 享保3(1718)年の作で川越市内では最古の獅子頭だそうです。   奏上が終わったら獅子頭を身につけます。   参道をしずしずと進む一行。   そして、境内に描かれた円陣を回ったら定位置にスタンバイ。   上戸のささら獅子舞は、悪霊を追い払い境内を清める踊りから始まります。   次に黄泉の国との境を表す竿の下をくぐり抜けて行く。   篠笛の演奏に合わせて唄人が祭りを盛り上げます。   それに応えるように獅子頭の舞いにも熱が入ります。   天下泰平、国家安穏、五穀豊穣などを願う口上の読み上げ。   それを神妙に聞く仲立ち(蠅追い)と三頭の獅子   それに対するお褒めと御礼の口上のやりとりがされます。   写真右の被り物が「ささら子」と呼ばれ、手に持った楽器を演奏します。   獅子は腹に括り付けた太鼓を打ち鳴らす。   仲立ちが軍配と語弊を降ると、獅子頭はそれに合わせて飛んだり撥ねたり。   こうして、30分程で今年のささら獅子舞の奉納が終わりました。   その後は、獅子と一緒に撮影タイムが始まりました。 ささら獅子舞は関東地方を中心とした東日本に広く分布しています。 http://ir.minpaku.ac.jp/dspace/bitstream/10502/3231/1/KH_026_2_001.pdf   二頭の獅子が一頭の雌獅子を巡るストーリー展開があるなど、地域毎に特色があります。 かつては一行が各家々を回り、村長にご馳走になって獅子舞で終わるものでした。 今は、上戸芸能保存会の方が伝承していますが、後継者不足に悩んでいるそう。 奉納の際に踊りの意味を解説していましたが、HPにあればより興味を引くかもしれません。   5月3日の川越春まつりでは、11時にまつり会館、12時に蓮馨寺でも披露されます。 石原のささら獅子舞も見られるそうですので、ぜひ、おいで下さい。 INFORMATION 奉納ささら獅子舞 【住所】川越市上戸316-1(上戸日枝神社) 【踊り】上戸芸能保存会

川越一番街とは別の趣きの蔵を発見できる! 〜上戸・鯨井地区で蔵巡り〜

川越市上戸周辺には、河越氏の館跡、常楽寺、上戸日枝神社など、 川越の歴史を語るのに欠かせない遺跡や建物が多くあります。 そんな近所を散歩していて、この辺りには蔵が多く残っているなと感じました。 そこで、意識しながら歩くと続々と現れる様々な蔵。 川越一番街の蔵造りとは別の趣きをもつ川越市上戸・鯨井地区の蔵巡りをしてみました。 いずれの蔵も観光用でなく個人宅なので、撮影は全て公道から行っています。 また、詳細な住所は掲載しませんので予めご了承下さい。   鈴木園付近 こちらは、狭山茶の製造販売をしている鈴木園(お店なので明記しています)。 美しい白漆喰に屋号の鈴も付けられ、まさにこれが、The「蔵」というべき建物ですね。   こちらは鈴木園さんの直ぐ近く。こちらの蔵は、家紋が掲げられていました。   公道から離れているので、望遠を利かせて撮影。 先の2つと違って、屋根から壁がまっすぐに降りておらず「く」の字に折れ曲がっています。   こちらの蔵は比較的新しいか改修されたのでしょうか? 腰の部分に石をはっきりと見ることができます。   こちらは、白漆喰ではなく、見た目には土壁そのものに見えました。   これはシンプルなタイプ。   上戸ゴルフ練習場付近 公道からは少し離れているので、気付かずに通り過ぎるかも。     屋号がつけられているのと、屋根に沿った鉢巻の部分の黒の塗りがアクセント。 こちらも少し気付き難い所にあります。   ここはよく見ないと通り過ぎてしまうでしょうね。     この角度で、裏側なのでどんな蔵なのか特徴ははっきりとしません。   これまで見て来たのとは異なり背の高いタイプです。 途中で色が変わっているのは補修のためでしょうか? 窓も他のと比べると低い位置にあります。   反対側からみました。こちらからみるとどっしりとした風格のある造りです。   2つ目の蔵。緑の屋根が特徴です。 こちらのお家の蔵は全体に背が高くスマートな印象を受けます。 確証はありませんが、保管するものの性質のためでしょうか?   鯨井地区 土壁か左に見える家の色に合わせて塗られているのでしょうか? 近くで見てみないとなんとも云えません。   屋根の瓦も無くかなり傷みのある蔵ですが、機能は果たしているようです。   山本?の屋号。かなり立派な蔵であることがこの一部からみても分かります。     こちらもシンプルな造りの蔵です。   屋根や壁がトタンで補修されています。   よく見ると壁が垂直になっておらず、屋根の所で「く」の字になっています。   こちらも白漆喰が剥げていて傷みがやや目立ちます。   ふたたび、上戸に戻って来ました。 いつも駅までの道からみえるこの2つ並ぶ蔵。 これが、この地区の蔵めぐりをするきっかけとなりました。 自転車に乗って2時間あまり。 まだまだ、見落としている蔵もありそう。 これからも探して見ることにしましょう。 WRITER…

288メートルのちょっと変わった川越旅行をしてみませんか? 〜川越橋〜

「『上戸(うわど)』、『川越橋』を通って下さい。」 残業や飲み会で遅くなり、森林公園行きの最終電車を逃せば川越市からタクシーです。 私はいつも、この二言(ふたこと)でドライバーさんに行き先を告げています。 川越橋(かわごえばし)は、平成2年に架け替えられた全長288メートル、幅10.2メートルの橋。 入間川に架かる橋のひとつで川越市上戸と小ケ谷を結びます。 タクシーだとあっという間に通り過ぎてしまうけど、今日は、ゆっくり渡ってみましょう。 実はこの橋、歩くだけで川越旅行ができてしまうスポットなのです。   川越といえば「時の鐘」 まず目につくのは親柱にある「時の鐘」のモニュメント。上戸と小ケ谷の両側にあります。   橋詰広場に飾られているのは三十六歌仙額のプレート。 チェーンが掛けられた柱にはさり気なく「川」の文字。   この三十六歌仙額は、仙波東照宮に江戸初期に活躍した絵師「岩佐又兵衛」が奉納したもの。 両岸に18枚ずつが設置されています。   上戸側には川越橋の諸元を記した金属のプレートもあり、周りには干支が描かれています。   それでは、橋を渡りましょう 上戸側からだと橋はぐぐっとカーブしています。   下流側を眺めるとそこに広がるのは野球場。 東武東上線の鉄橋の先にはサッカー場があって、一帯は上戸運動公園になっています。 その先にはJR川越線の鉄橋があって、川越が舞台のNHK連続小説「つばさ」のロケも行われました。 川越橋もドラマの中でちょっとだけ出てきます。   橋は左右1車線と縁石で分けられた歩道からなり、所々に少し川に張り出した広場のようなスペースが設けられています。   こんな感じで景色を眺められます。 今日は曇り空ですが、空気が澄んでいると、ここから壮大な富士山や秩父山系がよく見えます。   川越の名所を象ったレリーフ ここに設けられているのが、川越の名所を象ったレリーフ。 これは、鳶の「はしごのり」、バックは時の鐘ですね。 ※見やすくするために画像を調整しています。   川越といったら欠かせないのが「川越まつり」。 2台の山車が向かい合う曵っかわせ。はて、背景の建物はどこだろう?   左は山車で舞う天狐、右は山車を正面から見たところ。今にもお囃子が聞こえてきそう。   勇壮な2台の山車。どこの山車か分かる人教えて下さい。(なぜか、人形も踊っている気がする(笑)   こちらは毎年10月14日に行われる神幸祭の様子でしょう。 ちなみに、山車が出るのは、毎年10月の第3土曜、日曜日になります。   川越百万灯夏まつり。神輿を担ぐ男達と色鮮やかな提灯に彩られた幻想的な光景が描かれています。   提灯に照らされて踊る人々、右側の丸い輪はバトンのパレードでしょう。   川越城本丸御殿。特徴のある大唐破風の屋根が描かれています。   もうひとつの時の鐘と時の鐘マン!? 橋を渡りきったところにも橋詰広場があって、こちらの親柱にも時の鐘。 こちら側の土手はサイクリングロードにもなっています。   こちらのプレート周辺案内図。空から見た川越といってもいいでしょう。   親柱の反対側には「時の鐘」の頭だけ。なんか「時の鐘マン」に見えてしまう。   ところで、この欄干の手すりは、蔵造の屋根を模したものだそうなのですが分かりますか? 私も後で調べるまでは気付きませんでした。   川越橋は、国指定史跡の河越館跡や常楽寺の直ぐ先。 せっかく、ここまできたら少し足を延ばして、ちょっと変わった川越旅行を楽しんでみてはいかがでしょう? WRITER…