川越百万灯夏まつりOH!通りゃんせ~『着物ダンサーズファミリー』に密着!

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2023年7月29日(土)、30日(日)の両日にわたって開かれた『川越百万灯夏まつり』は、大変な賑わいの中終了しました。

「川越百万灯夏まつり」のダンスイベントである「OH!通りゃんせKAWAGOE」は、本川越交差点をA会場、武蔵野銀行川越支店前をB会場とし、2日間とも踊り子たちが精一杯のパフォーマンスを披露し、会場は熱気に包まれていました。

そんな踊り子たちの中でも、今回は『着物ダンサーズファミリー』に密着してみました。

リハ後の写真。「着物ダンサーズファミリー」みんないい笑顔(撮影:郡司紳一郎さん)

 

『着物ダンサーズ』とは!?

着物をまといラテンダンスを踊る、小江戸川越生まれのダンスユニット。

2020年夏、緊急事態宣言の中、代表の岡田祐子さんが地元のレンタルきもの屋さんとコラボしてオンライン企画を開催したのが大元のきっかけでした。

着物ダンサーズは「着物を身近に、ダンスをもっと気軽に楽しもう!」というコンセプトで2022年に誕生

 

そしてこれが川越の夏の風物詩になったら面白いと妄想した岡田さんは、浴衣で盆踊りもいいけど、浴衣でラテンダンスもホットだなと思い、2021年に着物ファッションショーのオープニングで地元のお仕事女子の皆さまにラテンダンスを踊ってもらいました。

それがあまりにかっこよくて、何かできないかと思い、2022年6月に開催された「和くわく市」ウエスタ川越にぎわい広場特設ステージで着物ダンサーズ、ついにデビュー。

着物ダンサーズのメンバー(左から嶋崎さん、伊波さん、岡田さん、大島さん、小野山さん、マツモトさん)

 

メンバーは、代表の岡田祐子さんをはじめ、大島寛子さん、嶋崎美奈さん、マツモトケイコさん、伊波リリ子さん、小野山まりさんの6名です。

着物ダンサーズのステージは参加型で、お客様との一体感を大切にしています。夢は、海外で着物ダンスを踊ること。和と洋のコラボで、文化の交流を深めることを目指しています。

そして発足から今までに、かわごえ産業フェスタや、クレアパークのクリスマスイベント、和くわく市、小江戸ワインフェスなどのイベントにも出演しています。また都内にも遠征するなど数多くの活動の場があり、そのたびにファンを増やしています。

昨年12月、クレアパークでのイベントにて

 

着物ダンスで世界じゅうを笑顔に!!

着物ダンスで世界じゅうを笑顔にしたいというのは、『着物ダンサーズ』代表の岡田祐子さん。

岡田さんは、埼玉県川越市の「岸田ダンスアカデミー」でご主人の岸田肇さんとともに社交ダンス教室を経営し、ダンスを教えています。講師歴は25年以上、大学生で始めたラテンダンス競技選手歴は30年以上。社交ダンス愛好家向けレッスンをはじめ、社交ダンスの普及活動に力をいれています。

着物ダンサーズ代表の岡田祐子さん(岡田さんのFacebookより)

 

2021年にはミセスコンテストに挑戦。
ミセスジャパン東京大会5位に入賞し、日本大会ファイナリストに選抜されました。
そのご縁で、活動の幅が広がり、社交ダンス業界や川越以外でのイベントや舞台でもご活躍されています。

 

『お祭りダンサーズ』ついに発足!!

2023年6月、『着物ダンサーズ』ファミリーである『お祭りダンサーズ』がついに発足。

メンバーは、岡田さんがインターネットで募集し、川越市内だけではなく埼玉県内や都内、千葉、遠くは兵庫県や青森県からも百万灯夏まつりで一緒に踊りたいというメンバーが集まり、着物ダンサーズファミリーは合計30名ほどの大所帯になりました。年齢層はおおむねアラフィフからアラ還がボリュームゾーンで、子育てがひと段落し、今度は自分が好きな事をしたいという女性たちが多いです。

 

あっという間に満員になってしまい募集を締め切ったので、今後は「着物ダンサーズの体験会も企画したい」と、今回一緒に踊れなかった人たちにも、チャンスはあるようです。

発足時に顔合わせをZoomで行いました。そのときには、お祭りダンサーズのメンバーの皆さんは、「着物ダンサーズは憧れでした」「練習が楽しみでワクワクします」「募集を見たときに一緒に踊れるのがうれしくて『魂が震えました』」と仰っていました。

Zoom顔合わせの写真。メンバーたちは期待とワクワク感であふれている

お祭りダンサーズとして新たに仲間入りした皆さんの熱い言葉を聞いていて、着物ダンサーズの活動が、こうして人の心を動かしていたことにむしろメンバーたちも感動したのだとか。

 

練習のひとコマ!

練習は6月後半からスタートし、スタジオ・オンライン合わせて土日を中心に10回以上の練習を行いました。
岡田さんは練習で指導する時は厳しいですが、何よりもメンバーたちを愛しているのが伝わってきます。毎回それを感じながらお祭りダンサーズは練習に励んできました。

着物ダンサーズファミリーの「お祭りダンサーズ」練習のあとの1枚。皆の顔が充実感であふれている

 

浴衣選びにワクワク!

先日、お祭りダンサーズのメンバーたちが、浴衣選びに川越市駅近くにある「れんたるきものや寛Kan」を訪れました。こちらのレンタル着物屋さんは、着物ダンサーズのメンバーでもある大島寛子さんが経営しています。

浴衣選びのときに撮影した1枚。皆うれしそうに当日着る浴衣を選んでいた

 

浴衣を着る機会がなかなかなかったメンバーたちは、どの浴衣にしようか?迷ったりした人もいたようですが、みんな思い思いの浴衣を予約しました。また、帯や小物なども変わり種がたくさんあるのがこちらのお店の特長です。ちょっと変わった着物からオーソドックスなものまで、いろいろな種類を取り揃えています。

 

川越百万灯夏まつり2023の長い1日に密着!

いよいよ7月30日(日)、「OH!通りゃんせ」出演当日。
メンバーたちは順番に12時より、「れんたるきものや寛Kan」にて着付けです。

れんたるきものや寛Kanで、左から大島寛子さん、岡田祐子さん。笑顔がとっても素敵!

 

選んだ浴衣を着つけてもらったメンバーから順番に岸田ダンスアカデミーへ。このときすでに気温はかなり上がっていたと思われ、筆者も13時から着付けしてもらい、本川越まで10分と歩いていないのに着たばかりの浴衣も汗だくになりました(笑)。

 

14時からはいよいよリハーサル!

13時から13時40分までの間、なかなかリアルで練習に来られなかったメンバーを中心に最後の追い込みを行いましたが、そこで徐々にメンバーが集まり始めました。最後に着付けを終えて全員が揃ったのが14時前。

少し休憩した後いよいよリハーサル。お祭りダンサーズのメンバーはやや緊張した面持ちでした。

本番前にスタジオで踊るお祭りダンサーズのメンバーたち

リハ中は、しっかり全員が踊りや動きをひとりひとり確認しながら、頭や身体に叩き込んでいきます。みんな最後の追い込み、レッスンで祐子先生からご指導を受けたことを思い出しながら、真剣に取り組んでいました。

 

リハーサル終了後は大正浪漫夢通りの音楽フェスへ

大正浪漫夢通り仲町大栄パーク内特設ステージで16:30より行われた音楽フェスのステージで、着物ダンサーズはトップバッターを飾りました。なんと、こちらのステージには川越を舞台にした映画『リ、ライト』の音楽チームも出演されました。
和太鼓響の皆さんは8月12日(土)9時~川越市場夏まつりで演舞を行います。K.E JAMのお二人は川越を中心に音楽活動を行っている夫婦デュオです。

 
 
トップバッターで着物ダンサーズが登場すると会場は大盛り上がりを見せました。演目の最後には、お祭りダンサーズのメンバーも一緒に混ざって会場のお客様を巻き込みながら「テキーラ」を一緒に踊り、会場は大変な熱気に包まれました。

仲町ステージで踊る着物ダンサーズのメンバー

 
 
なんと、ステージ後方には豪華メンバーが。映画『リ、ライト』にも出演された音楽チーム《はじめとおおじwith山田翔一》が、テキーラの生演奏をしてくださいました。こんな贅沢なひとときがあっていいのかとメンバーたちも感動でした。音響の上野さんや司会の田村さんをはじめ、こちらで支えてくださったスタッフの皆さんにも感謝です。

映画『リ、ライト』の音楽チーム(ステージ後方)の生演奏でテキーラを踊った着物ダンサーズファミリー

 

その後、メンバーはそれぞれ3~4人ずつ分かれてお茶を飲んだり、思い思いのひとときを過ごしました。
スタジオに戻って来てからの本番前のオフショット、みんな緊張はどこへ行ったのでしょう(笑)?

スタジオで本番を待つ間にリラックスした表情のメンバーたち

 

いよいよ本番!!

本川越交差点で本番を待っている着物ダンサーズファミリー

 

18時45分ごろ、外は薄暗くなり街の灯りがぽつぽつとともり始め、心を一つにしたメンバーたちは控室である岸田ダンスアカデミーを出発。19時10分すぎ。いよいよ本川越交差点での本番です。

本川越交差点での「着物ダンサーズファミリー」演舞

 
日が落ちかけている時間にもかかわらず、外に出たとたん教室の中とは違いとても暑かったのですが、時折涼しい風が吹いてきて、それでなんとか持ちこたえていたメンバーたち。本川越の交差点のど真ん中で踊るという、貴重な経験をしました。

本川越交差点でのひとコマ。「Make You Happy」躍動感にあふれた1枚だ

 
 
本川越交差点での演舞が終わったら、次は武蔵野銀行川越支店前に会場が替わるため移動。
1ステージやっと終わったという思いと、まだ1ステージ残っているという緊張感を抱えながら、メンバーたちは前の組の演舞が終わるまで待機していました。

武蔵野銀行前でやや緊張しながら出番を待つメンバーたち

 
 
武蔵野銀行前での演舞も本川越交差点で踊った4曲でした。終了後は、写真撮影のあと、メンバーそれぞれの家族や友達が見守る中、私たちは会場をあとにしました。
 

武蔵野銀行前の演舞終了後。みんなはじけそうな笑顔だけど実は汗だく…(笑)!

終了後は、美味しいビールが待っていた!!

終了後は岸田ダンスアカデミーの教室へ戻って来て、みんなでささやかなお疲れ様の打ち上げ。
頑張ったみんなに乾杯!!

解放感からみんな笑顔で乾杯!!

歓談するメンバーたち。安堵感や充足感などいろいろな感情がそこにはある

 
ひとり一言のコーナーでは、全員がまたこのメンバーと踊りたい、本当に着物ダンサーズファミリーの仲間になれてうれしいとの感想。この一体感や満足感やらの入り混じった感情が湧き出すのは、ほんとうに一度経験したら癖になりそうです。
 

番外編!メンバーからのプレゼント♡

①髪飾りの花

メンバーたちがつけている可愛らしいお花の髪飾りは、『着物ダンサーズ』マツモトさんが制作したもの。マツモトさんは、ラジオぽてと「ときめきクローゼット」のパーソナリティを務めており、帽子作家として普段は活躍されています。

マツモトさん制作の髪飾りにみんな大喜び!

 

②カラフルチャーム

メンバーさんたちに何か記念になるもの作りたいなぁ…と思い、浴衣に付ける可愛いチャームを作ってくださったのはメンバーの発知さん。演舞の後はストラップとしても使えます。「和」で「飴」をイメージしたカラフルな感じに仕上げていただきました。
 

③チャームを帯にはさむ部材

こちらもメンバーの勝部さんからのプレゼント。小さい穴にチャームのひもの部分を通して使用します。
 
 
 
※写真は撮影係を務めた郡司紳一郎さんをはじめ、メンバーやそのご家族・お友達にご協力いただいて撮影したものおよび、「着物ダンサーズ」と岡田祐子代表のFacebookおよびInstagramよりお借りしています。
以下の「着物ダンサーズ」看板は小野山まりさん制作です。
 
 

Information

岸田ダンスアカデミー

【住所】 埼玉県川越市新富町1丁目11−2シントミビル 4F 
【電話】049-223-3843
【HP】https://dance-school-729.business.site/
【Facebook】https://www.facebook.com/yuko.okada.921(岡田さん)
【Instagram】https://instagram.com/kishida.dance(岸田ダンスアカデミー)
【Ameblo】https://ameblo.jp/yukodanceyuko/(岡田さん)
 
 

着物ダンサーズ