英語で歌って踊って学ぼう〜こども川越コンシェルジュ体験講座第3回「環境編」〜

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いよいよ夏休みも終盤という8月25日(土)。

ウェスタ川越小ホールで「こども川越コンシェルジュ」が開催されました。

こども川越コンシェルジュとは?

こども達が、環境問題や川越の文化歴史などに関心を持って堂々と英語で話し、自分を表現する力を身に付けられるきっかけとなるよう、アートによる街づくりコミュニティづくりを目指す「NPO法人 アートバーブスフォーラム」が主催する事業です。

第1回は2017年8月2日〜4日「川越に伝わる民話を英語で歌う」

第2回は2018年4月2日〜4日「川越の観光と歴史案内を英語と歌で学びガイドする」

という内容で行われ、今回が3回目となります。

 

オープニングダンス

時間になり本日参加するこども達が揃ったところで会場は暗転。

「虹の玻璃(地球)」が静かに流れる中、ダンスが始まりました。

 

踊るのは「山﨑麻矢モダンバレエスタジオ」の生徒達。

ピアノの伴奏ともに歌われる癒しの曲に合わせての素敵なダンス

 

(科白)美しい星を失ってしまった。

    宇宙を彷徨っている星 私たちの故郷地球。

    地球はもう一度美しくなれる

 

環境問題について学ぼう

「英語で歌って踊って学ぼう」をテーマに行われる「こども川越コンシェルジュ」

今回取り上げる内容は「環境問題」。

2時間の中で環境について学び、歌い、ダンスを完成させるワークショップです。

 

先生がまず、環境とは何でしょうか?とこども達に尋ねます。

 

環境とは「空気、水、食べ物、天気、気候・・」

私たちを周りにあって生活に欠かせない全てのものを言います。

環境は「Environment」、地球は「The Earth、皆んなで一緒に!」と英語も学ぶ。

 

「地球の温度が1度上がるとどうなるでしょうか?」

質問をしてやり取りを重ねる形式で「地球温暖化(Global warming)」。

そして、ゴミ問題を解決する行動3R(Reduce、Reuse、Recycle)を考えさせます。

環境への関心が高く先生の質問にきちんと答えているのが印象的でした。

 

The earth can be beautiful again.(地球はもう一度、美しくなれる)。

この一文を頭に入れて歌とダンスを踊るワークショップへと移ります。

 

課題曲「虹の瑠璃(ちきゅう)The earth can be beautiful again.」

「もう一度美しい地球を取り戻し、美しく輝く未来を」

そんな願いを込めて作られた曲。ぜひ、聴きながら続きをお読みください。

 

歌と踊りのワークショップ

今回のワークショップ束ねる小林範子先生(ピアノ&ソプラノ)

早稲田大学在学中に石桁真礼生氏に作曲を、N.Y大学大学院で音楽療法などを学ぶ。

音楽を通して子どもの創造力やコミュニケーション力を育む様々な活動を展開。

川越の歴史や文化をプロから学ぶ「川越文化コンシェルジュ」を3年間主催。

NPO法人の架け橋となる「こえど市民活動ネットワークプロジェクト」事業など。

街づくりにも勢力的に取り組んでいます。

 

「あけぼのコーラス」の皆さんと先生のピアノで「虹の瑠璃」の模範演奏。

 

こちらがその歌詞。ワークショップでは英語の歌詞で歌います。

 

模範演奏を聞いたら今度は子ども達の出番。

「みなさん、こんにちわ」「お腹から声を出さないと声は聞こえませんよ」

と、まずは子ども達に声を出させて歌う気持ちにさせます。

 

続いて、この歌のサビに当たる3つのセンテンス。

The earth can be beautiful again(地球はもう一度美しくなれる)

See the Rainbow in the Sky(灰色の空に虹を)

See and the grow Glove in the gray Globe(灰色の地球に森を)

一つ一つの言葉を理解させ、歌詞のイメージが膨らむよう繰り返し練習。

少しできたら一歩先に。自然に歌の世界に引き込まれてこども達。

 

全部を歌うのは大変なので、ここからはA〜Dの4グループに分かれて練習。

Aは1番の前半、Bは後半、Cは2番の前半、Dは後半を担当します。

 

「あけぼのコーラス」の方々が子ども達に指導。

 

こども達の練習に耳を傾け、アドバイスをする小林先生。

 

10分ほどの練習が終わり、各グループが担当したところを歌って行きます。

サビの3つのセンテンスは全員で。

 

観客席で見ている親御さんも、サビのところは低音パートで参加。

だんだんとホールの皆んなの気持ちがまとまっていくのを感じます。

 

サビにさらにダンスが加わります

The earth can be beautiful again

両手の5指を広げて大きな丸をつくり、前に回転して「地球」を表現。

 

See the Rainbow in the Sky

手で大きな弧を描いて虹を表現。

さらにステップや手拍子を加えて歌とダンスをリズムよく覚えて行く。

一歩できたらさらに先へ。これがこども達のやる気を引き出して行きます。

 

残り時間もだんだんと少なくなってきましたので練習も仕上げに掛かります。

「自分が歌っていないところでもお友達の歌を聞いてあげて」

「もっと元気を出して行きましょう!」と先生からアドバイス。

 

「Bグループ」と呼びかけると「はい!」と皆んながびっくりするくらい大きな返事。

これに釣られてCグループ、Dグループも元気よく返事。

これで、こども達のやる気がさらに盛り上がりました。

 

いよいよ本番!

静かにピアノが流れ、Aグループの子ども達から順に歌い始めました。

 

言葉の一つ一つの意味を理解しながら丁寧に、歌とダンスで曲を表現。

 

サビではお父さん、お母さんの歌声も加わりハーモニーを奏でる。

ホールにいる総勢110名を越える皆んなで創り出した音楽空間。

 

わずか90分ほどで生み出したとは思えない素晴らしい出来栄え。

歌い終わると温かい拍手がホールいっぱいに広がりました。

 

感激のあまり満面の笑みを浮かべる小林先生。

この感激をもっと多くの人にも味わって欲しいと出演も決定。

11月11日にウェスタ川越大ホールで開催する川越市合唱連盟に加わり披露します。

是非、こども達の素敵な歌声とダンスをご覧ください!

 

環境のことや歌やダンスを教えてくれたスタッフの紹介。

 

英語で歌とダンスを学び、皆んなで一つのものを創り上げた喜び。

こども達の脳裏には、夏休みの良い思い出となって刻み込まれたことでしょう。

The earth can be beautiful again(地球はもう一度美しくなれる)

See the Rainbow in the Sky(灰色の空に虹を)

See and the grow Glove in the gray Globe(灰色の地球に森を)

のセンテンスとともに。


INFORMATION

こども川越コンシェルジュ体験講座第3回

【開催】平成30年8月26日(日)9:30〜11:30

【場所】ウェスタ川越小ホール(川越市新宿町1-17-17)

【主催】NPO法人 アートバーブスフォーラム/こども川越コンシェルジュ実行委員会

【HP】http://kobayashi-noriko.com/