自分のお店を持ちたいという夢を叶える小さな街角〜ウォームスプロダクション〜
取材・記事 白井紀行
「レンタルオフィスの店舗版なんですけど…」
そういいながらシステムの説明をされたのは、田代拓己さん。
田代さんは、以前、立門前通りで「Warmth」という輸入雑貨のお店を営んでいました。
その後、不動産業の知識を学ぶために、お店は通信販売の形態へ業態を変更。
友人の会社で不動産の知識を習得し、川越でウォームスプロダクションを立ち上げました。
レンタルオフィス(貸事務所)は、業務に必要な机や椅子などは備え付けられたもの。
自分で賃貸契約を結んでオフィスを立ち上げるよりも初期投資が抑えられるメリットがあります。
店舗の場合は、内装から自分で始めなければならず、更に初期投資がかかります。
これに月々の家賃となると「お店を開きたい」と思ってもコスト面で二の足を踏んでしまう。
そこで、
- 什器などをおけば明日からでもお店が開けるまで、内装工事を済ませておく。
- 賃貸料(8万5千円)は、電気代、水道代、ゴミ処理、トイレ備品などが込み。
- 同じフロアに「ウォームスプロダクション」があり、困った時にはいつでも対応。
これによって、「自分のお店を持つ」という夢を後押ししたいというコンセプト。
「レンタルオフィス」の対比として言葉的には「レンタルショップ」です。
けれども、それだとビデオや旅行用品、イベント用品などを貸し出すお店を意味してしまう。
それで、「レンタルオフィスの店舗版」あるいはシステムと呼んでいるそうです。
さて、そのテナント物件の場所は?
テナント物件の住所は「川越市新富町1-9-3 リジエールエフビル2F」
川越の地元民なら新富町と聞けば、なんとなくクレアモールを想像することでしょう。
読み進めると「あっ、あそこかぁ」と声を上げること間違いなしの場所です。
行き方
クレアモール商店街をさらに北へ。小江戸蔵里を通り過ぎる。
右手に喫茶店「COLORADO」、左手に武蔵野銀行の看板。
赤いテントの「生地と手芸用品の店 マリア」の2Fが、今回のテナント物件です。
内装はイタリア・シチリアをイメージ
階段をあがって2Fへ。ドアをあけると桜色の壁、アクセントのコバルトブルー。
廊下も赤茶色で舗装し「イタリア・シチリア」をイメージしたのだそう。
まるで、その町の小さな街角をそのまま持ってきたかのような明るい雰囲気。
2Fには3区画あって、ここは3.7坪(=7.5畳/12.2平米)。
トイレ、給水所、ランドリーフロアなどは別なので、まるまる店舗スペースとして使えます。
道路に面して2区画は、いずれも4坪(=8畳/13.2平米)。
大きなガラスが嵌め込まれているので、中央通りからも目立ちます。
この区画は窓をワンポイントにしてみましたと田代さん。
基本的なところは施工会社が担当。
漆喰塗り、タイル貼り、ペンキ塗り、照明器具取り付けは自分で行ったのだそう。
道路際からの入り口に向かって見た様子。
カメラの構図の関係で一部しか見えていませんが、とても広々としています。
今回貸し出す3区画は、雑貨店やサロンなどの店舗向け(飲食店は不可)。
業種は被らないようにしつつも、3店舗でどこかに統一感も持たせられればとのこと。
こちらが共用の給水施設。
そして、共用のトイレ。
このような共有スペースがあるので、4坪といっても実質は10坪近くの使いでがあります。
- 小江戸蔵里から徒歩1分(本川越駅から3分)の立地
- 内装済みで、明日からでも開業できる状態の店舗。
- 電気代、水道代、備品など込みでランニングコストは賃料のみ
「岩手県大鎚と川越とで輸入雑貨店を営んできた経験、不動産のテナント営業で学んだ知識。
それを生かしてコンシェルジュとしても経営のサポートや支援する役割も担いたい。
これを成功させて、被災した故郷の大鎚でもこのシステムを提案し町の再生に繋げれば」。
そうこれからの構想を話す田代さん。
「自分のお店を持ちたいんだけど、その一歩が踏み出せない」という創業者の方。
是非、一度、ウォームスプロダクションにお問い合わせください。
追伸
7月18日の時点で9件の問い合わせがあり、今月中に3区画が埋まることが確定したそうです。
カワゴエ・マス・メディアでも引き続き動向をお伝えできればと思います。
詳しくは、田代さんのFacebookをごらんください。
INFORMATION
ウォームスプロダクション株式会社
【電話】050-1154-3097
【HP】https://warmth-production.wixsite.com/warmth-production
【FB】https://www.facebook.com/ウォームスプロダクション株式会社