親子で楽しむ乗船体験〜一艘の舟から始まる川物語(第2章の1)〜
国道254線を北へ、入間川、小畦川、越辺川を跨ぐ落合橋
川島町側の橋のたもとではためく「船乗り体験」の青い旗。
川島町網打連合会主催で6月12日に越辺川で船乗り体験が行われました。
‖ 船乗り体験準備
臨時の船着き場を橋脚の近くに設営。
舟底に簀の子を敷きます。
船外機を付けて水の上を滑るように進む和舟。
救援用のアルミボートも下ろされました。
船着き場も完成し、乗船体験の準備ができました。
ミーティング。本日の段取りや連絡事項を確認。
‖ 船乗り体験が始まりました
開始は10時からですが、早くも30分前に最初のお客さんの受付が始まりました。
舟を操るのは本橋さん。
深川エリア(江東区)には、「和船友の会」があってそこでも操船されています。
http://www.47news.jp/localnews/tekuteku/iine/249715.php
東京メトロのパンフレットにも載ったそうです。
舟の揺れに身を委ねていると「♪ハァー 押せや押せ押せ エー」と川越舟歌。
昔の船頭が歌っていた舟歌を舟の上で聞くと何とも云えない趣があります。
10分ほどの舟旅を満喫して、船着き場に到着。
第2陣が岸を離れていく。他の乗り物と違い、舟の出航はどこか優雅さを感じます。
「舟に乗る時はそっとね」「大人はバランスが取れるように座って」
ゆらゆら揺れる舟に乗る時はちょっとおっかなびっくり。
そして、静かに舟は出て行く。本橋さんの舟歌とともに。
乗船体験のお客さんが次々と押し寄せて来て、ちょっとしたラッシュ。
この日は約80名を超える人が舟を楽しみました。
家族連れの方に同乗させていただきました。
いつもとは違う目線での景色に、むしろ、大人の方が楽しんでる!?
そして、もっと楽しそうな人(笑)
「楽しかったか?」と舟付き場で優しく迎える本橋さん。
子供の頃のこういう思い出って、いつまでも心に残りますよね。
船乗り体験を楽しもうとお客さんは途切れること無くやってきます。
二艘の舟はフル回転で川を往復します。
本橋さんの操船テクニック。竿一本でゆるやかな波紋を残して折り返します。
このゆったりとした時間の過ごし方が舟の良さ。
煩雑な日常を忘れさせてくれます。
今度は大勢、15人の団体さんがやってきました。
上流で待ち構えて、ばっちり目線頂きました。
かつては川越もこんな風に舟が行き交っていたのでしょう。
昔にタイムスリップして、そんな光景を眺めてみたいものです。
‖ 船頭体験
お昼になって乗船体験も一段落。女性スタッフが竿を手に取り船頭に挑戦。
船頭さんがいとも簡単に操っていた舟ですが、実際には思い通りになりません。
竿は三年、櫓は三月(みつき)という位難しいのが操船技術。
その様子を見ていた本橋さんは「なかなか筋が良い」と褒めてました。
とはいえ、やはり初めての舟は手に余ります。
ようやく岸に戻れそうです。
これが文字通り「助け舟」!?
水面をアメンボのように軽やかに動き回るのは、見ているだけで実に楽しそう。
皆さんで記念撮影
スタッフの皆さんも舟旅を満喫しに出航していきました。
これから暑くなり、川遊びに最適な季節。
「一艘の舟から始まる川物語」の第2章は、川遊びを中心に取り上げていく予定です。
取材・記事 白井紀行
INFORMATION
川島町網打連合会「親子船乗り体験」
【開催】平成28年6月12日(日)10:00〜14:00
【場所】越辺川(落合橋付近)
【HP】http://kawajimacastingnet.jimdo.com/