埼玉を女性起業家の街に~SAITAMA Smile Women ピッチ2023で川越勢快挙!

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SAITAMA Smile Women ピッチは、埼玉県が主催する女性のためのビジネスプランコンテストです。

女性起業家の成長を支援し、埼玉県から国内外で活躍するロールモデルともいうべき女性起業家を輩出することを目的とした、ビジネスプランコンテストを実施しています。

こちらのビジネスプランコンテストは、2016年からスタートしており、今年で8回目を迎えました。
埼玉県内から47名の応募があり、ファイナリストに残れたのは6名。その中に、川越で活躍する女性たちが2名いらっしゃいます。

今回の記事では、コンテストの概要とお二人の紹介を主に取り上げていきます。

今回、ファイナリストになった吉田さん(左)と藤代さん(右)

 

SAITAMA Smile Women ピッチとは?

埼玉県では、女性起業家の成長を支援し、県から国内外で活躍するロールモデルとなる女性起業家を輩出することを目的としたビジネスプランコンテストを毎年実施しています。

応募の対象者は以下の通りです。
・埼玉県内で既に事業を展開している起業後概ね5年未満(新事業を展開又は新分野に進出後5年未満を含む)の女性
・埼玉県内で事業を展開する予定の起業後概ね5年未満(新事業を展開又は新分野に進出後5年未満を含む)の女性
・埼玉県内で事業を展開する予定の起業前の女性

過去の受賞者の中には、川越の女性もいらっしゃいましたが、同年で同じ街の2名がファイナリストになれるのはなかなかないということです。

審査基準:独創性、実現性、収益性、将来性、社会的意識、波及効果など総合的に判断し、審査をします。

一次審査は、書類審査でした。通過した6名はファイナリストとして、11月11日(土)13:30~大宮ソニックシティホール棟・国際会議室で行われる二次審査の対象となります。一般の方の観覧も可能で、オーディエンス投票もあるため、今回ファイナリストになったお二人からは、「ぜひ川越の皆さんにも会場で応援してほしい」とのお言葉をいただいております。

 

SAITAMA Smile Women ピッチにはどんな賞があるの?

  • 最優秀賞(1名) 事業支援費(20万円相当)
  • 優秀賞(1名) 事業支援費(10万円相当)
  • ビジネスアイディア賞(1名)   COCOオフィス※利用権(1年分)又は事業支援費(5万円相当)

その他必要に応じて賞を設けることがあります。

※女性起業支援ルーム「COCOオフィス」とは-創業間もない女性や創業を目指す女性を支援し、起業家として成功に導くための会員制コワーキングスペースです。

 

今回ファイナリストになった川越の2名を紹介します!!

藤代瞳子(ふじしろ・とうこ)さん

さいたま市在住の勤労主婦でありながら、人一倍軽いフットワークを活かして地域の役に立とうと活動中。使われなくなった帯を活かした「帯バッグの販売」や、お能・お神楽の稽古で、大好きな川越に通い詰めている。

 

吉田幸果(よしだ・ゆきか)さん

川越市在住、川越でも数少ない紅茶専門店「川越紅茶館coeur a coeur」代表。2019年には日本テーブルデザイナー協会認定講師の資格を取得。川越では大人気のまちゼミの講座でも知られている。

 

おふたりのビジネスプランを一部ご紹介します!

<藤代瞳子さん>

着物を含む衣料品は、年間51万トンも捨てられています。なんと流通しているものの7割が捨てられているのです。
昨年のウニクス川越で行われた「和くわく市」で、おばあちゃんの帯を初めてバッグにして売ったら、奥様方が「こういう活動があるのね」と声をかけて来てくだって、手ごたえを感じました。

マルシェで帯BAGを持ち笑顔の藤代さん

 

現在マルシェは1年半で約50回。月2~3回は行っています。捨てられる着物や帯を無くして地域に還元したいという思いでやっています。
そのためにも、今現在3名でやっているお針子さんをもっと増やしていきたいです。
これからは着物文化があり、織物産業が盛んだった街、県内でも行田、秩父、小川町などへこの活動を広げていきたいです。

帯BAGはすべて一点ものだ

 

帯BAG「小梅や」の活動について

小梅やは、2022年2月に活動をスタート。タンスに眠ったままの「帯」や「帯締め」をご寄付いただき、地域のお針子さんの技術を活かし、帯バッグや帯ベルトにリメイクして販売します。

【小梅や🌸3つのお約束(ミッション)】
1.売り上げをお針子さんに還元します
2.売上げを地域貢献に活かします
3.時を重ねた「キモノや帯」と、地域で大切にされてきた文化を活かします。

 

<吉田幸果さん>

昨年も応募したが、プレゼンがなかなかうまくいきませんでした。今年は、おひとりさまの紅茶をもっと本格的&気軽に!ということで丸形ティーポット「茶鈴Tea-rin」をつくったので、「喫茶店から茶園へ 埼玉県産紅茶を好きになる紅茶ツーリズム事業」をテーマにしてみました。

一人用の丸形ティーポット「茶鈴Tea-rin」

 

今まで捨てられることも多かった二番茶以降の茶葉を紅茶にしすることで農家さんの収入アップ!
お店の紅茶好きさんを茶園へ連れていき、当店が英国紅茶と和紅茶のセミナーを、農家さんが茶畑や茶工場の案内担当。農家さんと仲良くなってもらい、最後は利き紅茶やアフタヌーンティーを楽しんでもらうツーリズムです。紅茶好きさんには新たな紅茶を知ることで新しい文化に触れることができ、当店には和紅茶という新しい商品が楽しめるてんぽにパワーアップする,農家さん良し、お客様良し、お店良しの事業です。

吉田さんのプランは茶畑の活用もできて農家さんへのメリットもいっぱいだ

今回はお茶づくりをしている農園と提携し、2種類のプレミアム和紅茶を開発しました。そして「淹れ手」×「作り手」のふたりの“紅茶のプロ”の“イメージをカタチに”したのが、この「茶鈴Tea-rin」だったわけです。

吉田幸果さんの特集記事はこちらから読むことができます。ぜひご一読ください!

 

ほかのファイナリストのビジネスプランは?

藤代さん、吉田さんのお2人の他にどのような方がファイナリストに選ばれたのか、他の4名のビジネスプランの概略を紹介します。
・出生前検査の専門家へのアクセスを身近に、正しい相談支援を
・産前産後のケア専門の治療院経営&セラピスト育成講座運営
・リスキリングによる小規模企業向けのDX推進事業
・話し方×福祉 見えないハンデを救う、話し方サポート事業

埼玉県は子育て世代が多いので出産・育児にかかわるビジネスプランも多かったようです。
また、どうして埼玉県でやるのかを明確にし、埼玉県の抱える課題をビジネスで解決するようプランニングすることが重要となるコンテストです。

お二人の二次審査での健闘を祈ります。ご都合の合う方は、投票もできますので、ファイナルイベントページから11月10日(金)までにお申し込みの上、ぜひ11月11日(土)13時30分から大宮ソニックシティまで足を運んでみてくださいね!

ファイナルイベントページ2023はこちらから
https://smile-women-pitch.com/final23/

 

Information

SAITAMA Smile Women ピッチ

SAITAMA Smile Women ピッチ2023事務局(一般社団法人 HERS PROJECT内)
【TEL】048-606-8611
【E-mail】pitch@hers-project.com
【公式HP】https://smile-women-pitch.com/

【主催】埼玉県

【共催】公益財団法人埼玉県産業振興公社(創業・ベンチャー支援センター埼玉)、公益財団法人埼玉県産業文化センター、埼玉中小企業家同友会女性経営者クラブ・ファム、サイタマ・レディース経営者クラブ、一般社団法人埼玉県商工会議所連合会、埼玉県商工会連合会、一般社団法人埼玉ニュービジネス協議会

【後援】さいたま市、公益財団法人さいたま市産業創造財団、株式会社日本政策金融公庫、株式会社埼玉りそな銀行、株式会社武蔵野銀行、埼玉縣信用金庫、川口信用金庫、青木信用金庫、飯能信用金庫