もう始まっている来年の米作り〜高梨農園でレンゲの種まき〜
福田にある「耕福米高梨農園」で6月7日に皆で田植体験を行いました。
(参照) トロトロ層はヌルヌルして気持ちいいよ!〜高梨農園で田植え体験〜
それから、早、3ヶ月余りの9月27日、稲はすっかり黄金色。
この日は、手作業による稲刈りが行われる予定でした。
ところが、前日の雨で田んぼには水が入って残念ながらこの日は断念!
後日、高梨さんがコンバインで刈り取ることになりました。
こちらが今年の新米。福原ファーマーズの会員の方に配られました。
精米する前のお米(玄米)。
青いのが混じっているので時期が早いのかと思いきや、この状態で刈り取るのが最適。
全て黄金色だと熟し過ぎで美味しくなく商品にならないのだそうです。
本日、使う予定だった器具。長さ、56.4cmの棒にペグが通されていますが、これは何でしょう?
これは、お米の収穫量を調査するもので、1平米(56.4cmはその半径)の円を描くのに使います。
調査のやり方は、この器具で描かれた円の中にある株の穂数を数えます。
測定ポイントは対角線の真ん中と左右と4ヶ所。
そして、合計5ヶ所の平均値からそれに最も近いものを代表株とします。
この代表株の穂数をもとに収量を計算し、栽培の問題点を探り来年度の参考とします。
また、1平米の収穫量が分かれば、田んぼの面積は分かっているので全体の収穫量が割り出せます。
まもなく印刷が上がるという「耕福米高梨農園」のパンフレットを見せて頂きました。
はるみず田んぼ(春に水を張ることで、除草剤を使用しない田んぼ)を見て下さい。
KAWAGOE〼MEDIAの記事の写真を使ってもらいました♪
「耕福米高梨農園」のこだわりは化学肥料を使わず無農薬栽培の米作り。
堆肥は籾殻、米ぬか、おからを混ぜ込んで熟成させたものを使うこと。
そして、レンゲを撒いて「堆肥」とし、土の力を使って稲を強くして除薬剤を使用しない米作りです。。
‖ レンゲの種まき
というわけで、本日は稲刈りの代わりにレンゲの種を撒くことになりました。
この広い田んぼ(一反=1,000平米)に1Kg分の種を2袋となります。
稲刈りの終わった田んぼの土の感触を楽しみながら集合。
容器にレンゲの種を分けて行きます。
「匂いしないよ」と初めて見るレンゲの種に興味津々
端から端まで均一に撒かれるようにといった説明をうけます。
そして、横一列に並んで進んで行きます。
小さな手で種を撒きながら歩みを進める。
それぞれの撒き方の違いが進み具合に現れてきました。
ようやく撒き終わりました。
来年の春にはこの田んぼでレンゲの花一杯の景色となります。
4月の下旬にはレンゲの摘み取りができるそう(詳しい日程が分かり次第ご案内します)。
‖ 生き物探し
この日のもうひとつのイベントが水辺の生き物探し。
用水路ではおたまじゃくしやタナゴ、ドジョウなどが泳いでいます。
大人も子供も夢中です。こういった遊びができるのも無農薬栽培を行っているからなんですね。
捕まえたおたまじゃくし。春とばっかり思っていたのでこの季節にいるとは驚きです。
‖ お昼ご飯だよ
さて、レンゲの種まきや生き物探しでお腹が空いたところで昼食。
新河岸にある「ブーランジェ リュネット」のパンがテーブルに切り分けられます。
また、パンの即売もあり全部売り切れる程の人気でした。
これを野々山養蜂園の川越産蜂蜜やエキストラバージンオイルに付けて頂きます。
一切れのパンに付けた蜂蜜。口に入れた瞬間にこれまでにない奥行きのある味が広がりました。.
具沢山のスープも美味しく、お代わりもさせてもらいました。
これでまずは今年の米作りはお終いですが、また、来年に向けて既に動き始めています。
‖ かわわ田んぼの稲刈り
「福原ファーマーズ」と連携する「かわごえ里山イニシアチブ」のかわわ田んぼもこの日が稲刈り。
午前中は手作業による稲刈り体験が行われ、午後はコンバインでの稲刈りです。
手作業での稲刈りはこんな感じだったそうです。
コンバイン乗車も体験。自動車とは全く違うキャタピラー操作に四苦八苦。
真っすぐ進むのだけでも以外と位置調整が難しい。
男の子も高梨さんの指導を受けてコンバインを操作。
あっという間にコツを掴んでこの通り。カッコイイ!!
収穫した籾殻をコンバインから一トン袋に移す。
収穫されたばかりの籾は、まだ、少し温かい。
午前中に手刈りをした稲もコンバインで稲と籾殻に分けます。
コンバインの中を見せてもらいました。
脱穀する機構の形状は昔の足踏み脱穀機と変わらないように見えます。
この形がもう完成されたものなのでしょう。
稲藁の山に埋もれる兄弟。こういう遊びも楽しいものです。
これからも、KAWAGOE〼MEDIAでは、川越の米作りを追い続けます。
INFORMATION
耕福米高梨農園でのレンゲの種まきとかわわシェア田んぼの稲刈り
【FB】かわごえ里山イニシアチブ
【電話】070-5599-2623(事務局)