これからの川越が見えて来る!?〜かわごえワールドカフェ2015@東洋大学〜
2月21日(土) 東洋大学で川越環境ネット主催の「かわごえカフェ2015」が開催されました。
テーマは「2020年に向けて川越を知ろう・学ぼう・語り合おう」
これをワールドカフェ形式で行います。
ワールドカフェとは?
1995年にアニータ・ブラウンとデイビット・アイザックに始められたもので、メンバーを3〜4人のグループに分け、その組合せを変えながら、お茶やお菓子をつまみつつリラックスした雰囲気の中でテーマに集中して対話をするものです(抜粋)
詳しくは、こちらをご覧下さい。http://world-cafe.net/about-wc.html
こちらが会場となる学生ホール食堂棟1階
午前中は、主催のかわごえ環境ネットによる活動報告会。
お昼も会場となった学食で♪
この日は、カレー、ラーメン、そば、うどんのみの限定メニュー。
で、カレー大盛りを注文(これで、380円也)
レストランで食べるのとも、家で作るのとも違う、学食ならではのカレー。
午後は、かわごえカフェ2015「川越を知ろう・学ぼう・語り合おう」
基調講演は、蓮馨寺住職の粂原恒久先生による「小江戸川越ものがたり」
蓮馨寺の成り立ちに始まり、川越の歴史を縄文時代から近代に渡って紹介。
そこに、寺や神社の役割、豊臣秀吉や徳川家康との繋がりを巧に織り交ぜて語ります。
住職の話しは、まるで、落語の名人の語り口を聞いているよう。
長年の歴史を経て川越が現在の姿になるまでや江戸との結びつきが頭の中で描かれていきます。
また、小江戸観光協会会長としての立場から昨年の観光客について語ります。
昨年の観光客は657万で、海外の方も7.7万人と増加傾向にある。
しかし、その97%が日帰りで使うお金も平均3,000円で課題も多い。
最後に川越の強みは、その長い歴史背景から格の高い神社仏閣が多いこと。
これが、目に見えない落ち着きを与えている。
川越のこれからは、「和(和風と人の和)の文化と伝統に学ぶ未来」にある。
そのキーワードは、「和」、「温故知新」、「礼節気品」であるとまとめられました。
コーヒーやお茶等の飲み物とお菓子を手に、初対面の4人のメンバーでテーブルに付きます。
なぜに松ぼっくり?
自然の雰囲気を演出するためと思ったら、ワールドカフェの運営の一つ。
これを持った人が喋り、他の人はそれを聞き、キーワードを模造紙に書くというもの。
対話は25分の3ラウンド
① 川越のよいところってどんなところですか?
② ①を踏まえて、市外の人に川越のどんないいところを案内したいですか?
③ 川越のいいところを2,3盛り込んで半日ツアーを作るとしたら?
②ラウンド目では、1人のホストが残って3人のメンバーは全て入れ替わる。
③ラウンド目は、また、①のメンバーで話し合うという流れです。
1人の話しが呼び水となって次の言葉が思い浮かんで来るのが面白い。
3ラウンドを終えてメンバー内でツアーをまとめます。
違うメンバーが話し合ったはずなのに、不思議と同じような結論になりました。
川越の観光の目玉である一番街や時の鐘を中心としたツアーは全くありません。
- 川越にある4つの大学と協力
- 田園地帯や自然の風景を感じ、体験してもらう
- 文化・農業・工業・商業の観点から川越を知ってもらう。
そんな風に集約される気がしました。
こちらは私がホストとなったテーブル。
」
他のテーブルのようす。地元川越では一番街よりも喜多院押しが多い気がします。
けん玉で有名なスーラボや川越スカラ座の名前も見えます。
田んぼや自然をキーワードにしたツアーのアイデア。
こちらは海外の人をターゲットにした話し合いが行われようです。
模造紙に書かれたキーワードから何となく答えというかヒントが浮かびあがってきますね。
その後、交流会が開かれ、1人1分の自己紹介を行って、それぞれの取り組みを語り合いました。
来年も開催される予定ですので、興味をもったらぜひ参加してみて下さい。
また、今回の話し合いの結果は環境ネットの会報に掲載されるそうです。
WRITER NORI
INFORMATION
かわごえ環境ネット
【HP】http://kawagoekankyo.net/news
※地図は、当日の会場となった東洋大学です。