小説の一節に出てきそうな、町の小さなレストラン〜ダイニング・チヨ〜
取材・記事 白井紀行
店に入ると、それまで、ワイングラスを磨いていたマスターが
「いらっしゃい」と笑顔で迎える町の小さなレストラン。
「今日は、いいお肉が入ったんですけど、食べてみますか?」
「へえっ、マスターのおすすめなら、頂いて見ようかな」
注文を聞くと手際よく料理に掛かりながらも、楽しそうに話しかけてくれる。
小説の一節に出てきそうなお店が川越市清水町の「ダイニング・チヨ」です。
ランチポケットシリーズ※第3弾は、表紙にも使われている「鹿シチューのニョッキ」。
これは、楽しみです。
(2018/8/14加筆)
当時は500円でランチが食べられる「ランチポケット」でお店を巡ってました。
http://www.kg-net.jp/guide/ir/pr/140411.asp
お店の道順
最寄り駅は上福岡駅。お店は駅から歩いて10分位のところにあります。
初めてなら線路沿いの道を歩く方が分かり易いでしょう。
まずは、駅の西口を降りて川越方面に向かいます。
やがて、右手にエメラルドグリーンの歩道橋が見えてきます。
そのまま、道なりに左に折れます。
住宅街をしばらく進むと、右手にコモディイイダの看板が見えてきます。
交差点に差し掛かったらもうすぐ。右に見える坂を下ります。
割と平面な川越で、こういう坂は新鮮に感じます。
だるまの絵、貸席と4つの教室があるという2階の看板、
ノスタルジーを感じる店構えと全てが気になる「藤間だるま市場」。
その先にあるのが可愛らしい外観の「ダイニング チヨ」です。
美味しい食事にワインを楽しむ
カウンターと2卓のテーブル。全部で14席。内装はマスターが手掛けたもの。
昔からの地元のお店という風格ですがオープンしてまだ1年半とのこと。
ランチポケットの利用を伝えると、なんと、私が101人目!
100人目のお客さんにはちょっとしたプレゼントを渡したそう。
「うちの鹿は、北海道で採れたエゾジカなんだ」
「以前の仕事の関係で、いい鹿肉が手に入るんだ」と、
手際よく調理をしながら語るマスター。
そんな話しを聞いていて、料理だけではもったいない気がしてグラスワインを追加で注文。
もし、良かったらと出してくれた「チーズ、鹿肉、豚レバー、猪肉」のスモークを試食。
ほどなくして、「鹿シチューのニョッキ」が目の前に運ばれてきました。
丸々としてもちもちとした食感のニョッキもマスターの手作りです。
オリーブオイルと塩のドレッシングを使った彩りも鮮やかなサラダ。
油なのに口の中は爽やかで野菜の旨味を感じます。
「オリーブオイルは何でも合うんですよ」との言葉に納得。
きっと手が込んでいるであろうスープ。
それをうまく文章にできないもどかしさ…。
こうして写真で見てもきっと美味しさは分かるはず。
それでは、鹿肉を頂いてみましょう。
鹿は脂肪が皮の付近にあるだけなので、赤身の肉。
口に入れると繊維がほどけるような感じでとろけます。
癖は無くて、まさに野生の肉を食べている感じです。
また来たくなる魅惑のメニュー
ランチメニューには、この他にもパスタやピザがあります。
これからの季節にぴったりの冷製パスタトマトとアボガドが気になります。
でも、マスターおすすめの鹿ステーキも挑戦したい。
女子会も良く開かれているそう。
8品の料理とデザート、ワインやビールの飲み放題で、3,000円。
これは、お得ではないでしょうか?(男子は3,500円(笑))
次のランチポケットにも掲載を予定していて、
「カキグラタン」を考えているよと教えてくれました。
101名記念のサービス?で、カボチャとほうれん草のケーキ。
もっと、色々と話していたかったけど、また、今度のお楽しみということで。
ごちそうさまでした。
INFOMATION
ダイニング・チヨ
注)情報は取材当時のものです。
【電話】049-293-3917
【住所】川越市清水町13-11
【営業】ランチ11:00〜14:00/ディナー18:00〜23:00(LO22:00)
【定休】月曜日/第3日曜日
【座席】14席
【HP】http://ameblo.jp/dining-chiyo/
https://tabelog.com/saitama/A1103/A110302/11033557/ (食べログ)