新そばとマコモダケを味わおう〜川越そば商組合青年会 新特産物プロジェクト〜
雨が降りしきる中、集まった川越そば商組合青年会と蓮見理事長、藤井川越支部長。
9月13日、同青年会によるマコモダケの収穫と試食会が行われました。
新そばと同じ時期に収穫ができるマコモダケ。
これを植樹、栽培、収穫、試食を経てメニュー化して提供することを目標とする事業。
青年会が主催する「川越新特産プロジェクト」をご紹介します。
川越新特産物プロジェクトのきっかけ
青年会がマコモダケに取り組んだきっかけは、昨年にさかのぼります。
的場にある朝日屋霞ヶ関店の方が、地元のスーパーでマコモダケを発見。
そのことを頭の片隅に置いていました。
10月13日〜14日に行われた川越そば商組合の静岡・山梨の研修旅行。
昼食で訪ねたお蕎麦屋さんで出されたのがマコモダケの天ぷら!運命の出会いです。
スーパーで見かけたマコモダケが谷道さんが生産していることを知り連絡。
11月2日に谷道さんらを招き、藤井青年部会長の発案によるマコモダケ勉強会を開催。
川越新特産プロジェクトがこうして始まりました。
5月30日、今日と同じように降りしきる雨の中で行われた植え付け。
その楽しそうな様子は、こちらをご覧下さい♪
マコモダケをみんなで収穫
川越そば商組合の藤井支部長の挨拶。
生産者の谷道さんの挨拶
実際に植わったマコモダケを初めて見る青年部の方々に収穫の仕方をレクチャー。
こんな感じで植わっているマコモの中からマコモダケを探します。
見つかったら、根本から鎌でざっくりと切って行きます。
しばらくすると見分け方も分かってきて刈り取りも順調。
刈り取ったマコモダケを運ぶ藤井支部長。
続々と集められるマコモダケ。
葉っぱや根っこはカッターで切断していきます。
これがマコモダケで黒い点々に見えるのは黒穂菌(クロホキン)。
これがマコモの茎の根本に寄生して膨らんだものがマコモダケになります。
縦に割ると大体1cm位の長さがあるのが分かります。
穫り立てのマコモダケを試食。
えぐみはなくて、シャクシャクとした歯ごたえとほんのりとした甘みがあります。
残りのマコモダケもどんどん切断して行きます。
こうなると見た目も野菜らしくなります。
マコモダケ試食会
試食会の会場は、マコモダケの田んぼにほど近くにある「そば御膳 川越 むさしや」。
https://www.facebook.com/kawagoe.soba/
収穫したばかりのマコモダケの皮を剥く。
油のはねる音がして、天ぷらへと姿を変えて行きます。
そばも茹で上がり手際よく配膳。
おそばと一緒にマコモダケメニューが並びます。
色々な形に姿を変えたマコモダケとともにそばを手繰る。
美味しいそばとともに、特に天ぷらが好評でした。
記者も御相伴に預かりました♪
今日はJ:COMと埼玉新聞社の方も取材に来ており、記者も御相伴に預かりました。
塩を付けて頂く、マコモダケの天ぷら。
やはり、おそば屋さんだけあって揚げ方が違い、甘みと食感が引き立ちます。
試しに一皿頼んだお客さんは、思わずもう一皿注文してしまうのではないでしょうか?
茹でたマコモダケをマヨネーズとミソのディップで頂く。
わさび醤油は初めて。タケノコの刺身感覚ですね。
この他、ぬか漬けなんかも頂きましたが、油との相性が一番いいようです。
炊き込みご飯も用意して頂きました。
藤井支部長の挨拶を経て、閉会となりました。
秋の収穫祭が9月14日から始まります
さて、ご紹介して来た川越そば商組合の取り組み「川越新特産プロジェクト」。
マコモダケがどんなものか食べてみたくなってきたかと思います。
いよいよ、この記事の配信日である今日から秋の収穫祭が始まります。
組合各店舗でマコモダケメニューが提供され、7店舗を回るスタンプラリーも開催。
7店舗全て回ってスタンプを集めると高梨農園の耕福米が進呈されます。
今年の秋は、新そばとともにマコモダケも楽しんで見てはいかがでしょうか?
記者もスタンプラリーに挑戦して記事にしていきますので、乞うご期待!
取材・記事 白井紀行
INFORMATION
川越そば商組合青年会主催「川越新特産プロジェクト」
秋の収穫祭「スタンプラリー」
【期間】平成28年9月14日(水)〜12月11日(日)
【参加店舗】定休日、営業時間は各店舗にてご確認下さい。
寿庵喜多院店(川越市小仙波町1-2-11)
川越やぶそば(川越市上寺山513-7)
日乃出(川越市笠幡4885-5)
百丈(川越市元町1ー1ー15)
川越はすみ(川越市小仙波町2ー15ー10)
朝日屋(川越市的場北2-22-6)
川越むさしや(川越市福田121)
【情報】https://saimen.or.jp/ 埼玉麺業組合(彩の国そば日和)