コエトコの中を探検してみた!~コエトコぴか市シリーズ第2弾

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2026年3月20日(金・春分の日)。川越は朝から雨が降っていました。松江町にある「コエトコ」では、その雨と寒さを吹き飛ばすほどの笑顔と活気が響き渡った一日となりました。

「コエトコ」は市の有形文化財(建造物)に指定されている旧川越織物市場と旧栄養食配給所を復原し、2024年4月にオープンしました。だれでも入ることのできる展示室やカフェなどもありますが、市民にも意外と知られていないのかもしれないと筆者は思いました。

コエトコで先日行われた「コエトコぴか市2026春」では、なんとその復原された建物に特別に入れるツアーがありましたので、筆者が建物に潜入してきました。レポートとして皆様にお届けいたします。

トークショーが行われた「旧栄養食配給所」ここは2000年ごろまで実際に暮らしている人がいたそうだ

一同、旧栄養食配給所へ潜入!

どうやらトークショーみたいのをやっているから見に行ってみようと、カワゴエ・マス・メディア一行は旧栄養食配給所へ。

そうしたら「やってみて、見えたこと。次に描くこと-コエトコチャレンジビッチ-」でクリエイターさんたちのプレゼンを見ることができました。コエトコがオープンしてもうすぐ2年。入居しているクリエイターがコエトコの事業から生まれたプロジェクトが実践している活動や、今後の展望についてプレゼンしていました。

イルミネーションデザイナー・横山麗子さんのトークショーの場面

やってみて、見えたこと。次に描くこと-コエトコチャレンジビッチ-
ゲストの皆様

・間下紗卍さん(小江戸金継ぎGazon)@koedo.kintugi

・山田泰寛さん(いとデザイン)@itodesign_main

・横山麗子さん(RAYTOSHOW)@raytoshow

・将軍さん(モンゴリアンダイナマイト)@mongoliandynamite

・松岡智子さん(Tomoko Matsuoka Art Studio)@tomocol_art

終了後には、コエトコ内のラボを巡るツアーも開催。それは、筆者がコエトコ*ぐるりツアーと合わせて参加したので、次の章で楽しんでいただければ幸いです。

いとデザイン山田さんのトークショー。藍染で洋服をリサイクルするお話など興味深く聴けた

コエトコ*ぐるりツアーにワクワク!

ぴか市の中でも旧川越織物市場の建物に潜入できるイベントは「コエトコ*ぐるりツアー」だけ。

建物の歴史や特徴、復原工事の様子なども含め、なんと館長さんにご案内いただきました。
トークのテーマと合わせ、コエトコクリエイターが普段仕事をしているオフィスの特別見学や施設の災害への備えまで、興味深く聴くことができました。

まずは入居クリエイターのオフィスを特別見学させていただくことに。
クリエイターと言っても、コエトコの場合は様々な分野の方が入居しています。

アトリエと同じ間取りの部屋。アーティストたちによって個性豊かに様々に変えられて使われている

①松岡智子さん

現代美術家。「意志の具象化」をテーマに制作を続けています。
東京大学大学院で神経科学を専攻し、創薬研究やEY Japanでの技術戦略立案、VRや金融業界でのビジネスを経て、芸術家へと転身するという極めて異色の経歴を持っています。

アトリエは様々な色の絵の具や作品が並べられ、見る人の潜在的な想像力を掻き立てるほど見ていてワクワクします。

松岡さんのアトリエには、なんとその場で購入もできる小さな作品などがありました

②将軍さん

モンゴリアンダイナマイトという屋号で活動している、ゲームと教育、地域活性化に関わるクリエイター。
ゲームが教育に貢献できる可能性を追求し、地域の活性化や新しい文化の創造を目指して活動されています。
夢は川越をゲーム産業のまちにすること、だそうです。

アトリエは、ゲームクリエイターらしい内装で、どんなゲームを作っているのかと考えると、たまらなくなってきました。(撮影は許可をもらっていませんでしたので掲載不可)

「モンゴリアンダイナマイト」のワークショップブース

③間下紗卍さん

金継ぎをご存じない方もいらっしゃるかもしれません。筆者もこんな技術があるんだって驚きでした!

金継ぎとは、ワレたりカケたりしてしまった器や置き物などを漆で接着し、金銀粉などで加飾する日本の伝統的技法です。大切なお茶碗が割れてしまった時などに捨てずに直して使い続けられるのだとか。

間下さんのアトリエには直したものがずらり。大切な陶器などを捨てられずにいる方は金継ぎで直してみる!?

アトリエ見学ツアーの後は…

お待ちかね、コエトコの建物の中に潜入です!
今回は旧川越織物市場西棟に入らせていただきました。

入居クリエイターのアトリエにも一部潜入しましたが、今回は2階にも上がらせていただきました。

昔の家の造りと似ていて、6畳を単位として区切られている。筆者(中央)は典型的日本人女性の身長なので圧迫感はない

当NPO法人の代表も一緒に2階に上がってきて、「まるで昔の祖父母の家のよう」と言いました。
まぁ、確かに昭和の古い家と近しいものはあるかと思います。
階段が急でまるでお城のようでした(笑)
このような昔の造りの建物にも、原則として現行の消防法が適用されており、火災報知機や消火器を取り付けなければなりません。

階段も非常に急で、昭和の古き良き時代を思い起こさせる旧川越織物市場西棟の内部

それとコエトコは、文化財特有の修理手法の一つである「全解体修理」を採用。一度、全ての部材を手作業で取り外した後、部材を補修し、再度組み立てを行うという方法で復原しているのだそうです。その中でも、古い部材が使えるものと使えないものがあり、使えるものはそのまま使用、使えないものは新しい部材で補強するなどで対応したそうです。

旧川越織物市場西棟の柱。よく見ると、修復しているところとしていないところがある

まだまだワクワクは止まらない!

前回も紹介しましたが、コエトコぴか市では「男・本気のパン教室・コーヒー教室」の受講生が作ったパンとコーヒーを、こどもたちが店員としてふるまう企画もありました。それは多世代が交差する豊かな時間となりました。

そこで次回は人気のパン屋さんから教わる本気の料理教室、そこに勇気を出して通いはじめた男性のお話も盛り込んで、ぴか市の様子をさらに紹介したいと思います。次回もお楽しみに!!

世代を越えて、「つくる・はたらく・まなぶ」を体験できる特別なカフェ【ぴカフェ】

 

Information

コエトコぴか市2026春
(イベントは終了しました)

【開催日時】2026/03/20(金)11:00〜16:30
【場所】川越市文化創造インキュベーション施設 コエトコ内各所
【参加費】入場無料(ワークショップなど一部プログラムは有料)、一部プログラムは要事前申込
【問い合わせ】電話|049-298-3727
       メール|contact@koetoko.jp
※月曜日(祝日、振替休日の場合はその翌日)は休館日のため電話は繋がりません