かわごえ産業フェスタを沸かせたチアリーディングへ直撃インタビュー!〜その元気の源を探る〜

11月12日、ウエスタ川越で行われた「かわごえ産業フェスタ2017」の屋外ステージにおいて、50名ものチアリーダーが華麗なパフォーマンスを披露し、会場を盛り上げました。

 

どうして、チアリーダーが川越に??

チアリーダーといえば、様々なスポーツ応援に欠かせない存在です。

2020年東京オリンピック・パラリンピックにおいて、ゴルフ競技の会場となった川越。

その川越を盛り上げる!ことを目的に、3つのチームが産業フェスタに集結しました。

 

SPLENDORS(スプレンダーズ)

元NFLチアリーダー堀池薫子さんを講師とした20代から60代!までの応援活動が大好きなチーム

 

小江戸川越キッズチアベリーズ

地元川越で活躍するキッズチアチーム

 

Platinum(プラチナム)チアリーダーズ

「命尽きるまで細く長くチアを続けよう」を合言葉に、様々なライフステージの女性が活躍するチーム

 

今回は、スプレンダーズとプラチナムの皆さんにお話を伺うことができました。

 

― 改めまして、かわごえ産業フェスタお疲れさまでした!この屋外ステージには、どのようなご縁でご出演が決まったのでしょうか。

 

プラチナム(以下プ):遠方ではあるのですが、東急東横線で横浜と川越が1本に繋がったことをご縁に出演のお声がけをいただきました。関内と川越で相互協力している記事もあり(※)、運命的なものを感じ、絶対に出て盛り上げたい!と思いました。

 

スプレンダーズ(以下ス):いくつになっても元気をお届けしたい!と頑張っている60歳前後のメンバーを中心に声をかけていただきました。

 

― 今回、横浜・関内を中心として活動されるプラチナムさんが川越に来ていただいたことで、路線だけでなく、心も1本に繫がった気がします(笑)。

※関内と川越への結びつきについては、カワゴエ・マス・メディアの記事でも紹介しています。

 

― 関内や都内から参加してくれましたが、初めてのかわごえ産業フェスタはいかがでしたでしょうか

 

プ:はじめての参加という事でメンバー一同緊張していましたが、皆さまとても温かく迎えてくださり嬉しかったです。キャラクターたちがかわいらしくパフォーマンス中盛り上げてくれたのも感激しました。

 

ス:初めての産業フェスタは地元の人たちもステージの人たちもとても楽しそうで温かい雰囲気でした。食べ物のお店はお手頃価格で、ついたくさん買ってしまいました。地方から出店しているお店(小浜市など)もあり、川越限定ではないところも今後どんどん発展しそうで楽しみです。

 控室では、プラチナムとスプレンダーズが円になり、出展ブースの食べ物を堪能してくれていました

― スプレンダーズさんにお伺いしますね。産業フェスタ当日に、還暦の誕生日を迎えられた方がいました。60代の方は何名いるのですか?

ス:還暦組は3名ですが、還暦予備軍の50代は3名です。その下の40代の還暦予備予備軍は3名(笑)。本当に20代から60代まで一緒に練習してま〜す!!

 

― 20代と一緒に練習!しかし、皆さんのパフォーマンスは全く年齢を感じさせませんでした。ちなみに、皆さんは何歳からチアを始めたのでしょうか、

ス:(皆さん口々に)50歳になってからです。

 

― なんと!20代でもスポーツから離れる人がいる中、個人的にも見習わせていただきたいチャレンジ精神です。ちなみに、皆さんはどうしてチアを始めようと思ったのでしょうか。

 

ス:たまたまチア大会のニュースを見ていた時に、3秒ほどですが、大阪のビューティーベアという60才ぐらいのチームが映っていたのを見たことがきっかけです。チラッと見ただけなのに 「これ、やりたい!」って思いました。

 

ス:私の場合は50歳健診の結果運動不足による数値の悪さが露呈したため、まずは体操でもと軽い気持ちで参加させていただきました。初回、体操が終わりやれやれと帰ろうとしたら、何やら手旗信号のような動きが始まり、まごまごしているうちに曲に引きずられ、あたふたもがくことに。

今思えば、体操と思っていた部分はアップ準備の時間だったのですね。

その後は先生やチームメイトの温かいお人柄に支えられ、笑いながら声を出して応援するチアダンスの爽快感にはまっております。身体のためもありますが、脳活にもなります。

 

― スプレンダーズの皆さんは元NFL堀池薫子さんに師事されていますが、チアを始めるにあたり、いちなり一流の方に習うことに躊躇や不安はありませんでしたか?

 

ス:NFLチアリーダーはとにかく狭き門、ということ位しか知らなかったので、正直先生は厳しいのでは・・・?とすごく緊張して体験レッスンに行きました。

でも、先生だけでなく他の生徒さんまでもが優しく温かく受け入れてくださり、レッスンにはみんなの笑顔やチアが好き、という気持ちが溢れていて、迷わず入会を決めました。

 

ス:.スプレンダーズのメンバーは先生大好きが集まったチームです。何よりレッスンが楽しくて、素敵!先生の笑顔で自分も元気になれる!先生はメンバー11人が輝いてもらいたいという気持ちをいつも持ってレッスンしてくれ、先生のレッスンをずっと受けたくて老体に鞭打ってチアを続けてまーす!

 

― レッスンに参加される前は不安だったという声もありますが、実際に参加されると「楽しい!」という気持ちのほうが大きいのですね。

演技の中では側転も披露していましたが?元々側転などはされていたのでしょうか。

 

ス:チームには子どもの頃できた側転なら今もできるという者もおります。最近になって体操教室でバク転を習っている60歳メンバーもいます。

60歳でバク転が披露できたら凄く盛り上がりますね!

 

― 続いてはプラチナムさんにご質問です。かわごえ産業フェスタ当日、観客席でお子さんが応援されていましたが、お子さんがいるメンバーは何名くらいいらっしゃるのでしょうか。

 

プ:産業フェスタ当日は11名中8名がママでした。全体だとメンバー約5060名のうち約半数がママです。もともと子供がいるメンバーもいれば、プラチナムに入ってから結婚、妊娠、出産をするメンバーも増えています。

 右がプラチナム創設者のモコさん。左はMCを務めた雅子さん

― 11名中8名も!現在女性の社会進出のために、女性の妊娠・出産に対する環境整備や理解促進が課題としてある中、出産を経験しながら輝く場を持てることは素敵ですね。
しかし、イベント等はお子様と一緒に参加することが多いのでしょうか?また、大変なことはありますか。

 

プ:子供と一緒で大変なことは時間通りに進められないことです。周りや他のメンバーに迷惑をかけてしまわないよう意識して行動することが大変に感じます。

 

先日、同じくウエスタ川越の会場でも、お子さんが泣いても大丈夫という「ベビーカーコンサート」が行われました。このような取り組みが増えると、お子さんがいる女性ももっと色々なことに興味を持ち、積極的に参加することが出来ますね。

 

―  それでは、このプラチナムのチームを立ち上げたきっかけはありますか。

 

プ:何かが好きという思いを持っていても、女性にとって妊娠・出産・加齢等環境が変わると諦めなくてはならない壁が生じてしまいます。でもその壁を取り除いて助け合い、いつまでも好きなことを続けられるチームがあったらいいなと思って設立しました。

 

― その思いが、現在のプラチナムさんで体現されているようですね。
両チームにお伺いします。普段はどのような活動やイベントに参加されているのですか。

 

プ:今回のような地域イベントの他、女子バスケやアメリカンフットボールなどのスポーツ応援や介護施設でのボランティアパフォーマンスなど多岐に渡っています。

 

ス:.レスリングやマラソン、野球、バスケットなどスポーツの応援。老人ホームへの慰問。ダンスイベントステージでの演技等です。

 

― 今後の目標やチャレンジしたいことはありますか。

 

プ:目標は生涯チアリーダーとして活動していきたいです。チャレンジしたいことは、シニアチアリーダーの大会に出場して優勝したいです。

 

ス:今回のイベントのように、チアを初めて見る方やお子さんの前でもパフォーマンスさせていただいたり、体験会、老人ホーム慰問などもやってみたいです。

私たちを見た方に「元気もらったよ」と言ってもらえるようエネルギーを届けられるチームでありたいです。

あと、バク転を成功させたいです!!

 

― 皆さんのお話を伺っていると、笑うこと、素敵な仲間といること、チャレンジ精神が旺盛なことが輝く秘訣だと感じます。それでは、これを読んでいる方に一言!

 

ス・プ:かわごえ産業フェスタにチアダンスで、参加させていただきありがとうございました!あたたかく迎えてくださって、フェスタの応援に来た私が逆に元気をいただきました。

 

以上、スプレンダーズとプラチナムでした。

2020年東京オリンピック・パラリンピックを迎える川越ですが「CHEER=応援する」という言葉通り、川越に住む人・川越を訪れる人をおもてなしし、元気を届けられるチアリーダーが増えるといいですね。

着物の街でもある川越で、こんなパフォーマンスが見れる日も? 

取材・記事 kawa


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プラチナムさんのブログ「かわごえ産業フェスタ」

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