カナダの美味しいと手織りアートの美色のコラボ〜Maple Leaf&工房「英」〜

菓子屋横丁を越えて高澤橋を渡って左折
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新河岸川に沿って少し歩く。

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柱や窓枠に木がふんだんに使われて優しい外観をした建物が「もっこ館」

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その一角に10月15日にオープンしたのが「カナディアンバー&レストラン Maple Leaf」です。

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店内はテーブル席が3つとカウンターと全部で13席のアットホームな広さ。

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元々は材木屋さんの倉庫ということで天井にも木の太い梁。

お店の内装として後から取り付けたものではなく元々こういう造りだったとか。

そして、ひときわ目を惹くのが棚にディスプレイされたバックや小物の細やかな彩り。

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2Fには「英(ひで)」という「さをり織り」の工房があって、その布で作られたもの。

そちらについては後ほど紹介することにして、まずはランチを注文することにしましょう。

 

‖ カナディアンランチって?

カナダで代表的なランチって云われてもぱっと思い浮かばない(^^;)

ランチメニューのパンケーキに付いているメープルがかろうじて分かるくらい。

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Maple Leafは長男をオーナーにご両親との3人で切り盛りしているお店。

オーナーといっても23歳という若さで、カナダに留学していたことがあるそう。

その経験を生かし、現地の人が普段食べているようなメニューが多く並びます。

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お寿司屋さんでも働いていたとのことで、いかにも向こうらしいスシロールも各種。

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テーブルに並べられたHEINZのケチャップ、マスタード、そしてビネガー。

こういった調味料もさりげなく異国情緒を盛り上げます。

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オーダーは「フィッシュ&チップス(白身魚とポテトフライ)」

それは「イギリスやないか〜い」という突っ込みは無しで(笑)

イギリス領だった歴史を持つカナダでは、ポピュラーな食べ物なのだそうです。

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フライは向こうではそのまま揚げてしまうため魚好きな私たちの口にちょっと合いません。

そのため、オーナーが下処理を施して日本人好みの味にしてあります。

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タルタルソースをたっぷりと付けて頂きます。

サクサクした衣で、中はふわふわの食感でこれなら幾らでも食べられそう。

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フライドポテトは是非、モルトビネガー(麦芽酢)で食べてみて下さいと勧められました。

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たっぷりと振り掛けて下さいとのことなので遠慮なく♪

フライドポテトに酢をかけるというのは初めてですが、まろやかな味で癖になります。

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フライドポテトがたっぷりとあるので、定番とケチャップでも楽しんでみたりする。

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‖ さて、気になる「さをり織り」とは?

さて、さっきから気になっている人も多いのではと思う「さをり織り」。

これは、大正2年に大阪に生まれた城みさをさんが1968年に創始した手織りを使ったアート。

きっかけは、手織りした布に縦糸が抜けていたこと。

普通なら傷物なのだけれどが何か趣きがあって、自分は気に入っている。

これをキズと思わずに織り手の個性と捉えればという発想の転換が生んだ手織りアート。

それが「さをり織り」です。

(ホームページを要約:詳しくはこちら → http://www.saorinomori.com/

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工房には2台の織り機。

写真右手の方は、横糸に着物を細く裂いたものを織り込む「裂き織り」です。

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「さをり織り」は、アートとしての手織り。

だから、決まりは無く、何を何色でどんな風に織るか全て本人の感性に委ねられています。

その色使いの才能を見いだされた織り手の英さんはオーナーの弟さん。

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壁には沢山の色鮮やかな糸。いずれは、壁一面に糸を並べたいのだそうです。

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こちらは、「さをり織り」の布で作られたバッグで、固く編み込まれています。

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こちらの服も「さをり織り」。糸や織り方で柔らかな風合いにもできます。

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英さんの感性で織られた布からできた作品をじっくりと眺めさせてもらいました。

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派手過ぎてそこだけ浮きそうな色や隣同士に並べると反発し合いそうな色。

糸と糸を重ね合わせることで、それらが見事に調和しています。

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写真と文章ではとても伝えきれないので、ぜひ、実物を見に来て下さい。

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‖  夜はオーナーにお勧めを訊ねよう!

夜メニューも見せて頂きました。

この他、「おやじの気まぐれ」と題したメニューには、その日によって塩辛もあるとか。

さらに最新の情報では自家製薫製のベーコンや鮭等も始めたそうです。

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美味しそうな料理に合う飲み物もビール、ワイン、焼酎、ウィスキー、日本酒と取り揃え。

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左上はドイツのハーブ酒「イエガーマイスター」

どんなお酒があるかをオーナーに聞いて試してみるのはいかがでしょう?

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‖  デザートは手作り!

帰りがけにカウンターを見れば、お母さん手作りのチーズケーキ。

持ち帰りもできるのですが、あちこち行かねばならないので泣く泣く諦めました(; ;)

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ランチを食べたらすぐ引き上げるつもりが、気付いたらあっというまに1時間半。

まだまだ、お話ししていたかったのですが、次の予定時間が迫ってきました。

いつでも来れるのが市内にあるお店のいいところ♪

今度は、夜メニューでカナダ気分を味わいに来ます!

※メニュー等は取材当日のものとなります。詳しくはお店にお問い合わせください。

取材・記事 白井紀行


INFORMATION

カナディアンバー&レストラン Maple Leaf

※4/5/2016 営業時間、定休日を更新しました。

【住所】川越市石原町1ー18-7(店名も表示されます)

【電話】049-227-5351

【営業】11:00〜16:00(Cafe Time)18:00〜22:00(LO 21:30)

【定休】火曜日、毎月第三月曜日

【HP】http://mapleleaf.favy.jp/

【FB】https://www.facebook.com/mapleeihide/

川越市石原町1ー18-7