前を通る度にいつも気になっていたお店が「手打ちうどんむぎなわ」さん。

そのうちいつかと思っていたら、Facebookでこの７月で閉店を知りました。

 

店の顔になっている縄のれん。

今までに何れ位の人がこの縄のれんをくぐっていったのでしょう。

 

左手に置いてあるホワイトボードの看板には、その日のお勧めメニュー。

一番上に有るのが「かま玉うどん」。

期間限定という吹き出しにもそそられたので本日の注文はこれの「大」に決定です。

 

ずらりと並ぶメニュー表

 

かけうどん、たぬきうどん、きつねうどんといった定番。

もりうどん、ざるうどん、釜揚げうどん、冷やしうどんなどなど。

「シチューうどん」なる気になるものもあります。

右の方に掲げられていたサイドメニューからミニ天ぷらを頼みました。

他には、豚の角煮、揚げ出し豆腐、大根サラダがありました。

 

店を入って左手には大きな鏡。

芳賀工務店、一高建設から贈られたもののようです。

その横には取材された時の雑誌や新聞の記事が掲げられていました。

 

喉越しの良い麺を楽しむ

 

注文してほどなくしてやってきた、かま玉うどん（大盛り：450円税込み）。

つやつや光る透明感のあるうどんに、玉子、ねぎというシンプルなもの。

 

まずは、何もつけずにそのまま食べてさいとのことなので、玉子をかきまぜて。

塩味（しおみ）が利いていて滑らかな喉越し。麺は少し細めで柔らかめです。

 

続いて、胡麻と醤油を掛けていただきます。

こちらの方が、不思議とよりはっきりと麺の味を感じることができます。

 

ミニ天ぷらは、かぼちゃ×2とナス×1の野菜天ぷら。

うどんにもう一品という感じで頼む人が多かったです。

 

もう一度、食べに来ました

 

もう食べられなくなると聞くと、その前に味わっておきたくなります。

金曜日の昼間に来ると常連さんで一杯で、奥の座敷に案内されました。

 

この日は、夫婦で行ったので二種類をオーダ。

奥さんが頼んだのは冷やし納豆うどん（650円：税込み）。

一口食べたのですが、納豆が絡んでいくらでも食べられそう。

 

この日、天ざるうどんと並んで人気だったのが、冷やしたぬきうどん（550円：税別）。

夏らしい野菜のキュウリとたっぷり入った揚げ玉が嬉しい。

うどんの美味しさはいうまでもありません。

量も見た目以上にあってお腹いっぱいになりました。

 

サイドメニューでもうひとつ気になっていたのが、豚の角煮（小300円：税別）。

箸ですっと切れるくらいに柔らかい。

醤油が焦げるか焦げないかのぎりぎりまで煮詰めた煮汁。

ちょっと濃いめの味付けで、ご飯に載せて角煮丼でも楽しみたいお味。

 

閉店を知らせる張り紙には感謝の言葉が重ねられていました。

美味しいうどんを作り続け、地元に愛されて来た思いが伝わってきます。

WRITER NORI

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INFORMATION

手打ちうどん むぎなわ（閉店しました）

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