おうちに眠る本を読みたい人にお届け♪〜かすみヒトハコ古本市〜

霞ヶ関駅の北、スーパーマーケットのサミットストアの近く。

今は「霞ヶ関腎クリニック」は、以前は「ブックスゴロー」

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そして、南口の霞ヶ関ビルには「黒田書店」が入っていました。

この他、霞ヶ関商店街にも5〜6軒の本屋があった霞ヶ関駅周辺。

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東京国際大学や東洋大学もあって学生街としての顔を持っています。

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にもかかわらず、霞ヶ関にはいまや一軒の本屋さんもありません。

かろうじて、霞ヶ関北自治会が運営する「かっぱカフェ」で古本を扱うくらい。

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注)写真は別の取材のときのものです。

 

そんな霞ヶ関にある喫茶店「Le Cottage」。

そこの店主である美奈子さんから「一箱古本市」の話しを聞いたのは昨年の秋頃。

ルールはただひとつ。古本を段ボール一箱分に詰めて売るということだけ。

どんな屋号を付けて、どんな本を並べて幾らの値段にするかは自分で決める。

簡単に言えば、古本屋さんごっごをするというイベント。

 

平成17年に開催された「不忍ブックストリートの一箱古本市」がはじまりです。

http://sbs.yanesen.org/

 

自分も本好きなので面白そうと、何度となく話題にしているうちに具体化。

1月末にチラシもでき、2月1日から店主の募集を開始。

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8名の定員に対して5名の応募が有り、3月6日(日)に開催となりました。

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とはいえ、数日前まで当日は雨予報でヤキモキしながら天気予報とにらめっこ。

それが、当日は薄曇りでポカポカと暖かく、外でのイベントに丁度良い天気。

願いが通じました(^0^)v

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店主同士でのんびりとおしゃべりをしながら店を設営。

どんな本を持って来たのか、どんなお店を開くかもお互いに気になります。

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‖ 出店した本屋さんのご紹介♪

キムキム堂

まるひろ百貨店そばにある文具店「キムラヤ」の木村さんのお店。

手塚治虫氏の火の鳥やドーナツ盤のレコードが並びます。

文具屋さんだけあって、ポップの作りは秀逸!

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れな・ひな・りくの本屋さん

お子さん2人といとこが店主の可愛いお店♪

屋号の看板を始め箱の装飾やディスプレイにも凝っています。

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持って来たのはお父さんの本棚からのが中心(笑)

並んでいた「神々の指紋」を思わず買ってしまいました。

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アトリエライフワークス

並べている本が自分の琴線にいちいち触れて一通り読んでみたいものばかり(笑)。

その中の気になる一冊を買いました。

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本を見ていると知らなかった店主の性格や人生まで垣間見えますね。

1冊50円としていたら、200円と逆値段交渉も。

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Book 拓

川越駅東口マインの中にある「喫茶室ルノアール」の店主、永野さん。

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司馬遼太郎、山口瞳、沢木耕太郎など、この年代が好んで読んだ本の数々。

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カメさん書房

記者も「カメさん書房」として出店しました(ていうか主催者(^^;)。

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霞ヶ関を一番元気にしている立役者「スマイリーのぶ」さん急遽参戦!

呼び込みを中心に盛り上げてくれました!

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かっぱカフェで余った本を無料で配布。

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‖ お客さんキター!

とはいえ、この辺りの商店街は日曜日は休みのお店も多くて人通りはチラホラ。

「あら〜、このまま開店休業(^^;)」と思っていたらボツボツとお客さん。

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レコードを手に取り「懐かしい」と云いながら昔話に花が咲きます。

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何をやっているのかと、つい足を止める通行人。

知り合いの人も沢山来てくれました。

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本を買った時の思い出を語ったり、これ読んだことあるよと共感したり

本を片手に四方山話(よもやまばなし)をする、これが結構楽しい。

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札の辻にある「辻の吉野屋」の吉崎さんもフラリと来て沢山お買い上げ♪

本をきっかけにして、その人の新たな一面を知る場面もありました。

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‖ 半分近く売れました♪

10冊も売れれば御の字と思っていたら気付いたら30冊近く売れてました。

自信を持ってきたものが売れず、意外な本が売れていくのも興味深い。

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15時に閉店し、残った3人でランチパーティ。

Le Cottage名物のチーズたっぷりのピザトーストとコーヒー、紅茶で乾杯!

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デザートのケーキも美味しく頂き頂きました♪

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‖ 一箱古本市を終えて

やってみて分かったことは、本を介したコミュニケーションの楽しさ。

どんなお客さんが来るかを想像しながら本をセレクトや値付け。

本を手にしてくれたお客さんとのお話に加え、売れた時の喜びもあります。

こんなささやかなイベントでも十分に地域の活性化になることも知りました。

御陰さまで他の出店者様にも好評で、また、やりたいとの言葉も頂きました。

次回は秋に開催予定しているので、詳細が決まりましたらお知らせします。

 

 

‖ かすみがせきを元気にする会

古本一箱市の会場となったLe Cottage(的場北2-23-6)。

ここは、FB小江戸川越分科会〜かすみがせきを元気にする会〜の活動拠点。

毎月第一日曜日は「朝カフェ」と題してゆるゆると朝活をやっています。

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ぜひ、こちらにも遊びに来て下さい。

ちなみに次回の朝活は、4月3日(日)9時〜12時。

天気が良ければ、直ぐ近くの御伊勢塚公園でお花見の予定です♪

詳しくは、FB小江戸川越分科会〜かすみがせきを元気にする会〜 まで!

取材・記事 白井紀行


INFORMATION

かすみヒトハコ古本市

【日時】平成28年3月6日(日)10:00〜15:00開催

【場所】Le Cottage軒先(川越市的場北2−23ー6

【主催】かすみがせき元気会古本市実行委員会

【HP】https://www.facebook.com/events/1143528358991205/

【問合】kasumigenkikai@gmail.com

川越市的場北2−23ー6