川越城の名残を桜とともに巡って知る〜古地図でめぐる「桜と川越城散策」〜

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時折、小雨ぱらつく3月25日(土)の川越。

川越シルバー人材センター主催で『古地図でめぐる「桜と川越城散策」』ツアーが催されました。

集合場所は小江戸蔵里

受付をすませてルートマップや川越春まつりや川越百景のパンフなどの配布物を受け取る。

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こちらが本日のルートマップ。

小江戸蔵里(集合)→中院*→*仙波東照宮・喜多院→*浮島神社→川越城南大手門跡(川越第一小学校)→川越城富士見櫓跡→*川越城本丸御殿→*川越氷川神社→氷川橋(解散)。

約3Kmで約2時間半の道のりです。(*は桜の名所)

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古地図と比較しながら幕末の喜多院、城下町、川越城を知るツアーです。

地図は松平斉典時代の川越(19世紀初頭)

出発の前に地図を確認。この辺りは「新横田町」という地名だったそうです。

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小江戸蔵里を出て喜多院方面へと向かい「通町交差点」で足を止めます。

ここは川越街道。江戸への道は南へ一直線に伸びています。

古地図では「江戸道」と書かれていました

川越城へと向かう北の道はクランクとなっています。

これは見通しをわざと悪くして敵が一気に攻め込まれないようにしています。

大手町にももう1箇所クランクがあります

そのまま、中院へと向かうと思いきや、内田写場の横に入ります。

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住宅街を抜けていき、

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丁字路の角にあるのは「小原鉄砲火薬店」← 音が出るので注意。

もともとは川越藩に火縄銃を卸していたという過去の足跡が引き継がれています。

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ここから東照宮中院通りと平行する住宅街の道を通って中院へ向かいます。

ランチの旗は、以前紹介した「国まつ」です。

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目の前に川越総合高校が見えてきました。右手側が中院になります。

 

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‖ 天台宗別格本山 中院

中院の山門に掲げられた「天台宗別格本山」「元関東八箇檀林」という札。

ここが非常に位の高いお寺であることを示します。

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ソメイヨシノより少し早めに咲くエドヒガンザクラが満開でした。

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鐘楼門から境内へと入ります。

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中院の見どころ「枝垂桜」は、ほぼ満開。

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薄ピンクの花が境内を美しく彩ります。

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境内にある狭山茶発祥地の碑、仏足石、多羅葉(タラヨウ)、不染亭の解説も。

多羅葉は別名ハガキの木と言われ、葉に傷を付けて字を書くことができます。

実際に切手(120円)を貼れば届くのだそうです

 

‖ 仙波東照宮から喜多院

中院を出て次にやってきたのは仙波東照宮。

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仙波東照宮へと上がる階段の手前にも立派なエドヒガンザクラが。

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寛永16(1639)年に松平伊豆守信綱が植えたという「伊豆ざくら」です。

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境内を通って喜多院へとやってきました。

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境内のソメイヨシノは5〜6分咲きという感じでした。

昨日(4月2日)はお花見で賑わったのでは無いでしょうか?

江戸城から移築された客殿(家光誕生の間)の前にある枝垂桜はほぼ見頃でした。

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ここで、天保12(1841)年の喜多院の古地図を紹介。

かつては広大な敷地を所有していました。

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以前、川越百景モニターツアーでも記事にしていますので良かったらご覧下さい。

川越百景モニターツアー「喜多院界隈と四門前めぐり」(前編)

成田山別院へと向かう参道にある看板にも昔の様子が描かれていました。

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成田山別院の前を通り過ぎ、

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横断歩道を渡って斜めに走る道路に入ります。

本丸御殿への案内がある三角形のスペースは、昔、走っていた川越電鉄の電停。

目の前の道路をチンチン電車が走っていたとか。

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‖ 浮島稲荷神社

昔はこのあたりは沼地となっていて、遠くから見ると神社が浮島のように見えた。

それが、名前のいわれとされており「安産」のご利益があります。

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こちらの桜もこの時は、もう一息というところ。

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再び、住宅街を進み、

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川越第一小学校が見えてきました。

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‖ 川越城南大手門跡

ここには、川越城南大手門跡の石碑が立てられています。

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ここで、川越城の古地図と現代の地図を重ねたものが示されました。

赤丸が現在地、青丸は市役所にある西大手門跡。緑丸が本丸御殿と富士見櫓。

これを見てようやく自分の中で川越城城内の大きさのイメージがつかめました。

郭町という名前は堀で囲まれたブロック「曲輪(くるわ)」から来ているそう。

位置関係が整理できたところで向かう富士見櫓跡。

これまで以上にワクワクします。

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‖ 富士見櫓跡

川越城には天守閣がないので、見張りや防戦の足場として建てられたのが富士見櫓。

城内で最も高いところにあり、その名の通り富士山がよく見えたそうです。

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江戸時代は本丸だったところを歩き、

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‖ 川越城本丸御殿

川城本丸御殿に到着です。160年前に建てられ現存しているのは玄関と家老詰所のみ。

県指定文化財になっています。

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ここから川越市立博物館へと向かう道。

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満開でひときわピンクの濃いのは、コヒガンザクラという品種だそうです。

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川越市立美術館の脇を抜けて、

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住宅街を歩きます。

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‖ 川越氷川神社

到着したのは最後の目的、川越氷川神社。縁結びのパワースポットとしても人気です。

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主祭神が素盞嗚尊(すさのおのみこと)であることなどが説明されました。

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本殿の横を通って氷川橋へ、

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川越の桜の撮影スポットの一つ「氷川橋」

まだ、満開とまではいきませんが、新河岸川をピンクのトンネルで覆ってました。

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今週の川越は街が一挙に桜色に包まれます。

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今回のツアーで川越城の位置関係が記者の頭の中で整理されました。

今後、機会を見つけて現在の川越城内を改めて巡れればと考えていますのでお楽しみに!

取材・記事 白井紀行


INFORMATION

古地図でめぐる「桜と川越城散策」

【日時】平成29年4月1日9時30分〜12時00分

【場所】小江戸蔵里(出発)

【主催】川越シルバー人材センター

【詳細】下記パンフレット参照

桜と川越城散策

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