色に導かれた輝く生き方~百瀬裕子さん(カラーセラピスト)~
今回のインタビューはHinano代表、カラーセラピストの百瀬裕子(ももせゆうこ)さんです。
中学生の男の子と小学生の女の子、2人のお子さんを持つママでもある百瀬さん。
そんな彼女はいつも好奇心いっぱいの少女ようなきらめきを放っています。
どこでどのようにカラーセラピストという仕事に出会ったのか?
そこで、どんな気づきがあり、そして輝く今にいたるのか?をお聞きしました。
‖ カラーセラピストへのきっかけ
ちなみに、彼女が携わっているカラーセラピストというお仕事は、色をつかってその人の本当の悩みや気づきを引き出し、癒し、本来その人が持っている可能性を広げていくものです。 何を隠そう、実は私もカラーセラピストの資格を持っていたりします(笑)。
色について、というだけでなく、女性の生き方そのものを問うインタビューになりました。
学校を卒業してからは結婚式場でブライダルコーディネーターとして男性と肩をならべ、昼夜を問わずバリバリ働いていた百瀬さん。 周りの人が幸せになっていく、その笑顔を見るのがなによりも楽しかったそうです。
しかし、拘束時間が長くいつでもどこにいても電話がかかってくる毎日にすこしづつ自分の生き方を考えるようになりました。
結婚後は転職をして仕事をセーブしていたそうですが、「子供が産まれたら、いずれは自宅で仕事をしたい」という強い思いが芽生えてきました。
ブライダルコーディネーターをやっていた時に出会ったフラワーアレンジメントに魅せられ、それをご自宅でもお仕事として取り組んでいました。
―どのようにしてカラーセラピーに出会ったのですか?
「フラワーアレンジメントは子供が産まれてからは自宅でほそぼそと、先生のところにもアシスタントとしてお手伝いにいっていました。 そんなときに、私の友人がカラーセラピストの市民講座を案内してくれたんです。 長男が生まれてからはなかなか外に出づらくなっていたんですが、面白そうだなと思いました。 夜の開催だったのですが思い切ってでかけました。 そうしたら・・・はまりました(笑)」
―それですぐにカラーセラピストになろうと勉強をはじめたのですか?
「いいえ。 実はその夜の講座に参加するにあたり、旦那さんと大ゲンカになってしまって・・(笑) 『何のために結婚したの?こどもを産んだの?』という周囲からの暗黙のプレッシャーも感じていました。 それでも夜の市民講座には参加し続けました。 でも、やっぱりまだ長男も小さかったですし、そのあと長女も生まれたことから、実際本格的に勉強しはじめるまで5年ほどかかりました。 市民講座の先生から暑中見舞いのはがきがきて、そこに講座の日程がかいてあって、今かもしれないと思いました。」
―実際カラーセラピーを本格的に学び始めてみていかがでしたか?
「号泣しました・・」
―ご、号泣?!
「はい、講座に行くと、まず自分自身をセラピーするんです。 そこで、一気に自分の感情が解放されて号泣してしまいました(笑)。 育児疲れしてたんでしょうか? 周囲からの期待を背負ってしまい『いいお母さんでいなければいけない、幸せなおかあさんでなければならない』という風に思うようになって、知らず知らず自分自身を追い込んでいました。 そして私は母親であって、百瀬裕子としては生きてはいけないと思ってました。」
インタビュー当日はとてもきれいなシャーベットオレンジのワンピースを着ていた百瀬さん。
でも、育児をしている最中はなぜか暗い色ばかり着ていたそうです。
「そうなんです。 思い込みや感情が解放されてから『あー、私、明るい色を着てもいいんだ!』って思いました(笑)。」
―講座がすすむにつれて、それからどのように変わっていったのですか?
「以前は『いいお母さんでいなければいけない』と思いこんでいましたが、今は『幸せなお母さんになろう』と思っています。 そして『私の幸せ』ってなんだろうって考えるようになりました。 私は自由でないと無理なんだなって思いました。 行きたいときに行きたい場所に行ける、やりたいときにそれができる。 でも、それにはまず家族がちゃんなっていないと、と考えるようになりました。」
―どんなことをしていったのですか?
「いいお母さん、の思い込みから解放されると、本来おさまるべきところにピースがおさまっていくっていう、そんな感じになりました。 まず自分が変わったから、周囲が変わっていったんですね。 それと、誤解を恐れずにいうと、私は自分が生きたいように生きるために自然と環境を整えてきたのかな?と思います。 今は旦那さんもいろいろ協力してくれて、子供たちも家事などを手伝ってくれます。」
―セラピストになってからの活動はいかがですか?
「ここ一年くらいようやく時間のことを気にせずに活動できるようになりました。 今はカラーセラピスト講座が多くて公民館でおしえたりしています。 あとは川越の『まちゼミ』※で大人たちだけではなく、子どもたちにもおしえることになってます。 とても楽しみです。 カラーセラピーを勉強する人って色のことだけでなく、他の事にもどんどん興味をもつようになってくるんですよ。」
※「まちゼミ」とは川越市内のお店の人達などが講師となって、専門店ならではの知識や情報、コツを無料(材料費がかかる場合もあります)で受講者(お客様)にお伝えする少人数制のゼミです。 記事の最後に百瀬さんの講座のご案内を記載しています。
ここで特別にお願いして、実際のカラーセラピーの様子を見せてもらいました。
「好きな色は変わっていくんです。 求めている色が変わると、気持ちも変わってきてるんですね。 そして毎日カラーカードを選んでいくと、好きな色・気になる色など色の見え方や感じ方が違うことに気づくことも出来ます。」
「あと、自然と同じ色が集まってきてしまう場合があります。 そういうときは満たされていない自分の気持ちがあるんです。 たとえば、ピンク。 ほかの人に大切に思ってもらいたいのか?自分で自分を大切にしたいと思っているのか?そんなメッセージがあります。」
気になるカラーカードを選んでもらい、そこからさりげなく相手に気づきをうながしつつカウンセリングがすすみます。
クライアント役の女性からは、新しいことを始めたばかりで、まだ自分に自信がないというそんなお悩みが語られ始めました。
「自信は小さくていいんですよ。 そこから自分で作っていくんです。 まずは周りの人に褒めてもらったことを紙に書きだします。 人はマイナス面にまず目が行ってしまうものなんです。 自分の強みって意外と自分ではわからないんですね。 自分ではなかなか自分のことって認められないんです。 だから人から認められた事は自分で素直に受け止めてあげるようにしてください。」
撮影のためにお願いしたカラーセラピーですが、百瀬さんの問いかけにいつの間にかその場が熱を帯びてきました・・・
インタビューを終えて、最後に
「カラーセラピーって本来の自分に戻っていく、そのお手伝いができるんだなって思います。」
と百瀬さん。
百瀬さんの語る「私の幸せ」「しあわせなお母さんになる」という言葉がとても印象的でした。
幸せは人から押し付けられるものでもなく、ましてや誰かに幸せにしてもらおうと期待するものではないんだなと思いました。
女性の生き方は様々、幸せの形も人それぞれです。
本来の自分に戻る、自分らしく輝く、それは一人一人の中に眠る幸せに気づいていく、その一歩なのではないかと感じました。
百瀬さん、素敵な時間をありがとうございました♪ またランチ行きましょうね☆
Information
Hinano代表 百瀬裕子さん
【Blog】http://ameblo.jp/hinanomomo/(もっと自分を好きになる☆色は魔法)
※講座のご案内※
☆川越まちゼミ 「似合う色で魅力を引き出そう!! 」
【日時】9/7(月)14:15~15:15|9/26(土)11:00~12:00|9/30(水)11:00~12:00
【場所】小江戸蔵里 (川越市新富町1丁目10-1)
【費用】材料費 500円
【受付】8/22に新聞折り込みが入り、受付スタート。
☆こどもまちゼミ 「パステルアートで夏の思い出を描こう♪」
【日時】8/3(月)、8/7(金) 、8/8(土) いずれも11:00〜12:00
【場所】小江戸蔵里 (川越市新富町1丁目10-1)
【費用】材料費:300円
【受付】市内公立小・中学校にてチラシを配布7/22より、受付スタート。
【問合】090-1794-8811 (まちゼミ、こどもまちゼミ)/受付もこちらに電話
☆市民講座「自分らしく輝く☆色の魔法」 全4回
【日時】11/4(水)、11/18(水)、12/2(水)、12/16(水) いずれも10:00~12:00
【場所】名細市民センター (川越市小堤662-1)
【費用】材料費:1,500円
【受付】8/25発行の川越広報で受講者の募集開始。
【問合】受付、問合せは8/25発行の川越広報をご確認下さい。
☆Hinano自主開催 「勇気づけとカラーで子育て&自分育て講座(仮)」 全3回
【日時】9/29(火)、10/13(火)、10/27(火) いずれも10:00~12:00
【場所】未定(決まり次第、こちらに追記します)
【費用】受講料:1回2,000円
【備考】講座については、合わせて百瀬さんのブログでもご確認ください。
NPO女子活動向上委員会
百瀬さんは「NPO女子活動向上委員会」の副代表として企画運営でも活躍しています。
イベントも予定されているので、こちらもあわせてチェックしてみては?
【HP】女性活動向上委員会イベントページ
撮影場所
和カフェ夢宇 http://koedo-mu-u.com/
身体に優しい和のランチや和素材を使ったパティシエール特製スイーツが召し上がれます。
インタビュアー・記事・写真:本間 寿子
https://www.facebook.com/hisako.honma