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ボリューム満点&メニュー豊富!キッチンとちの木が9月20日、新店舗オープン!

『キッチン とちの木』は仙波町にあるパフェテリア形式のレストランで、イタリアンを中心としたメニューが豊富。80種類以上もあるメニューの中から選ぶのは大変!とよくお店を訪れた人たちが口々に言います。 また、メニューの1つ1つが大盛に近い(いやほぼ大盛じゃないでしょうか…)であることでも有名で、ファンの人たちはその太っ腹な盛り方が気に入っているとも言います。   旧店舗は8月15日で通常営業を終了しており、新店舗のオープンに向けて準備をしてきました。9月14日~9月18日にプレオープン、2023年9月20日(水)にグランドオープンとなります。川越駅からアトレの前をまっすぐ進んで徒歩約15分でお店に到着です。駐車場も完備されているので、お車でも安心です。   新店舗へ一足先に訪問! 筆者は先日、オープン前の新店舗へ行ってまいりました。コロナ禍をきっかけにパフェテリア形式を採用し、食券を買うスタイルに。新店舗でもその方式が採用されていました。 支払いは現金のみで、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済は使用できません。 料理はピザやパスタ、ラーメン、定食、サンドイッチ、丼ものなど80種類以上から選ぶことが出来ます。定食はどれもスタミナ満点、ボリューム満点です。   券売機で食券を購入するときには、メインとなるメニューを選択したあと、ちょっとしたサイドメニューなどが出て来て、それを追加することもできます。またパスタは具材がいくつかあってその中から選べたり、ピッツァはソースを変更したりなど、好みに応じたカスタマイズもできます。券売機の横の壁面には、おすすめセットなどのメニューを貼り出す予定だそうです。 券売機の右方向へ進みカウンターでスタッフの方へ食券を渡し、引き換えに呼び出しベルを受け取り、席につきます。   店内は明るく開放的な雰囲気となっており、主に2人掛けと4人掛けのテーブルが設置されています。家族連れにもおひとりさまにも対応。店内は旧店舗は段差がありましたが、新店舗はバリアフリー化されており、車いすやベビーカーでも安心して入店できます。   まずは、入店して席を確保したら、手洗いをしておくとよいでしょう。手洗い場には石鹸やペーパータオルが常備されており、衛生的に手洗いが出来るようになっています。   カトラリーやおしぼり、お水もセルフサービスとなっています。使うものを使うだけ持っていき、お料理が出来上がるのを待ちます。   お食事のお客様には、全員利用可能な無料スープもついています。また、お料理をシェアする場合に使う小皿や、紙ナプキン、お子様用の食器などもカトラリーコーナーに用意されています。 呼び出しベルが鳴ったら、お料理が出来上がりの合図です。呼び出しベルと引き換えにお料理を受け取ります。   看板メニューのピッツァとパスタをいただく! 『キッチンとちの木』のオススメメニューは、イタリアン出身のオーナーシェフが店内の石窯で焼き上げている本格的なピッツァです。 「マルゲリータ」は、ソースがトマトソースとチーズソースから選べます。筆者はチーズソースを選択しました。風味豊かなチーズとトマトとバジルでシンプルだけどおいしい。生地はこんがりふわふわと焼けているようですが、食べてみるとモチモチ感もあります。   パスタも量が多めで、小食な女性にはちょっと食べるのは難しい量です。 とちの木和風パスタは、しょうゆとにんにくをベースにした味付けで、具材が5種類の中から選べるようになっています。筆者は明太子ととろろを選択しました。パスタは、筆者は乾麺を選択しましたが、ジャポネーゼ(とちの木オリジナルパスタ:生パスタ風)も選べます。どちらもボリューム満点です!男性も食べ盛りの子どもたちも満足な量です。 パスタには、サラダやおまかせ前菜3種盛をつけることもできます。   食べきれない場合は、持ち帰り用のパックと輪ゴム(有料)をもらって持ち帰ることもできます。袋はないので汁漏れなど心配な方はちょっとしたビニール袋を持参したほうがよいかもしれません。   食べ終わったら、「返却口」までご自身で食器を自分で下げます。厨房にいるスタッフの方に「ごちそうさま」「美味しかった」と直接声をかけることができるのも、パフェテリア形式のよさでもあります。 新しくなった『キッチンとちの木』も、幅広い客層に対応できる豊富でボリューミーなメニューが揃っています。ぜひご家族や友人同士などでシェアされるのもおすすめです。   Information キッチンとちの木 【住所】埼玉県川越市仙波町3-10-1(旧店舗向かい) 【営業時間】ランチ:8時30分~14時30分(L.O)…

街歩きが楽しくなる!~『川越の建物 蔵造り編』が好評発売中!

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9月30日に発行された「川越の建物 蔵造り編」は川越の建物巡りが楽しくなる本の第2弾です。仙波書房代表の神谷利一(かみや・としかず)さんが、制作から発行までをひとりで手がけました。 「蔵造り」の概要や歴史や、建物にまつわる話を通し、今まであまり知られていなかった「蔵造り」の魅力や、川越についての知識が深まるよう配慮して制作したそうです。   なんと、「蔵造り」18箇所をていねいに紹介! 「蔵造り」を紹介する記事はこれまで多くありましたが、建物1箇所ごとを丁寧に紹介する本は少ない状況でした。 そこで、本書では川越市内に存在する「蔵造り」18箇所を個別にやさしく紹介します。   「大沢家住宅」「まちかん本店」「百足屋」など、川越ではおなじみの建物について詳しく知ることが出来る1冊となっています。 読むだけで、今まで知らなかった「蔵造り」のことを知ることが出来るかもしれません。   せっかく川越に来たなら、着物を着て食べ歩きするだけでなく、建物の良さを味わうなど、小江戸川越の街並みを楽しんでもらいたいという著者の思いが詰まった1冊になっています。       「川越の建物 蔵造り編」誕生の背景 著者の神谷利一さんは、1972年9月生まれで川越市出身。出版社勤務を経て、ふるさと「川越」の魅力を発信する手段を模索。 その手段として川越市内の近代建築に注目しました。   建物に関する本の読者は、どうしても中高年男性が中心となるため、若い人たちや女性にも手に取ってもらいたいとの思いから、扉絵にラインアートの文字を施したり、本文中にもアニメーション制作会社による建物イラストを掲載しました。   さて、「蔵造り」は大きな屋根が特徴的ですが、その下は光の関係で大きな影ができたり、立地によって建物が暗く見えることもあります。   建物を見るためには影や、空気、水蒸気などの障害もあるため、写真に加え、イラストも掲載し、より明るく見えやすくなるよう工夫しています。 近代建築編でも建物イラストが好評だったため、蔵造り編にも採用したということです。   また、今回は建物の歴史や概要、関連話を前作以上に盛り込み、読んでいてワクワクする1冊になりました。   仙波書房について 仙波書房の「仙波」は、著者の神谷利一さんが約30年間を過ごした「埼玉県川越市仙波町」の地名に由来しています。 一般的に出版社は従業員10~50人程度のところが多いですが、仙波書房はひとり出版社です。 企画から取材、編集・組版・校正・営業・管理といった出版に関する業務をひとりで行っています。 「出版社」の既成概念にとらわれない営業方法(ラジオ出演、イベントなどへの参加)も模索。 川越に残る伝説によると、昔、仙芳仙人が袈裟を拡げたところ、辺りの海一面に拡がり、そこに土仏を投げ込んだことにより、海が退き、現在の仙波の地になったとのこと… 書籍を通じて、仙芳仙人の袈裟の如く、知識や情報が拡がり、その知識や情報を介して、結果的に人々の役に立つようになればとの思いを込めて、命名したということです。     本はどこで購入できる? 川越市内の以下4書店においては、著者が商品を直接搬入しています。 また店頭で売り切れなどの事態になっていても、早い入荷が可能なので、お店に行くことが可能な方はこちらで購入されることをお勧めします。 ・紀伊國屋書店 川越店 ・T’s…

7つの福を授かって今年も良い年になりますように〜川越小江戸川越七福神めぐり〜

取材・記事 白井紀行   七福神巡りのスタートは川越駅から 2019年が明けて2日目。風もなく穏やかなお正月。 行き交う人々も和やかな表情を浮かべノンビリとした雰囲気。 毎年、恒例としている小江戸川越七福神めぐりへと出かけました。   小江戸川越七福神巡りは、川越駅を起点に七ヶ寺を回る6kmほどのコース。 川越観光を楽しみながら開運、諸願成就、健康増進を叶えることができます。 それでは、出発しましょう! ※地図はこちらに…

野菜たっぷり具たくさん!和風のあっさりスープはほっとする一杯〜フォー・タカハシ〜

仙波町の住宅街の中にあるこちらの建物。 見覚えあると思いますが、かつて「pique-nique」があったところ。 メグちゃんがご懐妊ということで、その後を引き継いでオープンしたお店。 ベトナムの代表な麺料理「フォー」を提供するその名も「フォー・タカハシ」です。 この日は表でコーヒーを淹れていました。 メニューはフォーが2種類(チキン+野菜、エビ+野菜)とベトナム風チキンカレー。 これに生春巻きを別に付けました。 手前のカップに入ったのはベトナムではポピュラーな蓮(ハス)茶。 始めて飲みましたが、ちょっと漢方ぽい味で少し感じる苦味が良いですね。 さて、頼んだのは「エビと野菜のフォー」。 ベトナム料理ではお馴染のパクチーが散らしてあり(苦手な人は抜くことができます)。 エビが嬉しいほどたくさん入っています。 スープはエビ出汁と昆布出汁ということで和風らしさもあります。 もちもちの米麺がツルツルと口に入り、こんな寒い日は温まります。 野菜といえば根菜もたっぷりと入っています。 サツマイモに見えますが、もう少しシャッキリとした食感でした。 こちらはキクイモ。シャキシャキした歯ざわり。 ヤーコンも歯ごたえはシャッキリで、麺の食感との対比が面白く感じます。 窓際にその根菜たちがカゴに盛ってあったのでパチリ。 柚子胡椒、ヌクマム、レモンもちゅっと絞って味を変えるのも楽しい。 透明なライスペーパーに包まれた生春巻き。 こちらにもエビのほか、レンコンのキンピラや大葉と具沢山。 食べている間にも「こんにちわ」と近所の方が次から次へと来店。 ピケニケ時代のお客さんも訪ねてきていて、集いの場としてすでに定着。 インスタグラムを見れば期間限定のフォーが出てくることもあって要チェックですね。 また、立ち寄らせていただきます。ごちそうさまでした! 取材・記事 白井紀行 INFORMATION フォー・タカハシ 【住所】川越市仙波町1-5-38ムラセビル1F 【電話】070-4108-0311 【営業】11:00〜15:30(L.O…

あなたもプロと同じステージで歌・ダンス・芝居を〜ミュージカル「三銃士」オーディション〜

毎年、汗ばむ季節になると川越市内のあちこちで目にするポスター。 「ミュージカルカンパニーすてっぷ1」が主催する20年以上続くミュージカルの案内。 煌びやかな衣装を着て、ステージで踊り、歌い、芝居をするのはプロだけではありません。 毎年、出演者を募集していて、その気があれば誰でもこの舞台で演じられるのです。 年齢・性別・経験は問いませんが、その夢の第一歩はオーディションへの合格。 縁あって、取材する機会がありました。その模様をレポートします。 ミュージカルカンパニーすてっぷ1へ すてっぷ1の住所は仙波町。市立川越第一中学校のそばにあります。 電柱の「すてっぷ1」の案内標識に従って曲がると、 少し奥まったところに、モスグリーンで2階建ての建物が「すてっぷ1」が見えました。 壁に鏡が張られた30畳ほどのスタジオに加え、手前はちょっとした舞台になっています。 今回は、松石さん、内田さんのお二人のオーディションの模様を記事にしました。 松石雅子さん 最初にオーディションに臨んだのは、狭山市でパソコン塾を経営する松石さん。 主婦を中心に結成された女性ミュージカルの劇団「ヴィーナス」にも所属していたそう。 舞台経験は2回。度胸だけはあります!と明るい声で答えるムードメーカな性格の方。 審査するのは「すてっぷ1」を主催の「飛翔ひかる」(写真右)さん。 元宝塚歌劇団の男役で、今は、バレエ・ジャズダンス・歌・演技など舞台全般を教えます。 オーディションは、歌、ダンス、芝居の3つで審査。 台本を渡されたら10分ほどして演技に入ります。台本を読みながら感情を作っていく。 先生が座っている側を客席としての演技。 舞台は自分で考えてと言われた松石さん。入り口を楽屋に見立てて科白を読み始める。 続いて歌。アナと雪の女王、私のお父様、天使にラブソングと3曲続けて。 歌がとても好きだという彼女。ソプラノの伸びやかな声が広がります。 続いて音楽に合わせての30秒ほどのダンス。 習ったことはないが踊るのは好きという松石さん。記者は友近風だな思ってしまいました。 先生がアップダウンのリズムの取り方を伝授。 目で見てもなかなか、それが足が追いつかず、ドタバタしてしまいます。 ダンス、歌、芝居が終わって面接。本番に向けての説明。 「お客さんに3,500円のチケットを払って見てもらうので、いい芝居を見せるのは当たり前。 下の人をどれだけ引き上げてカバーできるかが課題。 そのために、ダンス、クラシックバレー、ジャズダンスと週3回のレッスンを受ける。 土日の練習や本番近くには通し稽古もあります」と、アマチュア劇団にない厳しさも話す。 年齢の話になって、実は先生と同い年で同じ星座ということが判明し意気投合。 猪年生まれなので、猪突猛進型ですねと、松石さん。 みんなの輪が大切だけど(松石さんの性格なら)協調性は問題ないですね。 と和やかにオーディションは終了。結果は後で伝えられます。 最後に、体の柔軟性の確認。なんなくピタッと両手がつきました(すごい!)。 内田有香さん 午後一番は、所沢にある埼玉芸術総合高校の2年生「内田有香」さん。 いささか緊張気味でオーディションに臨みます。 埼玉芸術総合高校のジャージを着ていることから話しは自然と学校の話題に。 専攻は演劇。バレー、モダンダンス、声楽を習い、部活は日本舞踊(七々扇流)。 先ほどと同じように台本を渡されます。今回は、2013年の公演「真夏の夜の夢」。 誰でも名前は聞いたことのあるシェイクスピア原作の有名な喜劇が原作の舞台。 静かに台本を読み込む彼女。少し張り詰めた時間が流れます。 宝塚歌劇団の公演「スカーレットピンパネール」の歌をBGMに歌から審査に臨みます。 話す声とは違って、低音でハリのある声。 「ミュージカルの男役に向いた良い声ですね、声だけは天性なもの」と感想を述べる先生。 「肩幅が広いね、何かやっていた?」と聞くと、水泳とバスケットをしていたとのこと。 肩幅が広いのは(舞台映えがするので)とても良い。 単なるオーディションでなく本人が気づいていない長所を次々と見出していく先生。  続いてはダンス。緩急をもったダイナミックなダンスを披露。 フロアーいっぱいを使って踊り自分を表現します。 ダンスを見ての柔軟性の確認。このまま、足を後ろに回して立ち上がれる柔らかさ。 小学校1から6年はエアロビをやってましたが、高校に入ってここまでになったそうです。 「真夏の夜の夢」に出てくる妖精パック役でのお芝居。 舞台経験はないのだそうですが、パックの性格や周りの情景が伝わる表現力を感じました。 演技が終わったら面接。 もっと体を絞った方がいいですね。本気なら次に会ったときには5kgは落とすつもりで。 役者は自分が商品、自分の身体を把握して自分で作っていく。 緊張すると口角が下がる。あなたは笑顔が素敵なので、それだけでも変わる。 「あなたは、踊れるし、歌えるし、舞台に立つことでさらに学べるでしょう。」 すてっぷ1からは、4名を輩出しているだけに、先生の言葉には重みがあります。 これまで、20年以上も出演者を募集してミュージカルを続けてきた理由。 そこには、「本人も気づいていない長所を見出して、自分が成長する糧としてもらう」 ミュージカルの舞台をきっかけに、その人が成長した姿を見て、喜びを分かち合いたい。 そんな思いから来ているのではと感じました。 先生からのアドバイスをしっかりと受け止めた内田さん。 彼女もオーディションを終える頃には、すっかりと顔が変わっていました。 カワゴエ・マス・メディアでは、今年のミュージカルができ上がるまでを追いかけます。 出演者がどんな気持ちで舞台を踏みしめるのか?その一端をお伝えして行きます。 取材・記事 白井紀行 INFORMATION ミュージカル「三銃士」オーディション 【取材】平成30年1月14日(土) 【住所】ミュージカルカンパニーすてっぷ1(川越市仙波町1-11-29) 【電話】049-226-3494 【HP】http://step1-hisho.com/ 【FB】https://www.facebook.com/step1.hisho/ 【TW】https://twitter.com/step1_musical 【告知】出演者は引き続き募集しています。詳しくはすてっぷ1にお問い合わせください。

年初めは七ヶ寺をぐるり巡って福を授かりましょう〜小江戸川越七福神巡り〜

取材・記事 白井紀行   明けましておめでとうございます。 本年もカワゴエ・マス・メディアでは川越の様々な表情をお届けできればと思います。 引き続きご愛読のほどよろしくお願いします。 さて、今年も恒例ですが縁起のよい「小江戸七福神巡り」から始めます!   スタートは川越駅東口 今日は1月2日(火)。多少寒さも和らぎ抜けるような青空が広がっています。 小江戸川越七福神巡りは、中心街にある七ヶ寺をぐるりと回る6kmほどのコース。 川越観光を楽しみながら開運、諸願成就、健康増進も叶えることができます。 それでは、出発しましょう! ※地図はこちらに、→…

雑木林に囲まれた自然豊かな公園に新河岸舟運の面影を訪ねて〜仙波河岸史跡公園〜

取材・記事 白井紀行   川越市東口から徒歩約15分。国道16号線の下をくぐり抜けたところ。   新河岸舟運の起点だった仙波河岸の面影を残す「仙波河岸史跡公園」があります。   昭和6(1931)年に新河岸舟運が終焉を迎えた後、雑木林の湿地のまま残されていました。 それが、平成16(2004)年に「仙波河岸史跡公園」として開園。 園内には、河岸場跡、仙波の滝、自然観察湿性地や愛宕神社への散策路があります。 仙波の滝へ 入り口傍の管理事務所前に掲示板に公園の説明や当時のチラシが貼られていました。   また、仙波河岸についてまとめた小冊子がぶら下げられていました。 では、小冊子の情報も参考にして園内を巡ってみましょう。   園内は雑木林が広がり散策路が整備されています。 仙波の滝 仙波河岸の始まりは弘化3(1846)年。 仙波東照宮と城内の三芳野天神修理の御用材を運搬するために開設されました。 愛宕神社下からの湧き水でできた仙波の滝。これが新河岸川の源流でした。 仙波河岸舟運が許可されたのは明治10(1877)年で、最後にできた河岸場です。   案内板で、明治34年頃の様子を写した写真を見ることができます。 龍神の碑と水神宮 仙波の滝の後ろに祀られた竜神の碑、不動明王の化身「倶利加羅竜王」が刻まれています。 黒龍が剣に巻きつき剣の先端を飲み込む姿から竜神様。 昔、農家の人達が滝の水を掛けて雨乞いをしたことから水神様とも呼ばれます。 建立年月は不明ですが、仙波河岸開設以前からあったと言われてます。 その横は水神宮で富士御水講の関係者が文教10(1827)年に建立したと考えられています。 愛宕神社へ 「仙波の滝」と「龍神の碑」の間を散策路は、愛宕神社へと続きます。   武蔵野台地の東南端にあたるので、かなりの高低差があります。   階段を登り切ったところで立て札。右は「延命地蔵尊」、左は「愛宕神社」。   まずは、延命地蔵尊の方へ行ってみましょう。 延命地蔵尊 今から約280年前の元文元(1736)年に祀られ、延命と利生を請願する地蔵菩薩。 新しく生まれた子を護り、短命、夭逝の難を免れるとされています。   足をもう一方の足の腿(もも)の上に組んで座る半跏像となっています。   その横にも石像があるのですが、特に説明書きがありませんでした。   今度は、先ほどの分岐点を左へ。   愛宕神社の鳥居が見えてきました。   愛宕神社は愛宕古墳の上に建立されています。 6世紀中葉期のものと思われ、その大きさは高さ6m、東西30m、南北53m 基壇のある二段築成の円墳で父塚とも言われ、川越市の指定文化財になっています。 幅約6メートルの周溝が東南の斜面を除いて巡っています。   愛宕神社 祭神は火産霊命。文禄2(1593)年に京都の愛宕山に鎮座する分霊を奉祭したもの。 古来より火伏せの神、麻疹の神として信仰されてきました。   拝殿の後ろに鎮座する本殿。 石に「大正12(1923)年に関東大震災で倒壊。10月に再建し13年7月落成」と刻まれてました。   こちらは駐車場から撮ったもの。見上げるような高さです。   愛宕神社の前は国道16号線。車の往来は途切れることがありません。 さっきまで静寂の中にいたので、そのギャップに驚かされます。   古墳の麓には松尾芭蕉の句碑が2基。 「名月に麓の霧や田の雲」と「蓬莱に聞かばや伊勢の初便り」が刻まれていました。 仙波河岸跡 愛宕神社から公園の入り口近くに戻ってきました。   仙波河岸跡からウッドデッキ歩道に向かい新河岸川まで出てみましょう。   休憩デッキから河岸場跡を望む。 この小さな池からは、かつて、大きな船が停泊した頃を想像するのは難しい。   公園の奥に進んで観察橋へ。   左手は先ほどまでいた休憩デッキが見える。   右手は新河岸川へと向かうことになる。   河岸場跡に沿って進む道はないので散策路へ。   丁字路となったウッドデッキを左折。   ウッドデッキ歩道をテクテクとしばらく歩く。   水門らしき設備が右手に見えてきました。   この付近までが河岸場跡となります。   こちらが新河岸川側の入り口。   道路を隔って新河岸川。   小冊子の挿絵と見比べるとなんとなく面影が残っている気がします。   川の両端は堤防が築かれており、仙波河岸史跡公園とは繋がっていません。 かつてのように船を出入りすることはできないのです。   この川を船で下っていけば、浅草へとたどり着く。 いつかここから船を浮かべて実現したいものです。 INFORMATION 仙波河岸史跡公園 【住所】川越市仙波町4-21-1 【電話】049-224-5965(川越市公園整備課) 【HP】http://www.city.kawagoe.saitama.jp/kurashi/sports_koen/koen/senbagashishiseki.html

7ヶ所回ってプレゼントと福をゲット!〜小江戸川越七福神めぐり〜

年明けの1月2日、晴天に恵まれ温かな日差しを背に「小江戸川越七福神めぐり」をしてきました。 参加するのは今年で3回目。そして、今年は開場30周年の記念の年なんです。 川越マインの横を抜けて道なりに進む。 やがて「毘沙門天 妙善寺(みょうぜんじ)」と書かれた看板が見えてきます。 ‖…
ベジタブルサンド

ルンルン気分でふらりと遊びにおいでよ〜pique-nique(ピケニケ)〜

西小仙波にある県立川越工業高校を背に南へ下ること2〜3分 住宅街の中にグレーのオシャレな建物が見えてきます。 その一角に6月18日にオープンしたのがCoffee&winestand pique-nique(ピケニケ)です。 10人ほどが入れるこじんまりとした可愛いお店。 テーブル席は一つで、窓際と壁際、そして、キッチンとの間にカウンター席があります。 白を基調に木の柔らかさが加わった、とても明るい店内。 この日のランチは「生ハムとトマトのサンド」と「ベジタブルサンド」の2種類。 780円(税込み)でドリンクが付きます。 「ベジタブルサンド」を頼みました。 キュウリ、トマト、レタスがふんだんに詰め込まれ、野菜好きには嬉しい一品。 ハムにスクランブルエッグ、豆の煮込みといったサイドニューも充実♪ パンは軽くトーストしてあるので、パリッとした香ばしい食感。 見た目以上のボリュームがあります。 食後のドリンクは「コーン茶」、トウモロコシの風味と微かな甘味を感じます。 こちらは、ピケニケさん一押しのディナーメニュー「ウフマヨ(大人の茹で卵)」。 ピケニケ(piqu-nique)はフランス語で「ピクニック」。 昼はピクニック気分でサンドイッチとコーヒーで、夜はワインを片手に楽しく呑めるお店です。 ボーダーの看板が目印にルンルン気分でスキップしてご来店下さい! WRITER…