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ノリスケさんのバームクーヘンとともに2015年の川越を振り返る(前編)

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今日はクリスマス、そして、来週になるともう2016年1月1日ですよ! 皆さんはどんな年でしたか? 毎週月水金に絶賛更新中!のキャッチフレーズで川越の様々な話題をお届けしたこの1年。 どんな話題があったかをノリスケさんの季節のバームクーヘンと共に振り返ります。 まずは、前半(1月〜6月)の話題です。 注)ブログの取材後に記事にしているため日付とイベントの開催日は一致していません。   ‖…

国際交流を肌で感じた一日〜第11回川越唐人揃い〜    

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11月15日(日)、前日の雨から一転、すっきりと晴れ渡った空の下。 この日蓮馨寺の境内は、色とりどりの衣装を来た人々、そして、様々な言語が飛び交いました。 恒例となった「第11回唐人揃いパレード」の開催です。   開会式を終えた後、朝鮮通信使を先頭にパレードに参加する各団体が中央通りに並びます。 川越唐人揃いについて 420年前に豊臣秀吉は15万人の兵を朝鮮に送り侵攻し交流は途絶えていました。 その後、徳川家康が国交回復に努力し、「朝鮮通信使」が派遣されるようになりました。 江戸時代には12回400~500名の大使節団が来日し外交や文化交流に大きな役割を果たしました。   先頭にいる榎本弥左衛門は江戸時代に生まれた川越の豪商で、6回目の朝鮮通信使を見物。 その感動を榎本弥左衛門覚書』に書き残しました。 その後、川越氷川祭りの練り物としてこれを真似た仮装行列の「唐人揃い」が始まりました。 しかし、この長く続いた人気パレードも明治に入ると行われなくなりました。 「唐人揃い」の記憶が人々から薄れたことや政府の政策も関係していたと云われています。 この「唐人揃い」は、これを現代に再現したものです。 参考:「今よみがえる川越と朝鮮通信使(「川越と朝鮮通信使」編集委員会)   パレードに参加する団体が蓮馨寺から続々と中央通りへと並びます。   日高からやってきたよさこいチーム「舞人(まいんど)」 小さな身体で大きな旗を操る姿に注目が集まっていました。   在日韓国人で日韓の架け橋となる活動をしている「民団埼玉」   各国の衣装を身につけているのは、「民族衣装」。国による色使いの違いも興味深い。   ずらりと並び出発を待つ「舞人」   朝鮮通信使が辿ったソウルから東京までの2000kmを完歩した「日韓友情ウォークの会」   同じ道のりを1ヶ月かけて自転車で走破した「自転車通信使」   夏まつりのステージや「狐宵祭」を行うなど、和装と狐を愛する集団「河越藩狐衆」   小江戸蔵里で3月に開催されたミニタイフェアでもお馴染み「埼玉県在住タイ人クラブ」   ひときわ賑やかな「埼玉エイサー隊」   中央通りを出発したパレードは、賑やかな演奏、華やかな衣装、そして踊りともに一番街へ。   まさにパレードに絶好の天気となりました。   川越のシンボル時の鐘も、このパレードを静かに見守っています。   バームクーヘンのノリスケさんと紅狐さんとの2ショット。応援に店から駆けつけました。   札の辻まで行ったパレードは、再び、折り返して、3ヶ所に分散します。   埼玉りそな銀行前では交流セレモニーが開催されました。   「和」という言葉が贈られ、   思いやること。同情。思いやりという意味の「恕(じょ)」が贈られ、   こども通信使からは、「かけはしになりたい」という言葉が贈られました。   仲町駐車場前では「埼玉民団」によるパフォーマンスが披露されました。   蓮馨寺では各国の料理や雑貨の販売、マッサージなど居ながらにして世界旅行気分♪   歌や踊りの披露。   ブラジルの奴隷達が練習していた格闘技、音楽、ダンスの様子が合わさったカポエイラ。   さて、場所は変わって大正路漫夢通り。パレードの帰路はこちらを通ります。   韓国の市民合唱団や在日コリアンの方々と歌を通じた交流をする「平和の翼コーラス」。   鳴子とともに一糸乱れぬ踊りを見せる「舞人(まいんど)」   「埼玉エイサー」は、沖縄物産のお店「真南風(まはえ)」でパフォーマンス。   店長の新井さんも出て来て、しばし、沖縄の風が吹きました。   蓮馨寺の境内に集結するパレードを終えた参加者ら。   境内は国際交流の和やかな雰囲気に包まれます。   閉会式、蓮馨寺の粂原住職の挨拶。   「おたあジュリア」は、秀吉の侵攻で連行された朝鮮女性でキリスト教信仰を貫く。   いよいよフィナーレ、全員が輪になって踊り「多文化共生」の思いを伝えます。   こうして、国際交流を肌で感じた「唐人揃い」は幕を閉じました。 取材・記事 白井紀行 INFORMATION 第11回…

晩秋の秋の空を焦がす〜成田山川越別院の火渡り祭り〜

立冬をすぎ暦の上では冬とはいえ、感じる季節は晩秋の川越。 11月23日に久保町にある成田山別院では、恒例の「火渡り祭」が行われました。 火渡りの意味はこちら → http://www.kawagoe-naritasan.net/hiwatari.htm 午後1時に法螺貝が響き火渡り祭の始まりです。 まずは、本堂の不動明王に祈願。 そして、市内を巡ります。 境内には薪を積んでヒノキの青葉で覆った護摩壇が設(しつら)えてあります。 荒縄で結界が張られ邪気を祓い内部を清める儀式が粛々と進められて行きます。 祭文の儀(祈願文の読み上げ) 弓を使って東西南北と中央に五大明王をお呼びして道場の守護を願う法弓の儀   閼伽(あか)水で薪(たきぎ)を清めます そして、いよいよ点火。松明の火が薪に移されます。 パチパチと爆ぜる音が聞こえます。 やがて空が白い煙に包まれたかと思ったら、 一挙に炎が吹き上がります。 見物客は結界の外にいるのですが、火の熱さが頬に伝わってきます。 大道師による主法 山伏による祈祷が境内に響きます。 その声に触発されたのかさらに勢いを増す炎。 山と積まれた祈願納札。 様々な願い事が込められた祈願納札が投げ入れられ炊き上げられていきます。   火の勢いが落ち着き始め、火渡りをする道が作られて行きます。 (以降、正式な儀式の名称が不明なので写真のみ)       通り道が塩で清められます。 大道師が先陣を切って火渡りを行います。 山伏達がそれに続きます。   山伏らが渡り終えると、続いて事前に申込をした参拝者が順番に渡って行きます。       水屋で足を冷やす火渡りを終えた参拝者。 「火渡り祭」は毎年11月23日です。 秋の一日、こうした行事に足を運んでみるのは如何でしょうか? 取材・記事 白井紀行 INFORMATION 火渡り祭 【住所】川越市久保町9-2 【電話】049-222-0173 【開催】平成27年…

雨振る中、河越館跡で歴史路漫に想いを馳せる〜河越流鏑馬〜

雨に濡れる上戸の常楽寺は、四季折々の自然の移ろいを味わえるお寺。   その隣りにある国指定史跡河越館跡は、鎌倉時代に活躍した中世武士の武士・河越氏の居館跡。 平安から戦国時代までの400年に渡ってこの地は利用されてきました。 といっても、何か当時を思い起こさせる建築物はなく普段は広大な草原が広がります。   この日(11月14日)は、河越流鏑馬が開催されるとあって多くの人出。 出店も並んで、雨天にも関わらず賑やかな様相を見せていました。   流鏑馬で活躍する和駒は、サラブレッドに比べると小型の馬ですが、持久力が高いそうです。 主催の武道振興會のホームページに各馬の紹介がありました。 http://www.samuraibushidosociety.com/yabusame/horse.html   ‖…

川越百景ウォーキング〜入間川ウォークと中世河越めぐり(後編)〜

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‖ 豊田本の集落〜薬師堂と善長寺〜 後編のスタートは、「川越百景No.82」の豊田本の集落〜薬師堂と善長寺〜です。 「善長寺(川越市豊田本939)」は、室町後期(1527年)の創建とされています。 その創建には在地武士豊田隼人が関わっているといわれ、豊田氏の館跡という説もあります。 初夏には、古代蓮の名所としても知られています。 (注:写真は7月13日に撮影したものです)   今の季節は、来年に向けて眠りについた蓮の姿が紅葉とともに見られます。 境内には、石仏(?)が目につくのがこのお寺。写真のどこかに某キャラクターがいます。 入り口には六地蔵様。 死後に天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道で迷う人を救済する地蔵菩薩です。 少し歩くと、やがて沿道に旗がはためいているのが目につきました。 ‖…

川越百景ウォーキング〜新河岸舟運でたどる川越の歴史〜

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平成24年に「あなたが選ぶ みんなの景観」をテーマに応募総数296件から選ばれた「川越百景」 その景観資源をより周知し、身近に感じてもらう方策である「川越百景ツーリズム事業」。 その一貫として、「川越百景ウォーキング」というモニターツアーが行われました。 11月21日(土)のツアーは「新河岸舟運でたどる川越の歴史」 川越の歴史を語る上で、川越と江戸を結んだ舟運を欠かすことはできません。 今回のコースはその歴史を川越百景を巡りながらたどるもの。 参加したモニターの意見は今後「川越百景」を活用するための施策に役立てられます。 当日配布されたコースマップ(掲載許諾を取っていないので精細な画像はアップ出来ません)。 歴史、コース、見所がまとめられていて、とても良くできた地図だと思います。   ‖…

スタート直前!〜小江戸川越ハーフマラソンのコースを回ってみた〜

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ご注意!今回のマラソンコースは公式ページで入手したマップを元にして回りました。 ただし、この記事ではコースの正確性を保証するものではありません。 当日は、必ず主催者の発表およびスタッフの案内・指示に従って下さい。   ちょうど、小江戸川越ハーフマラソン1週間前の11月22日(日) このときは、未だメタセコイヤが黄色く色づいていなかった川越水上公園。 小江戸川越ハーフマラソンはここから号砲とともにスタートします。 まっすぐ伸びる「川越水上公園通り」ここから21.0975Kmの長い道のりが始まります。 やがて、左手には生鮮市場TOP川越店、その先には川越西郵便局。 丁字路を左折。 川越西郵便局を左手に 再び丁字路へ。歩道橋には交通規制の横断幕が掛かっています。 今成交差点を右折すると 月吉陸橋に差し掛かります。 川越線、東武東上線を越える。 六軒町を通り抜けて、 連雀町交差点を左折。 川越中央通り「昭和の街」に差し掛かります。左手に少し見えるのは「蓮馨寺」。 仲町交差点、いよいよ蔵づくりの街並へ。 小江戸川越ハーフマラソンの見所の1つ。当日は、ランナーを応援する姿が沿道に並ぶ。 川越のシンボル「時の鐘」も一瞬で駆け抜けます。 札の辻を右へ。 まもなく、第一関門の川越市役所です。 ‖…
茶陶苑

川越の魅力をみんなで発信!〜川越の魅力体験ウォークラリー〜

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10月4日(日)に川越青年会議所主催の「川越の魅力体験ウォークラリー」が開催されました。 2020年に東京オリンピック・パラリンピックで、川越はゴルフ競技の会場となる予定です。 市民がより街に愛着を感じ、その魅力を世界に発信するきっかけになればと企画されました。 募集人数は100人ということで、60坪という茶陶苑の広い蔵の中はほぼ満席。 親子で参加する姿も多く見られました。 第55代会長の笛木氏(左上)による開会の挨拶。 つづいて、東京国際大学商学部教授の伊藤匡美(まさみ)氏(右上)。 生徒さんは街づくりを学んでおりマーケティングの実践としてこのイベントをサポート。 6つのチェックポイントのコーディネートや説明等を行います。 100名を20名ずつのグループ分けにするために一旦外にでます。 川越青年会議所のキャラクター「時の鐘マン」がお出迎え。 第一班をアテンドしてくれる青年会議所と東京国際大学の生徒さん。 茶陶苑、熊野神社、松本醤油、塩野米菓、川越市役所、初雁公園Pを巡るコースです。 ‖…

ディープな川越、ご案内します~市川嘉昭さん(「のらり蔵り」主宰)~

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  川越観光というと、駅の観光案内所でもらった案内地図などを片手に蔵造りや時の鐘がある一番街を気ままにブラブラ、もしくは、シルバーガイドさんにお願いして案内をしてもらうというスタイルが多いと思います。 川越裏道案内「小江戸川越…