強風も吹き飛ばすガールズパワーが炸裂!〜かわごえ産業フェスタ2日目〜

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かわごえ産業フェスタ2日目。晴天なるものの相変わらず風が強いなか始まりました。 オープニング 総合司会は大野ひろみさん。かわごえ産業フェスタの紹介を始めました。 あれ、アシスタントのミケさんがいませんねぇ。 うっかり朝寝坊のミケさん。その後、ステージの予定をしっかり伝えて名誉挽回! 龍忍カワゴレッダー刃(ヒーローショー) 恐ろしげなBGMとともに豪忍一族が川越を沼にしようと企む。 そうはさせじとカワゴレッダー刃登場、豪人一族を退散させました。 カワゴレッダーに対抗するため、客席から仲間にするために連れ去ります。 あっ、キャラクター部隊も捕まってしまった! 仲間になるための訓練、ひよこの踊りに励むミケさん。 カワゴレッダー刃の活躍で、川越の街には再び平和が訪れました。 川越工業高校(化学部)サイエンスショー 川越工業高校…

強風の中、歌とパフォーマンスで盛り上がりました〜かわごえ産業フェスタ1日目〜

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前日まで天気予報とにらめっこしていた「かわごえ産業フェスタ」の1日目。 願いが叶ったのか快晴になりましたが、時ならぬ強風に苦しめられました。 今年も総合司会はおっちょこちょいのマルチタレント「大野ひろみさん」。 11時のオープニングを前にミケさんをお供に会場内の出展者にお話を伺います。 飲酒運転疑似体験コーナにも挑戦。 飲酒運転の状況を疑似体験できるゴーグルを付けてコース内の障害に挑戦。 まっすぐ歩くのすら難しく随行員に支えられながらの移動です。 会場に漂うのは美味しそうな食べ物の匂い。 タイフェスなどでもお馴染み「サバーイ、サバーイ」さんも出展してました。 川越の酒造「鏡山酒造」。バットマンと一緒に! 時間が経つにつれお客さんの姿も増えてきたようです。 バルーンアートのゆっぴぃさん。PM3時の出演までパフォーマンス。 子どもたちが常に周りに集まっていました。 取材を終えた大野ひろみさんとミケ。どこかで水風船を手に入れたようです。 おまつりといえば欠かせないのがキャラクター部隊。 子どもたちが抱きついたり写真を撮ったりと大喜びでした。 オープニング と気づけば11時、オープニングの時間です。 ラジオぽてとのテーマ曲とともに大野ひろみさんとミケさんがステージに登壇。 明るい笑い声を交えて、産業フェスの見どころや演者を紹介していきます。 本日の出演者からジャンボリー鶴田さんとゆっぴぃさんにも本日の意気込みを。 木遣りと梯子乗り 半纏を羽織ったいなせな鳶のみなさんが長い梯子を持ってステージ前に。 「ウォーオウオウ」という野太い声とともに木遣り。声が重なり厚みを増していきます。 ひょいひょいと6.5メートルもある梯子を登り梯子のてっぺんでポーズを決める。 梯子から落ちそうになる技では観客から小さな悲鳴があがります。 強風の中、次々と鮮やかに技を決めるたびに、観客からは大きな拍手が送られます。 最後は、2日間の安全を祈願して観客の皆さんとともに手締め。 ミケさんショー 時刻はお昼を回ったので、飲食店を中心に出展者をご案内。聞いているだけでお腹が空きます。 キャラクターたちと遊べるミケさんショーが始まりました。 お菓子がもらえるじゃんけん大会、ここで、ひろみんがじゃんけんが弱いことが判明。 キャラクターを独り占め!じゃんけんに勝ち抜いたお友だちの特典です。 ジャンボリー鶴田 リーゼントに白いギターでバッチリ決めたロックンローラ、ジャンボリー鶴田さん。 強風でセットが崩れそう(><)! 産業フェスタのこともちょこっと織り込みつつルイジアナママでスタート。 矢沢栄吉の「ルイジアナ」。猿岩石の「白い雲のように」は鶴田さんの方がイイ! 昨年リリースしたのが「オッペリバーブリーズ」 藤井フミヤを彷彿させる甘い声で、オッペリバーブリーズを歌い上げます。 109…

大銀杏と菊まつりと現代美術と〜秋深まる川越をたっぷり満喫散歩〜

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11月7日(火)は二十四節気のひとつ「立冬」。 暦の上では冬を迎えるわけですが、気分や気候としては秋真っ盛り。 というわけで、川越の秋を探して街を歩いてみました(取材日は11月5日)。   以外に多いぞイチョウのみどころ 秋といえば紅葉の季節。寺社の多い川越では境内の樹木が赤や黄色に染まります。 出世稲荷神社 【住所】川越市松江町1-7 【参考】https://tesshow.jp/saitama/kawagoe/shrine_maze_shusse.html 小江戸蔵里から少し進んだ路地を曲がると大きなイチョウの木が目に飛び込みます。 天保2年(1832)年に京都伏見稲荷神社本宮から分祀した出世稲荷神社。 いちょう窪の出世稲荷の公孫樹として名声がある。向かって右は幹周り(目通り)5.67メートル、根回り7.6メートル、左は幹周り7.25メートル、根回り9.7メートル、二本とも樹高は約26.5メートル、樹齢は650年余年と推定され、みごとな美しさと枝張りを示し、樹勢もきわめて旺盛である。公孫樹は、日本と中国の一部に産するイチョウ科を代表する落葉樹で秋に鮮やかに黄葉する。雌雄異株で、種子はいわゆるギンナンで食用となる。(案内板より) 同社は名前の通り「出世」や「商売繁盛」「五穀豊穣」にご利益があります。 本川越から徒歩で一番街へ行くまでにちょっと寄り道してみては? 川越熊野神社 【住所】川越市連雀町17-1 【HP】http://kawagoekumano.jp/ 小江戸蔵里からまっすぐ北へ、大正浪漫夢通りの手前にあるのが川越熊野神社。 開運・縁結びのご利益を始め、銭洗い弁財天など境内社ごとにご利益があります。 赤、緑、黄色のグラデーションが美しいケヤキに囲まれた境内です。 連雀町の山車蔵の傍には大きなイチョウの木があります。 蓮馨寺 【住所】川越市連雀町7-1 【HP】http://renkeiji.jp/ 毎月8日の呑龍デーや川越昭和の街を始め数々のイベントの舞台となる蓮馨寺。 イチョウこそありませんが、境内の木々は色づき始めていました。 この日は、川越華道連盟70周年記念ということで講堂で「いけ花展」を開催。 秋らしい作品も展示されていました。 養寿院 【住所】川越市元町2-11-1 【HP】http://yojuin.or.jp/ 蔵造りの街並みが連なる一番街。川越まつり会館手前の路地に入ると目に映るイチョウの木。 寛元2(1244)年に河越経重が開基となり、大阿闍梨円慶法師が開いた「養寿院」 普段は静かなお寺ですが、青空をバックに門前のイチョウが黄金色に染まる姿は圧巻です。 六塚稲荷神社 【住所】川越市元町2-8-12 【参考】https://tesshow.jp/saitama/kawagoe/shrine_moto_mzka.html 菓子屋横丁を過ぎて高沢橋の袂(たもと)にある六塚稲荷神社。 気にかけながら歩くとこちらにも立派なイチョウの木を見つけました。 観音寺 【住所】川越市石原町1-18-1 【参考】https://tesshow.jp/saitama/kawagoe/temple_isihara_kannon.html 【記事】3頭の獅子に悪魔除け・安産・子育ての願いを込めて〜「石原のささら獅子舞」〜 毎年4月第3土日に県指定文化財「石原のささら獅子舞」が開催される「観音寺」 境内にイチョウの木が植えられていました。 東明寺 【住所】川越市志多町13-1 【参考】https://tesshow.jp/saitama/kawagoe/temple_sida_tomyo.html 【記事】日本三大奇襲のひとつ川越夜戦の地で猫と戯る〜東明寺〜 一番街の喧騒を離れてさらに北へ、ひっそりと佇むのは「東明寺」 イチョウの足元には日本三大夜戦のひとつ川越夜戦の石碑が建てられています。 川越氷川神社 【住所】川越市宮下町2-11-3 【HP】http://www.kawagoehikawa.jp/ 縁結びの神様、地元では「おひかわさま」として親しまれる「川越氷川神社」 この時期は七五三ということもあって境内はものすごい人で賑わってました。 川越八幡宮 【住所】川越市南通町19-3 【HP】http://kawagoe-hachimangu.net/ クレアモールと平行して走る八幡通り沿いにある「川越八幡宮」。 こども相撲大会や鎮守の森コンサートで賑わう神社。年末に奉納される大絵馬も有名です。 川越八幡宮は縁結びのご利益。境内には恋が叶う「縁結びのイチョウ」が鎮座。 御神木に柏手を二度打つと夫婦円満・良縁に巡り会うといわれています。 平成・明仁天皇がお生まれになった御年(昭和8年12月23日生)川越八幡宮の崇敬者によって男イチョウと女イチョウ二本を植樹したが、いつしかその二本の木は寄り添い、一本に結ばれてしまったことに由来する。固く結ばれた二本の御神木に触れ御守りを身につけ、二度柏手を打つと夫婦円満・良縁に巡り会うと伝えられている(案内板より) 中院 【住所】川越市小仙波町5-15-1 【HP】http://www.nakain.com/jp.html 川越の季節を語る上で欠かせないのが中院。春には枝垂れ桜が美しいお寺です。 秋になれば境内は紅葉に染まります。 この日は、まだぼちぼちと色づき始めたばかりという感じでした。 川越大師…

雨でもめげるな雨なら雨の楽しみ方もあるんだョ〜小江戸蔵里ぷちキャラクター祭り〜

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先々週は雨の川越まつり、先週は台風21号の襲来と週末になると悪くなる天気。 せめて、10月最後の土日くらいはとの願いも空しく台風22号が襲来(T^T) そんな天気にめげず、小江戸蔵里(ぷち)キャラクターまつりが開催されました。 キャラクターたちの大敵は雨。空をにらみながら蔵里を出たり入ったり。 キャラクターまつり初参加の3体が集合。 一番左は「イーグルバス」の新キャラクター「イーグルくん」。 みんなの前でのお披露目会をと張り切っていたのに残念! 雨の間隙を縫って「時の鐘マン」が広場に向かう。 まみー&るー、散歩中のワンちゃんが見慣れぬ姿に半端なく警戒…

泣いてもぐずっても大丈夫〜ベビーカーコンサート in 川越(第6回)〜

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台風が近づき雨足が徐々に強まってきた10月22日(日)、ウェスタ川越小ホール。 小さなお子さんを抱えたお父さんやお母さんが次々と受付を済ませていきます。 今日は「泣いてもぐずっても大丈夫」「0才からOK」の子育て支援コンサート。 ここ川越では5回目の開催となる「ベビーカーコンサート」です。 主催は和光市に拠点を「みにこん会」。代表の櫻井幹三に始めたきっかけを伺いました。 小さな子どもがいるお父さん、お母さんにはなかなか行き場がない。 2〜3歳から一流の音楽に触れさせて耳を肥えさせたいと思っても、 そもそもほとんどのコンサートでは乳幼児は入れない。 この状況を打開できないかと考えていたら和光市から文化振興のために何かできないか? と相談され、5年前から始めました。 当初は実際にベビーカーを持ち込んでいましが、回を重ねるごとに観客は増加。 いまでは、開催の案内をすればすぐに満杯になるくらい盛況だそう。 和光市、川口市、さいたま市、朝霞、練馬、そして川越市で通算40回以上を数えます。 今後、さらに依頼が増えてきており、まさに引っ張りだこの状況です。 この日の出演は、ピアノが佐藤佑美さん(左)、声楽が間瀬田紗代さん(右)。 いずれも東京芸大出身で第一線で活躍されているプロの方。 このベビーカーコンサートの趣旨に賛同して皆さん快く引き受けてくれるのだそうです。 回によってチェロやパーカッションなど楽器は様々。 同じ曲を演奏しても楽器で雰囲気が違う。そんなところも楽しみの一つです。 ウェスタ会場の小ホール(リハーサル室)。 壁際に一列椅子が並べてはありますが、観客はレジャーシートを敷いて座るスタイル。 椅子席だと大人の背中しか見えないが、これだと子供が立てば目線が同じになる。 お父さんもお母さんも子どもも皆んなリラックスして楽しむことができるのだそうです。 台風のせいか2〜3割のキャンセルはありましたが、それでも100人近くが来場。 ステージに座ったり、むずかる子もいたりしてザワザワとした雰囲気。 佐藤さんのピアノに乗せて間瀬田さんがソプラノを響かせの1曲目。 サウンドオブミュージックのオープンニングが始まると静まり返る場内。 続いては、サウンドオブミュージック「全ての山へ登れ」 英語の歌詞にも関わらず聞き入る子どもたちの様子が印象的です。 2曲目を歌い終わったところで挨拶。 アンケートでミュージカルの曲をというリクエストをもらってプログラムを組みました。 途中で飽きちゃわないように手遊び歌や絵本歌を入れたりします。 40分なかに12曲。話になるとぐずってしまうので、MCは最小限に抑えるのだそうです。 続いては、童謡。この季節にぴったりの「真っ赤な秋」と「紅葉(もみじ)」 お父さん、お母さんも一緒に歌います。 今日はお父さんの声がよく聞こえますね。そんな言葉に促されて、2曲目はより大きな声に。 歌に合わせて自然に体が揺れます。 次は体を動かします。「おかあさんのおひざ」という歌。 子供を向かい合わせに膝に乗せて、歌に合わせて体を揺らしたり 体を密着することで子供たちが安心する気持ちが伝わってきます。 今度は選手交代。お父さんの膝の上で「バスにのって」というテンポの良い曲。 右に曲がりますといった歌詞に合わせて、体を右や左に傾けたり凸凹道で体を揺らしたり。 ゴーゴーっというフレーズに合わせて、グーにした右腕を突き上げる! オズの魔法使いよりオーバーザレインボー この頃になると飽きるお子さんも出てきたよう。 でも、声をあげてもぐずっても構わない雰囲気が温かく、むしろ心地よく感じます。 小さなお友達は前に!とスタッフの声がかかり、腹ペコ青虫の絵本が始まりました。 日曜日の朝に生まれた青虫。 ピアノの軽快な音楽に合わせ、月曜日はりんごを一つ、火曜日は梨を2つ食べました、、。 それでもお腹はペコペコと歌う。 土曜日はチョコレートケーキ、アイスクリーム、、食べ過ぎた青虫はお腹を壊してしまう。 日曜日に美味しい葉っぱを食べ、青虫は大きく成長した青虫はやがて蛹に。 素敵な蝶になりました♪ 本自体にも穴が空いてたりと仕掛けがあるのですが、人形を用いることで楽しく演出。 床でハイハイ。お父さん、お母さんも子供をあやしながら楽しんでいます。 「お野菜のうた」、20番まであって、今日は、トマト、パセリ、ニンジンの3曲 カラオケに合わせて、トマトさんと呼べば「ハーイ」という返事も返事もしてくれます。 歌詞の中には、それぞれの野菜の食べ方や栄養素も盛り込んだ以外と難しい歌でした。 シャルウィダンスの歌が始まると、 マラカスが配られ始めます。 当初は小さな鈴がついたものを使って、回収したら鈴が無くなっていて大騒ぎに。 子どもが飲み込めない大きさで、舐めたとしても洗えば綺麗なるという衛生面。 そんな理由でマラカスにしたのだそうです。 小学校のお姉さんもお手伝い。 歌に合わせてシャカシャカという音が会場に広がります。 アンパンマンの歌を歌いますの声に、ワーッと子供たちのテンションが上がる。 勇気りんりんではアンパンマンたちが登場。 曲に合わせて子供たちはマラカスをシャカシャカ。 お父さん、お母さんも子供たちと一緒に歌いだします。 最後は「となりのトトロ」から「さんぽ」全員で会場内を歩く。 歌のお姉さんの元気な歌に合わせて、皆んなで散歩。 体を動かすことで気分がほぐれ、楽しい気持ちでエンディングを迎えました。 日本の少子化の原因に経済的なものもありますが、安心して子育てできる環境も重要。 こういった活動を通して、お父さんやお母さんの居場所を作っていきたい。 インタビューの中で語っていた、そんな櫻井さんの想いがとても印象的でした。 取材・記事 白井紀行 INFORMATION ベビーカーコンサート…

台風を吹き飛ばす熱い戦い!ウェスタ川越 KOEDO お笑いグランプリ vol.3【決勝大会】

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超大型台風が本州に接近し雨降る10月21日(土)ウェスタ川越。 人を笑わせたい、プロのお笑い芸人と同じ舞台に立ちたい、プロを目指す方などのための戦い。 第3回KOEDOお笑いグランプリ決勝大会が開催されました。 出演資格はアマチュアであれば、漫才、コント、モノマネなど笑いのジャンルは問いません。 9月10日(土)にウェスタ川越のリハーサル室で予選会が行われました。 http://koedo.info/170915owaraigrandprix/ 32組から厳正な審査を勝ち抜いた10組のなかから優勝者が決まる。 開場の1時間前から並んでいる人もいて、この日を楽しみにしている人も多いよう。 14時開場、扉が開くと同時に多くの観客が前へ。 1,000人ほどが座れる1階席。前の方から続々と埋まっていきます。 青空球児・好児師匠ら審査員が着席。 明るく都会的な曲とともに登場。司会は予選会に引き続き「千葉チューセッツ」の二人。 右側の伊藤さんは川越市出身で、先週の川越まつりが雨だったことに触れる 「今日はいい天気で」「いや台風来ているでしょ」と笑いを誘う。 ウェスタ川越、柏瀬明彦館長による開会の挨拶。 「観客の皆さんにも投票権がありますので厳しい目で審査していただきたい。 台風を吹き飛ばすくらい楽しんで笑ってもらえればと思います」 続いて、審査員の紹介。 球児師匠「自分達も漫才師なので人に点数をつけたくはないが、一生懸命やらしていただきます」 好児師匠は、ウェスタ川越の会場の立派さに感激されていました。と挨拶。 テレビ埼玉アナウンサーの鈴木崇広氏。 日本テレビお笑いスター誕生を企画立案されたTVプロデューサの加藤敏男氏。 恋のからさわぎなどのバラエティ番組を制作されてきたTVプロデューサの川口浩也氏。 夕刊フジ「東西・今週のご推笑」を連載中の演芸評論家…

野田五町の八幡太郎の山車に2日間密着しました〜川越まつり2017②〜

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川越まつりの1日目、夜が深まるにつれ「曳っかわせ」も盛り上がってきました。 少し進めば次の山車に出会うラッシュ状態。 ユネスコ無形文化遺産に登録されたことを記念した幟。 旧江戸町(大手町)の「鈿女の山車」との「曳っかわせ」 提灯を持った若手らの「ぅお〜、おっ、おっ、おっ」という掛け声がうねります。 ますます盛り上がりを見せる川越まつり 山車が行き交い、大勢の観客でごった返す中心街。 野田五町の山車は、そろそろ戦線離脱。 賑やかな街中を後に、帰路につきます。 1日目も無事に終えられそうで、どこかほっとした表情。 中金前でジャッキアップして90度ターン。 中心街ではまだまつりは続く。山車が行き交い出会えば「曳っかわせ」。 そんな熱気を微かに感じながら暗い夜道をソーレ、ソーレと山車は行く。 六軒町の会所の前を通り過ぎ、 川越市駅入り口まで来ました。 帰りも再び難関の踏切渡り。保線区の方も待機されています。 お囃子の人も全員山車から降りて踏切を渡るタイミングを計ります。 下り電車が通り過ぎ踏切が開いた。すかさず山車を走らせます。 山車に搭載しているWebカメラからの映像 渡りきったとほぼ同時にカンカンカンと警報機。 ソーレ、ソーレ。野田神社が近づくにつれ山車の引き手も増えてきました。 山車を待ち構える町内の方々。 「お!山車が見えてきたぞ!」と声が上がります。 パチパチパチと温かい拍手がさざなみのように広がりました。 山車カメラの映像からも町内の人たちが出迎えている様子が伝わります。 囃子台をくるりと野田神社へ。神様に無事の到着を報告し、お囃子を奉納。 長い1日お疲れ様でした!明日に備えて山車は蔵の中で一眠り。   2日目…

野田五町の八幡太郎の山車に2日間密着しました〜川越まつり2017①〜

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10月14日(土)川越まつり初日。この日までずっと天気予報とにらめっこしてヤキモキ。 傘をさすほどでもない空の下、野田神社では朝囃子が始まりました。 好評の「川越まつりライブ配信」。今年も野田五町の山車から。その2日間に密着します。 野田五町の山車は10時に出発して町内引き。それまでに、ライブ配信の準備を進める。 PCやWi-Fiルータを接続して配信開始!…

芋づくしで川越のサツマイモ文化を学ぶ〜妙善寺のいも供養〜

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川越の観光名所といえば「蔵造りの町並みと時の鐘」です。 では、川越のお土産といえば?。答えは、なんといってもサツマイモでしょう。 街を歩くと、焼き芋、芋せんべい、いも恋、芋太郎、大学芋など芋を使ったお菓子が目につく。 芋懐石、芋を練り込んだうどん、餃子、デザートなどグルメもたくさん。 これだけ、芋を使った商品やメニューが並ぶのは、全国的にも珍しいそうです。 そんな、川越の代名詞のサツマイモを食べて健康を祈願する催し「いもの日まつり」 毎年10月13日に川越市東口から5分ほどの妙善寺で開催され、今年で23回目を数えます。 川越は江戸時代から焼き芋用のいもの産地として有名。 江戸から13里の距離にあることから、九里四里(栗より)うまい十三里と称されてました。 サツマイモの収穫期である10月とこの十三里をかけて、10月13日は「いもの日」 1987年に「川越いも友の会」が全国に向け宣言し制定されました。 この年は川越街並み委員会が発足し、菓子屋横丁会などが興された時期とも重なります。 川越の街づくりが始まった時期と相まって、川越=サツマイモというのが浸透してきました。 境内では食べごろの焼き芋がいい匂いを辺りに漂わせていました。 焼いているのは土日に菓子屋横丁でも販売している焼き芋おじさんこと井上さん。 甘い香りにたまらず「一本ちょうだい」と声をかけ、熱々を頰張る参列者。 焼かれているのは「富の川越いも」というブランドの中の「紅赤」という品種。 今から119年前にさいたま市で「山田いち」さんが発見した突然変異種。 来年は大きな節目の120周年ということで、記念事業も計画されているそうです。 芋商品として川越市サツマイモ商品振興会を代表しておいもの茶紺の芋菓子。 そして、生産者を代表して焼き芋おじさん(井上さん)から紅赤の奉納が行われた後は芋供養。 妙善寺住職による読経が行われた後、来賓および参列によるご焼香が行われました。 その後、来賓一人一人の挨拶。 川合市長からは、サツマイモで知られる川越で最近、脚光を浴びるできごとがあったと紹介。 一つは川越を含む三富地域で江戸時代から行われてきた落ち葉堆肥を使った伝統農法。 これが、昨年に日本農業遺産に登録されたこと。 もう一つは、サツマイモチップスや川越アンパンなど新たな商品ができたこと。 サツマイモを通して川越がさらに有名になることを願いますと結びました。 妙善寺ご住職による列席の御礼の挨拶 元川越さつまいも資料館長の井上浩さんの法話。 話に先立ち、群馬からこのいも供養に来られた石島さんを紹介。 お父さんの便秘がサツマイモを食べることで解消したエピソードを思い出として語られました。 石島さんはこんにゃく農家で、井上さんにお芋のことを教えてくれた恩師。 便秘の話から、サツマイモを1日100g食べれば健康になるという栄養大学教授の研究も紹介。 また、東京からはいも類振興会の理事長さんも来ていただくなど、全国規模になっていること。 これは川越の芋の文化度が上がってきた、川越芋の力が付いてきたことである。 と多くの話を盛り込んだ興味ふかい法話でした。 井上さんから促されて登壇したのは山田えいじさん。 来年は紅赤が発見されて120周年となります。 それを記念した12月16日に開催される川越市場の食育セミナーの案内など 今年はその準備段階で、来年大きな企画があることが紹介されました。 最後に奉納芸能として、いも供養の初回からお招きしている野津鷹王さんの大道芸能。 こちらは、銭太鼓という手振り楽器で、お芋の形を模したもの。 あるいは房のついたものを音楽に合わせて放り投げたり回したり巧みに操ります。 弓でのこぎりを擦る「のこぎり音楽」 弓で擦るたびに、ぽよ〜ん、ぽよ〜んと何とも奇妙で哀愁ただよう音を奏でます。 二枚の板を重ねただけの楽器に合わせての「全国物産飴売り」口上。 野津さんのポリシーとして演目ごとに衣装を変えていきます。 漁師に扮してのさかなつりでは、魚が釣れる様子を巧みに演じます。 釣果を確かめると魚籠(びく)に無かったはずの鯉のぼりや芋が! 最後はアンコールでしゃもじや鍋ぶたを持って踊りを披露。 動きは珍妙ながらもその面白さに引き込まれて笑ってしまう。 大道芸のその凄みに驚かされました。 妙善寺の境内には1995年に建立されたさつまいも地蔵があります。 これはサツマイモの歴史とサツマイモが体に良いことから川越さつまいも商品振興会が考案。 お芋を抱いてなんとも優しい表情のお地蔵様です。 小江戸七福神巡りの最初のお寺でもある妙善寺。 毎年、お正月に初詣を兼ねて巡るときには、こちらで焼き芋を食べてパワーチャージ。 10月13日にいも供養が行なわれているも知っていましたが、参列したのは今回が初めて。 平日と重なりがちですが、機会があればまた参加してサツマイモのお話を聞きたいものです。 取材・記事 白井紀行 INFORMATION いも供養 【開催】平成29年10月13日13:30〜15:30 (毎年10月13日に開催) 【住所】妙善寺(川越市菅原町9-6) 【HP】http://myouzenji.kikakushin.com/