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木桶に込められた22世紀へのメッセージ〜笛木醤油12代当主襲名式と創業祭〜

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取材・記事 白井紀行   20石の大桶づくり 寛政元(1789)年に創業して以来、木桶で発酵・熟成させる伝統的な醤油作りを守り続けている笛木醤油株式会社(川島町上伊草)。 木桶を使って醤油を作っているのは今や醤油業界の1%以下。木桶職人も全国で60人ほどで高齢化も進み、このままでは、木桶で醤油を作る文化が途絶えてしまう。その危機感から笛木醤油では一昨年から木桶づくりを始めています。 詳しくは、こちらの記事をご覧ください。 未来へ繋ぐ100年プロジェクト「新桶初しぼり」完成〜…

かわじま和船体験会〜一艘の舟から始まる川物語 第3章の1〜

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川越市と川島町の境にある落合橋。 その橋の下を流れる越辺川で、6月11日(日)「かわじま和船体験会」が行なわれました。 臨時の船着き場には、和舟が2艘寄り添うように浮かんでいました。 手前は那珂川の船大工、峯岸さんと一緒に製作したもの。 奥はその際に学んだ技術を使って、川島キャスティングネットで製作したものです。 まだ、スタートまで時間があるので試運転。 こちらでは受付の準備が始まっていました。 ライフジャケットを並べるスタッフの皆さん。 川島町と和船 「川島町と和船」について説明されたチラシがありましたので引用します。 川島町は四方を川に囲まれた地形のため、古くから洪水などの水害に悩まされてきました。堤防の決壊や浸水の記録がたくさん残っており、そのたびに、人はもちろん、牛などの家畜や土地、家屋に大きな被害をもたらしました。 明治40(1970)年の大洪水をきっかけとして、避難用の舟を持つ家が増えたと伝えられており、川島町の中でも、特に、出丸地区は他の地区に比べて土地が低いため、避難用の舟を持つ家が多くありました。洪水の際は、この舟を使って人を助けたり、食べ物を配るのに使ったと言われています。町内の和船の数を確認したところ、町内には47艘あることがわかりました。大きさは5m前後が多く、大きなものだと6mを超えるものもあり、普段は物置に吊るした状態で保管している家が多いこともわかりました。 本日の遊舟コースを一足先に巡らさせてもらいました。 水面を滑るように進む舟。静けさの中、聞こえるのは水の音と鳥の鳴き声。 ゆったりとした時間が流れます。 越辺川も雨が降らないため水面が随分下がっていました。 竿を差して調べると水深は50cmくらいでした。浅い川でも浮かべられるのが和舟の利点です。 流木に草が生えてまるで前衛芸術のよう。舟からしか見れない光景です。 堰で折り返して落合橋へと戻ります。 落合橋をくぐると木の杭が顔を出していました。かつての橋の跡でしょうか? 大谷川が越辺川へと合流する付近で折り返す。 ゆったりとした遊舟を楽しませていただきました。 スタッフの手にとまった「コシアキトンボ」。 メスは黄色で、オスは白いビニルテープを巻いたような腹部。 空を飛ぶと白い部分が透けているように見えるのが名前の由来。 次のお客さんがやってきましたので、今度は河岸で待ち構えてパチリ。 舟に乗ると普段とは違う目線で景色が流れ、時間感覚も変わってきます。 海はなくとも川には恵まれている埼玉県。 和舟を使ってもっとこの資源を活かす方法がないか考えていきたいですね。 カワゴエ・マス・メディアでは、昨年、舟作りや舟体験を取材しました。 今年も「一艘の舟から始まる川物語」と題して追いかけていきます。 取材・記事 白井紀行 INFORMATION かわじま和船体験会 【開催】平成29年6月11日(日)10:00〜14:00 【場所】越辺川…

親子で楽しむ乗船体験〜一艘の舟から始まる川物語(第2章の1)〜

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国道254線を北へ、入間川、小畦川、越辺川を跨ぐ落合橋 川島町側の橋のたもとではためく「船乗り体験」の青い旗。 川島町網打連合会主催で6月12日に越辺川で船乗り体験が行われました。 ‖…

新連載!一艘の舟から始まる川物語(その1)〜早春の進水式〜

国道254線を北へ向かい、川越市を離れれば次の町は川島町。 3月27日に行われた和舟の進水式の取材に出かけました。 安藤川に浮かぶのは、3月20日に完成したばかりの和舟。 木の地肌が美しい。 船首を川下に向けていよいよ進水。 川面を滑るように静かに下っていきます。 ほどなくしてみんなが待ちわびる船着き場に到着。   ‖…