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まろやかなコーヒーを飲みながらゆったりアート観賞はいかが?〜喫茶&ギャラリー いも膳 一乃蔵〜

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川越西郵便局と道路を挟んで向かい側。いも懐石で知られる「いも膳」の敷地内。 蔵をイメージした道路沿いの建物が「喫茶&ギャラリーいも膳 一乃蔵」です。 1Fにはちょっとしたカウンターもある物販エリアとキッチン。 いもうどん、いもけんぴ、いもせんべい、いもなっとう、ほしいも。 サツマイモを使った色んな商品が並んでいて、ついつい手が伸びてしまいます。 こちらには洋服や小物などの雑貨が並んでいました。 2Fに上がるとテーブルが並んでいてゆっくりと落ち着ける喫茶室&ギャラリー 今は、11月3〜23日の会期で開催されている「蔵と現代美術展」の会場の一つです。 料理が来るまでの間、あるいはコーヒーを飲みながら鑑賞できます。 喫茶&ギャラリーなのでメインはドリンクと手作りのいもを使ったスイーツ。 ランチメニューは「紫いもサラダうどん」があるとのことなのでお願いしました。 麺の上にたっぷりと盛られた野菜サラダ。 中からは紫色のうどんが出てきました。 細めで弾力のある歯ごたえ。酸味の効いたドレッシングがよく合います。 トマトもふんだんに使われているのも嬉しい。 生豆を洗ってから焙煎したという一乃蔵の特選コーヒーはとてもまろやか。 ちょっとしたデザートが付いてきて、食後を豊かにします。 今度はゆっくりとケーキをいただきに来ようかな〜。 いも膳の敷地にあるギャラリー「呼友館」。こちらも「蔵と現代美術展」の会場です。 オーナーさんはとても話好きで、いも膳の社長さんも顔を出すことも。 この日は、10月13日のいも供養の話のときの様子などを話題にしました。 取材・記事 白井紀行 INFORMATION 喫茶&ギャラリー…

挑戦し続ける、創業140年の老舗酒屋~長堀 真一さん(「川越角屋酒店」店主)~ 

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「酒屋は当然、継ぐものだと思っていました。」と話すのは創業140年の川越角屋酒店5代目店主 長堀真一さん。 川越角屋酒店さんは、西川越駅からほど近い地にあり、酒のディスカウントショップ「酒のマルケイ」として営業していました。 長堀さんが店長になり「ここちよいお酒。ここちよい時間。」をコンセプトにイベントスペースを併設した角打ちもできる酒屋、として生まれ変わりました。 長堀さんの家業を継ぐ意思は、かなり早い時期からはっきりしていたと言います。 大学を卒業する頃、ちょうど田崎真也さんがソムリエ世界一を取ったというニュースが世間をにぎわせていました。   「それを見てこれからはワインに違いないと、安易に思ってしまいました。(笑)それでフランスに留学したんです。どうせ将来は酒屋を継ぐのだからという気持ちもあり、就職活動にも身が入らないでいました。」   フランスでは、学生が働きながら学べる「スタジエ」という制度を利用して、ボルドーのワインショップで働いていました。しかしここで事件がおきます。   「いよいよワインスクールに入学!という直前に怪我をしてしまい、帰国を余儀なくされたんです。フランス語がちょっと上達しただけで、ワインの専門知識も得ることなくただ飲んで帰ってきたっていう感じでした」   断腸の思いで帰国後、フランスの食材商社に就職。当初はワイン部門を希望していたそうですが、製菓・製パン食材の営業を担当することになりました。 仕事は思いのほか楽しく、稼業はいずれ継がなければいけないという頭はあったものの、このままでいい、とすら感じ始めましたと言います。活躍の場がないと感じたワインとは少し距離を置くようになりました。 「30で結婚したんですが、うちの社長(父親)が、会社の人達の前で『(息子は)戻ってきて酒屋をやるんだ』と結婚式でカミングアウトしちゃったんです。あー、言われちゃったな~と思いました。そこから気持ちの整理をつけて一年ほどで会社を辞めました」   しかし、その当時から酒屋の売り上げは芳しくない状態。会社は40年も前からコンビニエンスストアも経営しており、まずはコンビニで店長として働くことになりました。   「本当はすぐにでも酒屋がやりたかったのですが、まずはコンビニで責任のある立場として経営の勉強しようと決心しました」   そこから約10年間、コンビニで誰にも文句を言われないように死に物狂いで働いたとしみじみ語ります。店舗数も増え、任せられる人もでてきたので、もういいだろうという思いが募ってきました。   「酒屋がなんとなく厳しいのはわかってはいました。ここ(酒屋)に来てみると、お客さんは全然来ていない、これはまずいんだろうなというのが手に取るようにわかりました。ただ、社長はまだ健在だし、自分はコンビニで責任ある立場上、勝手にコンビニで働くのを辞めて酒屋をやるとは言えなかったんです」 そんな折、二店目のお店の話が持ち上がりました。社長曰く、今の時代酒屋だけでは生きていけないということで、酒と同じで発酵させて作るパン屋もやろうという話になりました。   「猛反対しました。 僕はパン業界にいたので色々見てきたし、素人がすぐに初めてできるものじゃないです。機械にもお金がかかるし、借金も背負うことになる。職人さんがこだわってパンを焼くのではなく、売らんかなの商品のパンなんてすぐにお客さんにあきられて終わりだと思ったんです。もう任せてられないと思い、それがきっかけで酒屋に入りこみました」   そして、今年の2月、いよいよ本格的に角屋酒店の経営と店舗リニューアルにのりだしました。ディスカウントショップから脱却すべく、大きな店舗は半分にしてワイン売り場メインの新しい店舗デザインですでに話は進み始めていました。 しかし、これから自分で舵取りをしていかなければならないのに、自分の意見が入らないまま進められていく、その状況に違和感を覚え始めていました。残った半分の倉庫のようなスペースはイベントスペースにしたいと漠然とした思いもあったものの、誰にどう依頼していいのかもわからず、はっきりとしたイメージが浮かばないまま時間は過ぎていくばかり。そんな長堀さんに意外なところで転機が訪れます。   「うちはネット通販にも参入していたのですが、全く売れていませんでした。その状況を改善すべくネット通販会社に呼ばれて品川まで打ち合わせに出かけました。打ち合わせが終わって時間があったので、駅の構内の本屋にぶらっとはいったんです。そのときに何げなく手に取った雑誌をパラパラっとめくると、あっ!自分が探していたのはこれだ!と衝撃がはしりました」   それがその「ソトコト」の2月号「特集 地方のデザイン」 ここで取り上げられていたのは長野にあるReBuilding…