大正浪漫夢通りで「らしさ」を見つけるゆったりスペース〜マドモアゼル ルゥルゥ〜」

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今回は大正浪漫夢通りにある、「マドモアゼル ルゥルゥ」さんをご紹介します。 本サイトの今年の5月17日付の記事で取り上げた、不思議パワーの犬「プリア」ちゃんのいる『川越陣力屋』さんの隣にある刺繍雑貨と手作り帽子のお店です。 このお店は、大正浪漫夢通りにお店を構えていた、帽子と雑貨の店「ブルーフェアリー」さんと刺しゅう教室と雑貨店「iroiro」さんが一緒になったお店です。 刺繍雑貨のシマヅさん、手作り帽子作家の松本さんからお話を伺ってきました!   -川越でお店を開こうと思ったきっかけはなんですか? (シマヅさん)今まではネット販売しかしたことがありませんでした。しかし、山久(やまきゅう)さん(商工会議所の隣あたり)のところがちょうどあいていて、「やってみようかな?」と軽い気持ちではじめました。 (松本さん)もともと都内に住んでいたのですが、そこは住宅街だったために(お店を持つのは)あきらめていました。川越に家を購入、そして、大正浪漫夢通りを見たときに「絶対にここでやりたい!」と思いました。川越市の企画でチャレンジショップというものがあり、最初はその企画で始めました。   -なぜ、帽子のお店を開こうと思ったのですか? (松本さん)洋服などの平面ではなく、帽子の立体的な部分に惹かれました。 「かぶる」ではなく「みせる」。見ている人もかぶっている人も楽しめる、夢のあるものを作りたいと思いました。   -今までにも帽子や洋服など作っていたのですか? (松本さん)小学校では劇で使用するかつらを作ったり、中学校の自由研究では洋服をとりあげました。高校ではバンドをやっていたのですが、その時の衣装を作ったりしていたので、ずっと好きでした。   -誰かに影響を受けたり、個性なども出てきますよね? (松本さん)母の影響ですかね。「上品ね」と言われるのが好きで、嬉しいです。カジュアルなものでも上品さを残し、少しスポーティーなものでも、お店のらしさを残したいと思っています。 -素材、形、色づかい、ワンポイントなど、このお店ならではの「ブランド」というものはありますか? (松本さん)一人で作って販売し、世の中に出ていることが、‘らしさ’だと思っています。   -保育園の園帽子もつくっていますよね?子供の帽子の販売予定はありますか? (松本さん)作りたいとは思っているんですが、なかなか作れずにいます。   これは保育園の女の子用の帽子。   これは男の子用の帽子。かわいいですよね。 -素材にはどんなこだわりがありますか? (松本さん)生地選びは簡単なようで難しいんです。子供用の帽子に関しては、汗を吸い、乾かしてもしわにならないような…暑すぎず、寒すぎない綿素材のものを使っています。販売しているものも、生地で変えたりして、負けない生地、へにゃっとならないような生地を選んでいます。   -刺繍をして販売をするきっかけはなんですか? (シマヅさん)元々グラフィックデザインをしていました。パソコンで作成していましたが、お客様からの提案で、もっと手作り感のあるものを作れませんか?と言われて始めたのが刺繍でした。 -刺繍教室を始めたきっかけはなんだったのですか? (シマヅさん)元々ワークショップはやっていました。しかし、自分で作りたいという方がいたのが、始めるきっかけとなりました。ワークショップでは男性の方もいらっしゃいました。 -刺繍教室はいつ開催していますか? (シマヅさん)日曜日、月曜日、火曜日の13時から15時までやっています。 来れるときに来てもらうという感じです。中には忙しい方もいるので、途中からの参加でも大丈夫です。 左の写真はここからリボンで作るバラがはいるそうです。 右の写真は洋服に刺繍をして着ていました。どれも生徒さんがご自身で作ったものです。   -今後はどのようにしていきたいですか? 今は作ったものを販売したり、刺繍教室をやっていますが、ただ話にいらっしゃるだけでも歓迎です。ゆくゆくはお茶を飲みながら、お菓子を食べながら、ゆっくりできるスペースを作るのが『夢』なんです。ですのでそんな場所にしていけたらなと思っています。   そして、お店にはこんなお菓子も♪ 皆さんは「なるきやき」というものをご存知でしょうか? お店で焼いているお菓子なのですが、ルゥルゥの前に営業していた空想工房というお店の時からあるお菓子です。今は注文があれば作っているそうです。 普段は「喫茶 梅の木 十条店」におろしているとのこと。「かねのなるきやきセット」ではコーヒーとのセットのようです。添加物は使用していないので、お子様にも安心ですね! 私もひとついただきました。スポンジ生地でお芋の餡を挟んでいます。甘さも控えめになっていておいしかったですよ。よかったら皆さんもぜひ、召し上がってみてはいかがでしょうか? お店には松本さんが作った数々のおしゃれな帽子、シマヅさんが作った刺繍の入ったかわいい小物。 どれも手にとりたくなる素敵なものばかりです。そして松本さんもシマヅさんも本当に優しくて気さくな方で、とても話しやすかったです。 お店に行った時には、松本さんやシマヅさんともお話してみるのもいいかもしれませんね。そして、手芸教室の取材もさせていただき、私もやってみたくなりました。ぜひ、時間を作り私も行ってみようと思います。 9月23日には「マドモアゼル…

川越から始まる未来への潮流〜Gallery RooM・なごみたうん・Arc Jewelry Studio〜

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7月10日号で紹介した「ウォームスプロダクション」 テナント3軒が埋まり10月1日(日)オープンが決まったとのことで伺ってきました。 http://koedo.info/170710warmthproduction/ 場所は小江戸蔵里から少し先。武蔵野銀行の駐車場の向かい側にあるビルの2F。 ガラス壁からは手前の2軒の様子が良くわかり興味が惹かれます。 テナントに決まったのは「Gallery…

他の展示・即売会とは違ったラインアップが興味深い〜第3回ウェスタ川越矯正展〜

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昨日に続きからりと晴れた汗ばむくらいの天気となった9月10日(日) ウェスタ川越のにぎわい広場はテントが並べられとても賑やか。 9月の始まりのイベントとして恒例の「矯正展」が開催されました。 矯正展とは、刑務作業の現状と重要性を知ってもらってもらう広報活動の一環。 受刑者が製作した刑務所作業製品の展示と販売が行われます。 入り口に展示即売会の案内。ステージイベントや性格体験コーナーも用意されています。 性格体験コーナーは人気のようで、記者が訪れた時は満席でした(><) 入り口には展示してあったお神輿は、富山刑務所製。 飾り金具や飾り紐以外は全工程を刑務所作業で実施しているとありました。 刑務所製品を買い求めるお客さんでいっぱい 多目的ホールに入ると旗が立てられ、大勢のお客さんでごった返してました。 旗は各地の刑務所を示しており、刑務所や支所、協力会社などで色分けされています。 栃木刑務所 トートバック、ポーチ、エプロン、割烹着、刺し子箸袋、ごぎん小銭入れなど パステルカラーのポーチや、 和風カラーのポーチなどが展示されていました。 横浜刑務所 積み木ハウス、トートバック、キッチンクロス、細うどん・ひやむぎ・干しひらめん。 かなり大きめな積み木ハウスは、特にお子さんが興味ありそうに見ていました。 千葉刑務所 紳士靴、婦人靴、ノート、メモ帳、ティッシュボックス、トートバック ちょうど、小銭入れが欲しかったとこなので買い求めました。 こちらの七福神やお地蔵さんは全て手彫りなのだそうです。 また、千葉刑務所謹製の革靴は人気製品。皮がピカピカに光っています。 オーダーメイドも取り扱っており一時は1年半待ちというだったことも。 黒羽刑務所 ハローキティ貯金だるま、日光堀小物タンス、踏み台、丸太ベンチ、切子ガラス。 丁寧な彫刻が施されたタンス。 下の段が折りたためて椅子にもなる踏み台。右側のを見ていたお客さんがすぐにお買い上げ。 デコポンを抱えたクマモン。隣には、ハローキティーの貯金ダルマも並んでました。 どれも品質やデザインがしっかりしておりついつい手に取りたくなります。 横須賀刑務支所 粉石鹸、ブルースティック、キッチンソーブ、洗濯石鹸。 頑固な汚れが落ちると評判のベストセラー製品です。 市原刑務所 革製品や木工製品などが多い刑務所製品がなか、珍らしい生椎茸・乾燥椎茸。 所内に菌床発生室を設けて栽培しています。 甲府刑務所 ソファ、応接椅子、椅子、革製クッション、革製座布団、ストラップ。 こちらには牛革を使った高級なソファーが展示されていました。 どうぞ座ってくださいと声を掛けられたので座り心地を試させてもらいました。 革の端切を使ったクッション。座るとシュッと空気が抜けていい感じ。 値段も手頃だったので、買えばよかったかな(^^;) 同じく端切れで作られたパンダのぬいぐるみ。 刑務所作業協力事業部 刑務所作業製品は、CAPIC(キャピック)ブランドがつけられています。 製品を製作するのに必要な原材料を提供し、販売をするのがこの事業部の役割。 財団法人矯正協会のなかに設けられています。 レトロな雰囲気で刑務所作業製品でも有名な網走少年刑務所の「マル極」シリーズ。 カタログが置いてありました。 刑務所作業製品は展示会の他、インターネットでも購入することができます。 詳しくは、こちら。 http://www.e-capic.jp/ 水戸刑務所 救急箱、獅子頭、鉄幹バーベキューコンロ こういった伝統技法の継承にも刑務所作業が一役を担っているのだそうです。 実際に口を開けることもできます。 岡山忠商店 革靴、ハンドバック、ベルト、その他革製品を扱う岡山忠商店。 刑務作業に深い理解をもつ民間企業が販売に協力しています。 アサノ工芸 こちらも刑務所作業協力企業のアサノ工芸。 ダンス、ダイニングセット、応接セット、チェスト、食器棚、飾り棚が並んでいます。 ステージ ステージでは、ご当地ヒーローショーや演奏、着ぐるみショーなどが催されていました。 一角には「広報コーナー」。係員の方と少しお話しさせていただきました。 現在、犯罪率は下がっているものの相対的に再犯率は上がっているとのこと。 貧困による犯罪や再犯を起こさないよう社会福祉士が支援する体制に国も力を入れています。 にぎわい広場は大にぎわい にぎわい広場にも出展ブースが設けられていました。 新潟刑務所 漆塗り箸、銀ぱく箸、お椀、お猪口、凧、ノート、便箋、折り紙セット。 漆塗りのコップに足を止め買い求める人の姿が多く見られました。 松本少年刑務所 花台、木彫りの蛙、キーハンガー、ティッシュボックス、便箋、落書き帳。 こちらは愛嬌のある顔をした木彫りのフクロウ。 府中刑務所 木箱、木箱ミニ、落書き帳、メモ帳、四季一筆箋、ランチバック、綿帆布ペンケースなど 川越少年刑務所 花、金属製オブジェ、靴ベラ、スマホスタンド猫型、アジの開きソーブディッシュなど 溶接で作ったオブジェが並んでいました。 いずれの作品も受刑者の方が真面目に向き合いながら作った気持ちが伝わった気がしました。 購入した小銭入れも既製品とは違う思いを感じます。   キャラクター軍団があちこちに にぎわい広場を歩くと、あちこちにご当地キャラやヒーローの姿。 毎年、この矯正展では多くのキャラクターたちが子供たちを楽しませてくれます。 あっ、ミケさんと思ったらちょっと違う!? SNSで話題となっているミケさんのお兄さん。見分け方は鼻の色でこっちはピンク。 ちなみに兄はミケ・ランジェロで、弟はミケ・ローニャ。妹はクロミ・??? ん?外国風の名前表記なら、名字が違って名前が同じなの何でだろう(?_?) 飲食ブースやワークショップなども多数出展 にぎわい広場には多くの飲食ブースが出展。 人が集まるエリアとしてすっかり定着した感があります。 名前にインパクトのある「網走監獄和牛」を使ったコロッケ。 網走刑務所で受刑者の方が牛を育てており、プレミアものなのだそうです。 パトカーや白バイの乗車体験も にぎわい広場での一角にはパトカーや白バイが展示。 滅多に乗れない乗り物だけに、子供たちを中心に大人も楽しんでいました。 私たちの世代には懐かしいナショナルカラーのダットサン。 ずいぶん綺麗ですねと聞いてみたら、ボロボロだったのをレストアしたそう。 ウェスタ川越の矯正展は3回目を数えますが、訪れたのは初めて。 他の物産展とは違った製品のラインアップが興味深く、また、来年も来ようと思います。 取材・記事 白井紀行 INFORMATION 第3回ウェスタ川越矯正展 【開催】平成29年9月9日(土)、10日(日)10:00〜16:30 【場所】ウェスタ川越(川越市新宿町1-17-17) 【主催】東京矯正管区成人矯正第二課

ウェスタ川越大ホールに立つための熱き戦い〜お笑いグランプリVol.3(予選会)〜

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取材などで何度か訪れたことのあるウェスタ川越のリハーサル室。 ステージに立ち整然と並べられた椅子を見て、ぞくっとする恐ろしさを感じてしまう。 間も無くここで始まるのは、「KOEDOお笑いグランプリ」予選会。 32組が10月21日(土)の決勝大会に用意された10組枠を勝ち取るために争うのだ。 笑いの世界は怖い。リズム、テンポ、ネタが調和してなければ、笑いは起きない。 ひとつでも外せば、白けた冷たい視線の中で演じ続けることになるのだから。 大勢のお客さんが見守る中、大ホールのステージに立つための戦い。 まもなく、その火蓋が切られようとしている。 刮目せよ!川越決戦「KOEDOお笑いグランプリ(予選会)」始まりです! 軽快な音楽とともに司会の「千葉チューセッツ」がステージに登場してルール説明。 漫才、コント、落語、モノマネ、歌ネタ。面白ければなんでも誰でもOK!。持ち時間は3分。 審査委員長は、ウェスタ川越館長の柏瀬明彦さん、構成作家の内田崇文さん。 構成作家の鏑木将宣さん、イベントプロデューサーの大川剛志さん。 以上、4名の審査員で1人の持ち点が最高10点での審査。 上位10組が10月21日(土)ウェスタ川越大ホールで行われる決勝戦に出られます。 予選Aブロック(10組) #1…

天に昇る祈願札に願いを込めて〜雀ノ森富士浅間神社のお焚き上げ〜

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世界遺産に登録されるまで、富士山の閉山日は9月1日(現在は9月10日)。 それに合わせて行われてきた新宿町にある雀ノ森浅間神社のお焚き上げ。 明治18(1885)年に神社が創建されてから130年以上続く伝統行事です。 仕事を早めに切り上げて到着したのは19時半過ぎ。 雨がパラついていましたが、盆踊りの曲が流れて賑やかに開催されていました。 参道を通って境内右手には祭壇が設けられていましたので、まずは、こちらに参拝。 続いて、雀ノ森氷川神社にも参拝を済ませました。 祈願書に住所と名前を書き、祈願したいことを丸で囲む。 祈願は家内安全、交通安全、病気平癒、商売繁盛、身上安全、試験合格とあります。 祈願料は1件につき300円を納めます。 雨が激しくなってきたので踊りは早めに切り上げ。 境内にはおまつり屋台が幾つも立ち並んでいます。イカ焼きのいい匂いが鼻をくすぐる。 神楽殿では新宿囃子連のお囃子とともに獅子舞が舞い踊る。 モドキ、天狐と演者が続きます。 お囃子に見入っていると参道に白装束を着た氏子の行列が富士塚に向かっていました。 鳥居の前で二拝二拍手一拝をした後、富士登山。 頂上にある祠の前で祈祷を上げます。 富士登山を終えた氏子さん達は、境内に設けられた富士浅間神社の仮宮へ。 腰につけた鈴が小川の流れのような軽やかな音色を響かせます。 本殿前での祈祷。時折、歌のような節も聞こえます。 祈祷を終えた氏子さん達。手に手に長い竹箸を持って移動。 境内中央に堆(うづたか)く積まれた薪の周りに円陣を組みます。 いよいよ、点火! バチバチバチと音がして炎が立ち上がります。 やがて薪も燃え出し高く上がる炎。 オレンジの炎が辺りを優しい色で照らします。 この頃になると不思議なことに雨も止みました。 最初の祈願札を読み上げて炎の中に投げ入れる。 たちまち炎に包まれる祈願札。高く上がれば上がるほど願いが叶うのだそうです。 氏子さん達は祈願札を読み上げながら次から次へと炎へ投入。 パッと燃えて祈願札は夜空へ。 そのたびに子供たちから「うぉう」という歓声が飛び出します。 願いが叶うように思いを込めて、 参拝者も自分の祈願札の行く末を祈りを込めて見つめます。 夜空を焦がしては天に舞う祈願札。 1時間あまりで祈願札を全て天に届けました。 再び円陣を組む氏子さん達。 燃え盛る薪の周りを一周して、富士塚の鳥居の前へ。 二拝二拍手一拝をして今年のお焚き上げの終わりを告げました。 それを、待っていたかのように再び降り出す雨。 まつりの夜は静かに更けていきます。 帰る前に富士塚に登ってみました。 眼下にはまだ炎をあげている薪。 130年前の人も同じ景色を眺めていたのでしょうか? 取材・記事 白井紀行 INFORMATION 雀ノ森浅間神社のお焚き上げ 【日時】毎年9月1日…

「心からもてなして喜んでいただく」人と人の付き合いの原点を知る〜小中学生向け茶道体験教室〜

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取材・記事 白井紀行   日本の文化を紹介するときに「お茶」と「お花」という言葉が浮かんできます。 華道では作品を鑑賞することができますが、茶道となると具体的なものはありません。 なんとなくイメージできるのは抹茶を点てて飲むといった断片的なシーンだけ。 そんな茶道の「さ」の字も知らないような記者が、この度、茶道体験教室の機会を得ました。 ウェスタ川越で開催された「川越市内小中学生に向けた茶道体験教室」。 講師は、裏千家茶道無相庵 寺嶋宗知氏です。 教室ということで講義してからと思っていたら、すぐにお点前が始まりました。 大人でもいきなりそんなことを言われると戸惑ってしまいそうな場面。 どこにどんな風に座ればいいのでしょうか? 一人半畳のスペースで、縁から16目、扇子を2目に置くのだそうです。 そうすると、挨拶をしたりお茶をいただくのに適切な間合いとなります。   挨拶を終えたら扇子は背後の2目に。右の正客、左の次客とで扇子の向きも異なります。 盆略点前 亭主はいったん退出して、お点前が始まりました。 今回はお盆の上に手前に必要な道具を揃える「盆略点前」という方式です。   まず、お菓子を正客の前に置き、   両手を揃えて一礼   居住まいを正す。   袱紗(ふくさ)捌(さば)き 棗(なつめ:抹茶を入れる容器)や茶杓(ちゃしゃく)を、袱紗(ふくさ)で清めていく。 お点前が終わった後、子ども達は何度もこの袱紗捌きを練習します。 記者もこの時点では何も分からずに写真をひたすら撮っていました。 しかし、教室が終わってから改めて見ると実に美しい所作であることに気づかされました。       棗(なつめ)の清め   茶杓の清め 茶巾で茶碗を拭く     茶筅の穂を湯に通し、穂先を清めるとともにその具合を確かめる「茶筅通し」 建水にお湯を捨て、茶碗を拭きます。 お菓子をいただく お茶を点てる前に「お菓子をどうぞ」と正客に進めます。 正客は「お先に」と次客に挨拶をし、お菓子をいただきます。   お茶を点てる 抹茶を茶碗へ、 茶筅を素早く前後に動かす、シャカシャカという音が静かに響きます。 十分に泡立ったら茶筅を「の」の字を描いて引き上げます。 お茶が点ち、お客様に出されます。 少し足が痺れた様子に「立ち上がって取りに来てもいいよ」と声をかけます。 本来は、躙(にじ)るといって、正座のまま手はグー。親指で体を押しながら前に進みます。 席に戻る時も右手で茶碗の自分の方に引き寄せ躙(り)下がるを繰り返します。 このような動作はあまり馴染みがないだけに、知らなければ途方に暮れそうです。 薄茶をいただく 正客は「お先に」と次客に挨拶をしてお茶をいただきます。 このとき、お茶碗を3時から5時に2度回します。 記者も休憩の際にお茶を頂いたのですが、見ていたにも関わらずこれができない。 お茶を飲んだ後も果たしてどうやって茶碗を戻せばいいのか? そんなことを知っているだけでも、何か心が豊かになる気がします。 次客は「ご相伴させていただきます」と挨拶をしてお茶をいただきます。 正客が茶碗を亭主に戻します。   正客が「どうぞおしまいください」と挨拶。 亭主が「しまわせていただきます」と挨拶し一礼、それを受けて総礼して終わりとなります。 ここまでで随分と色々な動作がありますが、これでもほんの一部にしか過ぎません。 亭主、主客、次客、それぞれの立場に応じた細かな作法や取り決めが沢山あります。 それらを円滑に進めていき、お互いに呼応しながら場の雰囲気を構築していく。 それが素敵な世界であるということは、何となく想像できそうです。   割稽古 「割稽古」は動作の一部を繰り返すいわばパート練習。 棗や茶匙を清めるときに行った袱紗(ふくさ)捌(さば)きを学びます。 袱紗の広げ方や折り方をステップバイステップで、 一の字を書くようにしてから四つ折りに畳む。 こういった動作が含まれることで全体の流れがより美しく感じられる気がします。 棗(なつめ)を清める。「こ」の字を書くように拭いた後、向こうへ突きます。 再び、袱紗捌き。下の2枚の写真のように袱紗を折ることを突くというのだそうです。 茶匙を清める。茶杓の上下を拭いたら...と幾つかの動作を経て最後に櫂先から抜きます。 抜くときはUの字、弧を描くようにと優雅さがあります。 清め終わった茶杓は5時の位置に。 続いて茶碗を茶巾で清めます。 抹茶を棗から掬う。蓋を開ける際も茶杓を右手に握り込んで行います。 実際には行いませんが、抹茶を分かりやすいように十文字に切ってあります。 4つのうちの一角から抹茶を一匙半すくい取ります。 袱紗はお盆の7時の位置へ。つい、左手を使いたくなりますが、右手で置くのが作法。 お茶を点てますが、以外と難しそうでであのシャカシャカという音になりません。 再び、袱紗捌きの練習。僅かな時間で習得するのは難しい動作です。 何度も何度も繰り返すことで、それが身に付き自然にできるようになる。 動作が一つ一つこなせるようになる達成感もお茶の楽しみなのかもしれません。     拝見 床の間には掛けられているのは「非風非幡」の掛け軸。 その横の籠入れには花が生けられています。 花は季節を感じさせるレンゲショウマ、ヤバネススキ、ソウタンムクゲ   お花は躍動感、生命力を感じますね。と置く意味を子供たちに伝える。 阿古陀(あこだ)釜や中に入っている陶器製の五徳を取り出して見てもらう。 注ぎ口がある側を顔とみなし、そちらがお客様の正面になるように置く。 反対側(つまりお尻)を向けるのは失礼にあたるから。 そういった心遣いが隅々まで行き渡っているのが、お茶の世界なんだなと感じます。 今日、迎えるお客様のために掛け軸を選び、花を飾り、道具を揃える。 亭主の心を体現したこれらものを一つ一つ見せていただくのが拝見。 実は部屋に入った時に、先生から掛け軸の文字や意味の説明がされたのですが、無知な記者。 記事を書くにあたって調べると、とても大切な行為と知り、今更ながら冷や汗ものです。   割稽古 再び、袱紗捌きの練習。   そして、茶碗を拭く茶巾のたたみ方。 縫い目を自分の方に向けて3つに折る。 こうすることで縫い目が裏に来て茶碗を拭く時にひっかりません。 最後に畳んで間から指を抜く。 ここに至るまでにも幾つもの手順があって、布巾をたたむだけでも大変。 だけど、それができるようになれば喜びも一入。 そういったことを知るにつれ、記者もお茶の世界に引き込まれて来ました。   盆略点前をやってみます 最後に、先生が横について一つ一つ指導を受けながら盆略点前をやってみます。 お菓子を置いたら「ご機嫌よろしゅうございます」と挨拶。 部屋を出る時も畳のどこを通るかや、最後に敷居を左足で跨ぐといった決まりがあります。 建水を置く姿勢。始めと比べると背筋が伸びて良くなっているように感じます。 繰り返し繰り返し袱紗捌きをする中で体が覚えていくのでしょうか? お菓子は最中。箸で取るのですが、その箸づかいもなかなか難しい。 最中を取った後は懐紙の端で先を拭ってから次客に回します。 袱紗捌きをこなし、お茶を点てる。 お茶をいただき、道具を仕舞ったら、一礼をしてお点前が終わりました。 茶道の心得はないまま、記者なりに感じたことを記事にしましたがいかがでしたでしょうか? 勉強してから行けばよかったと思う反面、知らないからこそ感じられたものもありました。 一つ一つの手順には、さらに細かな手順から構成されており、その数は厖大です。 けれど、そこにはスポーツや音楽で必要とされるような特殊な技能や才能は見当たりません。 どれも日常に含まれる動作で、そのまま、普段の生活に活かせそうなものばかり。   茶道でなくても、人を招く時には誰でも、部屋を掃除し、花を飾り、お菓子を用意する。 「今日はお客さんを美味しい紅茶とケーキでもてなしたい」 そんなことを考えながらお客さんを迎える準備をするのはとても幸せな気分になります。 そして、お客さんに喜んでいただき感謝の言葉をもらう幸福にまさるものはありません。   「心からもてなすことで喜んでいただく」のは人と人との付き合いの原点。 そのためにはどのようにすればよいかを究極的に突き詰めたのが「お茶」の世界なのだと。 取材を通して、そう記者は受け止めました。 INFORMATION 川越市内小中学生に向けた茶道体験教室 【開催】平成29年8月20日(日)13:30〜16:00 【場所】ウェスタ川越 2F和室(川越市新宿町1-17-17) 【問合】全5回で学ぶものですが、まだ、空きがあるそうです。     是非、この機会にご参加してみてください。 日程(全5回):8/20(日)、9/30(土)、10/7(土)、11/19(日)、12/17(日) 午前の部:10:00-12:30 午後の部:13:30-16:00 場所:ウェスタ川越公共施設棟2階和室 定員と対象:午前の部、午後の部それぞれ5名(小学4年生から中学生が対象) 受講料:2,500円(全5回分) 申し込み先:川越市役所 文化芸術振興課 電話:049-224-6157 ファクス:049-224-8717 …

環境に配慮した商品や取り組みを知ってエコを学ぼう〜エコプロダクツ川越〜

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広大な田園風景が続く鯨井でどこからも見える高い塔は川越市資源化センターの熱回収施設の煙突。 その施設内にある環境プラザ「つばさ館」では、今年も「エコプロダクツ川越」が開催されました。 開場直後、けっこう人が並んでいます。夏休みの始まりとあって小学生が多いですね。 入り口では公園で剪定した木の枝などのゴミ類をリサイクルした土壌改良材を頒布。 会場内には様々な環境配慮型製品が展示され、ワークショップも多く用意されています。 夏休みの自由研究の課題を探すにもぴったりな催しです。 それでは1Fから順に回ってみましょう♪ 注)本記事に掲載しているのが出展の全てではありません。 ‖…

女性も男性も、きっと気に入るものが見つかる粋な和風雑貨店~にび堂~

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連繋寺を背にして東に延びる立門前通り。旧鶴川座の向かいに佇むのは、古民家を改装したお店の「にび堂」さん。 和風の雑貨がたくさんおいてあります。 実はこのお店、記者の職場の近くにあり、前々からとても気になってはいたのですが、ずっと行きそびれていました。今回取材をする機会が廻ってきて・・・。  やっっっとお邪魔することができました!!   がまぐちの財布やかばんのほかにも、メガネケースや手ぬぐい、ポーチなどいろいろな小物入れなどがあります。 手作りしているものも多く、私個人としてはとても好きなお店です。 店主の前川浩則(まえかわひろのり)さんに少しお話を聞くことができたので、ご紹介いたします。 -お店をはじめてどのくらいですか? 7年目になります。   -営業時間は何時からですか? だいたい9時から17時半位までの営業です。   -大分古い建物ですが元々はどういう建物だったのですか? 昭和3年頃はパン屋さんでした。その後、普通の住居としておばあさんが一人暮らしをしていたものを、テナントとして借りうけて始めました。   -お店の名前である“にび堂”はどういう由来があるのですか? “にび堂”の“にび”とは、濃い灰色を意味する「鈍(にび)色」のことです。昭和3年に建てられた本建物は、漆喰に炭を混ぜて内壁が塗られていますが、それが長い年月を経て鈍色になっていました。 一見暗めの鈍色壁のこの店舗を明るい彩色の和雑貨で埋めて彩り鮮やかにしたかったのです。   -お店に置いているものは手作りなのですか? がまぐちの財布など小物入れや、バッグの一部は自分で作っています。お付き合いのある作家さんの作品やセレクトした和物雑貨も仕入れています。   -手芸はもともと趣味だったのですか? 全然やっていませんでしたが、お店を始めて、まずはがまぐちに興味を持ちだして自分で作ってみたくなり、ネットでいろいろ調べて作るようになりました。   -どのように作っているのですか? 基本的には店の奥にある作業場で自分の気に入って仕入れた生地でミシンを使って縫っています。それに市販されているがまぐちなどの金具や紐やストラップなどを加工してつけています。   -手ぬぐいなどの柄はどのような基準で選んでいるのですか? 季節を意識して、その季節にあった色あいや柄を自分のセンスで選んでいます。 実はお話を伺っていてビックリすることがありました。 前川さんは、カワゴエ・マス・メディアの一員である藤崎みか(ミカジョー)さんと友人であり、藤崎さんはこのお店の協賛作家さんとしてパワーストーンを出品しているとのこと!!! 世間は狭いですね。今回取材という機会を頂き、お邪魔することができ、よかったなとおもいます。 お店近くには蓮馨寺や熊野神社があり、観光でいらっしゃる方も多い場所です。知っているけど入ったことはないという方もいるのではないでしょうか。お近くにお立ち寄りの際は、是非にび堂さんをのぞいてみてはいかがでしょうか? 女性はもちろん、和柄のかっこいいTシャツや帽子もあり、男性も気に入ったものが見つかるかもしれません。 取材・写真 忽滑谷香梨 編集 カワゴエ・マス・メディア INFORMATION にび堂 【住所】埼玉県川越市連雀町10-1 【電話】049-298-8466 【営業】9:00〜17:30 【HP】http://nibidou.com/ 【ブログ】http://blog.goo.ne.jp/kawagoenibi44    

地元の記憶を面影にとどめ新たな物語を紡いでいくお店〜glin coffee大工町店〜

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連雀町交差点から西方向。県道15号線を日高方面へ向かってすぐの交差点の一角。 ここにglin coffeeの2号店「大工町店」が6月30日にオープンしました。 1号店は川越市役所前の交差点にあって、最近始めたコッペパンが人気商品。 もちろん、大工町店でもコッペパンは一押しのメニュー。 店員さんオススメの2品のコッペパンとホットコーヒーをチョイス。 コーヒーはハンドドリップ。豆は一杯ごとに挽いてくれます。 イートインができる2階席に上がれば、建物に刻み込まれた「時」が姿を表す コーヒーを片手に気兼ねなく時間を過ごせる、そう、どこか懐かしい空間。 窓からの景色。川越まつりやマラソン大会では特等席ですね。 さて、それではランチにしましょう。 頼んだコッペパンは、「スパイシーカレー」と「十勝あんバター」。 「スパイシーカレー」のルーはjam3281…