もっと川越を人にも生きものにも住み良い街に〜第16回かわごえ環境フォーラム〜

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取材・記事 白井紀行   川越市の望ましい環境像の実現を目標に2000年に設立された「かわごえ環境ネット」 市民・事業者・民間団体・市の4社が協働して環境に関する様々な取組を実施。 その活動の内容を発表する場が「かわごえ環境フォーラム」。 2003年に始まり今回で16回目。今年は、2月25日にウェスタ川越で開催されました。 開会式 かわごえ環境ネットの理事・菊地三生氏が、午前の部の司会進行を務めます。   かわごえ環境ネット代表理事の小瀬博之氏が登壇し、本日のプログラムと協賛会社を紹介。 手にしているのは一年間の活動の集大成「かわごえ環境活動報告集」。 表紙に並ぶ写真は、真ん中が時の鐘。周りを環境活動をする人々を配置。 人の活動が環境に関わり、環境が人の活動に影響することを表しています。   かわごえ環境フォーラムは午前と午後の2部制。 …

あや先生に会いに行こう!遊べる歯医者さん!?〜あやクリニック歯科・皮膚科〜

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取材・記事 白井紀行   蔵の街「川越」の玄関口、西武新宿線本川越駅から徒歩2分。 NHK文化センタービルの1Fにある「あやクリニック歯科・皮膚科」。   こちらで2月4日(日)に3周年記念ワクワク内覧会が開催されたので伺ってきました。   あやクリニックでは待合室サロンで絵の展示・ワークショップ・ミニライブも開催。 地域のコミュニティスペースとして開かれている歯医者さんです。   入り口で院長のあや先生の手描きイラスト入りのお煎餅を頂きました♪ 子ども達が楽しく遊んでました 中に入ると目に飛び込んでくるのは大きなリステリンバルーン。 子ども達の笑い声が待合サロンに広がります。ん、ここは歯医者さんだよね!?   こちらは「香るキャンドルシート」を作るコーナ。 教えるのは、あやクリニックのスタッフさん。そう、イベントはスタッフの手作り。   待合室サロンのテレビモニターに映っているのは「あや先生の歯ッピースマイル♡」。 カワゴエ・マス・メディアが運営する「ラジオぽてと」で番組MCも務めています。   診察室に入りましょう! 診察室に案内して頂きます。考えてみたらこんな形で中に入るのは初めて。   スタッフが子ども達に渡しているのは「虫歯予防」の冊子と「フッ素」。 フッ素は歯磨き粉にも入っていて、虫歯の予防と歯を強化する薬です。   子どもたちが中に入ると「フッ素塗る?」と声が掛けられケアしていきます。 歯医者さんの薬なので、歯磨き粉の10倍の濃度(9,500bpm)なのだそうです。   こちらは「お口のばい菌を観察しよう」コーナー   記者がいた時間は観察している子どもはいませんでしたが、こんなのが見れるとか。   「スーパーボールすくい」のコーナー。 ひよこの帽子を被ったピヨピヨちゃんが、ピヨピヨを掬っていました(笑)   ピヨピヨちゃんは輪投げにも挑戦!ほぼ100発100中で賞品をゲット!   最後は風船をプレゼント。あや先生が膨らませてくれます。   設備を見せていただきました 子ども達が来るたびに「いらっしゃい♪」と忙しい合間を縫って設備を見せてもらいました。 生体モニター あやクリニックでは、インプラントや親知らずの抜歯など外科治療を行っています。 生体モニターは、血圧・心拍数・血中酸素飽和度を継続して測定する器械です。 これで、手術中の体調の確認や変化を捉えて安全な医療を提供します。   治療イス 必要な機材が機能的に配置された治療イス。誰もが1度は座ったことがあるでしょう。 昔はレントゲンを写していたところは、最近はモニターを使用しています。 レントゲン・CT室 歯医者さんではレントゲンを撮ることがあります。 歯を一本一本観察する「デンタルレントゲン」、精査後「パノラマレントゲン」、精査用レントゲン、口の中を立体的に観察するレントゲン(CT)。 指示されるまま器械の前に立つので知りませんでしたが、色々な種類があるんですね。 酸素ガス・笑気ガス吸入器 処置中に体調が変化した時(救急時)、歯科医師の指示の元、酸素ガスを吸入する器械。 そして、歯医者さんがこわい方(歯科恐怖症)に使用するのが笑気ガス。 酸素と混ぜて吸入すると気分が和らぎリラックスして治療が受けられるのだそうです。   ストローマン 失った歯を人工歯で修復するインプラントという治療で使用する器械。   小部屋に案内され、あや先生が取り出したのは「タービン」と呼ばれる部品。   キーンと音を立てて歯などを削る回転切削器具です。   「タービン」は、治療で出る血液や唾液は逆流しないような設計になっています。 しかし、同院では治療ごとに交換し、次亜塩素酸ナトリウムで洗浄。 さらに、オートグレープ(高圧蒸気滅菌器)で完全滅菌を行っています。   こちらは、院内を滅菌するための『ハイクロソフト水』を生成する器械。 (アルコールでは十分な除菌ができないとか)   戸棚や壁には注意書きがびっしりと貼り付けられていました。 隅々まできめ細かて具体的な内容。あや先生の仕事への熱意を感じます。   治療よりも予防が大事 楽しそうな表情で帰る子どもたちを「また来てネ」と見送るあや先生。 歯医者に限らず病院に行くのは億劫なもの。悪くならないとなかなか足を運びません。 子どもだと「歯医者=痛い・怖い」のイメージも加わってしまいます。 でも、ここなら「あや先生に会いに行く」と喜んで通うのではないでしょうか? 「歯は治療よりも予防が大事。 気軽に来てもらえる場所にして、訪れたついでに相談してもられば」と話すあや先生。 歳を重ねるにつれ、これから、ますます歯の健康は意識せざるを得ません。 記者も取材の中で、とても身近で頼もしい存在の歯医者さんであると確信しました。 あや先生の明るい声に元気に響く「あやクリニック」へ、ぜひ、どうぞ! 取材・記事 白井紀行 INFORMATION あやクリニック歯科・皮ふ科 【住所】川越市中原町2-2-1(NHK文化センタービル1F) 【電話】049-299-6106 【診察】月〜金…

カワゴエ・マス・メディアのなぞ

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思わずクリックしてしまいましたね。ご興味もっていただきありがとうございます! このカワゴエ・マス・メディアのサイトでは、川越のたくさんのお店やイベント、人を紹介してきました。そして、もしかしたらカワゴエ・マス・メディアの名前も市内のイベントのポスターやフライヤーでも片隅にちょこっと名前を見かけたという方もいらっしゃるのではないでしょうか? でも、我々の事や活動は意外とみなさんに知られいないのかもしれない・・・・ というわけでサイトリニューアルを記念して、私たちカワゴエ・マス・メディアのことを少し詳しくご紹介していきます。(ちょぴっと長いのでお暇なときに見てくださいね!)   なぞ・その1「いつ設立されたの?」 2015年10月にNPO法人カワゴエ・マス・メディアは設立されました。 しかしその歴史はちょっと長いのです。 カワゴエ・マス・メディアは、つばさファンクラブ、ラジオぽてと、宵の市、そして現在のカワゴエ・マス・メディアと4つターニングポイントを経ています。 「つばさファンクラブ」期 ~ファンクラブの交流で人が集まる~ つばさファンクラブとは、2009年3月30日から9月26日に川越を舞台にしたNHK朝ドラ「つばさ」の再放送と続編をNHKに要望しようと有志で結成された団体です。2010年3月28日に旧鏡山酒造跡地で川越市観光課やNHK制作統括担当者を招いたイベント「つばさ展ファイナル」をはじめ、ドラマの舞台となった市内や長瀞のロケ地めぐりツアー、出演者の舞台観劇など、ファン同士の交流を図る活動をしていました。 「ラジオぽてと」開始期 ~集まった人たちで動き出す~ 「つばさ」の中では架空のFM放送局だった「ラジオぽてと」。これをつばさファンクラブが中心となり、有志も巻き込んで、2010年の川越百万灯夏まつりでミニFM局「ラジオぽてと」として1日限定で開局しました。川越市もこれに協力し、陶舗やまわをつばさの実家となった甘玉堂として復活、好評を得ました。 その様子がNHKドラマのスタッフブログにも記されています。 「つばさ」アンダーグラウンド その16 ラジオぽてとが聴こえる(通算134号) そして、この取り組み以降、川越春まつりオープニング、川越百万灯夏まつり、かわごえ産業フェスタ(旧川越産業博会)では、イベント型のラジオ放送(のちにインターネット放送になる)を現在まで実施しています。 また、つばさに出演していた俳優さんたちや川越市民を迎えるとともに運営のためにボランティアも募集しました。これを機に、つばさファンクラブは市民を巻き込む方向に活動の幅を広げることになりました。 一方で、ラジオぽてとを「本当の川越のコミュニティFM」として実現する働きかけも始めました。ドラマのワンシーンを再現した電波調査を誰でも参加できるイベントを開催。何やらやっている団体があるぞと認知され始めた時期でもありました。 「宵の市」期 ~街の人から声がかかる~ このような動きをしている我々に、とある相談をもちかけてくださったのが、川越一番街商店街の当時の理事長。 その相談とは、川越一番街商店街が2013年3月に企画した「宵の市」。東武東上線が横浜まで直通したことも記念して、川越の夜の賑わいも楽しんでもらおうと、グルメ屋台、骨董市、ライブなどのイベントを毎月第一土曜日に開催。 これをもっと盛り上げるためにイベントを周知するホームページ(http://koedo-yoinoichi.com)の立ち上げ、ラジオぽてとの定期放送化を行いました。 並行して、川越で毎週のように開催されているイベント情報を一箇所に集約すれば、より川越に来てもらうきっかけになるのでは、と試験的立ち上げたのがイベントカレンダーでした。宣伝もせずにひたすらイベントの情報を掲載していましたが、ある時、アクセス数を見てびっくり!何と7.5万PV*/月となっていたのです。(当時イベントカレンダーを掲載していたサイトは、川越ポータルサイトを略した「かわっぽ」というかわいらしい名前でした。) このことが「ICTを利用したまちづくり」という目的を掲げるきっかけとなり、活動の方針は大きな舵を切ることになります。 *PV(ページビュー):ウェブサイト内の特定のページが開かれた回数を表し、ウェブサイトがどのくらい閲覧されているかを測るための最も一般的な指標です。 「カワゴエ・マス・メディア」誕生、そして。 ~法人格になり、活動の幅をひろげていく~ かわごえ産業フェスタでの中央ステージイベントの運営受託など、川越市から正式に事業を受けるなど公的にも認知されるにつれ、このまま任意団体で続けるのは対外的にも難しくなったため2015年にNPO法人化を行いました。 そしてイベントカレンダーの認知度をもっとアップさせようと力を入れはじめたのが「ブログ」です。 ブログを書くために街のあちこちを「伝える人」の目線で動くようになると、入ってくる情報や出会う人たちも多くなりました。加えて今まで活動してきた実績などからか、多くの相談事も寄せられるようにもなってきました。   なぞ・その2「どうしてその名称に?」 団体名はメンバーの色々な思いをのせて、様々な名称が検討されました。 川越はそもそも商人の街。蔵造りの街並みで有名な一番街商店街では「春夏冬(あきない)二升五合市」(ますます、はんじょう)も行われています。 そこからヒントを得て、升とマス(大衆)をかけて、カワゴエ・マス・メディアと命名されました。 頭を突き合せた一同が、みなストンと納得した瞬間でした。その名称がそのままサイト名になっています。   なぞ・その3「ロゴ、文字化けしてない?」 ここまでお話すると、このロゴの〼の意味がお分かりになると思います。 「新鮮なお魚あり〼」「新そばあり〼」など店頭で見かけたことはないでしょうか? 「枡」を記号化した文字で、江戸時代では多様されていました。ますと升をかけて、この文字を使用しているというわけです。 ときどき、名刺や印刷物の〼について聞かれることがあります。説明すると「深いですねぇ」「おしゃれですね」と言われますが、ほとんどの人はただの記号か文字化けしていると思うようです。   なぞ・その4「どんな活動をしているの?」 現在は6つの事業があります。 「情報サイトの運営」 カワゴエ・マス・メディアでのブログ記事発信。 リニューアル後は、月曜日は、主にイベントピックアップとしてFacebookページでイベントページやサイトをシェア投稿。火曜日と金曜日がブログ更新日になります。グルメ記事は2週間に1度の割合で更新予定です。   「インターネット放送」 月1(毎月第一土曜日)のラジオぽてとの放送運営と大東局(南大塚)の管理。 大東局には小さなライブができるスペースもあります。そして「つばさ」のドラマ中で実際に使用した舞台セットの一部も設置されています。 https://www.youtube.com/channel/UC0E78_nHoSSoHlYYq6BkfFw   「イベント企画&運営」 かわごえ産業フェスタ、川越春まつり等のステージイベントの企画、運営。 プレイヤーは、若手のミュージシャンから大道芸の世界では有名な方もいらっしゃいました。   「ソリューション開発」 川越まつりLiveチャンネルの運営。 山車にWebカメラを取り付けてネットがつながれば世界中どこからでも川越まつりが山車目線でご覧いただけるというサービスを開始。仕事の都合などで、川越まつりを見に来ることができない方などに好評でした。 当初は、山車がどの位置にいるのかを分かるようにできないだろうか?という相談でした。しかしそもそものすべての山車にGPS等の発信装置をとりつけるという予算がありませんでした(悲)。それをカバーするいわば苦肉の策だったのですが、思いのほか喜んでくださる方が多くとても楽しい事業です。   「若手の事業応援」 イベント時にカフェなどを出店の他、飲食店を起業したいという若者向けに「カワゴエ・マス・メディアセミナー」を開催。現在まで3回実施。そのうち2組の方が実際に事業を始められたという報告を受けています。 「まちづくり支援」 くらびとファンディングの運営。 「蔵のまち」川越の地域活性化につながるプロジェクトの資金調達をクラウドファンディングを利用する立案者に対して、手数料の補助や特設サイト(くらびとファンディング)での情報集約と情報発信の2方面で支援しています。 こちらに関しては説明会も行う予定です。  …

”大工町”の長屋にコワーキングスペース誕生~coworking space「ダイクマチ」~

取材・写真・記事 本間寿子 節分・大安の2/3(土)にコワーキングスペースがオープンしました。 おそらく川越で初めでではないでしょうか?(記者、ググって調べました。キリッ) 名前は「coworking…

地元の農産物と人気店が集結した農のテーマパーク〜川越Farmer's Market〜

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本日は川越Farmer's  Marketです! 1月21日、朝の寒さを吹き飛ばすかのように熱気が漲るウェスタ川越のにぎわい広場。 そう、今日は年に2回開催される川越Farmer's Marketなのです。 この日のための準備してきた川越中の農家、飲食店、雑貨屋などのお店が集結。 記者もボランティアスタッフの一員としてお手伝いしてきました。 次々と搬入口にやってくる出店者の車。 それを捌くのもボランティアスタッフ。 電源が必要なブースには、電気ドラムをテントまで伸ばします。 ふくはらファームとブログでいつもお世話になっている耕福米の高梨さんが出店。 10時半のスタートに向けて準備に大忙しの各店。 ずいぶんとテントが立ち並んで来ました。 ボランティアスタッフは、会場を回りつつテント設営などのヘルプに回ります。 こちらはウニクス川越前に設けられた「お菓子マルシェ」ブース。 ウニクス川越の支配人の呼びかけで円陣を組んで「がんばろう!」と気合を充填。 こちらは川越のパン屋さんが集結したコーナー そして、川越農産物。並び終えるとすぐさま野菜を買い求めるお客様の姿も。 色とりどりの美しい野菜が目でも楽しませます。 「すじの」の真っ赤なイチゴは並べた瞬間にほぼ無くなる大人気。 記者も写真を撮っただけ(笑) こちらの一角では、尚美学園大学がライブステージを担当。 川越Farmer's…

川越の街を作った職人たちからのメッセージを一つ一つの絵に込めて〜黒木利Q(Rikyu)〜

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人が感じる空間意識を表現したい この絵をスケッチしたのは2014年。最終に近いがまだ納得がいかず試作を重ねている。 そんな時間かけてどうするのと思われるくらい阿呆ら…

自分のお店を持ちたいという夢を叶える小さな街角(その2)〜ウォームスプロダクション〜

3Fの5区画もできたので見に来て下さい。 そう連絡を受けて、4ヶ月ぶりに訪れたウォームスプロダクションの田代さんを訪ねました。 田代さんの仕事は、業種としては不動産業に分類されます。 だけど、単なる物件の仲介ではありません。 自ら物件をリノベーションして明日にでも商売できるような状態で引き渡す。 レンタルオフィスの店舗版という自ら編み出したシステムです。 以前の記事で詳細を取材していますので、合わせてご覧ください。 http://koedo.info/170710warmthproduction/ 物件の場所は、川越市新富町1-9-3…

あなたもプロと同じステージで歌・ダンス・芝居を〜ミュージカル「三銃士」オーディション〜

毎年、汗ばむ季節になると川越市内のあちこちで目にするポスター。 「ミュージカルカンパニーすてっぷ1」が主催する20年以上続くミュージカルの案内。 煌びやかな衣装を着て、ステージで踊り、歌い、芝居をするのはプロだけではありません。 毎年、出演者を募集していて、その気があれば誰でもこの舞台で演じられるのです。 年齢・性別・経験は問いませんが、その夢の第一歩はオーディションへの合格。 縁あって、取材する機会がありました。その模様をレポートします。 ミュージカルカンパニーすてっぷ1へ すてっぷ1の住所は仙波町。市立川越第一中学校のそばにあります。 電柱の「すてっぷ1」の案内標識に従って曲がると、 少し奥まったところに、モスグリーンで2階建ての建物が「すてっぷ1」が見えました。 壁に鏡が張られた30畳ほどのスタジオに加え、手前はちょっとした舞台になっています。 今回は、松石さん、内田さんのお二人のオーディションの模様を記事にしました。 松石雅子さん 最初にオーディションに臨んだのは、狭山市でパソコン塾を経営する松石さん。 主婦を中心に結成された女性ミュージカルの劇団「ヴィーナス」にも所属していたそう。 舞台経験は2回。度胸だけはあります!と明るい声で答えるムードメーカな性格の方。 審査するのは「すてっぷ1」を主催の「飛翔ひかる」(写真右)さん。 元宝塚歌劇団の男役で、今は、バレエ・ジャズダンス・歌・演技など舞台全般を教えます。 オーディションは、歌、ダンス、芝居の3つで審査。 台本を渡されたら10分ほどして演技に入ります。台本を読みながら感情を作っていく。 先生が座っている側を客席としての演技。 舞台は自分で考えてと言われた松石さん。入り口を楽屋に見立てて科白を読み始める。 続いて歌。アナと雪の女王、私のお父様、天使にラブソングと3曲続けて。 歌がとても好きだという彼女。ソプラノの伸びやかな声が広がります。 続いて音楽に合わせての30秒ほどのダンス。 習ったことはないが踊るのは好きという松石さん。記者は友近風だな思ってしまいました。 先生がアップダウンのリズムの取り方を伝授。 目で見てもなかなか、それが足が追いつかず、ドタバタしてしまいます。 ダンス、歌、芝居が終わって面接。本番に向けての説明。 「お客さんに3,500円のチケットを払って見てもらうので、いい芝居を見せるのは当たり前。 下の人をどれだけ引き上げてカバーできるかが課題。 そのために、ダンス、クラシックバレー、ジャズダンスと週3回のレッスンを受ける。 土日の練習や本番近くには通し稽古もあります」と、アマチュア劇団にない厳しさも話す。 年齢の話になって、実は先生と同い年で同じ星座ということが判明し意気投合。 猪年生まれなので、猪突猛進型ですねと、松石さん。 みんなの輪が大切だけど(松石さんの性格なら)協調性は問題ないですね。 と和やかにオーディションは終了。結果は後で伝えられます。 最後に、体の柔軟性の確認。なんなくピタッと両手がつきました(すごい!)。 内田有香さん 午後一番は、所沢にある埼玉芸術総合高校の2年生「内田有香」さん。 いささか緊張気味でオーディションに臨みます。 埼玉芸術総合高校のジャージを着ていることから話しは自然と学校の話題に。 専攻は演劇。バレー、モダンダンス、声楽を習い、部活は日本舞踊(七々扇流)。 先ほどと同じように台本を渡されます。今回は、2013年の公演「真夏の夜の夢」。 誰でも名前は聞いたことのあるシェイクスピア原作の有名な喜劇が原作の舞台。 静かに台本を読み込む彼女。少し張り詰めた時間が流れます。 宝塚歌劇団の公演「スカーレットピンパネール」の歌をBGMに歌から審査に臨みます。 話す声とは違って、低音でハリのある声。 「ミュージカルの男役に向いた良い声ですね、声だけは天性なもの」と感想を述べる先生。 「肩幅が広いね、何かやっていた?」と聞くと、水泳とバスケットをしていたとのこと。 肩幅が広いのは(舞台映えがするので)とても良い。 単なるオーディションでなく本人が気づいていない長所を次々と見出していく先生。  続いてはダンス。緩急をもったダイナミックなダンスを披露。 フロアーいっぱいを使って踊り自分を表現します。 ダンスを見ての柔軟性の確認。このまま、足を後ろに回して立ち上がれる柔らかさ。 小学校1から6年はエアロビをやってましたが、高校に入ってここまでになったそうです。 「真夏の夜の夢」に出てくる妖精パック役でのお芝居。 舞台経験はないのだそうですが、パックの性格や周りの情景が伝わる表現力を感じました。 演技が終わったら面接。 もっと体を絞った方がいいですね。本気なら次に会ったときには5kgは落とすつもりで。 役者は自分が商品、自分の身体を把握して自分で作っていく。 緊張すると口角が下がる。あなたは笑顔が素敵なので、それだけでも変わる。 「あなたは、踊れるし、歌えるし、舞台に立つことでさらに学べるでしょう。」 すてっぷ1からは、4名を輩出しているだけに、先生の言葉には重みがあります。 これまで、20年以上も出演者を募集してミュージカルを続けてきた理由。 そこには、「本人も気づいていない長所を見出して、自分が成長する糧としてもらう」 ミュージカルの舞台をきっかけに、その人が成長した姿を見て、喜びを分かち合いたい。 そんな思いから来ているのではと感じました。 先生からのアドバイスをしっかりと受け止めた内田さん。 彼女もオーディションを終える頃には、すっかりと顔が変わっていました。 カワゴエ・マス・メディアでは、今年のミュージカルができ上がるまでを追いかけます。 出演者がどんな気持ちで舞台を踏みしめるのか?その一端をお伝えして行きます。 取材・記事 白井紀行 INFORMATION ミュージカル「三銃士」オーディション 【取材】平成30年1月14日(土) 【住所】ミュージカルカンパニーすてっぷ1(川越市仙波町1-11-29) 【電話】049-226-3494 【HP】http://step1-hisho.com/ 【FB】https://www.facebook.com/step1.hisho/ 【TW】https://twitter.com/step1_musical 【告知】出演者は引き続き募集しています。詳しくはすてっぷ1にお問い合わせください。

森林整備に参加して大変さと奥深さ、そして、先人の知恵を知る〜こもれびの森・里山支援隊〜

1月2日の箱根駅伝では往路優勝、総合で2位の成績。 昨年末、日本人初の100メートル走で9秒台を記録した桐生祥秀選手が在籍する東洋大学。 鶴ヶ島駅から歩いて約10分ほど、川越市鯨井にあります。 こちらで1月6日(土)「こもれびの森・里山支援隊」による里山保全活動が行われました。   こもれびの森・里山支援隊とは? 東洋大学川越キャンパスには、敷地28.5haの3割を占める約8haの雑木林があります。 地域の方々が長年守ってきたこの雑木林を1958年に東洋大学が取得しました。 「こもれびの森」と名付けられたこの森を大学と市民が協働で保全・活用する それが、「東洋大学川越キャンパスこもれびの森・里山支援隊」。 2014年に発足し、森林の整備施業、資源利用、環境教育を行なっています。 エンジン音を響かせて登場したのは「ウッドチッパー」 伐採した木や枝を粉砕して小さな破片にし、遊歩道にまいて資源として再利用します。   稼働の様子。   作業を始めるにあたって集合写真。記者が参加した午前中は19名、午後は15名。 うち、午前・午後の通しは10名で、合計24名の参加があったそうです。 4年目となるこの活動。徐々に認知されてきてこの日は最多の参加者。 午前は、初心者組とウッドッチッパー組に分かれて作業を行うことになりました。 こもれびの森を歩く 記者は初心者組に参加。森林インストラクターの藤野さんが森を案内。 左上から時計回りに、スギ、コナラ、ヤマザクラ、ヒノキ。 同じく、アオハダ、キリ、アカマツ、クリ。多種多様な木々が森を構成します。 小道に沿ってヒノキ並木が続くのは、かつて、200人近くの所有者がいた地域の森の名残。 森の中を歩けば、こういった光景があちこちで見られます。 奥の広場は、かつてはグランドとして使われていたところ。 里山の再生の実験を行なっています。 二列に植えられたヒノキ。「境界線としての目印だったのでは?」と藤野さん。 開けたところに出たところでシートを広げて、ここが本日のベース基地となります。 すぐに作業を始めるかと思いきや、もう少し案内は続きます。 やや朽ち始めた落ち葉の集積所。この修理も本日の作業の一つ。 落ち葉もただ集めればいいものではなく、堆積所に集めなければ資源として利用できません。 私たちがこの森を整備する前は木が生い茂り鬱蒼としていました。 小道の左側は意図してかつての様子を残したもの。 冬は木々が葉を落とすので日が差し込みますが、この状態だと下草や幼木は育たない。 道の右側には明るい日差しが差し込んだ森が広がる。 落ち葉の上には下草や幼木。この対比でも里山は人が維持する必要があることがわかります。 森の一角を落ち葉の集積所に利用したところ。 木が枯れてしまいました。 落ち葉は肥料になるので、たくさん集めれば良さそうな気もしますが単純ではありません。 きちんと管理するために、先ほどのような集積所が必要な所以(ゆえん)です。 適度な間隔に見えますが、藤野さん曰く、もう少し伐採したいとのこと。 木によって住む生物が異なるので、生物多様性の面でも木の種類を増やすのが理想。 伐採すれば植生が変わるのですが、枯れた木以外は残すというのが大学の方針とか。 奥に進むと、また、開けたところにたどり着きました。 こちらもグランドだった所を「薪炭林更新管理ゾーン」として里山再生を行っています。 コナラやクヌギなどの薪炭林の育成し、生物多様性を維持する森です。 将来、コナラやクヌギなどが大きく育った時は萌芽更新をします。 若い樹々は樹液やドングリの量が多く、葉も柔らかいため昆虫や小動物が多く集まります。 下草を適正管理することで冬に草の種を残し、冬鳥が餌の種を求めて飛来します。 生き物の種類が増えると、猛禽類の餌場として機能する様になります(看板より)。 「萌芽更新」という耳慣れない言葉が出てきました。 8年から15年ごとに、30cm〜50cm程度の高さで一斉に薪炭林を伐採。 若い枝(もや)を発生させて更新する作業のことです(看板より) ちょうど、これくらいの大きさに育った木を伐採して薪や炭に使う。 切り株は光合成をするために新たな芽を出す。大きくなったら伐採を繰り返す。 薪や炭にするのにも適当に木を切るのではなく育成してきたんですね。 グランドということで土が心配されましたが、サラサラした良い土だったのだそう。 落ち葉堆肥でより豊かな土にしています。 ただ、ペットボトルなどのゴミも混じっていて、それを取り除くのも課題となっています。 地面から顔を出した松の幼木。植えたのではなく土に種が入っていたのでは推測。 里山の木々は人が植えたものなので、この辺りの元々の植生は松でないかとのこと。 ふんわりとした落ち葉の上を踏みしめながら歩くのは気持ちいい。 でも油断すると埋もれている切り株につまずいたり、上から枯れ枝が落ちてきたりする。 里山の手入れは、常に危険と隣り合わせな作業であることを忘れてはいけません。 いよいよ作業開始です 藤野さんが指をさしているのはシラカシ。足元にはヒサカキが生えています。 木の切り株の周りに生えてきた芽を切っていきます。 八方に広がった葉を持つシュロやクマザサなども刈り取っていきます。 ササ類や常緑の低木を刈るのは草本種の生育の妨げになるからなのだそう。   赤い実をつけるナンテンやセンリョウなどは残す。 森を整備したおかげで「ヤブラン」の生育が目立つ様になってきました。 夏から秋にかけて小さな紫色の花を咲かせます。 いよいよ伐採です やってきたのは「こもれびの森」の縁側付近。この先は学外となります。 この辺りの木は外からの風が直接、森に吹き込むのを抑えるいわば防風林。 木の成長を妨げないように細めの木々を伐採していきます。 これくらいの木であれば、そのままノコギリを引けば切れてしまいます。 では、もっと太い木だとどうでしょうか? キコリが斧を振るい、やがて「倒れるぞー」と叫ぶと、メリメリと音を立てて倒れる大木。 私たちが頭に描くのはそんなイメージではないでしょうか? その一連の流れはちゃんと理にかなった方法だったことを今回知りました。 木を切るには、木の高さなどや傾斜などから倒す方向を決めます。 必要に応じて、枝の伐採や周辺の細い木も切ってしまい整備をしておきましょう。 まずは、倒す側の幹の3分の1位までを水平方向に切れ込みを入れます。 続いて、45度くらいの角度で切り込みを入れます。 幹に人が口を開けた様に切り込みが入りました。これを受け口と言います。 後ろに回って、受け口の一番上と下から筋をつけ、さらにその間を3等分します。 上から3分の1のところにノコギリをあて水平に切ります(これを追い口と言います)。 ここで注意!一気に受け口のところまで切らない様にします。 10分の1ほどを残したところ(これを「つる」といいます)で倒したい方向に力を加える。 注)これが一番わかりやすかったので、上とは異なる木の写真を使っています。 そうすると木は自重で徐々に傾き「つる」の部分の繊維をちぎりながらゆっくりと倒れます。 「つる」が丁度、蝶番(ちょうつがい)の働きをして勢いよく倒れるのを防ぎます。 切り株を見ると、少し「つる」の部分が少なく、幅も同じではなかったようです。 この日、何本か伐採しましたが、なかなか難しいものです。 こちらに図示と写真があったので参考までに http://blog.goo.ne.jp/koyuridesu2006/e/5bc3c77ba567245294810efb61f8a97a 藤野さんが、切り株の年輪を指さしました。 年輪は木の成長の記録。幅が狭ければ成長は鈍く、広ければ成長が盛ん。 周辺の木も合わせて丹念に見て行くと気候の変動や森の変化の様子が読み解けます。 落ち葉を掃いたり、枯れ枝を集めたり、低木を刈ったりと仕事は多い。 12時近くに午前の部は終了。初めての森林整備の感想を発表。 木の伐採の難しさなどを話していました。 記者は、これだけの森を手入れするのは相当な苦労があることを知ったと感想を述べました。 大学の授業が始まっていたので、この日は学食ランチ♪ 体を動かしたせいか、炭水化物と脂という組み合わせが食欲をそそります。 次回は、2月4日(日)に開催されます。 身近に体験できる森林整備、是非、参加して見てはいかがですか? 詳しくは、東洋大学川越キャンパスこもれびの森・里山支援隊のHP/Facebookにて 取材・記事 白井紀行 INFORMATION 「こもれびの森・里山支援隊」里山保全活動 【開催】平成30年1月6日(土)08:30〜16:00(記事は午前の部) 【場所】東洋大学…