もはや生活や活動と切り離せないエコを学ぼう〜エコプロダクツ川越〜

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川越市鯨井の辺りでひときわ目立つ煙突をもつ環境プラザ「つばさ館」 ここで、恒例となった「エコプロダクツ川越」が7月24日に開催されました。 「エコプロダクツ川越」とは、最新の環境配慮型製品(エコプロダクツ)の展示。 多種多様な環境への取り組み(エコサービス)を展示体験できるイベントです。 オープン直後は入り口に行列が並ぶ人気のイベントです。 ‖…

教会をチームKHDがリノベーション〜放課後等デイサービスTOISU〜

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東武東上線「新河岸駅」。 国道254号線を北(川越)方面へと進む。 不老川に沿って歩いて西へしばらく。 閑静な住宅街にやってきました。 ここが、9月よりオープンする放課後等デイサービス「TOISU」です。 「放課後等デイサービスとは?」 放課後デイサービスは、障がいのある(療育が必要と認められる)子どもたちの学齢期における支援の充実のため創設されました。障がい児の学童保育と表現するとわかりやすかもしれません。(TOISU)ホームページより転載 川越には同様の施設が19カ所有るそうです。 【参考】…

鍼って痛い?お灸って熱い?効果は?そんな疑問に答えます〜鍼灸体験会〜

仲町にある贈り物と貸しスペースのClover Plus。 店内にはオリジナルの縁起物作品や作家さんの作品が展示販売。 奥のイベントスペースではセミナーやワークショップが開催されています。 ここで、鍼灸体験会のお知らせが「イベントカレンダー」に投稿されました。 記者もアラフィフ世代で、そろそろあちこち体に不調が(^^;) 特に、肩こりなどには悩まされているので改善できればと体験してきました。 本日、施術をされるのは「鈴木淳志」先生と「浦田…

川越の夏の風物詩「縁結び風鈴」が始まりました&伊佐沼の古代蓮

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夏らしい神事が掲げられている川越氷川神社。 すっかり夏の風物詩となった「縁結び風鈴」が7月9日から始まりました。 涼やかな鈴の音のシャワーを浴びて境内に入ります。 まずは、神様にお参りしましょう。 川越氷川神社の大鳥居。 その足下には新しい風鈴スポット。 透明、青、緑と行った涼しげな色の風鈴が飾られていました。 もうひとつはこちらの風鈴スポット。 こちらの風鈴は全て赤。まだ、公式サイトでも名称が上がってませんでした。 社務所にも風鈴がぶら下げられています。 本殿横には「縁結び風鈴の門」。 木漏れ日が差し込めて11色の風鈴が色鮮やかに映えます。 氷川会館へと続く回廊。ここには、一瞬の静寂が訪れます。 風鈴のトンネルとなっているこのエリアは一番の人気スポット。 両端にカメラやスマホを構えていて、通り抜けるのにちょっと躊躇(笑) 今年も沢山の人が通り抜けることでしょう。 その先は、昨年新設された「風鈴小路」 こちらの風鈴は全て透明。 短冊も社紋があしらわれていて他とは異なった趣きをみせます。 夜は色とりどりの光に照らされてより幻想的な雰囲気に。 川越氷川神社の絵馬トンネルも折角ですので寄って行きましょう。 今年から縁結び風鈴のお守りもできたそうです。 初穂料を支払うとシャンシャンと鈴でお清めしてくれます。 風鈴の音色に送られながらの結婚式。素敵ですね。 境内の小川。夜には天の川に見立てた光と音の演出が楽しめます。 周りには竹籠風鈴が吊るされています。 縁結び風鈴は、8月31日まで。 昼と夜とではまた違った表情を見せます。ぜひ、2つの時間を味わって下さい。     ‖…

田んぼが育てる生き物を調べよう〜かわごえ里山イニシアチブ〜

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5月21日にみんなで田植を行ってから、はや1ヶ月。6月25日の田んぼ。 こちらの田んぼは入間川から水を引いてます。 その前の週には、総出で用水路の藻の除去や田んぼの草取りを行いました。 水不足も心配されますが、稲はすくすくと育っています。 そして、もっと目を近づけるとそこには多種多様な生き物が棲息しています。 そんな、生物の多様性を調べる恒例の「生き物調査」が開催されました。 主催は、有機稲作農法を実践する「かわごえ里山イニシアチブ」です。 調査は未だですが、子ども達は待ちきれずに網を手に用水路を探します。 かわごえ里山イニシアチブ代表の増田さんの挨拶。 有機稲作農法に協力して頂いている「高梨農園」の高梨さん。 無農薬は良いと云っても、それには草取りなどの手間ひまが掛かる。 薬剤を使うのも、止むを得ないところも理解していただければとのこと。 本日の講師、食楽風土(クラフード)の林鷹央先生。 子ども達に「生き物調査では、走り回らないように」と注意点を伝えます。 走り回ると畦が崩れたり、生き物を踏みつぶしたりすることがあるから。 また、NGワードは「虫などを見て気持ち悪い」ということ。 無類の生物好きの先生ならではの思いが込められてています。 調査に使うシートは林先生らが製作したもの。 Aグループはタガメ、アオガエル、サンショウウオなどで見つけると5点。 Bグループはメダカ、ホウネンエビ、トノサマガエルなどで見つけると3点。 Cグループはアメンボ、カゲロウ、シジミなどで見つけると1点 ザリガニやウシガエルなどの外来種は−2点。 匹数でなく種類で加算(減算)で行って点数を付けるゲーム形式になっています。 こちらは昨年、行った調査の結果で、川越は30点くらい。 他では20点未満なので、川越は生物多様性に富んでいるといえるそうです。 さっき用水路を探っていた子ども達がカエルを手にやってきました。 捕まえたのはトウキョウダルマガエル。東京近郊では珍しくなって来ています。 いよいよ生き物調査開始です。 まずは、畦に立って15分ほど十分に観察をします。 畦から手の届く範囲でも驚くほどの種類の生物たちが暮らしています。 さて、何か見つかったでしょうか? 恐る恐る田んぼに足を踏み入れる子どもたち。 泥に足がずぶりと入り、ヌルリとまとわりつく感覚はここでしか味わえません。 全員で一列になって、じっくりと観察をしながら歩みを進めます。 何か気になるものが見つかったのかな? 転ばないようにお父さんにしっかりと手を握って生き物探し。 何か収穫があったようです。 15分ほどの調査時間はあっと云う間に終わりました。 直前に尻餅をついてしまって、お尻に泥がべったりと付いてしまいました。¥ さあ、調査の結果を調べましょう。 手に手に獲物を持って集積テーブルへ。 ずいぶんと沢山のダルマガエルを捕まえたね! 獲物は跳んだりして逃げてしまうものはバケツの中に。 それ以外は、虫かごからパットに移して生き物を確認します。 水が苦手な生き物もいるので休めるような葉っぱを入れておきます。 林先生が解説を加えながら、生き物の種類と名前を特定していきます。 それを、スコアシートで集計して点数を計算。 自由時間に用水路なんかで穫って来た生きもの達も加えています。 スコアシートの結果をもとに模造紙に分かり易く転記。 さて、こちらの田んぼの結果発表は!? 結果は24点。ちょっと低めなのは外来種が2種混じったのが原因のようです。 特にザリガニは、用水路に幾らでもいて、網で大量に掬えます。 生物多様性の観点や稲作の面(畦に穴を開ける)では、駆除していきたい生き物。 調査が終わったら、全ての生き物を田んぼや用水路に帰してあげます。 ※生物調査では、ザリガニなどの外来種を除き、持って変えることはできません。 また、来年もこのカエル達に会えるよう、豊かな自然を育んでいきたいですね。 【注意】田んぼは農家さんの仕事場であり生活の糧です。     断りなく田んぼに足を踏み入れることは絶対に止めましょう。     また、絶滅危惧種や生態系の維持のため持ち帰らないようにして下さい。     ザリガニは駆除の対象なので持ち帰りできます。     ただし、育てきれなくなって再び田んぼや川に放すのも絶対に止めましょう! 取材・記事 白井紀行 !INFORMATION 田んぼ生き物調査(動物編) 【開催】平成28年6月25日(日)10:00〜12:00 【場所】耕福米高梨農園(川越市福田439) 【HP】https://www.facebook.com/events/138390299910773/ 昨年の様子 http://koedo.info/150731ikimono/

カワゴエ・マス・メディアの原点、「つばさ」のセット引っ越し

今から7年前、川越を舞台にしたNHK朝ドラ「つばさ」を覚えていますか? 当時、賛否両論のあったドラマでしたが、毎日、川越が全国に放映。 旧鏡山酒造跡地(現在の小江戸蔵里)では、当時つばさ展が開催されてました。 昭和蔵ではドラマのセットや小道具を展示。 平成21年5月2日に始まり10月末に一旦終了 その後、市民を中心にもう一度という声が上がり平成21年12月5日に再開。 何度も足を運び「つばさ」の世界に浸った人も多かったと思います。 ドラマの中の架空放送局「ラジオぽてと」 古い映画館がスタジオ兼スタッフの住居という設定でした。 ヒロイン「玉木つばさ」の実家「甘玉堂」。 膨大な借金を抱え店を売り払い、裏通りに構えたときのお店です。 平成28年3月28日のつばさ展ファイナル。 後藤CPを招いてセレモニーを行ったのが、カワゴエ・マス・メディアの始まり。 (当時はつばさファンクラブとして活動していました) その年の夏まつりには、ミニFMながらラジオぽてとを実現。 以降、毎年春まつり、夏まつり、産業フェスタに参加することになりました。 ラジオぽてとは、現在、USTREAM放送として毎月第一土曜日放送中です。 http://radipote.com   ‖…

街好き、おまつり好き、イベント好きの川越市民パワー炸裂の3日間

大型連休の中日だった5月3日〜5日。 川越では3月26日から始まった川越春まつりのフィナーレを迎えました。 3日とも幸いにも天気に恵まれ多くの人出がみられました。 そんな街の様子をダイジェストでお届けします。   ‖…

今できることを!!街づくり夢フェス!夢を言葉にしよう Vol.2

平成26年10月に松江町にオープンしたライブハウス川越Rotom 川越のアーティストが集う地域密着の音楽スペースとして注目されています。 そのステージが4月29日(土)ステージが「夢ガタリスト」の舞台となりました。 夢ガタリストの一人「NPO法人おとまち小江戸代表」細渕真太郎さん。 川越Rotomも自分が語った夢を実現したもの。 今回の取材は、みんなの夢が言葉として語られていく模様に密着しました。   ‖…

保岡勝也が手腕を余すところ無く発揮した邸宅〜旧山崎家別邸〜

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取材・記事 白井紀行   川越のシンボル「時の鐘」 このまま、鐘つき通りを進めば蔵造りの街並が広がる一番街。 でも、今日はその手前で曲がってみましょう。   一番街の喧噪はここまで聞こえて来ない、静かな通り。   保岡勝也氏が設計した大正建築、埼玉りそな銀行川越支店が見える。   こちらは大正2年に建てられた洋風建築の中成堂歯科医院。 こうした裏通りを歩くのも川越散策の楽しみの一つです。   旧山崎家別邸 この通りの新たな観光名所として4月1日に公開されたのが旧山崎家別邸です。 建物が市指定有形文化財、庭園が国登録記念物(名勝地)に登録されています。   入り口から見える白い建物は管理塔。   敷地内に入って右手にあるのが旧山崎家別邸です。   旧山崎家別邸は、川越の老舗和菓子店「亀屋」の5代目嘉七氏の隠居所として建てられました。上棟は大正13(1924)年、完成は大正14(1925)年。設計は保岡勝也が担当しました。敷地内には、木造モルタル仕上げの洋瓦葺の洋館と数寄屋造りの和室を備えた和館で構成された和洋折衷の母屋、広々とした庭園、我前庵の写しの茶室があります。 かつては、陸軍大演習などで川越付近を訪れた皇族方がご宿泊されたこともあり、川越の迎賓館的な役割を果たしました。建物は平成12(2000)年4月に川越市指定文化財に、庭園は平成23(2011)年2月に国の登録記念名勝地に指定されています。 入り口の案内板より   管理棟 別邸を見学するには、先ほど入り口から見えた管理棟を通ります。   受付で入場料(一般100円、大学生・高校生50円)を購入。 荷物で建物や調度品を傷つけないようにコインロッカーに預けます。   別邸に関する説明パネルや当時使われていた日用品等が陳列されています。   また、無料休憩所にもなっていますので、川越散策の後、一休みにも最適。 奥にはトイレも完備されています。   ここから邸内へ、入り口でスタッフの方が見学エリアの説明をしてくれます。 以前は庭園が公開されていましたが、現在は母屋の1Fと庭園の一部のみになっています。   玄関前 母屋を正面に見て右が客人を迎える玄関となっています。 1階は吹付モルタル塗り、2階は細い横目地の磨き壁とすっきりした作り。   玄関の正面がプラットホームのようになっているのは人力車をつけるため。   すくっと真っすぐに伸びた松の木(お手植えの松)。 旧朝鮮王族だった王垠(りおうぎん)殿下が昭和4年に植えたものだそうです。   玄関の手前には「車待ち」があります。   母屋へ それでは母屋の方を見学してみましょう。   内玄関で靴を脱いで上がります。 受付でストラップとともに渡され青、緑、黄色の3色の札。 黄色は靴につけ、青は傘、緑はロッカーが一杯の時に受付に預けます。   邸内を巡る順路がありますので、それに沿って見学します。   畳敷きの廊下、天井には明かり取りの窓が設けられています。 壁に埋め込まれているのはガングスイッチともいう連動式の照明スイッチ。   矢印に従って右に曲がります。   奥へと連なる廊下   左手は女中部屋、台所。右手は銅板張りの流し、浴室、トイレと並びます。   廊下を今度は奥から見たところで、この先が食堂となっています   ここから料理を食堂に運び入れる仕組み、3畳の準部室となっています。 客人と女中が直接顔を合わせないよう機能的に設計されています。   廊下をさらに進むと赤ラワンが材料とされる階段。 手摺の端部に設けられた親柱は簡素な縦線をモチーフとしたデザイン。 2Fには皇室が泊まった寝室や書斎、暗室もあるのですが非公開です。   階段の右手は蔵になっています(こちらも非公開) 2階へと上がる階段が見えますが、その後ろには地下室への階段もあるそう。   そして何よりも美しいのがこのステンドグラス。 階段と蔵との間で暗がりになっているので外の明かりで際立ちます。   踊り場にあるステンドグラスは、旧山崎家別邸で最も象徴的な装飾。 「泰山木(たいさんぼく)とブルージェ」という作品 高さ2.1m、幅約7cmの欄間付きの上下窓に入っています。   最初に見学した玄関。中からはこんな感じです。   玄関から客人は右にある客間(応接室)へと招き入れられます。 カーテンや天井の壁紙は当時のものそのまま。 かつて、この部屋で交わされた会話が今にも聞こえてきそうな錯覚を覚えます。   西側の上下窓を設けた部分は天井を下げ変化のある空間を創りだしています。 ステンドグラスは、別府ステンド硝子製作所の作品。   天井は二重格子を粗く組んだ格天井(ごうてんじょう)のデザイン。 山崎家別邸を見学する時には、ぜひ、天井も見てほしいポイントです。   客間を抜けると6人がけのテーブルのある食堂。   天井にはあえて照明を設けず南北の壁にブランケットが付いています。   コンデジでもこんな雰囲気のある写真が撮れます。 きっと光を計算して設計されているんでしょうね。   山崎家別邸の特徴は和洋折衷であること。 食堂の先は、がらりと雰囲気が代わり数寄屋作りの最上級の和室となっています。 天井の桟は、よく見ると四角い竹。   下手な解説はいりませんね。   そろばんの玉のような竹の節がリズムをつくり美しい。   ここにいると風がさっ〜っと吹き抜け、とても居心地が良い。 この風を感じるだけでもここに来る価値があります。   畳廊下の天井は縁側が米杉の市松張り、室内側が米杉の目透かし張り。   その先も和室の居間となっています。   竹の装飾を好んだのでしょうか、邸内の各所に使われています。   東南の角にあるのがベランダ(サンルーム) 設計図ではベランダと称されていました。 解説によると、おそらく半屋外的な使い方をされていたのではとのこと。   こちらが外からサンルームを眺めたところ。   京都仁和寺の我前庵を写したとされる2畳半台目の茶室(中には入れません)。 保岡勝也氏は、昭和2年に「茶室と茶庭」を出版するほど和風庭園に造詣が深い方。 別邸の庭園設計でもその知識を発揮しています。   別邸を訪れた孫のための部屋(児童室)でここからも直接出入りが可能。 この前には芝生(児童遊戯場)と北東には花壇や温室があったそうです。 これは、家族本意の実用性と観賞を考慮した当時の新しい考え方の庭の設計です。   母屋を一回りして内玄関へと続く小部屋。   障子を良く見ると柱のカーブに沿って竪框(たてがまち)もカーブしています。 このように細部に拘ったところが、実は紹介しきれないくらいあります。   川越では他に、りそな銀行川越支店、旧山吉デパートを手がけた保岡勝也氏。 住宅作家のパイオニアと呼ばれた彼の手腕が余すところなく発揮された旧山崎家別邸。 ぜひ、四季折々訪れて、彼の思いを感じてみてはいかがでしょうか? INFORMATION 旧山崎家別邸(国指定重要文化財) 【住所】川越市松江町2-7-8 【開館】4〜9月 9:30〜18:30/10月〜3月…