川越オシゴト女子の力が結集!自分たちも大変だけどまずは川越に元気に!〜川越PR動画完成披露〜

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取材・記事 白井紀行   空からの柔らかな秋の光が降り注ぐ大きな天窓。 川越プリンスホテルの最上階(9F)にある会場「スカイバンケットホール」。   その会場にずらりと並んだ着物姿の12名の女性たち。 「川越女子オシゴトノ縁結びコミュニティ(以下、『川越オシゴト女子』)」のメンバーです。   この日(9月29日)、『川越オシゴト女子』制作の川越PR動画の記者発表会が執り行われました。   新郎新婦入場!? 本日の司会進行を務めるのは『川越オシゴト女子』主宰のヴェソラスキー阿里耶さん。 川越のイベントの司会のほか、最近は体験ツアーの企画・運営・ガイドにも取り組んでいます。   結婚披露宴で人気の会場ということで披露宴風の演出も取り入れ。 『川越オシゴト女子』のメンバーも新郎新婦のように拍手で迎えられての入場です。 入場曲は阿里耶さんのオリジナルソング「キュンとしに来て!川越」   『川越オシゴト女子』ってどんな集まり? もう一人の主宰、荒井由佳さんによる『川越オシゴト女子』の立ち上げについて紹介。 荒井さんは川越霞ヶ関で仲間とともに設立した合同会社の役員。 居場所づくりを合言葉にカフェやイベントの企画・運営を行なっています。   川越出身の荒井さんは30歳を越えたあたりから川越で何かできないかと活動をスタート。 川越で仕事しているたくさんとの女性との出会い。 それは、自分の持つスキル、魅力、夢を生かして頑張っている女性の発見でもありました。 孤軍奮闘するのではなくお互いをうまく結びつけられないか? 個々の力を掛け算していき、一つにまとめられれば、すごいパワーが生まれるはず。 そうすれば、川越はもっとすごい街になるのではとの思いがありました。   そんな時に出会ったのがヴェソラスキー阿里耶さん。 二人とも観光とインバウンドに力を入れて川越を盛り上げたいと同じ目標を持っていました。 たちまち、意気投合して外人を招いての川越ツアーを企画・運営。   これをきっかけに、川越のためにあれもやってみたいこれも実現できたらと話が膨らみます。 自分達だけでできなければ、あの人に相談してみよう。 いろんな力を合わせれば、行動範囲や視野が広がり、人生が楽しくなっていく。 この経験を他の川越の女性にも味わってもらいたい。 そう考えて2019年11月に開催されたのが「川越女子オシゴトの縁結びパーティ」でした。   都内ならいざしらず川越で。しかも、女性限定のビジネスの話。 50人が集まるのかと不安の中での挑戦でしたが、蓋を開ければたちまち満席に。 キャンセル待ちが出るほどの大盛況は、コンテンツとしてのニーズがある証でした。 さらに盛り上げようと第2回、3回を考えていたところに影を落としたのが新型コロナ。 みんなが集まって何かするということができなくなりました。 そこで、このご縁を繋げようとオンラインにしたのが『川越オシゴト女子』です。 https://www.facebook.com/groups/555220148513814/ グループはプライベートなので中身はクローズドです。   自分達も大変だけどまずは川越に元気になってもらいたい 続いて、阿里耶さんから川越PR動画の制作に至った経過と動画についての紹介です。   きっかけは、5月の緊急事態宣言による自粛期間中のオンラインミーティング。 コロナ禍でどのようにビジネスを進めていけば良いか意見交換会が行われました。 その中で上がったのが「自分も大変だけど、まず、川越に元気になってもらいたい」という声。 対面不可能な中で、みんなを元気にできる楽しい企画はないか?   そこから生まれたのが、この日公開された「川越PR動画」だったのです。 みんなが集まってというわけにはいかないため、各々がパートを分けて動画を撮影。 メッセンジャーで共有し『川越オシゴト女子』内のプロがの編集者が一本にまとめました。   さて、前置きが長くなりました。 まずは、その動画を見ていただいてから話を続けることにしましょう。 それでは、ご覧ください♪   PR動画の見所は3つ 動画の見所は「自分以上に街想い」「太っ腹な協賛」「文化的な気づき」のズバリ3つ。 メンバーの強さ、ポジティブな発想力、新しい視点と古典の融合。 それぞれの想いが込められた作品に仕上げられています。   見所その1 自分以上に街思い 「店舗をいくつも経営しているので家賃が大変、店を畳もうかと考えている」 そんな、切実な悩みを抱えているながらも、街を盛り上げたい元気にしたいという発想が浮かぶ。 『川越オシゴト女子』のメンバーが自分のこと以上に街のことを思う気持ちの表れです。   見所その2 太っ腹な協賛 動画には「着物に馴染みのないメンバーにも参加してほしい」 そんな思いに応えレンタル着物ショップやプロのヘアメイクが協賛に名乗りをあげました。 これによって、日頃着物に手が出なかった参加者も加わり総勢23名の出演となりました。   見所その3 文化的な気づき 日頃、着物が着たことがない人が着物を着て動画を撮影するとどうなるか? 日本文化の素晴らしさ、着物文化の素晴らしさに気づくのは想像がつくでしょう。 では、着物姿で走り込みの大ジャンプは?着物姿で芋を抱えてサツマイモ畑を歩くのは? 着物の概念を覆す新しい視点、斬新なシーンが取り入れられているのがこの作品です。   街の人の協力で川越愛の詰まった作品 撮影では神社仏閣、店舗の方々がこの企画に賛同して快く場所を提供。 参加者と街の人の協力で出来上がった川越愛の詰まった川越PR動画となっています。 「ぜひ、そんな思いを組んでもう一度動画をご覧下さい」 と結び、趣旨・経緯が紹介されました。   質疑応答から 記者発表に参加したメンバー15名の紹介が行われた後、質疑応答です。   Q.…
最明寺LGBT婚

仏教寺院がLGBT結婚式をはじめるまで~最明寺副住職千田明寛さん~

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        取材・記事 みつきゆきこ   「お寺はお葬式というイメージで知られていませんが、ここで結婚式をあげるかたもいらっしゃるんですよ」 と語るのは、鎌倉時代の弘長2(1262)年に創建された川越市の天台宗寺院最明寺で副住職をつとめる千田明寛さん。 コロナ禍だけでなく普段からもフードパントリーやおてらおやつクラブといった支援活動をされたり、啓発期間中のライトアップや、アート展覧会開催などメディアでも注目されている方です。   多様性を認めるきっかけはインド留学   LGBTに興味を持ったのは、2015年から16年に、インドに留学していた経験が多様性を認める気持ちにつながったとのこと。日本に戻ってきて、少しずつLGBTという言葉が広まり始めている時期でした。 …
武蔵野Distillerly

川越中福の里山から埼玉初「クラフトジン」が生まれた理由〜マツザキ 中福店〜

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取材・記事 みつきゆきこ   お酒好きの間では、ブームの兆しを見せている「クラフトジン」。川越中福で100年以上の歴史を持つ酒屋「マツザキ」から、埼玉初のジン蒸留所が誕生します。 創業1887年から代々中福の地で商売をしている老舗マツザキさんが、なぜ今、クラフトジン蒸留所を開かれたのか、気になることを取材してきました。   川越駅から車で10分ほどで、マツザキ中福店へ到着。昔の街道の名残で風情のある道しるべも。お店の暖簾をくぐってちょっと一杯と、行きたくなるような店構えです。   ご案内いただいたのは、コミュニケーションマネージャーの今野渉さん。店の入り口にも古い甕や瓶が並んでいます。瓶が登場する前には、原酒を大きな木樽で蔵元から牛や馬で運んで仕入れていたそうです。   昭和のたたずまいある住居を改装した店内には、有名銘柄のお酒がずらり。緑に囲まれた農村地帯ですが、お客様が次々に来店されています。   この辺りには「秩父古生層」の水脈に沿って井戸水も豊富な地域で川越には酒蔵も多くありました。その原酒を、井戸水で加水してアルコール度数を14度位に整えて小さな容器に移して販売していました。ワインも山梨から運ばれたものを量り売りしていた時代もあったんですね。 里山保全活動から「クラフトジン」が生まれるまで https://youtu.be/w7Pz7PGGN-U 里山「マツザキの森」を案内してくれたのは、マツザキの4代目社長、松崎敦雄さん。子供のころは裏の雑木林はうっそうとしていたそうです。ある想いから、10年前に「里山緑化プロジェクト」をスタートし、会社敷地内の木を伐り、ごみを掃除する整備活動を従業員で始めました。 以前から有名ブランドのお酒を取り揃えているサプライヤーとしての立ち位置に危機感を感じていた松崎社長。『有名銘柄のブランドにぶら下がるのではなく、お客様がマツザキが好きになってもらいたい。』10年後も、マツザキへお酒を買いに来たいと思っていただけるには、どうしたら良いかと考えていました。     そして、Matsuzaki…
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フクロウのもふもふに癒されて♪~バンブーパーム(時の鐘)~

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取材・記事 みつきゆきこ   川越観光の中心「時の鐘」の通りに、フクロウが目印の新しい店を発見しました。行列のできる「おさつチップス」の隣にあります。   2019年12月2日にオープンした「バンブーパーム2号店」は、フクロウやキンカジューなど珍しい動物と触れあえる店。   入口で入場料700円を支払い中へ入ります。動物を抱っこしたい方は、「入場とふれあいセット1000円」で上着を貸してくれます。   「バンブーパーム」の本店は、水上公園近くにある、アザラシなどの動物と触れ合える貸し切りバーベキュー施設。 ペットホテルなども運営されているオーナーの益田さんが、大手町に2号店をオープンしました。   ジャングルを思わせる店内。ケージなどは、益田さんの手作りによるものです。 毎日すべての動物を本店へ連れて帰り、翌日体調の良い動物を連れてくるという気遣いをされています。   私がお伺いした日はフクロウが10羽、キンカジュー、ハナグマ、ハリネズミ、フェネックなどの小動物も種類が豊富です。触れ合うだけでなく購入できる動物もいます。   オーナーの益田さんにお話をお伺いしました。 真冬のオープンでしたが、だんだんと平日もお客さまが増えてきまして、インスタグラムをみてきましたという問い合わせが増えてきました。 土日は80人から100人を超えるときもあります。隣の(小江戸おさつ庵)に比べたら大した人数ではないんですけど。 この2号店と水上公園近くの本店とをつなぐバスを準備中です。3月を予定していますが、両方を行き来ができますので楽しみになさっていてください。   おまけ画像♫こどものフクロウと遊ぶのも癒されます🧡    Information バンブーパーム…

置き忘れた人形ってみすゞのことではないでしょうか〜みすゞ塾第14回「おさらい会」〜

取材・記事 白井紀行   大正時代から昭和初期に活躍し、26歳の若さで自ら命を絶った童謡詩人金子みすゞ。 亡くなる前の年に3冊の手帳に書き残した512編の詩。 これを第2、第4月曜日に蓮馨寺講堂で読み進めているのが「みすゞ塾」。 時代背景や生涯を勉強しながら詩の奥にあるみすゞの心を一緒に探す。 塾長は金子みすゞをライフワークとして取り組む女優・谷英美(えみ)さんです。   毎年、年末に「おさらい会」と題して行う発表会、2019年は12月21日(土)に開催。 クラッセ川越で開催された第14回の模様をレポートします。   しばしの間、金子みすゞの世界にお付き合い下さい。   第一部 塾生による朗読発表 ステージにずらりと並ぶ8名の塾生ら。初めたばかりから14年までさまざま。 谷さんが挨拶し、それぞれが選んだ詩を読み上げます。   ①生島秀子さん 「漁師の小父さん」「電報くばり」「打出の小槌」「空の鯉」 子どもの気持ちで情景を紡ぎ出した童謡詩人らしい詩が並びます。   ②幕内史子さん 「夕ぐれ」「燕の手帳」「ひよどりごえ」「老楓(ろうふう)」 終わりの寂しさも感じさせつつ、どこか、ほっとした温かさを感じる詩。 夕焼け小焼け♪で始まる「夕ぐれ」は、子どもの頃の原風景を思い起こさせます。   ③磯部幸江さん 「山茶花(さざんか)」「お坊さま」「お日さん、雨さん」「忘れもの」 「忘れもの」は、この後の谷さんのコーナーで新しい発見として取り上げられました。   ③中西勇助さん 「木」「木」「土と草」の3編(「木」はそれぞれ異なる詩) 誰も気に留めない光景にそっと目を向けるそんなみすゞの優しさを感じます。   ④萬年山えつ子さん 「空のあちら」「ぬかるみ」「にはとり」「北風の唄」 風景を表現しながらも、みすゞのもがくような苦しみを感じさせる凄みのある詩。   ⑤網代三千子さん 「四つ辻」「かるた」「店の出来事」「去年」 はらりはらり、キラ、キラ、キラリよなどオノマトペが多くリズムの良い詩。 みすゞの平穏な日々を感じさせます。   ⑥佐藤満也さん 「文字燒き」「あらしの夜」「やまとそら」「汽車の窓から」 モノローグのように光景を淡々と映し出す静かな詩。   ⑦豊岡清子さん 「キネマの街」「目のないお馬(んま)」「積った雪」「麦の芽」 目の前の光景を擬人化したような詩。どこかにそれを見守る別の存在も感じさせます。 「麦の芽」は、出身である会津若松のズーズ弁の訛りで読み上げました。   ⑧阿仁屋洋子さん 「大漁」「青い空」「このみち」「鈴と私と小鳥と」 「このみち」は、このみちのさきには・・この道を行こうよが4回繰り返される詩。 自分の解釈で、いろんな読み方ができる詩と感じました。   第二部 子ども達による朗読 一昨年、3月10日金子みすゞの命日に下関市で行われたトリビュート公演。 そこで、子どもたちがみすゞの詩の朗読に参加しました。 子どもの声は良いなと感動し、今回、川越でも新しい試みとして取り入れました。   4人の子ども達が選んだ作品は次の5つ。 「露」「きりぎりすの山登り」「鈴と私と小鳥と」「闇夜の星」「しあわせ」。 朗読の後、谷さんは子ども達に詩を選んだ理由や感想をインタビュー。 「しあわせ」の詩では、幸せの色って何色だと思う?と問いかけました。 子供達からは返って来たのは「赤」「色んな色」「明るめの赤」「赤」という答え。 谷さんは詩の冒頭『桃いろお衣のしあわせ』からピンクと考えていたそう。 同じ詩を読んでも頭に浮かぶイメージはそれぞれ違うんだなと感じさせられます。 子どもの朗読は変に感情を込めたりしないけど何か伝わってくる。 そんな感想を述べ、このコーナーが締めくくられました。   第3部 谷英美さんによる詩の解説と朗読 ここからは塾長である谷さんのコーナー。 仲間の朗読を聞くと、一人、詩集に向かうだけは気づかない新たな発見がある。 今回、取り上げたのは「忘れもの」という詩。まずは、全員で読み上げます。   田舎の駅の待合室(まちあい)に しずかに夜は更けました。   いつのお汽車を待つのやら。…
コエドビール学校

ビールを“学ぶ”「コエドビール学校」へ入学してみた

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取材・記事 みつきゆきこ   ビール好きなら一度は行きたい「ビール工場見学」。コエドビールでは見学に加えて、ビールを学ぶ「学校」を2017年冬から開いています。発…

モスグリーンの謎キャラ初登場!?〜かわごえ産業フェスタ2019〜

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取材・記事 白井紀行   11月23日(土)は雨降る中での進行でした 当初、かわごえ産業フェスタが開催される11月23〜24日は晴天の予報。 安心していたら、日が近づくに連れて雨マークが目立つようになりました。 なんとか持って欲しいという祈りも虚しく夜半から強い雨(T^T)。     自分でもあとでぶったまげた合羽姿のひろみん登場! この日は11時から開始予定でしたが、11時30分の川越鳶組合はすでに中止が決定。 午後から雨が上がる予報を信じて11時30分にオープニングとしました。   司会のひろみんこと大野ひろみさんはモスグリーンの雨合羽で謎キャラ風。 アシスタントのミケさんは合羽と傘を差しての登場です。   12:00〜…

12/1オープン!coworking & shareoffice ロッケンマチ~ただいま会員募集中~

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川越のリノベーションまちづくりの会社、株式会社80%(以下80%)が手掛ける2軒目のコワーキングオフィス&シェアオフィス「icoworking &sshareoffice ロッケンマチ 」が12/1にオープンしました。 80%といえば、今や地元のみなさんに人気のおでんと日本酒の「すずのや」や「iglinccoffee…

ハロウィン大行進!お客さんもキャストなかすみがせき100円商店街

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取材・記事 白井紀行   10月最後の日曜日「第3回かすみがせき100円商店街」が開催されました。 会場となったのは、かすみ北通り沿いにある「かすみ商店街」と「角栄商店街」。 今回は、実店舗と外部出店を合わせて34店舗の参加です。   100円商店街とは? 店頭で100円商品を販売し、お客さんはお金を支払うためにお店の中に入ります。 そこで、店主との会話が生まれ、どんなお店なのかを知ることができる。 地域の人と商店街を繋げるコミュニケーション事業、それが、100円商店街です。   100円商店街の準備が始まりました 本部で受付を済ませた出店者。 実店舗では、お店の前にワゴンを並べたりテーブルを出しての準備。   外部出店者は、予め指定された場所にお店を構えます。   こちらでは塩ビパイプを何かを組み立てているようです。   お客さんもキャストな「かすみがせき100円商店街」 前回は、かすみがせき川柳でお客さんが唄を投稿、盛り上げに一役買いました。 今回は「ハロウィン大行進」と銘打って、来場者に仮装を呼びかけ。 お客さんもキャストなのが「かすみがせき100円商店街」の特徴のひとつです。   それでは、チラシを見ながら全34店舗を紹介しましょう。   かすみ商店街(店番号…