泣いてもぐずっても大丈夫〜ベビーカーコンサート in 川越(第6回)〜

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台風が近づき雨足が徐々に強まってきた10月22日(日)、ウェスタ川越小ホール。 小さなお子さんを抱えたお父さんやお母さんが次々と受付を済ませていきます。 今日は「泣いてもぐずっても大丈夫」「0才からOK」の子育て支援コンサート。 ここ川越では5回目の開催となる「ベビーカーコンサート」です。 主催は和光市に拠点を「みにこん会」。代表の櫻井幹三に始めたきっかけを伺いました。 小さな子どもがいるお父さん、お母さんにはなかなか行き場がない。 2〜3歳から一流の音楽に触れさせて耳を肥えさせたいと思っても、 そもそもほとんどのコンサートでは乳幼児は入れない。 この状況を打開できないかと考えていたら和光市から文化振興のために何かできないか? と相談され、5年前から始めました。 当初は実際にベビーカーを持ち込んでいましが、回を重ねるごとに観客は増加。 いまでは、開催の案内をすればすぐに満杯になるくらい盛況だそう。 和光市、川口市、さいたま市、朝霞、練馬、そして川越市で通算40回以上を数えます。 今後、さらに依頼が増えてきており、まさに引っ張りだこの状況です。 この日の出演は、ピアノが佐藤佑美さん(左)、声楽が間瀬田紗代さん(右)。 いずれも東京芸大出身で第一線で活躍されているプロの方。 このベビーカーコンサートの趣旨に賛同して皆さん快く引き受けてくれるのだそうです。 回によってチェロやパーカッションなど楽器は様々。 同じ曲を演奏しても楽器で雰囲気が違う。そんなところも楽しみの一つです。 ウェスタ会場の小ホール(リハーサル室)。 壁際に一列椅子が並べてはありますが、観客はレジャーシートを敷いて座るスタイル。 椅子席だと大人の背中しか見えないが、これだと子供が立てば目線が同じになる。 お父さんもお母さんも子どもも皆んなリラックスして楽しむことができるのだそうです。 台風のせいか2〜3割のキャンセルはありましたが、それでも100人近くが来場。 ステージに座ったり、むずかる子もいたりしてザワザワとした雰囲気。 佐藤さんのピアノに乗せて間瀬田さんがソプラノを響かせの1曲目。 サウンドオブミュージックのオープンニングが始まると静まり返る場内。 続いては、サウンドオブミュージック「全ての山へ登れ」 英語の歌詞にも関わらず聞き入る子どもたちの様子が印象的です。 2曲目を歌い終わったところで挨拶。 アンケートでミュージカルの曲をというリクエストをもらってプログラムを組みました。 途中で飽きちゃわないように手遊び歌や絵本歌を入れたりします。 40分なかに12曲。話になるとぐずってしまうので、MCは最小限に抑えるのだそうです。 続いては、童謡。この季節にぴったりの「真っ赤な秋」と「紅葉(もみじ)」 お父さん、お母さんも一緒に歌います。 今日はお父さんの声がよく聞こえますね。そんな言葉に促されて、2曲目はより大きな声に。 歌に合わせて自然に体が揺れます。 次は体を動かします。「おかあさんのおひざ」という歌。 子供を向かい合わせに膝に乗せて、歌に合わせて体を揺らしたり 体を密着することで子供たちが安心する気持ちが伝わってきます。 今度は選手交代。お父さんの膝の上で「バスにのって」というテンポの良い曲。 右に曲がりますといった歌詞に合わせて、体を右や左に傾けたり凸凹道で体を揺らしたり。 ゴーゴーっというフレーズに合わせて、グーにした右腕を突き上げる! オズの魔法使いよりオーバーザレインボー この頃になると飽きるお子さんも出てきたよう。 でも、声をあげてもぐずっても構わない雰囲気が温かく、むしろ心地よく感じます。 小さなお友達は前に!とスタッフの声がかかり、腹ペコ青虫の絵本が始まりました。 日曜日の朝に生まれた青虫。 ピアノの軽快な音楽に合わせ、月曜日はりんごを一つ、火曜日は梨を2つ食べました、、。 それでもお腹はペコペコと歌う。 土曜日はチョコレートケーキ、アイスクリーム、、食べ過ぎた青虫はお腹を壊してしまう。 日曜日に美味しい葉っぱを食べ、青虫は大きく成長した青虫はやがて蛹に。 素敵な蝶になりました♪ 本自体にも穴が空いてたりと仕掛けがあるのですが、人形を用いることで楽しく演出。 床でハイハイ。お父さん、お母さんも子供をあやしながら楽しんでいます。 「お野菜のうた」、20番まであって、今日は、トマト、パセリ、ニンジンの3曲 カラオケに合わせて、トマトさんと呼べば「ハーイ」という返事も返事もしてくれます。 歌詞の中には、それぞれの野菜の食べ方や栄養素も盛り込んだ以外と難しい歌でした。 シャルウィダンスの歌が始まると、 マラカスが配られ始めます。 当初は小さな鈴がついたものを使って、回収したら鈴が無くなっていて大騒ぎに。 子どもが飲み込めない大きさで、舐めたとしても洗えば綺麗なるという衛生面。 そんな理由でマラカスにしたのだそうです。 小学校のお姉さんもお手伝い。 歌に合わせてシャカシャカという音が会場に広がります。 アンパンマンの歌を歌いますの声に、ワーッと子供たちのテンションが上がる。 勇気りんりんではアンパンマンたちが登場。 曲に合わせて子供たちはマラカスをシャカシャカ。 お父さん、お母さんも子供たちと一緒に歌いだします。 最後は「となりのトトロ」から「さんぽ」全員で会場内を歩く。 歌のお姉さんの元気な歌に合わせて、皆んなで散歩。 体を動かすことで気分がほぐれ、楽しい気持ちでエンディングを迎えました。 日本の少子化の原因に経済的なものもありますが、安心して子育てできる環境も重要。 こういった活動を通して、お父さんやお母さんの居場所を作っていきたい。 インタビューの中で語っていた、そんな櫻井さんの想いがとても印象的でした。 取材・記事 白井紀行 INFORMATION ベビーカーコンサート…

過ぎ行く夏を見送りながら伊佐沼公園を楽しむ1日〜自然を感じる野外フェス〜

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抜けるような青空、爽やかな秋晴れを迎えた伊佐沼公園。 こちらで9月9日、川越青年会議所主催の事業「自然を感じる野外フェス」が開催されました。 ライブステージを担当する当法人も朝8時に集合し、テント設営など会場の準備のお手伝い。 我々もあちこちのイベントに参加しているだけにお手の物です。 ステージの屋根には時の鐘マンが大きくプリント大きな横断幕。 ステージの前には飲食ブースがコの時に並びます。 出展者らは炭をおこしたりおこしたりテーブルをセットしたりと準備に追われています。 川越のイベントで恒例となったミオ・カザロの「小江戸黒豚丸ごと一頭焼き」! ステージのある多目的広場の先が「じゃぶじゃぶ池」 今日は暑くなりそうで、早速、子供たちは水と戯れていました。 じゃぶじゃぶ池に魚!?。イベントの一つ魚のつかみ取りのために放されていました。 池の傍(かたわら)に張られたテント。 東京国際大学の学生らによるワークショップのコーナーです。 こちらでは牛乳パックを使った舟作り。完成した後はレースも行われます。 フライパンで溶かしているのはロウ。オリジナルキャンドル作り体験が楽しめるコーナーです。 本日のライブステージ出演者による記念写真の一コマ。 左から阿門セパレーツ(太鼓)、TAON、KATOYAN。「今日も頑張るぜ!」 飲食店ブースの出展者とのミーティング。挨拶の後、注意事項などが説明されます。 自然を感じる野外フェス開幕です! 12時の開会式典、川越市青年会議所の役員らが挨拶しイベントが始まりました。 じゃぶじゃぶ池にいた家族連れも、多目的広場へとやって来てランチタイム♪ 自然を彩る音楽企画…

9月9日は伊佐沼公園で「自然を感じる野外フェス」〜の前にお掃除大作戦!〜

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明日9日、伊佐沼公園で川越青年会議所の主催で「自然を感じる野外フェス」が開催されます。 蔵の街として知られる川越ですが、郊外には田園地帯や森が広がる自然豊かな街でもある。 そんな川越の自然をより身近に感じてもらう丸一日楽しめるイベントです。 上のフライヤーにもあるように当法人もこのイベントを後援。 広場でのライブ、そして、川島キャスティングネットと協力して和舟体験を担当します。 (9月8日追記)和舟体験は水位低下のため安全面から中止となりました。m(_…

みんなでワイワイかかし作りで地域と世代感の交流〜山田かかしまつり〜

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川越市山田にある「北部ふれあいセンター」 所用を済ませて11時頃に到着すると、にっこりと可愛いカカシがお出迎え。 みんなでワイワイ案山子作り 8月最後の日曜となるこの日は、秋の風物詩「山田かかしまつり」の準備の真っ最中。 朝から集まって案山子(かかし)の製作に取り掛かっていました。 秋祭りにぴったりな鮮やかな着物を身に付けた二体の案山子。 お祭りの会場で見かけそうな仲よさそうなお二人ですね。 こちらでは子供たちが服を着せたり、ポーズを決めるために糸で留めたりと奮闘中。 目を入れてそろそろ完成でしょうか? それぞれに工夫を凝らした案山子が出来上がっていきます。 弓を弾くようなこのポーズ(ライトニング・ボルト)は、世界最速の男ウサインボルト。 このブログでは度々取り上げている「かわごえ里山イニシアチブ」も参加。 「山田のかかしまつり」では、5体の案山子を出品します。 帯をしめて緩まないように糸で止める。 安全ピンなど金属類は田んぼに入ると危険なため使わないようにしています。 手に網を持たせたいが、どうやって固定するか四苦八苦。 顔を描くと表情が現れて人間らしくなります。 はい完成!タイトルは「僕たちの少年時代」 お昼頃、高梨さんが顔を出しました。 「山田のかかしまつり」は、北山田地区の皆さんが21回に渡って続けてきました。 諸事情により昨年で終わる予定が、高梨さんが地域に呼びかけ開催することに。 今年からは、地域や世代間交流を目的として山田地区のお祭りへと拡大します。 そのため、設置場所が城西大学付属城西高校近くに変わります。ご注意ください。 案山子につけるタイトルを思案中。 出来上がったばかりの案山子がずらりと並べられました。 これにて、案山子の製作はお終いです。 力作の案山子たちを会場へ 今回、エントリーされた案山子は全部で40体。 別の場所で作られた案山子も次々と運び込まれて来ました。 小学校からの案山子の引き取りや設置の段取りなどを決めるミーティングの後、 案山子たちへは、間違いのないよう番号が振られます。 お〜い、手伝ってくれと運び込まれたのは大きな鬼の案山子。 近隣の山田中学校からは4体がエントリー。 それらを全て外へと運び出します。 太陽の下で嬉しそうな案山子たち。 さあ、いよいよ会場に向けて出発です。 案山子たちを会場に設置 案山子たちを荷台に積み込んだ軽トラがずらりと並ぶ。なかなか壮観な眺めです。 どこまでも続く山田地区の田んぼ。 稲穂が膨らみ甘いような香ばしいような香りが鼻腔をくすぐります。 みんなの度肝を抜いた蛍光オレンジの鬼。とても、大きくて目立ちます。 案山子たちは用水路のフェンス沿いに並びます。 一体一体を番線(ワイヤー)でしっかりとフェンスに固定。 こちらでは何やら細工をしています。 お二人仲良く恋人つなぎ♪ 軽トラで運ばれた時は「人が寝てる!」と錯覚したくらい、良い出来の案山子です。 こちらでは看板の取り付けが始まりました。 風で飛ばされないように番線(ワイヤー)でしっかりと固定。 2時過ぎに小学校へと出かけていた軽トラが戻ってきました。 山田小学校の3年生がみんなで協力して作った16体の案山子が積まれています。 どれも小学生らしいユニークな発想で楽しませます。 これらも同じようにフェンスに番線でしっかりと固定。 作品の名札を付けて、本日の作業は終了です。 再び、北部ふれあいセンターへ戻り、9月3日のセレモニーやイベントの段取り決め。 ミーティングが終わった後、会場の様子をもう一度見に来ました。 城西高校の生徒さんやドライバーが案山子に気づいて車をゆっくりと走らせて眺めてました。 「山田のかかしまつり」は、9月3日10時〜12時までイベントが行われます。 先着400名で2合入りのお米も配布も有り。是非、愉快な案山子たちを見にお越し下さい。 取材・記事 白井紀行 INFORMATION 山田かかしまつり 【会期】平成29年9月3日(日)〜9月30日(土)/予定     平成29年9月3日 10時からセレモニー有り(お米2合入り先着400名に配布) 【場所】城西大学付属川越高等学校近く(川越市山田東町1042)     東武バスで「城西大学」または「福田」から徒歩10分 【主催】ふるさと山田四季祭り 【関連】http://blog.goo.ne.jp/koufuku_mai 耕福米耕作人ブログ

生きもの調査(動物編)で生物多様性を肌で学ぼう〜かわごえ里山イニシアチブ〜

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取材・記事 白井紀行 6月24日(土)天気は曇り、気温26.3℃。 この日、かわごえ里山イニシアチブの主催で「生きもの調査(動物編)」が行われました。 川越広報で募集した30名の枠は1時間で満員となった人気のイベントです。 これに会員、FAAVOの支援者、リブランなど、合わせて75名が参加しました。 まずは田んぼを一回り 今回の調査場所は、かわごえ里山イニシアチブの活動拠点「CO江戸かわごえ『初雁の里』」 生きものの賑わいを取り戻す米作りの場、福田地区にある「プロジェクト田んぼ」です。 講師は食楽風土(くらふーど)の林鷹央(はやしたかお)先生。   (先生が手にしているのが、オリジナルの生きもの調査用紙。)   背面はメモ用紙になっていて、見つけた生きものの名前を書き込めるようになっています。   それでは、「プロジェクト田んぼ」の周りを一回りして生きものを探してみましょう。   最初は、ビオトープ(生きものの棲息空間)の探索。 (写真に撮れていませんが)アオモンイトトンボなどの姿が見れました。   トウキョウダルマガエル(絶滅危惧種)を見つけて手を伸ばす子どもたち。 ここ「プロジェクト田んぼ」では数多く、その姿を見られます。   パッと泥煙が上がったのを見つけました。ドジョウのようです。   林先生のお話を聞いている内にコツを掴み、生きもののちょっとした動きに敏感になります。   マコモ田へとやってきました。   ウシガエルの鳴き声が聞こえたので、その声を真似て呼び寄せてみる林先生。   マコモ田で見つけたのは、イチョウウキゴケ。 かつては日本全国で見られたのが、今では希少種となってしまいました。 (今なら未だ環境が良くなると戻ってくるそうです)   畦に生えているシロツメクサ(クローバー)。 何気ない植物ですが、豆科の植物が生えているのは除草剤を撒いていない田んぼの証。   用水路は子どもたちの好奇心を掻きたてるようです。   稲の穂先に見つけたのは「コモリグモ」 雌親は腹部で卵と幼虫を保護する習性があることからこの名がつきました。   上が「プロジェクト田んぼ」の土水路。下がコンクリートの用水路。 除草剤を使っているかどうかで植物の多様性が全く違ってくることが一目瞭然です。   土水路ではアメンボの姿を見かけました。 それでは生きもの調査を始めましょう 今回は人数が多いので、田んぼ班とマコモ田班の二手に分かれての調査。 飼育ケースとフィッシュネットが配られます。   採取にあたっての説明。 飼育ケースには3分の1ほどの水と、生きものが休めるように葉っぱを入れます。   フィッシュネットの使い方。手前に生きものを追い詰めるように掬います。   田んぼ班は、畦に一列に並んで生きもの探しを始めました。   泥の中から何か見つかったかな?   こちらはマコモ田班。   こちらではタモロコやドジョウといった魚の姿が目立ちます。   網でマコモ田の泥を掬い、そこ中にいる生きもの達を探します。 マコモ田の方がアマガエルが多く、田んぼではトウキョウダルマガエルが多い。 これはトウキョウダルマガエルがアマガエルを食べてしまうからだそうです。 隣接した田んぼであってもそこに暮らす生きものが異なる。 いかに自然が微妙なバランスで成り立っているかが実感できます。   田んぼ班は、ビオトープへと場所を移しました。   いつの間にか大人の方が夢中になってしまうのも、この生きもの調査の特徴(笑)   捕らえた生きものを興味深く見つめています。 魚の罠を仕掛けておきました 20分ほどで生きもの探しは終了。 次に、事前に用水路に仕掛けておいた魚の罠を調べてみます。   そっーと罠を引き上げる。銀色にピチピチ跳ねる小魚の姿に一同から歓声が上がりました。   獲れた魚をみんなが覗き込みます。   次の罠でも何か掛かっていたようです。   ハグロトンボのヤゴも中に入っていました。   ドジョウ、フナ、タモロコなど多くの魚が用水路に棲んでいるようです。 「田んぼに入ってくるようにすれば、水面が波立つくらいに繁殖するはず」と林先生。 前回の植物編でも話していた田んぼから得られるタンパク源となりそうです。 捕らえた生きもの達の観察と集計 捕らえた生きもの達をトレーにあけて、観察ができるようにします。   これは何?トレーの中で動き回るのがどんな名前の生きものなのか気になります。   アカネ類のヤゴ、ヒメタニシ(左上)、ハイイロゲンゴロウの幼虫、コガムシ(右上)、ゴマフガムシ類(左下)、アマガエルのオタマジャクシ(右下)。   スポイトで1種類ずつ吸い取り、どれくらいの種類の生きものがいたかを集計。   こちらのボードでは種類ごとに生きもの達を分類。   土水路にもうひとつ罠を仕掛けていたのを忘れていました(^^;)   こちらにも魚やヌマエビが掛かっていました。   集計が終わったら、捕らえた生きものは全てリリース。 外来種であるザリガニを除いては持ち帰ることはできません。 田んぼを住処にしている生きもの達ですので、ここでしか繁殖できないのです。 それでは、結果発表! 捕らえた生きものをAからDの4つのグループに分けて点数付けを行います。 Aグループはホタル、タガメ、モリアオガエルなど希少度の高い生きもの。 B、Cとなるに従って、多少の環境が悪くても生きていける生きものです。 Aは1種類が見つかれば5点、Bは3点、Cは1点と生きものの種類が多いほど高得点となります。 Dグループは外来種なので、こちらは見つかると2点の減点です。   さあ、結果はどうでしょうか?   Aはいなくて、Bは8種類で24点、Cは10種類で10点。 ですが、Dの外来種が4種類いたので、合計で26点となりました。 「都市型の田んぼなので、外来種が見つかるのは避けられないが良い状態の田んぼです」 そんな総評を林先生からいただきました。 (今なら未だ環境が良くなると戻ってくるそうです)   無農薬・無化学肥料の有機稲作を続ければ、生きもの達は着実に戻ってくる。 けれども、環境が悪くなれば生きもの達は、あっという間に姿を消してしまう。 生きもの調査に参加するのも3回目ですが、今回の調査は生物多様性をより強く実感しました。   お知らせ カワゴエ・マス・メディアが運営する「くらびとファンディング」ポータルサイト。 http://kurabito.fund では、クラウドファンディンFAAVOのプロジェクトを応援してきました。 http://kurabito.fund/newproject/project1/ 皆様のお陰をもちまして、先日の6月22日に無事に目標額を達成しました。 INFORMATION かわごえ里山イニシアチブ 【開催】平成29年6月24日(土)10:00〜12:00 【場所】かわごえ里山イニシアチブ「プロジェクト田んぼ」(川越市福田) 【HP】http://kawagoesatoyama.ciao.jp/ 【FB】https://www.facebook.com/kawagoesatoyama/ 【TW】https://twitter.com/kawagoesatoyama

3頭の獅子に悪魔除け・安産・子育ての願いを込めて〜埼玉県無形民族文化財「石原のささら獅子舞」〜

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取材・記事 白井紀行   気温が一気に上昇し汗ばむ位となった4月16日(日)。 石原町にある観音寺で、埼玉県無形民族文化財「石原のささら獅子舞」が行われました。 観音寺は天台宗で比叡山の末寺。弘法大師(空海)が草創し慈覚大師が再興。 人々は丈夫な子供が生まれますように、健やかに育ちますようにと仏様にお願いしました。 受胎・安産に霊験顕著だったことから「世継観世音」と呼ばれます。   石原のささら獅子舞は、三頭に悪魔除け・安産・子育ての3つの願いを託す観音寺の祭礼。 以下は、案内板からの転記 「石原のささら獅子舞」と呼ばれる川越を代表する獅子舞で以前は、4月17日・18日に演じられていたが、現在は4月の第3土、日曜日に行われる(隔年で陰祭の年は日曜のみ) 慶長12(1607)年から始まると伝えられ、寛永11(1634)年川越城主であった酒井忠勝が若狭国小浜(現、福井県小浜市)に国替えになった際に、雌雄2頭のを連れ去り中断してしまったが、宝永6(1709)年に太田ヶ谷(現、鶴ヶ島太田ヶ谷)に習い再興された。 この獅子舞は一人立獅子舞の系統で成人男性が演じる・曲目は12切りという12の部分からなり、先獅子(雄)・中獅子(雌)・後獅子(雄)の3頭が軍配を持った山の神(少年)に誘導され、笛太鼓に合わせたササラッコ(花笠を付けた少女4人)のささら伴奏で舞う。中でも、2頭の雄がかみあいを繰り返しながら雌を争う場面は、最も特色ある場面である。 土曜日は「揃い」といって練習の総仕上げをする。日曜日は観音寺で一庭奉納し、次に町内廻りに出て町境の高沢橋で一庭舞う。夕方になって高沢町(現、元町2丁目)の井上家の庭で一庭、その後観音寺に戻り一庭半舞、最後に長老の歌う「千秋楽」で終わる。 土日の2日に渡って行われる本祭りと日曜日のみの陰祭りが交互に行われます。 今年は陰祭りの年で日曜日のみ。観音寺境内で4庭が奉納されます。 12の場面(12切りという)からなる一回の舞を庭(にわ)といいます。 復興が進む菓子屋横丁へ 20分ほどの一庭目の演舞が終わったところで一行は菓子屋横丁へと向かいます。 高澤橋を渡って、 ブォーッ、ブォーッと法螺貝を鳴らしながら菓子屋横丁を練り歩く。 時ならぬ行列に観光客は驚き、お店の人は「ありがとう」とお礼の声をかけます。 一昨年の6月に火事に遭った菓子屋横丁は、かつての賑わいを取り戻し復興。 3頭の獅子が舞を踊り菓子屋横丁の復興を祝いました。 まだ、ちょっと時間があるということでイベントスペースで記念写真。   ‖…

川越を青く染めろ〜2017年世界自閉症啓発デー Light it up blue川越〜

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毎年、4月2日〜8日は「発達障害啓発週間」。 そして、4月2日は平成19(2007)年に国連で決議された「世界自閉症啓発デー」 この日、自閉症を理解してもらうため全世界でシンポジウムやライトアップが行われます。   川越では「Light…
ささら獅子舞

八重桜の咲き誇る境内で奉納された上戸の祭礼〜ささら獅子舞〜

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ソメイヨシノの花が散り、八重桜に主役が移った上戸日枝神社。   ここで4月19日(日)に上戸芸能保存会による「ささら獅子舞」が奉納されました。 (ちなみに同じ日に石原の観音寺でも「ささら獅子舞」が行われていました。)   鎮守御祭禮と祭礼を意味する奉納のぼりも掲げられています。   神主による祝詞の奏上。   上戸日枝神社の獅子は、女獅子、中獅子、大獅子の3頭。 享保3(1718)年の作で川越市内では最古の獅子頭だそうです。   奏上が終わったら獅子頭を身につけます。   参道をしずしずと進む一行。   そして、境内に描かれた円陣を回ったら定位置にスタンバイ。   上戸のささら獅子舞は、悪霊を追い払い境内を清める踊りから始まります。   次に黄泉の国との境を表す竿の下をくぐり抜けて行く。   篠笛の演奏に合わせて唄人が祭りを盛り上げます。   それに応えるように獅子頭の舞いにも熱が入ります。   天下泰平、国家安穏、五穀豊穣などを願う口上の読み上げ。   それを神妙に聞く仲立ち(蠅追い)と三頭の獅子   それに対するお褒めと御礼の口上のやりとりがされます。   写真右の被り物が「ささら子」と呼ばれ、手に持った楽器を演奏します。   獅子は腹に括り付けた太鼓を打ち鳴らす。   仲立ちが軍配と語弊を降ると、獅子頭はそれに合わせて飛んだり撥ねたり。   こうして、30分程で今年のささら獅子舞の奉納が終わりました。   その後は、獅子と一緒に撮影タイムが始まりました。 ささら獅子舞は関東地方を中心とした東日本に広く分布しています。 http://ir.minpaku.ac.jp/dspace/bitstream/10502/3231/1/KH_026_2_001.pdf   二頭の獅子が一頭の雌獅子を巡るストーリー展開があるなど、地域毎に特色があります。 かつては一行が各家々を回り、村長にご馳走になって獅子舞で終わるものでした。 今は、上戸芸能保存会の方が伝承していますが、後継者不足に悩んでいるそう。 奉納の際に踊りの意味を解説していましたが、HPにあればより興味を引くかもしれません。   5月3日の川越春まつりでは、11時にまつり会館、12時に蓮馨寺でも披露されます。 石原のささら獅子舞も見られるそうですので、ぜひ、おいで下さい。 INFORMATION 奉納ささら獅子舞 【住所】川越市上戸316-1(上戸日枝神社) 【踊り】上戸芸能保存会
きらきらと光る時の鐘と仲間たち

子供達の視点で見た街の風景〜川越百景絵画展 児童・生徒の部 第1回展〜

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市役所通りを国道254号の方に向かって行くと右に野球場、左に市立美術館と博物館が並びます。 市立美術館のアートホールで、「川越百景絵画展 児童・生徒の部 第1回展」が開催されています。 これは、平成24年に選定された川越百景をテーマとした小・中学生による絵画展です。 http://www.city.kawagoe.saitama.jp/www/contents/1364888598536/   入り口から壁に沿って小学1年生〜中学3年生までの作品が展示されています。   小学校1年生 なぜか、ザリガニの絵が多い。楽しくて印象に残ったことが描かれているんでしょうね。   「みんなしゅうごういっしょにあそぼう」は、ザリガニが空を飛んでいるように見える光景。   「山王塚」は、ブログ「川越古代史ロマン探訪」でも訪れた所、雰囲気を良く掴んでいます。   小学校2年生 川越のシンボルである時の鐘や川越まつりが題材で選ばれています。   「きれいなゴルフコース(霞ヶ関カンツリー倶楽部)ジュニア選手権大会にて」 2020年のオリンピック会場予定を題材としています。   「きらきらと光る時の鐘と仲間たち」 全ての作品の中で、この時の鐘がもっとも印象的でした。   小学校3年生 小学校3年生。喜多院をモチーフにした作品が出てきました。   「みんなのきたいん楽しいな」家が近所なのでしょうか? 喜多院が遊び場として親しまれている感じが伝わります。   「山王塚」は小学校2年生の作品にも1点有りましたが、小学生に人気のスポット?   小学校4年生 川越まつり、花火大会、氷川神社の縁結び風鈴など催し物の作品が多いですね。 時空を越えたような不思議な作品も見かけます。 「鳥がでてくる時の鐘」森の中に時の鐘や蔵造り、そして、大きな時計。   「かねをならせば動き出す川越の夜」は、不思議な世界に吸い込まれそう。   小学校5年生 川越まつりが中心ですが、心象スケッチっぽい作品になっています。   「楽しい山車祭り」は紙の大きさにとらわれない発想に驚かされます。   「夜の川越祭」は、印象に残ったシーンが走馬灯のように散りばめられています。   小学校6年生 抽象画を思わせる作品も見られます。   「秋の川越」は、時の鐘を見上げる人と紅葉。そして、バラの花でしょうか?   「ラケットに乗って川越をひとめぐり」 真ん中の新河岸川(?)を挟んで、川越の現代と未来を表しているのでしょうか?   中学校1年生 小学生とはガラリと雰囲気が変わります。 小学校と中学校といえども1年の差はこんなにも大きいのでしょうか?   「夏の時の鐘」上からの俯瞰と通常の目線を合わせたような独特の遠近法が目を引きます。   「大正路漫夢通り」は、誰もが心に描く大正時代への通りへの思いが重なったような作品。   中学校2年生 写実的な作品が並びます。   「時の鐘通り」切り絵の丁寧な作品。 川越の雰囲気は線画の方が伝わる気がします。   「赤いポストと川越と」赤いポストが画面を引き締めます。   「夏の氷川神社」サァーと木々を揺らす風が聞こえてきそうな境内の雰囲気がが伝わってきます。   中学校3年生 そろそろ受験で忙しいのかな?4作品が並びます。   「夕暮れ時の時の鐘」 観光客も帰途につき、静けさを取り戻した通りの様子が描かれています。   静けさと凛とした空気感まで伝わってきそうな「喜多院五百羅漢」 今回は第1回ということですが、川越の街を子供の視点で見ることができて新鮮でした。 こういう企画は今後も続いていって欲しいですね。 なお、コメントは個人の感想で、解釈が間違っているかも知れません(^^;) WRITER…