木桶に込められた22世紀へのメッセージ〜笛木醤油12代当主襲名式と創業祭〜

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取材・記事 白井紀行   20石の大桶づくり 寛政元(1789)年に創業して以来、木桶で発酵・熟成させる伝統的な醤油作りを守り続けている笛木醤油株式会社(川島町上伊草)。 木桶を使って醤油を作っているのは今や醤油業界の1%以下。木桶職人も全国で60人ほどで高齢化も進み、このままでは、木桶で醤油を作る文化が途絶えてしまう。その危機感から笛木醤油では一昨年から木桶づくりを始めています。 詳しくは、こちらの記事をご覧ください。 未来へ繋ぐ100年プロジェクト「新桶初しぼり」完成〜…

英語で歌って踊って学ぼう〜こども川越コンシェルジュ体験講座第3回「環境編」〜

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いよいよ夏休みも終盤という8月25日(土)。 ウェスタ川越小ホールで「こども川越コンシェルジュ」が開催されました。 こども川越コンシェルジュとは? こども達が、環境問題や川越の文化歴史などに関心を持って堂々と英語で話し、自分を表現する力を身に付けられるきっかけとなるよう、アートによる街づくりコミュニティづくりを目指す「NPO法人…

正しい基礎と安全とマナーを学んで親子の会話のきっかけ作りに〜NPO法人 こども二輪塾〜

取材・記事 白井紀行   「こども二輪塾」は2003年11月に始まり、2004年6月にNPO法人に認定。 八瀬大橋近くにあるナショナルパーク川越(NPK)を拠点に活動する団体です。 毎月第3日曜日の講習会の他、地方へ出張しての体験講習も行っています。   事務局長の矢島さんはレーシングチームに所属しマネジメントを担当。 バイクでご飯が食べて行けるような子ども達を育てることに携わって来ました。 設立の発端はレーシングチームで開催してきた子ども達や親御さん向けの講習会。 少子化に伴い親子の繋がりもだんだんと疎遠になっていると感じたこと。 講習が親子の会話のきっかけ作りになればと考えて始めたのだそうです。 今号では8月19日にNPKで行われた講習の様子をお届けします。   講習前の様子 インストラクターとのミーティング。 本日の講習、熱中症への注意、コースの草刈りなど諸々の確認。   コースの草刈り中。今年は暑さが厳しいせいか、特に伸びが凄いんだそう。 「子ども達が遊び、虫を取り、キャンプするコミュニティの場にも活用して欲しい」 その思いから除草剤は使わない方針です。   インストラクターの先生同士の打ち合わせ。 本日、受講する子ども達をどの先生が担当するかを決めていきます。 こども二輪塾のコースはMFJ(日本モータサイクル協会)で初の公認のコース。 自動車教習所のように体験、1→2→3→4段階と進級検定を受けるシステム。 最後は卒業検定でこれに合格するとレースに出場ができます。 国際A級やキッズレースで活躍する子も輩出し、塾としても嬉しい限りとか。   9時30分からの講習を受講する子ども達とその親御さん、先生らと集合写真。 この日は延べで60名が受講(講習は毎月第3日曜日、1コマ50分で5回行われる)。 こども二輪塾のように基本から教えてくれる所はとても希少。 横浜や長野、遠くは三重から来たこともあったそうです。   キッズ用バイクに給油し、エンジンの調子をチェック中。 このバイクにはギアはなくスクータのようにスロットルを回すだけで走ります。   子ども達は安全のためにヘルメット、ブーツ、防具を装着していきます。 ライダーらしくなって来ました。   全員で大きく身体を動かして準備運動。   フラットコース 初めてバイクに乗る子ども達の体験クラス。これまでの最年少は2歳半。 補助輪無しの自転車に乗れてバイクに跨ってつま先が地面に着けば受講できます。   エンジンを止めた状態でスロットルやブレーキの扱い方を学ぶ。   キックスタータを踏み込んでエンジンを始動。   教えるときは目線は必ず子どもに合わせ、言葉は噛み砕いて「ひらがな」で。 どうやってわかりやすく伝えるか並大抵ではないそう。   さあ、いよいよエンジンを掛けてバイクを動かします。   スロットルをちょっと回せば、バイクはグィンと前に。 必ず先生が前に着いていて、何かあれば体当たりで受け止めてくれます。   走る前には必ず左右の安全を確認してOKなら手をあげてスタート。 これを忘れたときには「安全確認を忘れているよ!」と先生が注意します。 こども二輪塾では交通ルールやマナーの指導をとても重視しています。   そして、一人一人の習熟度に合わせて先生が丁寧に教えてくれます。 一つできれば「凄い!できた!できた!」と大きな声で褒めてくれる。 そんな姿を見て親御さんも教えられることも多いと言います。   50分のコマはあっという間に終了。 まっすぐ走れるようになった女の子は、もう一コマ延長することにしました。   怪我を最小限にするためにも安全で、正しい乗り方を教えています。 バイクを持っていても基本ができていないという理由で受講も多いそうです。   まっすぐに進みブレーキ(ゴー&ストップ)ができれば次はコーナリング。 正方形の4つの頂点に置かれたコーンを回ってイメージトレーニング。   2コマ目に挑戦した女の子もコーナリングができるまで上達しました。   先生も一緒に走り回って一生懸命教えてくれます。   講習が終わった後はお世話になったバイクを綺麗に磨く。 お母さんが「ほら、そこも拭きなさいね」と優しく声を掛ける。 モノを大切にする気持ちを自然に学びます。   講習が終わると先生が「あゆみ」と呼ばれる進度表を見せながら説明。 段階をクリアすると「見きわめ印」が押されて次の段階へ進むことができます。 「あゆみ」には、先生からのメッセージが書かれています。 それを見ながら「今日はここまでできた」「凄いね」と親子の会話にも一役買います。   Aコース こちらは主に第一段階を教えるAコース。 「まっすぐ前を見て曲がる」とコーナリングのやり方を教えているところ。   曲がるときは足を出して身体を内側に傾ける。   イメージができたらバイクを走らせて実践。   コーンを目印にスラロームを何度も繰り返し練習。   スラロームを体得したらコブ越え。こちらもまずはイメージトレーニング。   膝を軽く曲げてスタンディングフォームでコブ越え。身体に覚えこませます。   傍らではひたすら8の字走行の練習に勤しんでいました。 Bコース(南コース) 大人一人が歩けるくらいの幅を持つBコース   ヘアピンカーブや高低差が連続する周回コースになっています。   Aコースよりも更に短い間隔で置かれたコーンでスラロームのイメトレ。   曲がりきれずに足を着いたりコーンを倒してしまったりと苦戦していました。 こちらもひたすら練習あるのみ。基本をきっちりと学ばせます。 また、スタート前に安全確認を忘れれば「安全確認!」と先生から注意も。 どれだけ運転技術が上達しようが安全教育を徹底させています。   一本橋の練習中。見ているとバランスを取るのが大変そうでした。 ギア無しのバイクで「あゆみ」にある全ての項目ができれば3段階は終了。 4段階はギア付きのバイクで3段階と同じ項目ができれば晴れて卒業です。 卒業しても子ども達は遊びに来たり、先生のお手伝いをしたりするそう。 塾では指導技術やノウハウを伝えることでインストラクターの育成も行なっています。   本コース コブやカーブが連続する本コースでバイクを操る子ども達。   各段階を順番に見て来たので、基礎がどう生かされているかが良く分かります。   バイクは転べば痛いし、ぶつかれば友達に怪我をさせてしまうかもしれない。 だから、常に安全に気を配りルールを守って走らせる。 そういうことをちゃんと子ども達に伝えられるよう心がけているそうです。   講習が終わればバイクを磨く。もうすっかり染み付いているようですね。   当初はバイクに興味があって乗っていた親御さんのお子さんが参加。 それが、今では8割以上がバイクに乗ったことがない親御さんだそうです。 「教育というにはおこがましいかもしれませんが、こども二輪塾はその一助でありたい。 それが、社会貢献に繋がればという気持ちで活動をやっています」。 講習で身体を張って教える先生と夢中になって練習をする子ども達の姿。 矢島さんの言葉が伝わっていることをハッキリと感じ取れました。 INFORMATION NPO法人…

川越の暑い夏を吹き飛ばす男たちの熱い1日〜鴨田八坂神社祭礼「鴨田の天王様」〜

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取材・記事 白井紀行   2016年4月11号にインタビュー記事を掲載した鍛治職人の吉澤さん。 この記事を読んだ方から問い合わせ(クリック)があって吉澤さんに電話。 …

栄冠は誰の手に!審査結果発表とインタビュー〜第3回 英語でニッポンを語ろう!コンテスト in 川越(後編)〜

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取材・記事 白井紀行 アクティビティ 発表に移る前に「言語交流研究所 ヒッポファミリークラブ」のアクティビティ。 「こんにちわ」を各国の言葉で歌ってスタートしました。   時の鐘、霞ヶ関カンツリー倶楽部、川越まつりの3つのポーズでゲーム。 どれか1つのポーズをやって舞台にいるパゴと同じポーズになったら負けです。   最後は隣の人と手をクロスしながら「さようなら」を多言語で歌にして別れの挨拶。 各人が民族衣装に身を包み国際交流を楽しませていただきました。   川越市オリンピック大会室「川越おもてなしプラン」 続いては、川越市オリンピック大会室より小高浩人氏が登壇。 東京2020の内容や川越の取り組みについての発表です。   東京2020大会ビジョンは「スポーツには世界と未来を考える力がある」 大会の概要、エンブレム、マスコット、競技会場が写真と映像で紹介されました。 ちなみに埼玉ではバスケ、サッカー、ゴルフ、射撃の4つの競技が行われます。 詳しくはこちら https://www.pref.saitama.lg.jp/oly-para/overview/venues/index.html   ゴルフ競技が行われる霞ヶ関カンツリー倶楽部と来場者予想について。 そして、川越市の基本方針やおもてなしの説明がされました。   東京2020では大会ボランティアと埼玉県都市ボランティアを開始します。 埼玉県では語学力を発揮できる方を5,400人募集しているそうです。   最後に、コンセプトムービー「#2年後の夏」が紹介されました。 大会募集要項など、詳しくはこちらをご覧ください。 https://www.pref.saitama.lg.jp/oly-para/hospitality/volunteer/saitama-volunteer.html   表彰式 さぁ、本コンテストも残るところ表彰式のみとなりました。   審査委員長の金子廣行氏より「今回は審査に苦労しました」と総評。 いずれもレベルの高いスピーチで大変だったようです。   小学生部門の受賞者 小学生部門は出演者ごとに賞が送られます。 可愛い演技をしてくれた…

「おもてなし」の心を言葉に込めて〜第3回 英語で日本を語ろう!コンテスト in 川越(前編)〜

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取材・記事 白井紀行   平成28年から年一回開催されている「英語でニッポンを語ろう! in 川越」 第3回のテーマは「世界に伝えたい!日本の素晴らしさ・日本の魅力」 日本の文化、歴史、伝統、自然、環境&技術・テクノロジー、アニメ。 あるいは、日本人の心、絆、ホスピタリティなど。 出演者が伝えたい日本の素晴らしさ・日本の魅力を英語で語ります。   司会を務めるのは阿里耶さんとSpeak…

未来へ繋ぐ100年プロジェクト「新桶初しぼり」完成〜 笛木醤油株式会社 12代目当主 笛木吉五郎様〜

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取材・記事 白井紀行   笛木醤油株式会社(川島町上伊草)は寛政元(1789)年に創業して以来、木桶で発酵・熟成させる伝統的な醤油作りを守り続けています。 2016年に50年ぶりに木桶を新調し、初めて仕込んだ醤油『新桶初しぼり…

ごはん、食べにおいで!~昭和の街の”子ども食堂”~

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取材・記事 武井香梨   皆さんは「子ども食堂」をご存知ですか? 昨年放送の「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?」というテレビドラマの中でも登場し、そ…

泥の感触を楽しんでみんなで力を合わせて米作り〜かわごえ里山イニシアチブ(田植えイベント)〜

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取材・記事 白井紀行   電車の車窓からぐんぐん伸びる稲が見られる季節。 4月末に種まきを行なった苗も十分育ち、5月26日(土)に田植えが行われました。 ※この前に、苗箱から出た余分な根は根切りという作業を行っています。   こちらが種まきと苗床作りのときの記事 http://koedo.info/180508kawagoesatoyama/   ポット苗を田んぼに移動 青々とした苗を軽トラックに載せて、田んぼに運ぶ。   田んぼの畔にポット苗箱を2反で48枚。これを4枚1組で並べていきます。 こちらの田んぼは田植え機で苗を植えるので、これが効率が良いそうです。 田植え機に入れる前に、苗の穂先を刈りそろえています。   田植え機がスムーズに移動できるよう、4辺を柄振で均(なら)します   水が少なめだったので用水路を堰き止めて増やす。   本日の作業を伝えます かわごえ里山イニシアチブの代表、増田さんが挨拶。本日の作業工程を伝えます。   二反の田んぼの半分弱は、田植えのイベント用で手植え。   谷道さんが田植えの方法をレクチャー。   苗をつまむように持ち、指の第二関節付近の深さで植えていきます。   田植えイベントの始まり お母さんに手を引かれて、さあ、田んぼに入ろう!   足がずぶりとぬかるみに入る感覚に驚いて思わず逃げ出す(><)   お母さんに促されてしっかりと足を踏み入れました。   こちらは、ヌルヌルした泥の感触を楽しんでいます。今日が2回目の田植えとか。   畔の両端から声を掛け合ってロープを渡す。 ロープには30cm間隔に目印が付いていて、それを目安に苗を植えます。   一列が植え終わったらロープを引き上げて30cmずらし、再び、苗を植える。   畔にも30cm間隔で目印を付けたロープが貼られている。 これで、縦横30cmのマス目で苗を植えることができます。   あとは、これをひたすら繰り返す。 泥に足を取られながら、腰を折って植えるので結構、重労働。   お子さんのいたずら? 背中にぺったりときれいな手形(笑)   今日の天気は曇り。それほど暑くないので田植えも順調。   半分ほど終わったところで一息。熱中症予防に水を飲んだりします。   既に全身泥だらけなので、田んぼにダイブ。気持ちいいんです。   さて、作業を再開。もう一踏ん張り。   みんなで力を合わせてお昼前に、田植えが終わりました。   泥だらけになった足をビオトープでざっと洗い流す。   こちらは用水路で足を洗う。入間川から引いた水が冷たくて気持ち良い。 例年なら入間川は渇水気味ですが、今年はまだ水が潤沢にあります。   お昼を食べ終わった子どもたち。橋を渡ったり飛び跳ねたりして大はしゃぎ。   田植えが終わったばかりの田んぼ。アマガエルが顔を覗かせていました。   抑草ペレットを田んぼに撒く バケツにザーッと空けているのは米ぬかで作った抑草ペレット。 無農薬・無化学肥料での有機稲作のため、抑草も自然のものを使います。   ちょっと香ばしくて美味しそうな匂いに子供たちも興味津々。   エイ!と、畔から豆まきのように抑草ペレットを散布。   子どもたちも一生懸命投げますが力及ばず。 ほとんど、手前1メートル付近に落ちてしまいましたが(^^;)   田植え機での田植え 今年、新規投入した田植え機。ちょっと曲がってしまいました。 どれだけ綺麗に真っ直ぐ植えられるか?農家さんの腕の見せ所とか。   爪で苗を持って植えていく。ポット苗専用の田植え機の機構に感心します。   さて、この田植え機の進め方は実は失敗。 このまま進むと、その先は隣の田んぼ。右は用水路で出られない。 止む無くバックで戻りましたが、YouTubeでは幾つかやり方が紹介されてました。   農家さんでも課題らしく、手植えで対応しているところもあります。 自然を相手にし、短時間で効率よく作業を進めるために段取りや工程を考える。 記事で紹介しているのはほんの一部。準備や後片付けに多くの作業があります。 ご飯茶碗一杯のお米ができるまで、どれだけ大変かを実感します。   手植えの終端から畔までは東洋大学(総合情報学科)の実験田。 植える間隔などの条件を変えて収量調査を行います。   3年前から取り組んでいるマコモタケ。 今年も川越そば商組合青年会が5月30日に田植えを行いました。 川越まつりで街のムードが盛り上がる9月下旬から市場にも出回ります。 水管理、雑草との戦い、天候などなど。収穫までは稲作は気が抜けません。 日々の活動の様子は、かわごえ里山イニシアチブのFacebookでもご覧ください。 INOFORMATION 生きもの育む田んぼプロジェクト2018 【開催】平成30年5月26日(土)9:00-15:00 【場所】かわごえ里山イニシアチブ「プロジェクト田んぼ」(川越市福田) 【HP】http://kawagoesatoyama.ciao.jp/ 【FB】https://www.facebook.com/kawagoesatoyama/ 【TW】https://twitter.com/kawagoesatoyama   記念講演会のお知らせ 「いのちを語るなら土を語ろう」 ~農業が時代の扉を開き、地域が日本や世界を変えていく~ 【日時】平成30年6月30日13:30~16:00(13:00より受付) 【場所】川越市北部地域ふれあいセンター…