”2019年版”あなたはどちらから?ようこそ川越へ!~川越駅・川越市駅・本川越駅~

 

取材・記事 本間寿子

 

川越の観光客数についてこんな新聞発表がありました。

川越の観光客、734万人で過去最高 テレビ番組の放映増も要因か 外国人も過去最高、さらに増加も見込む

(埼玉新聞のサイトより)

この記事によると、昨年(2018年)は天候にも恵まれたことも要因のようです。蔵の街に行くと、曜日にかかわらず本当に多くの観光客の方が行き交っています。

2014年にあなたはどちらから?ようこそ川越へ!~川越駅・川越市駅・本川越駅~の記事を書いた時は、こんなに急激に川越が観光客でにぎわうとは思ってもみませんでした。

さらに、こんなニュースも発表になりました。

「川越特急」東上線に新設 特急料金不要、池袋~川越間は最短26分 東武

(乗りものニュースより)

川越に観光にくるなら渋滞不可避のクルマより電車で!はオススメなのですが、これでさらに鉄道利用者が増えるのではないでしょうか?

というわけで、先述の2014年版の記事からちょっぴりバージョンアップ。2019年版の川越駅・川越市駅・本川越駅のご紹介です。

そして記事の最後には、”東武東上線に「川越特急」新設”を記念して特別付録をつけました!

四季の美しい田園風景をのびのびと走り抜ける東上線の写真を、アマチュアカメラマンの宮田敦彦様にお借りしました。東上線愛あふれる宮田さんの写真を是非ご覧ください。

川越は観光だけの街ではない、そんなこともうかがえるのではと思います。

目次

JR・東武東上線「川越」駅

東武東上線「川越市」駅

西武新宿線「本川越」駅

特別付録「小ケ谷の東上線風景~春夏秋冬~」

 

東武東上線/JR「川越」駅

:(東武)http://railway.tobu.co.jp/guide/station/info/7315.html

:(JR)https://www.jreast.co.jp/estation/station/info.aspx?StationCd=525

 

まずは東武東上線とJRの駅がある「川越駅」です。駅は橋上駅舎です。

こちらは川越駅東口の様子です。蔵の街や時の鐘、氷川神社、喜多院等のいわゆる”観光地”はこの東口側にあります。

 

電車を降りて改札口に向かうと、出口の案内の下に大きく「蔵の街 時の鐘」の大きなサインボードがあるのでわかりやすいです。

 

改札を出ると、すぐ左側には観光案内所があります。2014年にご紹介したときより、改札口側に移動になりちょっぴり広いスペースになりました。撮影したときは土曜日だったためか、訪れる人はひっきりなしで外にまで人があふれていました。

 

観光地方面に行くバスも東口からでており、発車案内が電光掲示板で表示してあります。

 

東口を出ると、左側には「アトレ川越(アトレマルヒロ)」右側には「東武ストア 川越マイン」があります。もちろん飲食店も入っており、川越市民のみならず、近隣の市町村からもたくさんの買い物客でにぎわいます。

ちなみにアトレ川越(アトレマルヒロ)はJRの首都圏にある駅ビルのアトレとは無関係なのでご注意を!

このアトレ川越内の通路を通っていけば、埼玉県下でも通行量トップレベル、全長約1.2キロの長さの商店街、クレアモールの入口があります。

特に休日の日中は、本川越駅に乗り換える人、買い物客などで混雑しています。13時~18時までは車両通行止めです。

クレアモールというとアーケード商店街をイメージする方もいますが、アーケードはついていません。

クレアモールを15分ほど歩いていくと、西武新宿線の本川越駅方面に行く道があります。そこからさらに10分ほど歩くと大正浪漫夢通りにたどりつきます。そこから蔵の街までは5分ほどです。

ということで、川越駅から蔵の街まで、立ち並ぶ魅力的なお店の誘惑に負けないで歩くと約30分ほどです。

バスの利用も良いかもしれませんが、街並みがだんだんと変わっていくのがわかるので歩いていくのもおすすめです。

 

 

川越駅西口側に目を向けてみましょう。

先ほど観光地側に行くバスは東口からとご紹介しましたが、ボンネットバスでおなじみのイーグルバスさんの小江戸巡回バスの乗り場は西口、つまり改札口をでて左側ですのでお間違えないように!

 

西口側に向かうとJR川越駅の改札口があります。以前は「東上線のりばではございません」のポールが立っていましたが、今は改札口の床に大きく「JR線のりば」と書かれています。

JR川越駅を始発として、上りの新木場方面行きと下りの高麗川方面行きが出ています。

2020年東京オリンピック・パラリンピックのゴルフ競技会場となっている「霞ヶ関カンツリー倶楽部」は、JR川越駅から高麗川方面(下り)にのって約15分ほどの「笠幡」駅が最寄り駅です。

その笠幡駅ですが、駅前広場が2月17日に共用開始されました。

 

JR川越駅の改札内にある記念撮影ポイントです。時々記念撮影をしているファミリーを見かけます。

改札内にはコンビニや土産物販売店、着席できるベックスコーヒーショップやお蕎麦屋さんの「いろり庵きらく」もあります。

JR埼京線・川越線は東上線にくらべ、1時間当たりの運行本数が少ないので、こういうお店でのんびり電車の時間を待つというのも良いかもしれません。

 

こちらは西口から見たデッキの様子です。夜になるとストリートミュージシャン達が集い、結構にぎやかになることもありあります。

コンサートやイベント等が開催されるウェスタ川越は西口から徒歩5分ほどです。整然と立ち並ぶビル群が見えるのでオフィス街というイメージです。

 

その西口デッキも平成32年(!?)つまり2020年の5月29日まで「歩行者デッキ延伸工事」が行われています。

 

西口に新しくできるホテルと駅からペデストリアンデッキでつながる予定です。

川越は現在宿泊施設が十分でなく、また開催が来年にせまったオリンピック・パラリンピックの開催地(ゴルフ競技)としても、多くの宿泊ニーズにこたえる待望のホテルとなるようです。

ホテルが完成すると、西口の風景がまた一変しそうで楽しみです。

 

さて、川越駅西口駅前広場に戻りましょう。弧をえがく白い屋根と空のコントラストは写真映えがします。

 

ちなみに川越駅には花屋、ドラッグストアやパン屋、飲食店が入っている駅ビルのEQUIA(エキア)と・・

 

成城石井、LOFT(ロフト)、本屋がはいっているLUMINE川越があり、お買い物には困らないですね。

 

買い物客にも旅行者に必要なコインロッカーですが、観光案内所で場所をお聞きするとコインロッカーのご案内のチラシをいただきました。ときどき探し回ることがあるので、永久保存版にします(笑)

 

東武東上線「川越市」駅

http://railway.tobu.co.jp/guide/station/info/7316.html

そしてこちらが川越駅のすぐとなりの川越市駅。川越駅よりだいぶ小さな駅です。

地元の人には「市駅(しえき)」でおなじみです。

 

駅前はドラッグストア、整体院、歯医者、和菓子のお店、焼き鳥屋さんが並びます。

タクシープールがあり、金曜日の夜には長蛇列が駅構内に続くこともあります。

・・・とここまでは2014年と変わらないのですが、大きく変わったのはこちらの風景です。

2016年に川越スケートセンターが閉館し、建物が取り壊されてぽかっと大きな空間ができました。

この跡地の活用については、ホテルができる、公園になるようだという噂はあったものの、現在は大きな駐車場になっています。

建物がなくなった当初はどことなく物足りなく寂しさを覚えましたが、今やすっかり川越市駅前の風景としてなじんでしまいました。

 

川越市駅は改札口は一つです。

改札口外にはコインロッカーがあります。小型:10個(400円)中型:3個(500円)

東上線をご利用の場合、蔵の街や菓子屋横丁に近いのは川越駅より川越市駅です。この駅から歩きかタクシーで行くのもおすすめです。(バス停はありますが、蔵の街方面まで行くにはかなり遠回りになります)

川越市駅は始発の上り電車が出ていますので、のんびり座って帰ることもできます。

 

立派な観光案内図が先ほどの駅前の写真ローソン横、交番のすぐそばに立ってます。改札口からちょっと離れており、なかなか気が付かないかもしれませんがチェックしてみてください。

 

小さな駅なのですが、本川越駅へ乗り換えをする利用客や近くの高校に通う生徒たちで朝晩は混雑します。

今からちょうど3年前に、本川越駅に西口ができ、川越市駅からの乗り換えがぐっと便利になりました。

そのため、人波がばらけずに団子状態のまま、時には道路の半分をふさぐほどの人の通行量がありますので車には十分ご注意ください。

 

西武新宿線「本川越」駅

https://www.seiburailway.jp/railway/ekimap/hon-kawagoe/

「時の鐘と蔵のまち」という副駅名が付いています。3つの駅の中でもっとも観光地に近い駅で、最近の旅番組ではこの本川越駅が登場する事が多い気がします。

川越市駅から歩いて到着するのは本川越駅の西口です。

写真には写っていませんがロータリーがあります。待ち合わせの車やトラックが行き来しており、比較的のんびりした感じです。

 

西口側に割とリーズナブルなコインロッカーもあります。この他、西武本川越ぺぺの地下にもコインロッカーがあります。

 

こちらが本川越駅の改札口です。ホームから改札にかけて少し傾斜しています。

この他、西武本川越ぺぺの2階通じる改札口があります。

改札内にはデリフランス銀座コージーコーナー、他コンビニがあります。

 

ホームから改札口に向う手前にある大きな柱に乗り換えのご案内が貼られています。

川越市駅、川越駅、それぞれの駅への道順が記載されています。

ちなみに、川越駅方面に行くには改札を出て右に歩いていき、イトーヨーカドー脇を通っていく道順になっていますが、ヨーカドーは2016年10月30日に閉店してしまいました。跡地にはマンションが建設されているのですが、その中に新しいイトーヨーカドーが出店する予定です。

 

もちろん観光案内所もあります。写真ではわかりませんが、ペッパー君がいます。こちらでも手荷物を預かってくれます。一個500円ですが、16時までに戻ってきてくださいね。

 

こちらは東口側を通りの向かい側から見たところです。本川越駅の表玄関といった感じです。

西武本川越ぺぺ、川越プリンスホテルと直結しています。

 

東口正面にはバス情報案内の掲示板とバス乗り場案内図があります。川越駅のように発車バスの案内電光掲示板はありませんが、本川越駅ではバスは東口側からしか出ていないのでそれほど困らないと思います。

 

左側に歩いていくと一番街蔵の街方面です。本川越駅から徒歩で約10分ほどです。蔵の街方面に行く歩道はブロック舗道にする工事が3月末まで行われています。4月にはピカピカの歩道になります。

 

川越駅からにぎやかなクレアモールをブラブラ歩きながら観光するのもよし。

川越市駅から人ごみを避け民家のお庭のお花を見ながらのんびりと歩くもよし。

本川越駅からずばーっとすぐに蔵の街に直行してもよし。

いつでも、どこからでもお待ちしておりますよ!

 

特別付録「小ケ谷の東上線風景~春夏秋冬~」

お待たせしました。アマチュアカメラマンの宮田敦彦氏による小ケ谷を走る東上線の写真の数々です。

”東上線の終点だったこともある小ケ谷の田面澤・・・。東上線の両側は広大な田園地帯です。ここで四季の風景の中を走る東上線の列車を撮り続けております。

よく「同じ場所で撮っていて飽きませんか?」と聞かれますが、飽きることはありません。同じ場所ですが、季節や時間などで行く度毎に違った表情を見せてくれるからです。

また最近はここを走る電車の種類も増えて楽しさ倍増です。車窓から何気なくご覧になられている風景だと思いますが、こんな素敵なところを東上線は走っているのです♪”(by宮田敦彦)

 

 

 

 

 

 

 

 

宮田さん東上線愛にあふれるお写真をお貸しいただきありがとうございます!これからも楽しみにしております。

宮田敦彦さん

Facebook:https://www.facebook.com/atsuhiko.miyata

Twitter:https://twitter.com/f8rqxqx3sact8nf(鉄道馬鹿)


Information

東武東上線/JR「川越」駅

:(東武)http://railway.tobu.co.jp/guide/station/info/7315.html

:(JR)https://www.jreast.co.jp/estation/station/info.aspx?StationCd=525

東武東上線「川越市」駅

http://railway.tobu.co.jp/guide/station/info/7316.html

西武新宿線「本川越」駅

https://www.seiburailway.jp/railway/ekimap/hon-kawagoe/